◆10月3日(火)の子どもたち
2023年10月03日 火曜日
◆気持のよい日(つぼみ)
つぼみ組の子どもたちのほとんどが自分で立つようになり、最近は毎日立ったり歩いたりすることが楽しくて仕方がないようです。何度転んでも立ち上がり、もう一度もう一度と諦めない子どもたちの姿はとても頼もしく見え、諦めたくないというよりは目的物に向かって「行きたい!」という気持ちや「歩けるのが楽しい!」という気持ちが強いように感じます。
そんな子どもたちは園庭でも同じように歩たり転んだりを繰り返し、それでも楽しそうに過ごしています。気持ちにも余裕が出来、探索活動も盛んになってきて園庭中を駆け回っているつぼみ組の子どもたちです。
行動範囲も広がったり、いろんな景色がみえるようになって色んな発見が増えるのが楽しみです。
(K.E)
◆秋晴れのち元気(ふじ)
今日も秋晴れで心地の良い日でした。
ミッキー体操が終わってからすぐに園庭にでる準備を始めると、試行錯誤しながら自分で靴下を履いたり、帽子を被ったり、靴を履き「行って来まーす」とあっという間に園庭遊びになります。自分達で準備をすることに慣れた証拠ですね。
園庭に出ると砂場で保育士がケーキを作って葉っぱや砂をかけてトッピングすると、ニコニコと笑って楽しそうにしていました。
道路を走る車を見ていると丁度パトカーがやって来て、道路を見ていた子どもたちは「パ、パトカー!」と大興奮です。
交番のところに停まるとフェンス越しにじーっと見ていたのは言うまでもありません。その眼差しはとてもきらきらとしていました。
パトカーだけでなくバスや大型トラックが通っても同じで目が離せないようでした。
トランポリンも自分で登り降りができるようになり、ジャンプも両足でジャンプできるようになってよりトランポリンが楽しくなってきたようです。何人か集まってジャンプすると転んでしまう時もありますが、すぐに立ち上がってジャンプを繰り返したり、枠のところに座りに行ったりする子どもたちの姿に成長を感じます。
身体を沢山動かして身体の使い方が更に上手になって遊び方も少し変化が出て、これからの遊びがどんな風に広がっていくのかが楽しみになってきました。様々な遊びを通してこれからも子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
(I.H)
◆リクエストがいっぱい (きく・たんぽぽ)
今日も朝から賑やかです。
『お絵描きしたーい』
『ろくろっ首描いて〜』
『阿波おどりやろうよー』
色々なリクエストが聞こえて来ました。日々過ごす中で自分の好きなもの・楽しいものを見つけ、それらを声に出して伝える子どもたち。日々頼もしさを感じ、子どもたちとのやり取りが更に楽しくなっている今日この頃です。
朝、久しぶりに『おおかみさんやりたい』と◯ちゃんが言いました。夏はプールや虫探しに夢中で、おおかみさんの“お”の字も出てこなかったおおかみさん今何時?の遊び。なんだか嬉しくなって意気揚々と園庭に行く前に子どもたちにおおかみさん今何時?の絵本の表紙を見せながらアナウンスをしてみました。「今日◯ちゃんがおおかみさんやりたいって言ってくれたので園庭でやりたいなって思ってます。一緒にやりたいなって思ってくれたお友だちはぜひ先生の所に来てね」。そう伝えると『やりたーい!』と沢山の参加者が集まりました。
おさらいなんて必要なしに『おおかみさん、おおかみさん、いまなんじ?』と元気な子どもたちの声。「夜中の12時〜」のセリフにはキャー!と喜びの悲鳴をあげて急いで家に逃げ込こみ、悔しがるおおかみ役の保育士を見て嬉しそうな笑みを浮かべていました。
ルールもしっかり覚えており、久しぶりとはいえ、経験した事はしっかり記憶に残っているものなのだなと感心しました。以前(春先)と違うのは子どもたちの逞しさ。以前は、やりたい気持ちがありながらも恥ずかしくて友だちの後ろに書かれていた△ちゃんや□くん、今日は誰よりも前に立って大きな声で張り切っていました。この数ヶ月で心も大きくなっていました。『☆ちゃんもやろうよー!』『呼んでるー!』と自ら友だちを誘う姿も見られ、子どもの成長を強く感じた瞬間でした。友だちと遊ぶ楽しさもしっかり感じ、笑顔いっぱいの姿がたくさんあった時間となりました。
また、今日は◎くんのパパ先生が来てくださいました。優しい笑顔のパパ先生に『やって〜』と園庭に行く準備や着替えを手伝ってもらったり膝に座らせてもらったりとたっぷり甘え、子どもたちの嬉しそうな姿がたくさん見られました。甘えるだけではなく、自分でできるというかっこいい姿を見てもらいたいという気持ちもあり、いつも以上にがんばっている姿もありました。
『こっちきてよ〜』
『一緒に座りたいな〜!』
とパパ先生へのリクエストが止まらない程に子どもたちはパパ先生との関わりを楽しんでいました。
◎くんはというと、お父さんがパパ先生をするということを知らずに登園。お父さんが遊びスペースに入って来ると、あれ?という不思議そうな表情を浮かべていましたが、パパ先生だと分かると嬉しさを隠せない◎くん。普段通りの◎くんでしたが時折張り切る様子も見られ、ずっと笑顔の◎くん。『とうちゃん先生〜!』と呼び、◎くんにとっても楽しい時間を過ごせていたように感じました。
パパ先生、今日は楽しい時間をありがとうございました。
次は誰のパパ・ママ先生かな?と子どもたちはわくわく。きく・たんぽぽぐみの子どもたちの成長を一緒に感じていけたらと思っております。たくさんのパパ・ママ先生、ぜひお待ちしております。
