母親の父性化
2011年08月25日 木曜日
東海大学教授の長谷川博一先生は、臨床心理士で児童虐待、ドメスティックバイオレンス、自傷行為、不登校、自殺、心理療法、犯罪臨床心理学が専門です。『お母さんは、しつけをしないで』という著者の中で、父親のような男のような母親が増えています、母親の「父性化」と呼んでいんす。
女性が生まれつき備えている母性的な姿勢は、わかる、認める、受け止める、許す、包み込むです。その対極は、わからない、拒否する、はねつける、罰する、断ち切る、となり極端な父性と言えます。
しつけに熱心なお母さん達は、子どもに期待するあまり、母性で接する余裕を失い、ついつい父性的な関係を子どもとの間に作ってしまう傾向があるのです。
日々の子どもとのやり取りの中での父性の具体例として、
①わからない―子どもが転んでひざをすりむいて、「痛いよー」と泣いても、「それくらいじゃ痛くないでしょ!」と言う。子どもは自分の気持ちを伝え、相手が受け止めてくれるという心地よい体験ができないのです。
②拒否する―子どもから、「日曜日に遊びに連れてって」とせがまれても、「お母さんは疲れてるから」と大人の理屈で諭すのです。
③はねつける―子どもの作文の書き方をチェックしては、「ここの書き方ダメでしょやり直しなさい」言って直させる、子どもの自発性は摘み取られてしまします。
④罰する―誤ってジュースをこぼしたら、「もう飲ませません」。テレビゲームの約束時間を守れなかったら、ゲームを没収してしまう、こういうことを繰り返していると、子どもは「罰がいやだ」という理由で物事を判断する人間になってしまいます。
⑤断ち切る―子どもがスキンシップを求めてまとわりついてくると、「今はあっちに行ってて」。子どもが大好きなぬいぐるみを、「汚いから捨てなさい」と処分してしまうと、愛着対象を奪われた子どもはこの世に不信を抱くのです。
この本を読んでいて男性の母性化もあるのではないかと思いました、各家庭内で男女の役割分担は様々で、あるご家庭は家事が大嫌いな奥さんと家事が大好きな旦那さんのご夫婦で、奥さんがフルタイムで働き、旦那さんが「専業主夫」で家に居て、保育園の送り迎えも当たり前のようにこなし料理はシェフの腕前、笑い声が絶えない幸せそうなご家庭です。
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