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採用情報

看護と保育の共通点

2011年09月08日 木曜日

今週も育子園には佼成看護専門学校の学生さん4人が看護実習にいらっしゃっています。昭和43年に育子園の法人本部が設立した、女子のみの看護専門学校です。寮完備の学校で、佼成病院での総合的な看護実習や育子園の子ども達を通して学ぶ小児看護実習のほかに、訪問看護ステーション、老人保健施設、杉並区保健センター等で看護の実際を学んでいます。

 

園の実習初日には、育子園へ見学にいらっしゃる保護者用のパワーポイントとホームページで園の保育を紹介します。今回の4人の学生さんは幼いころ、保育園に3人、幼稚園に1人通っていたそうで、毎回のことですが保育園に通っていたころの思い出は楽しいこともたくさんあったのですが、眠たくないのに昼寝をさせられたと話してくれました。

食べることと寝ることは本人が決めることですから、相手が子どもでも大人がコントロールすることはできません、無理に食べさせられたり寝かされることはトラウマとしてインプットされてしまいます。

 

また、給食について実習先の病院はどんなスタンスか確認したところ、老若男女に関わらず体調に配慮しながら完食にこだわっていません、これも日本の保育現場で大いに参考にすることだと思います。

 

説明を進める中で、大人が子どもにやってあげ過ぎない保育と看護現場も一致していると話してくれました、患者さんが自分でできることを看護師がやってあげることはしません。やってあげる側の大人の自己満足と患者さんの意志や自立・回復は相反すること、相手中心に考えることは、「見守る保育」と同じスタンスです。また、看護もチームで行っているので育子園のチーム保育もなじみやすいことでしょう。

 

数日間の実習後の振り返りの会では、こちらが勉強になる質問や感想を述べてくれますので、今回も楽しみです。外部の人達に保育の実際を見てもらい、さらに向上できるのですから実習やボランティア受け入れは有意義なことです。

 

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風の通り道を教えてくれた子

2011年09月07日 水曜日

resize1407園長会の会議で杉並区の南西にある上水保育園を訪ねました。上水の名の通り、保育園の南側境界線には、「玉川上水」が流れています。と言っても現在は首都高4号新宿線と中央自動車道の地下を流れる暗渠に変貌していますから、流れを見ることはできません。この上水は江戸時代の飲料水路として、現在の東京都羽村市から新宿区まで約40kmを手掘した面影が、随所に残っています。

 

東京三鷹市から国立市方面へ整備が進んでいる東八道路から都心部に接続する、「東京都市計画道路幹線街路放射第5号線」は玉川上水を中心にして左右60m幅の幹線道路変更が計画されています。用地買収もかなり進んでいる様子ですが、地元ではホタルも飛び交う玉川上水の環境が破壊されるのではないかと不安の声が上がっているようです。

 

さて、上水保育園はキリスト教を基に園児数260人を誇る保育園で、他にも高井戸保育園、西荻分園、清水分園など多角的な保育事業を展開し地域保育のリーダー的存在です。お邪魔した日は台風12号タラスが過ぎ去った日でしたが、保護者用のクラス掲示板に先週末の蒸し暑かった日の様子が記されていました。

 

『…(前略) 今日は湿度が高く、「頭がべとべとしてる」、「汗がべとべとする」と子ども達が話していました。タオルで頭や腕を拭いてあげると、「もう大丈夫になった」と子ども達。夕方になって外に出ると暑い中にも涼しい風が吹いていました、「ちょっとこっちに来て」と、連れて行かれた場所はジャングルジムの横、「こことっても涼しいんだよ!」と教えてくれました。本当に涼しくて子どもの発見に嬉しいひとときでした。』

 

台風の影響で先週の東京はとにかく湿度が高かったのですが、子どもと保育者のやり取りが目に浮かんでくる豊かな文章です。子どもは蒸し暑さを感じ、乾いたタオルで拭き取った時の気持ちよさを体験し、保育者に風の通り道を教えて、一緒に心地よい風に吹かれたのです。蒸し暑かった日だからこそ体験できた夏の思い出がリアルに伝わってきました。

 

育子園でも保育日誌に、子どもと保育者の具体的なやり取りや会話を記しています、このホームページ、「園のこだわり ブログ」には、日々の保育の一コマが載っています。今後は、保護者の一日保育参加や保育実習生の皆さんの感想も掲載したいと考えています。

 

 

 

 