K・E
◆秋を見つけに (うみグループ)
秋晴れの今日、久しぶりに散歩に行ってきました。聖堂参拝後に大聖堂の屋上で遊びました。
ファミリースポーツデイに向け多くのことに取り組んできましたが、行事も終わりホッと一息ついている子どもたち。散歩に行く事を伝えると「やった~」と大喜びしていました。
交通ルールをはじめ散歩の約束事を伝えたあとに1つ提案をしました。それは秋を見つけることです。秋のイメージを聞くと様々な答えが返ってきました。
「葉っぱが赤や黄色やオレンジ色」
「柿」
「梨」
「スイカ」
「スイカは夏だよ」
また、秋になった空の変化の話もしていき、散歩中どれだけ秋が見つけられるかスタートです。
歩行中、葉がうっすらと赤く色づいていたり、花が咲いているのを見ては「秋の色だ。秋を見つけた」と声をあげ、柿の木が実っているかをチェックしたり、秋を意識して歩く姿も時々見られました。
殆どの子は散歩がただただ楽しく、笑い合って歩いたり、通り過ぎるバスやタクシーに興味を持ったりと秋の気配には無関心でしたが、それぞれの楽しみ方をしていたようでした。
屋上では見晴らしの良さに関心を示したり、追いかけっこや鬼ごっこ、かけっこにだるまさんが転んだ等、元気いっぱいに身体を動かし楽しみます。
「ファミリースポーツデイでは負けちゃったからもっと走る」とかけっこに夢中だった年中〇ちゃん。走るということを意識するようになっていました。
そんな風に1つひとつの経験が子どもたちの糧になっている事を改めて感じます。
どうかこれからも豊かな経験をたくさん積んでいけるよう、日々の生活を丁寧に過ごしていきたいです。
O・Y
◆遊びからまなぶ(にじグループ)
朝から秋晴れのいい天気です。
部屋では子どもたちがあちらこちらで遊びに夢中になる姿があります。
構成あそびのゾーンでは、カプラや積み木、フィギュアを使って細かく入り組んだ街が作られています。
カプラを入れる箱を縦にして恐竜のフィギュアが飾られていたり、カプラを重ねてビルをつくったり、線路で道路をつくったり異次元の街のようです。(表現力が足りず、実物の良さが伝わらないかもしれないです)
年長男児中心につくられていたものが、最近では年中男児も仲間入りし、お兄さんを真似ながら学んで、メキメキと構成遊びの腕をあげています。
改めて、異年齢で遊ぶことでこれだけ互いに刺激しあえることを保育士自身も肌で感じ嬉しく思ってます。
机上ゾーンでは、制作活動です。
トイレットペーパーの芯を使ったメガネづくりがにわかにブームで、「○も作りたい!」と次々にメガネに憧れをもつ子が名乗りをあげます。
ゆり組やひまわり組の子には、本の作り方を見てなにが必要か(材料)を自分で調べてもらうよう声かけしてみました。
すると、「トイレットペーパーの芯ください」
「ストローください」ときちんと保育士に伝えてくれました。
自分で手の届くところにあるハサミやのり、折り紙は自分たちで準備していました。
「できないところは先生呼んでね」
と声をかけると芯をハサミで切る作業は難しかったようで、できないことを保育士に伝えてくれました。
すべて大人に頼るのではなく、まずなにが必要か、どんな作業があるのかを子ども自身で確認し、
自分でできること
助けが必要なこと
を判断する大切さをメガネ作りを通して子どもたちに伝えてみました。
日々の生活の様々なこともできること、でも1人では難しくて困ったときは助けをお願いできる力を身につけていってほしいと思います。
同時に保育士自身も頼りやすい、助けを求めやすい、安全基地でいられるように、と改めて感じました。
e.y
◆秋色に…… (そらグループ)
朝部屋に入るなりあおむしの様子を第1に観察しています。
「ちゃんと葉っぱ食べてくれてるよ」
(昨日の午後に園庭に採りにいきました)
「待って!一つだけ茶色くなってる!」
「ほんとだ、なんで?」
「きっとうんちを食べたんだよ」
「うわ〜きたな〜い」
※考察①
「この子だけね茶色いの」
(来た子来た子に毎回発見を共有しています)
「でも、あおむしは葉っぱしか食べないから違うよ」
「きっと、うんちが溜まってるんだよ。だから体がうんち色になってるんだよ。」
※考察②
「ここにいる子はもうすぐサナギになる気がする」
(カゴの上の方に1匹だけ止まっていました)
※蝶を育てた時にサナギになる場所を学んでいたようです
「ねえ、みんなちょっとうるさいよ。サナギになりたいのにそんなにうるさくしたらダメじゃん」
※考察③
蝶の絵本を持ってきて何になる青虫か調べる子もいて、その正体はなんだ……上手く育って教えてくれるのを楽しみにしたいと思います。
10月はハロウィンがあるよ。と話お化けの絵を描いている子がいました。
『お化け、一緒に作ろうか』と提案すると
「じゃあ、黒い紙が必要だね」
「お化けは何に描こうか」
と一気に物事が動き始めました。
黒の紙に白い絵の具でお化けを作ることになり順番に始めました。
手型でやる子や指で白く塗りつぶす子だったりとコレという中身を決めず自由に作っています。
保育者はその横でお化けが住む家づくりをしながら雰囲気を出すことに。
それを見て、次は蜘蛛の巣だね。
じゃあ、蜘蛛も作らなくちゃね
……
と作りたいもの、必要なのが次々と出てきて一緒になって形にしています。
ファミリースポーツデイも終わり、子どもたちの気持ちも部屋の装飾も少しずつ秋色に変化をしていこう思います。
(I・K)
Posted in 園のこだわり