佼成育子園

  • 佼成育子園 トップページへ
  • 佼成育子園 お問い合わせ
  • 報告書関係
  • 佼成育子園の理念
  • 佼成育子園のこだわり
  • 佼成育子園から地域の皆様へ
  • 佼成育子園からのお知らせ
  • 佼成育子園について

佼成育子園 トップページ > 園長ブログ

佼成育子園の園長ブログ
佼成育子園 積小為大ブログ

バックナンバー
  • 2012年2月
  • 2012年1月
  • 2011年12月
  • 2011年11月
  • 2011年10月
  • 2011年9月
  • 2011年8月
  • 2011年7月
  • 2011年6月
  • 2011年5月
  • 2011年4月
  • 2011年3月
  • 2011年2月
  • 2011年1月
  • 2010年12月
  • 2010年11月
  • 2010年10月
  • 2010年9月
  • 2010年8月
  • 2010年7月
  • 2010年6月
  • 2010年5月
  • 2010年4月
採用情報

土曜日はイタリアンでランチ

2011年12月19日 月曜日

resize1456東京多摩市にある保育園が6年間の編纂期間を経て、『乳児の発達と保育』という本を出版したので見学に行ってきました。0歳児からの発達過程について写真を織り交ぜながら解りやすく構成しています。育子園も購入して活用していますが、写真と短文を見るだけで子どもの発達過程順序が把握できる本に仕上がっています。一冊の本ができるには、この20倍の写真と文章と10人の職員が関わって作られたました。

 

本の完成後、編集作業にかかわることによって職員の保育の質が格段に高まり、次期園長になっても良い人材ができたことが良かったと園長先生はおっしゃていました。子どもは年齢で発達するのではありません、子どもによって発達の区分が違うのでこの本があれば、親も安心して育児ができると思います。

 

保育園内は様々な装飾品で環境構成されています。出窓のある廊下には、3~5歳児グループの協同工作「園庭であそぶ」が小枝やドングリで上手に加工して作ってありました。また、各保育室の入口には季節を感じさせるオブジェ等が飾られていて、安らぎの空間になっていました。

 resize1457

保育園の隣接地に、「きっちん カラーカ」という洒落たイタリアレストランと内科小児科クリニックが1階にある、コーポラティブハウス23世帯の建物があります。昼食はそのレストランで頂いたのですが、園長先生の奥様が経営されています。家具はタモ材の特注品、壁天井は珪藻土、設計も元保護者によるものです。毎週土曜日、職員はランチをこのレストランで食べてゆったりとした時間を過ごしているそうです。育子園でも食数が足らない日は、近所のラーメン屋さんへいそいそと出かけますが…。

 

多摩市には保育園が20園あり、多摩市保育協議会を結成して多摩地域の保育の質を向上させる取り組みを行っています。「多摩の保育が変われば日本の保育が変わる」という意気込みで、障害児保育、主任、看護師、栄養士の部会を行っています。看護師部会では夜間に年間8回の研修を大学教授に来てもらって話し合いを重ねています。このように各地域で保育園同士が胸襟を開いて保育の話し合いを深めていくことで、子どもにとって居心地の良い保育環境が設定できます。

カテゴリー: 園長ブログ

幼い子どもは大人の優しさを引き出してくれる尊い存在

2011年12月16日 金曜日

「子ども子育て新システムを考える」のパネルディスカッションで、大学教授が引用した、格差・貧困が子どもに与える影響(ウィルキンソン2009年『格差社会の衝撃』)によると、

 

○不平等な社会ほど、下の社会階層を軽蔑し見下していく人が多い。

○人は負い目を感じると能力を発揮できなくなる。

○所得階層によって家庭内の口論回数に大きな差がある。

○幼少期に家庭内における争いと子どもの病気は関係性があり、ストレスを強く感じた子どもは攻撃的で同情心が育めない。

○3歳時点で恵まれない環境の子どもは、知育の遅れが発生する。

 

このような分析結果を見ると、小学校から大学までの教育メリットより、乳幼児期の養護と教育に社会が援助するほうが子どもにとっても、社会発展にとっても有効的であるのは間違えないことです。

 

教育研究者で首都圏の教育委員のパネラーは、1年前にこのシステム案を見たとき保育現場をどうのよう分析しているか理解に苦しみました。数年間で25万人の保育需要を受け入れるということは、それを保育する保育士を要請しなければなりませんが、数が圧倒的に足りません。この新システムによって今以上に親子を引き離すことは良くないことです。人間の遺伝子組み換えをしない限り、子どもの養育主権を親から保育園に変えることはできません。

 