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光ケーブルとWi-Fi

2011年09月06日 火曜日

resize00309.01東京都で大地震を想定した総合防災訓練が行われました。午前9時から環七の内側に車両を進入させない交通規制がひかれ、各交差点には警察官が配備され物々しい雰囲気でした。

 

環七にほど近い育子園の上空にもヘリコプターが数機旋回していましたので、登園してくる子ども達は空を見上げて喜んでいました。当日は園でも2歳児以上がホールに集合して震災防災DVDを鑑賞し、「おかしも(押さない、駆けない…)」や「ダンゴ虫(頭を押さえて丸くなるポーズ)」を確認しました。

 

9.01は防災の日として広く認識されていますが、1923年の関東大震災を教訓に定めたのですが、90年も経過すると園内にも当時のこと知っている人は一人もいませんので、今後は育子園は3.11(休園日でない限り)に総合防災訓練を計画しています。

 

来年の3.11は日曜日ですから、9日か12日の14:26に地震発生、停電を想定して、発電機の駆動、電源ケーブル確保、備蓄食料確認等の実施訓練を行うことにしています。

 

3.11以降、育子園では非常事態に備えて保護者・職員専用ツイッター、子どもの安全確保のためのミネラルウォーター、発電機、食糧備蓄、簡易トイレ等、様々な対策を講じてきました。

 

今週新たな対策として超高速ワイヤレスインターネット回線を追加しました。現在インターネット回線は光ケーブルで園内有線・無線ネットワークを構築していますが、万が一光ケーブル網が寸断された場合のネット通信手段として、Wi-Fi回線を追加しました。

 

新宿のショップで契約したのですが、法人契約には法人本部のホームページから育子園の関連を確認していました。ご縁があって窓口担当者のご子息が法人本部が経営母体の佼成学園に通っていらっしゃったので、確認作業もスムーズに完了しました。このようにホームページの存在が契約上も認知されている時代なのです。

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耳は正直

2011年09月05日 月曜日

resize33466育子園の近所の方から、鈴虫をいただきました。玄関のカウンターに置いてあるので、登降園の時間に親子で観察しています。特に保護者から、きれいな声だね~、いい音だね~、癒し系だよね~などの感想が聞こえてきます。

 

泣き声と表現される音は、ヤスリのようになった羽をすりあわせる時に、「リ~ン、リ~ン」と音がでます。その羽音は周波数が高いので携帯電話では音が聞こえないという情報があったので、さっそく実験してみました。虫カゴの上に携帯電話を置いて通話してみましたが、周辺の音は聞こえてくるのですが本当に鈴虫の音は聞こえてきませんでした。

 

さらに調べてみると、通常の電話が伝送できる音声周波数は、300~3400Hzの間(3,400Hz幅)。これは、人間の声の周波数が4000Hz以下、可聴域は3400Hz以下とされているためで、鈴虫の鳴き声は4000Hz以上なので電話では聞こえないのだそうです。

 

また、人間が年齢とともに聞こえなくなる高周波数、17,600HZのモスキート音はその代表で、若者の中には携帯電話の着信音に利用している人もいるそうです。ちなみに猫が嫌がる18,000~23,000hzを出す装置を育子園の砂場に設置してありますが、20代の若い職員は近づくと不快な高音が聞こえると言いますが、ある年齢以上の職員には全く聞こえないのです。

 

続けて事務室に居た職員に、周波数別の音がでるサイトで12,000HZ~18,000HZの音を順番に聞いてもらうと、年齢と個人差が非常にリアルでした。

「知らぬが仏」ならぬ、「聞こえぬが仏」ということもあるようです。

 

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携帯を確認したくなる人

2011年09月02日 金曜日

ある大学教授から学生と親との距離感が近いという話を伺いました。入学式に参加する親の増加や、先生の名前を知りたい、サークルなどで帰りが遅いはどう考えているのか、上京して一人暮らしをしている子どもに連絡がつかないので家まで様子を見に行って報告して欲しい…、首をかしげたくなるような質問や要望が寄せられるのだそうです。

 

人との距離感を表す言葉には、

付かず離れず、人の心に土足で踏み込む、ほどほどの付き合い、距離を置いた、干渉し過ぎない、ウェットな、濃すぎない、いい距離を保つ、馴れ合い、など様々あります。

 

我々は一人ひとり、他者とは違うそれぞれの距離感を持っています。その感覚を誰から教わったかというと、まぎれもなく自分の親との関係性においてです。たとえば親とすごく近い関係で育つと、それが自分にとっての心理的な距離の基準になります。癒着しすぎると相手と自分との境界が分からなくなり、いつも親の顔色をうかがう、思春期になって好きな人ができると親が気に入るかどうかを考えてしまう傾向が現れます。

