

仏教の開祖であるお釈迦さまは、一人一人の機根(性質、特性や能力)に応じた対機説法(その時、その相手にぴったりあった法を説くこと)で、人々の苦しみを救済されました。医療にたとえれば、まさに応病与薬(その病気にあった治療を行うこと)です。
また、お釈迦さまの説法の一つに「三草二木のたとえ」があります。それは、「小さな草にも大きな木にも、同じように太陽は当たり、雨が降る。大きな木は大きくなり、草は小さな花を咲かせるように、それぞれの持ち味を伸ばしていくことが平等であり、素晴らしい」という教えです。
まず大人が一人一人の子どもを丸ごと信じきって、その主体性を尊重し、発達や特性にあった保育を行うことによって、自尊心と自発性が培われていきます。
ところで、日本の保育は年齢で子どもの発達を捉えているために、ほとんどの幼稚園や保育園で3~5歳児クラスは年齢別クラス単位(ところがクラス内には最大1歳の差があります)で一人担任による大人主導の一斉保育が行われています。
その特徴は、
1、大人主導で何かをさせたり、教える⇒「させる保育」
2、子どもが自分できるのに、大人の都合で⇒「やってあげる保育」
になりやすい保育です。子どもの思いや理解度は二の次になりやすい保育とも言えます。このような保育方法は保育先進国ではほとんど行われていません。
この問題点を改善するために、
1、3~5歳児は異年齢で過ごしながら、選択性・習熟度別・効果的な年齢別保育を
複数保育士によるチーム保育で行っています。
2、子ども一人一人の発達過程を把握し、その時の子どもの思いを受け止めて、
その子にピッタリあった保育援助をしています。
★佼成育子園は、新宿せいが保育園の藤森園長先生が提唱している「見守る保育」
を行っています。

園庭はツリーデッキ、砂場、コンビネーション遊具など充実した青空保育室です。

少子化の時代だからこそ大切なことだと思います。

また、交番が隣接していますので安心です。

子ども達はお兄さん、お姉さん達が来てくれるのを楽しみにしています。