幼い子どもは大人の優しさを引き出してくれる尊い存在ですから、親から引き離す必要のない子どもまで施設に閉じ込める必要はありません。以前の保育園8時間開所から11時間開所になった最大の問題は、預けた人から子どもを引き渡してもらえくなったことです。子どもの様子が保育者から聞くことが難しくなるような保育は問題です。

 

女性の社会進出が進んでいる国で日本より経済発展している国はありません。人間は経済論では動いてはいけません、子育てを女性の雇用拡大、労働力確保に利用することはしてはなりません。子育ての主体を親に戻すべきです。

 

と力強く語られると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。育子園でも取り入れている、「保護者の一日保育参加」は、このパネラーの提唱で広がっているです。特に0~6歳までの子どもが午後5時以降も保育施設に居なければならない社会構造は本気で見直さなければならないのではないでしょうか。

resize1461

 

 

カテゴリー: 園長ブログ

本当の待機児童数は

2011年12月15日 木曜日

保育所最低基準(子どもと保育士の人数や子ども一人当たりの面積等)が設備運営基準に変更されました。保育園、幼稚園、認証保育園、認定こども園の設置基準は様々な基準がありますから、今後は各園がそれぞれの違いと保育実践内容を学びあうことが必要です。特に都市部における待機児童は、認可保育園の入園基準を満たしながら入れない子どもの人数です。

 

今年3月に23区内のある区で行われた保護者の子育て学習会である保護者から、2歳児の子どもが認可保育園に入れずにやむを得ず、ある認証保育所に入ろうとしたら園から保育中のトラブルに対して保護者は訴えないという誓約書を書かされた、と嘆いていたそうです 。これは保育園で導入されている社会福祉サービス苦情解決制度との整合性が無い対応で、保護者の権利を保障しない姿勢は保育業界として反省しなくてはいけない事例です。

 

「待機児童」の定義を、国は過去何回も変更してきました。最初は認可保育園に入れずに認証保育園等に入った子どもの数もカウントしていましたが、現在はカウントしないようにしていますから本当の待機児童数は把握されていません。ある調査によると潜在的待機児童数は、100万人もいるとされています。

 

全国的にみると、幼稚園が定員割れをしたり閉園するケースが増えています。反対に保育園需要が増加していますから、現在ある保育園の増改築等で定員を増やす取り組みは官民一体で行うべき急務です。来春、国会審議される予定の子ども・子育て新システム案は、保育一体化ではなく保育三元化になっていますから、このシステムで本当に待機児童が解消されるのかはWTメンバーからも疑問の声が上がっています。

 

resize1459

 

カテゴリー: 園長ブログ

ゲームを選べる楽しさ

2011年12月14日 水曜日

resize1473今年で開校83周年を迎えた中野区本郷小学校の、「わくわくスタンプラリーお楽しみ会」に年長の子ども達と参加してきました。育子園を卒園した子どもから招待状が届いたので、皆で行ってみることにしました。

 

園から歩いて20分程度の道のりの小学校で、卒園児が何人か通っています。今から5年前までは、中野区から30人は育子園に通っていたのですが、近年は待機児童が急増していますから各区の待機児童が解消されるまで、区を超えての入園が難しい状況になっています。上の子どもは育子園に通っていても、下の子どもは入園できないご家庭もあります。

 

体育館で行われたお楽しみ会には、6か所の幼稚園・保育園から約150人の子ども達が集まってきました。校長先生はカメラマンのように記録写真をおさめていらっしゃいました。杉並区の幼稚園も参加していましたので、園長先生と幼稚園と保育園が共に交流し学びあうことの大切さについて話をしました。幼稚園と保育園はそれぞれの風土・文化がありますが、少子化時代だからこそお互いの見学して学びあうことをしていくことが必要だと思います。

 

体育館では1,2年生が自分たちで考えたゲームなどのお店屋さんが十数店出店してありました。入店数の少ないお店の生徒が大きな声で、「○○ゲーム、楽しいですよ~!」とPRしている姿は子どもは一生懸命さが伝わってきて微笑ましい光景でした。参加した園児は自ら遊びたいところで遊んで、スタンプを押してもらい、折り紙などのお土産をもらってきます。沢山スタンプを押してもらったのを誇らしげに見せに来てくれました。選択できる楽しさはコーナー保育、ゾーン保育と似ていますので育子園の子ども達にとっては普段と変わらずに楽しんでいました。 

 

ドングリ、松ぼっくりやサツマイモのツルなど自然の素材をふんだんに使った部材でゲーム用品が作られ、素朴で温かみのある設定になっていました。

9:30~11:00までの1時間30分はあっという間に過ぎ、スタンプラリーカードにそれぞれスタンプを押してもらい、折り紙等のお土産をたくさんリュックサックに詰めて園に戻りました。