 

そして、その近すぎる距離がその人にとって“普通の距離感”になってしまいます。これは親との関係で毎日繰り返し学んだものですから、我々が自然と言葉を覚えたように、醸成されていくのです。人に対して近付きすぎるとトラブルが発生しがちです。最初は人なつっこい人で済んでいますが、時の経過とともに「重たい」とか今風に言うと「うざい」と思われ距離を置かれるようになってしまうことが多いのでしょう。

 

たとえば、親が一日何回も、「今日は何してたの?、大丈夫、どうしたの、いつ帰ってくるの?」等と干渉する環境で育つと、好きな人ができたら一日何回も「何してるの、どこに居るの?」と聞いたり、相手の携帯を確認したくなるのです。そしてある日突然、相手から拒絶されることも…。でも、どうしてそうなったのかなのか本人には分からないのです、親と同じことをしてしまっただけなのですから。

 

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「保護者の一日保育参加」の伝道者

2011年09月01日 木曜日

先週、「保護者の一日保育参加」を体験されたお父さんから、有難い感想メールをいただきました。

 

「昨日は保育参加をさせて頂きまして有難うございました。

普段は見ることのできない息子の一面(以外にしっかりしていて正直驚きました)や、他のお子さんと接することができ、大変充実し た一日でした。

 また、保育士の仕事は屈伸が多いことも良く分かりました。

アラフィフで、普段運動不足の私などは今日は筋肉痛で、毎日子供達と文字通り体を張って接していらっしゃる先生方には、本当に頭が下がります。

 また来年チャンスがあれば参加させて頂きたいと存じます。

担任の先生はじめ先生方にも宜しくお伝え下さい。」

 

平日に仕事を休んで参加して、給食後の紙芝居を読んでいらっしゃる様子は、まるで保育士のようで子ども達は釘づけでした。翌日の筋肉痛はお若い証拠で、年齢を重ねると数日後に発症し原因不明の痛みになっていくようです…。

 

また、他のお父さんからも、保護者の一日保育参加」の素晴らしさをもっと多くの保護者に伝え、拡げるにはどうしたらよいか園と話し合っていきたい、保護者同士の仲間作りやコミュニケーションが深まる取り組みをしたいとご提案いただきました。このように自発的で前向きな保護者の皆様と触れ合っていると、こちらも勇気が湧いてきます。保護者と園の関係が良好なことが、子どもにとっても幸せなことなのですから。

 

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「ウサギ小屋」へ逆戻り?

2011年08月31日 水曜日

resize1399慢性的な都市部の待機児童を少しでも解消しようとする特例措置が、来年度から実施される方向で進んでいます。厚生労働省が今年4月の待機児童が100人以上かつ、平均地価が3大都市圏の平均以上の自治体を対象に、子ども一人当たりの保育面積を緩和しようという3年限定の措置を提案していますが、保育現場からは反対の声が上がっています。

 

国が定めている認可保育園の子ども一人当たりの保育面積は、たとえば1歳児は一人当たり3.3㎡ですが、年度途中で2.5㎡に減らせるという考えです。今回の方針について保育業界では、いまでさえ東京都内の認可保育園は待機児童解消のために定員数の弾力化でほとんどの園で定員より多く子どもを受け入れ、新設の園では園庭がない施設まであります。0歳児は寝返りや、ほふく、そしてつかまり立ちが十分できるような保育スペースが必要不可欠なのに、面積を減らそうとしているのです。この措置を育子園に当てはめてみると、現在1歳児クラス定員:30人(国が定めた面積以上を確保しています)の保育室に、約60人も入園できるのですから満員電車なみの状態になります。

 

さらには、子どもに対する保育士の人数をどのように措置しているのか明確ではありませんから、子どもの人数が大幅に増えても保育士の人数は現状のままということになると、子どもは狭い部屋に詰め込まれ子ども保育士は減るという劣悪な保育環境になりかねません。

 

今回の案が実行されると保育環境悪化の切り下げ、詰め込みに拍車がかかることを危惧しています。厚生労働省には1,000件以上コメントが寄せられ、賛成意見の一方で保護者からも子ども達を今より狭い部屋に詰め込めないでほしいという意見が多く寄せられています。

 

2009年に全国社会福祉協議会が保育大学教授、市区町村保育課、保育園長(育子園で導入している見守る保育の主宰者:新宿せいが保育園の藤森園長も参画)、建築士の代表を招集して研究提案した、「機能面に着目した保育所の環境・空間に係る研究事業研究成果の概要」によると、

 

①特に乳児の発達過程を保障するためには、食事と昼寝を中断しない保育環境、「食寝分離」が必要不可欠である。保育面積が狭いと、速く食事を食べ終えさせてテーブルを片づけ、布団を敷かなくてはならない。

②建築設計の観点から子どもと保育者の動線や必要面積を計算すると、2歳児以下は一人当たり4.11㎡以上(現行2歳児:1.98㎡)、3歳児以上は2.43㎡以上(現行3歳児:1.98㎡)が必要である。現行の面積では狭すぎる。

③先進諸外国(フランス、ドイツ、イングランド、スウェーデン、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド)の保育面積と比較すると日本が最低で、特にスウェーデン・ストックホルム市は日本の4倍である。

④このような現状からして、現行の面積を引き下げることや引き下げられるような仕組みを導入することは、子ども一人ひとりの発達に応じた保育を今以上に困難にするもので、現行の基準を引き上げることを検討すべきである。

 

と提言しています。戦後、欧米は日本の住居を、「ウサギ小屋」と酷評し、やっと日本家屋にもLDKが取り入れられたにも関わらず、幼い子どもが起きている時間の大部分を過ごす保育園が今さら逆行するのは説得力がありません。現在、育子園では保育先進諸外国を参考に、3歳児以上は「食寝分離」をさらに向上させて、「遊・食・寝分離」を行っていますので、安易に今回のような特別措置が定められると、保育環境レベル低下をまねくことになりかねません。

 

今年度、杉並区の待機児童は70人ですから緩和措置には該当しませんが、来年以降の対応が危惧されます。さらには認可保育園の保育面積が引き下げられると、認証保育所や認可外保育施設も雪崩式に現行より狭くなる可能性が高まります。待機児童対策は喫緊の命題ですから、適切な予算を投入して保育所施設整備を推進することで保育先進国の仲間入りができるのです。

 

今回のような子育てに必要な費用をかけずに狭い保育室に子どもを詰め込もうとする制度に対しては、注意深く見守りながら杉並区私立園長会としても提言していきたいと思います。

 

 

 

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男子学生70%の保育大学

2011年08月30日 火曜日

resize33462先週から保育大学に通っている実習生を2人お預かりしていますので、大学の先生が実習生の様子を見にいらっしゃいました。1つ目の大学は、3年前に保育学部を新設したところ、初年度は70%が男子学生だったそうです。今年度も40%が男子で、男性の保育業界志望は定着しているとおっしゃっていました。

 

お二人の先生と保育の沿革について懇談をする中で、日本の保育と世界の保育との方向性の違いを感じていらっしゃるという点では一致しています。特に、長時間保育と、保育者主導保育を考えていかなくてはいけないということです。長時間保育は保育先進国ではありえないことですが、日本だけが逆行しています。

 

たとえば園舎を新築する場合に、ほとんどの保育園(法人)は行政に補助金を申請するのですが、許可の条件として夜20時頃まで延長保育を行うことを条件にしているところが多いようです。その背景は、国が右肩上がりの経済活動を推進していくために、女性の労働力確保が必要不可欠で、女性の年齢別就労人口グラフのM字化、いわゆる子育て時期の就労人口減少を食い止めるための施策として長時間保育、病児病後児保育、休日保育等の子ども不在策を良しとしているのでしょう。

 

このような経済活動優先のために長時間保育等の保育施策を導入している国は、世界中見当たらないのではないでしょうか。子どもが起きている時間のほとんどを保育園で過ごすような国と、夕食の時間は家族そろって過ごせる国とどちらが豊かなのでしょう。家庭内のコミュニケ―ションがはかられ子どもが安心、安定して成長することは経済数値では測れない、子どもの未来の家族観、家庭観、人間観に大きな影響を及ぼすのです。

 

また、大人主導の保育については、保育者と子どもの距離感をどう考えるかという基本的な課題です。保育者が子どもに教えたりやってあげることを基本とするのか、子どもが求めてきた時にその子の発達過程に合った対応をすることを基本とするのかで、保育実践は180度違ってくるのです。日本は前者が主流ですから、世界的にみても子どもとの距離感が近いと分析されています。欧州の保育学校では、保育者はいかに子どもと離れるか、距離感を保つかを提言するそうです。

 

これは保育者の最大の役目である、子どもの自立を促すことの基本中の基本と言えます。

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育子園に居るとお腹が空く

2011年08月29日 月曜日

resize1401給食の時間は3~5歳児グループのランチルームで食事をします。

 