参加した子ども達は3カ月後には、卒園の日を迎えます。

resize1474

カテゴリー: 園長ブログ

カフェ&バーのある保育園

2011年12月13日 火曜日

メジャーリーグ・シアトルマリナーズでも活躍した城島捕手の言葉です。ダメなキャッチャーはピッチャーに細かい要求をするタイプ、するとピッチャーは委縮して球が走らなくなる。捕手はドンと構えてどんなボールでも受け止めてあげ、打たれたら責任をとってやる、するとピッチャーはぐんぐん成長するのだと語っています。

 

 『五体不満足』の著者、乙武さんは子ども達に、「だいじょうぶだよ」と必ず声をかけます。大人がストライクゾーンを広くしてあげること、それが子どもの自己肯定感を培うと確信をもっているからです。先日、乙武さん宅のリビングの床には黄色く色づいた銀杏の葉っぱとどんぐりが敷き詰められていました。「秋が来たよ!」と長男、妻はにっこり笑っているだけ、散らかしておこることはありません。

 

小学生も家庭の環境の変化で子どもの忘れ物や、トラブルが多くなることが多々あります。家庭が安定していてこそ、子どもはチャレンジ精神が生まれてくるのです。ところが親自身が自分のことで精一杯の家庭も少なくはありません、地域で町で子どもを育てていくことを主眼に今春、保育園開園に運営者として参画しました。

 

今年4月に開園した、「まちの保育園 こたけむかいはら」は北イタリアのレッジョエミリアで行われている教育アプローチを基本として、子どもの可能性を引き出す保育を行っています。園の敷地内にカフェを作り地元で人気のベーカリーに入店してもらい、ランチを提供し、夜はお酒も飲める店にしてあるそうです。普段から地域の人々が集い、保護者も情報交換できる場になっています。直接的に保育には関わらなくても、子どもが居る場所に人々が集える仕掛けづくりは参考にしていきたいところです。

 

resize34388 

 

カテゴリー: 園長ブログ

子どもを管理する保育とは

2011年12月12日 月曜日

6年前までの保育室内は、子ども用ロッカーが壁面に配置され備品や玩具を置かない方法でした。3歳以上は年齢別一人担任一斉保育でしたから、クラスごとに壁で仕切られた学校の教室の様な保育室でした。

 

resize1469左の写真のように室内中央には何も置かずに、ただ広いだけの殺風景で無味な空間構成でした。綺麗に片付いてはいますが、子どもの手が届くところに玩具は無く、楽しそうでワクワクするような保育室という設定ではありません。子どもは自ら環境にはたらきかけて発達していくのですが、はたらきかける物が無い保育室でした。

 

また、大人主導の年齢別一斉保育は、大人が立案した保育カリキュラムを達成することを目標にしてますから、遊びや玩具を大人が指定する場面が多くなります。たとえ指定された遊びをしたくない子どもがいたとしても、選択余地が無いので仕方なく遊ぶという場面も発生します。遊びや玩具は子どものためにあるのもなのに、やりたいことができないのは摩訶不思議な現象です。

 

さらにはクラス単位一人担任制だと、外遊びか室内遊びかどちらか一つにしなくてはいけませんから、外で遊びたくない子もつき合わなくてはいけないのです。このように日本固有の年齢別一人担任一斉保育は、どうしても大人主体・大人中心の子どもを管理する保育になってしまうのです。

 

resize1471ところが見守る保育を導入した現在の保育室内は、当時からは想像できない環境に大きく変化し、それぞれの保育室がユニークな(唯一の)装飾を施し、見ているだけで楽しい雰囲気になっています。ある職員は自分で欧州のデザイン書籍を購入して、子ども達の制作物のヒントに活用しています。

 

resize1470右の写真は3~5歳児グループの昼寝中の保育室の様子です。昼寝も選択制ですから、寝たくない子は思い思いに遊びを選択して遊び込んでいます。クリスマスが近いこともあって子ども達が作ったサンタクロースやトナカイ、プレゼントの箱などがにぎやかに吊り下げられて楽しそうな空間作りになっています。

 

先日、アメリカの幼稚園に通っていたことのある方が見学にいらっしゃいましたが、室内環境設定をご覧になって、通っていた幼稚園に雰囲気が似ているとおっしゃっていました。子ども主体・子ども中心の保育を行っていると万国共通の雰囲気になっていくのでしょう。

 

 