ある日、にじグループのランチルームへ行って、手を洗い、給食のトレイを持って席が空いているテーブルで、「ここに座ってもいいですか」と聞くと、「いいよ~」と子どもが答えてくれました。手を合わせて、「食前感謝の言葉、み仏さま、自然の恵み、多くの人に感謝して、いただきます」と唱えると、正面に座っていた○君が、「ちがってる」。

 

もう一度、同じように唱えてみても、「ちがう~」。3回チャレンジしても結果は同じです。隣に座っていた年長の□ちゃんに聞いてみてもどこが違うのか解りません。OKを出してもらわないと、給食が食べられません、セリフはあっているのに、と考えていると、「早すぎる」と○君。

 

なるほど、そうだったのかとゆっくり唱えて4回目でやっとOKをもらいました。確かに、子ども達はグループ全員の給食準備が整って、みんなで一斉に食前感謝の言葉を唱和するので、大きな声でゆっくりとはっきりと唱えていますから、言葉と速度一体で覚え、大人一人が唱える速度だと違うように聞こえるのでしょう。

 

それを裏付けるように、うみグループでも大人の普通の速度で唱えると、◆君が、「早や!」とつぶやきました。ゆっくり言い直したら、にっこり笑っていました。すると、他のテーブルに居た☆君が、「どうして食べに来たの?」と質問してくれたので、「どうしてだと思う?」と聞くと、無言でした。

 

それを聞いていた◆君が、「お腹が空いたから来たんじゃない」、私が、「どうしてお腹が空くのかな?」と聞くと、「育子園に居るとお腹が空く、走ったり、泳いだり、歩いたりするから…」、「動くとお腹が空くんだ、じゃあ寝てる時はどう?」と聞くと、「寝てる時は眠たいからわからない…」。☆君も◆君もデザートのスイカを黙々と食べ始めました。

 

確かにお腹が空いて眠れないという体験をしないでいられる日本、そんなやり取りをしながら5年前に植林ボランティアで訪問した、アフリカ・エチオピアの子ども達のことが脳裏に浮かびました。2009年WHO加盟193カ国の乳児1,000人出産当たりの死亡率は、エチオピア67人に対して、日本は2人、世界平均は42人です…。

 

 

 

 

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高次元のチーム

2011年08月26日 金曜日

resize1400育子園の近隣ある杉並区立和田小学校の校長先生からメールをいただきました。メールに添付してあったのは小学校の夏休みを利用して、3.11被災地ボランティアに参加されたレポートでした。校長先生は今年3月の卒業式で「未来の教科書」について話をされ、3.11を体験した日本に対する世界からの評価を自ら体験し、不測の事態に対応するための判断力、決断力を磨き、今後の啓発のために現地へ赴くことにしました。

 

最初は知人を尋ねて個人ボランティアを模索していましたが、ご縁があって、「GAKUVO]ボランティアに参加することになったのですが、学生中心のボランティアなので事務局あから、「若者の中に入っての活動ですが、本当に大丈夫ですか…」と再確認されたそうです。校長先生のバイタリティと行動力には、脱帽です。

 

岩手県陸前高田市、大槌町で学生30人と寝食を共にして炎天下で、朝6時起床、就寝23時の活動を経験されました。現地で出会った長期個人ボランティアの中には、阪神淡路大震災の時も個人ボランティアとして参加し、3.11当日のニュースをみて、決断しその日のうちに職場に『退職届』を出し、以来今日まで現地で活動している方もいらっしゃるそうです。

 

寝食を共にした学生さんのうち、3割が女性で中には留学生も参加していました。学生自らみんなで話し合い、ゴミ係、点呼係、救急係など共同生活をするうえで必要な役割分担を決め、毎晩遅くまでその日の振り返りミーティングで相互理解を深め、自分の思いと相手の思いを分かち合いながら、高次元のチームへと変容していく様子を目の当たりにして、明るい日本の未来が見えたそうです。

 

校長先生には今年4月、杉並区内公私立園長会で小学校と保育園・幼稚園との連携をテーマに講演会をしていただきました。また、9月3日の育子園夕涼み会にも和田小学校おやじの会で模擬店(カキ氷)を出店していただきます。

 

いただいたレポート表紙にはボランティアに参加したメンバーの笑顔が溢れていました。

 

★育子園の保育士が岩手県山田町の「山田中央保育園」へ日本ユニセフ協会・東京都社会福祉協議会主催の保育ボランティアに参加した様子が、法人本部のホームページに掲載されています。

 

 

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