カテゴリー: 園長ブログ

学校生活の質ランキング

2011年12月09日 金曜日

resize1460「子ども・子育て新システムを考える」のパネルディスカッションに参加してきました。新システムのワーキングチームメンバーである大学教授の現状説明と保育業界者との議論がが行われました。

 

日本の環境変化の特徴は、高齢化、人口減少、少子化が急加速していることです。今後の人口は年間50万人減少、これは杉並区の人口に匹敵する人数です。核家族化もか加速し、団塊ジュニア世代の晩婚化も拍車をかけ、現在最も多い世帯構成は単身世帯で30%迫る勢いです。

 

日本は長い間、時に男性は正規雇用が保障されて女性は専業主婦や非常勤労働が一般的でした。1990年頃まではこのシステムが成り立っていましたが今では崩壊しています。経団連は1995年に、幹部候補生は正規社員、その他は非正規社員と掲げましたから、年金や医療保険の未納等が社会問題になっています。

このように20~30代の内、30%が非正規雇用者になり、結婚や子育てがしにくい経済環境で未婚率、出生率の低下が続いています。日本以外の先進国では高学歴でも出生率が高い社会に変貌していますが、その点からすると日本は20年も遅れています。

 

既婚女性の就業意欲は年々向上し、潜在的待機児童は数十万人から百万人いると推計されています。日本をはじめとして先進国では平均寿命は延び続け、65歳定年という社会から生涯現役社会へと移行していくと推測されています。グローバル経済社会では所得の格差が広がり、セイフティーネットが必要不可欠になります。ある調査によると親の経済力と子どもの虫歯数や学力との関係性が指摘されているように、親の貧困が子どもの健康・学力・意欲の低下が子どもの貧困を生み、不安定労働になっていると分析されています。

 

国際比較で見た子どもを取り巻く環境ランキング(2009OECD“Doing Better For Children”)では、

○物質的豊かさ 1~3位⇒ノルウェー、デンマーク、ルクセンブルクで、日本は22位。

○住宅と環境 1~3位⇒ノルウェー、オーストラリア、スウェーデンで、日本は16位。

○教育的ウェルビーイング 1~3位⇒フィンランド、韓国、カナダで、日本は11位。

○健康と安全 1~3位⇒スロバキア、アイスランド、スウェーデンで、日本は13位。

○学校生活の質 1~3位⇒アイスランド、ノルウェー、オランダで、日本はデータ無し。

 

このデータで興味深いのは、学校生活の質ランキングで、日本はデータ無しという点です。そもそも生活の質という観点が無いのか、集計上の不具合なのかは不明ですが、青少年が長時間過ごす場所の「質」という観点は最も大切なことですからデータ無しというのはさみしい限りです。

 

 

 

 

カテゴリー: 園長ブログ

将来、親になったら育子園のような子育てがしたい

2011年12月08日 木曜日

先日、5人の高校1年生が総合学習授業のボランティアで来園してくれました。普段子どもと触れ合うことが少ない学生さん達ですが、自ら保育園ボランティアを希望して朝から夕方まで過ごしていました。

 

3~5歳児グループで1日ボランティア体験をした感想は、

 

○保育者が口出ししなくても自立した行動ができることにビックリしました。

○とても素直で自分の意見をはっきり言える子どもが沢山いました。

○子ども達の能力はすごいな、とても頭がいいと思いました。

○子ども達が自分で考え活動し、お互い学び合うところが良いなと思いました。

○ケンカをしても相手の気持ちを考えながら、自分達でちゃんと解決していてすごいなと思いました。

○遊びのルールを自分たちで決めて、考えながら遊んでいるんだなと思いました。

○子ども達は自分が考えていたより大人で、会話を聞くのがとても面白かったです。

○子どもの体力は無限大ですが、保育者はずっと笑顔で余裕がありました。

○子どものことをしっかり観察していて、必要以上のことは介入や口出しないところがスゴイと思いました。

○子どもの成長が見られる職場は素敵だと思いました。

○子ども達は大人に優しい心をくれる存在だと思いました。

○保育者は子ども達を見守りながら、子どものために作業をしていました。

○将来、自分が母親になったら育子園の様な育て方ができたらいいなと思いました。

 

5人の学生さん、それぞれが良い視点での学びがあったようです。上記感想の中でも、育子園の保育実践をよく観察してくれているのが、子どもが自発的に活動し、人間関係も協同的に学び、保育者はそれを見守っている点で、保育者の言動が保育理念に基づいている証です。

 

さらには自分が親になったら、「育子園の様な育て方ができたらいいと思った」ということまで感じていただけたのは、とても嬉しいことです。

 

resize1467

カテゴリー: 園長ブログ

最終学歴より最初学歴

2011年12月07日 水曜日

「子ども・子育て新システムを考える」のパネルディスカッションで、子育て関連出版のパネラーからは、新システムの構成メンバーに保育園現場者や脳科学者、家族学者が少なすぎます。大学教授等の保育研究者は現場を持っていませんから、本当の子どもの姿をじっくり見ていないのではないでしょうか。少年犯罪、裁判事例で最近特にその子の成育歴を問うています。乳幼児期に基本的信頼関係が育まれているかがその子の人生を左右するのです。「最終学歴より最初学歴」が重要、0~6歳の環境がその人間を決めるということです。

 

元小学校教師で保育園長のパネラーは、10年前の学級崩壊は高学年に発生しましたが、現在は小学校1年生のクラスが崩壊しています。話が聞けない、席に座っていられない、自己中心的な子どもが増加しています。教員も精神的に耐えられなくなり、東京都では年間300人の教師がやむを得ず退職しています。

 

教師はクラスをまとめることに精一杯で、子どもは管理されています。ある小学校では、朝礼で校長のメッセージがメールで各教師のパソコンに届くのです、せっかく職員が集まっているのにその方法をとっています。小学校教諭よりも重労働、休暇の少ない保育園の従業員の待遇・処遇改善は是非改善するべきです。

 

授乳しながら携帯を操作している親、親の都合で深夜まで居酒屋などに付き合わされている子ども達、将来どうなっていくか不安です。また、子どもに対する親の言葉がけは、命令、否定、叱咤の言葉が多いというデータがあります。

 

2人のパネラーはこのように危惧していました。

 

新システムを考える以前に、まずは保育士の配置基準と保育士の待遇改善が急務です。保育所保育指針には、「子ども一人ひとり」という文言が繰り返し登場していますが、この国の現行制度職員配置基準下では一日に何回も保育者と保育室が変わり、延長保育は0~5歳児が一緒などの園もあります。子ども一人ひとりとは真逆の、「子どもを束ねて」になりかねない制度は、OECD加盟国としていかがなものでしょうか、子どもの身になって考えると様々な課題点が見えてきます。

 

まずは子ども達が居る保育園から、大人が子どもの立場に立って心の優しさや思いやりを感じられる場所に改善していくことで、経済活動優先社会のはかなさを肌で感じられるのでしょう。

 

resize1462

カテゴリー: 園長ブログ

欧州の雰囲気

2011年12月06日 火曜日

resize1465ドイツ・ミュンヘンの保育環境視察ツアーから戻ってきた職員の報告会を開きました。この視察は新宿せいが保育園の藤森園長先生が毎年主催しているツアーで、全国から応募した保育者が今年もミュンヘンに行ってきました。

 

晩秋のミュンヘンで約1週間、午前と午後2か所づつ幼稚園や保育園、学童施設等の保育環境をつぶさに見学します。夜はその日の振り返りの会を開いて、環境設定の気付きや今後の抱負をシェアします。

 

夕方5時から行われた職員会議が終了した後、ドイツ報告会が始まりました。ツアーに参加した職員の粋な計らいで、ドイツビールやソーセージ、フランスワインが用意され雰囲気作りは申し分ありませんでした。ワインと言えば、南国で製造するのが難しい飲物でしたが、近年では熱帯のタイでも欧州から専門家を招聘して高地で製造し世界から高評価を受けています。逆にイギリスは寒過ぎてワインよりもスコッチでしたが、地球温暖化の影響でワイン造りができるようになったそうです。

 

ドイツ研修の報告会は、数百枚の写真の中から数十枚をピックアップしたダイジェスト版の報告でしたが、参加した20人の職員は今後の育子園の環境設定に思いを膨らませていたようです。

 

先日来園された来年4月入園希望見学者が、「園の雰囲気が海外の保育園みたいですね」とおっしゃっていました。

見守る保育を導入してから職員の意識も変化し室内装飾等は海外化いるようです。子ども主体・子ども中心の保育を行うと同じ様な保育環境設定になっていくようです。

カテゴリー: 園長ブログ

Pages: Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...45 46 47 Next
  • 報告書関係
  • 佼成育子園 お問い合わせ
  • 佼成育子園 トップページへ
このページの一番上へ
立正佼成会附属 佼成育子園
〒166-0012 東京都杉並区和田1丁目16番7号 TEL:03-3381-0398 FAX:03-5385-2746
http://www.kosei-ikujien.jp/ E-mail ikujien@iris.ocn.ne.jp
Copyright (c) Kosei ikujien. All Rights Reserved.