◆9月12日(火)の子どもたち
2023年09月12日 火曜日
◆なんか気持わかるよ (つぼみ)
朝のおやつが始まります。
気の早い子は保育者が割烹着を着始めると はやく、はやく・・と気持ちが急くようで扉のところで待ち始めます。
最近は幼児食になった子が増えてきたのでふじ組と同じものが出てきます。
今日は桜の花形の桜色のおせんべい。
ぱきっ、ぱきっとおせんべいの割れる音が聞こえます。
つぼみ組の赤ちゃんせんべいよりちょっと歯ごたえのあるもので、みんな上手に食べられるようになりました。
着々と大きくなっています。
ふじ組の子達ともだんだん仲良くなってきて、互いの存在を意識し合う場面も見られるようになってきました。
久し振りに出した「クルクルチャイム」 大人気の玩具ですが、玉じゃないものを入れたり本体を分解したり・・と遊び方が色々です。
しばらくしまっていたのですが、久し振りに出してみると思い出したかのように玉を入れようとします。
でも・・・その玉じゃないんだけどなぁ だけどなんか気持わかるよ そんな様子に思わず心がほかほかしてしまいました。
今日も熱中症が危険なレベルで、室内遊びです。
今か今か・・・と期待している「次歩くのは誰でしょう・・」
2歩、3歩・・と歩けるもののこれがまたみんな同じ様子で、もしかしたら皆いっぺんに歩き出すのではないか・・と思います。
まだまだ暑いですが間違いなく季節は動いています。
秋になったらみんなで歩いてどんぐり拾いができるかもしれません。
想像したら楽しくなってきました。
今年は園庭のどんぐりも鈴なりです。
秋の虫の声ももうすぐです。(N・S)
◆どんなことしようかな (ふじ)
今日はお部屋でゆっくりと過ごした後、プールに入ったり園庭に出て過ごしました。
お部屋ではおひさま広場を開放し、肋木やビリボ、ソフトマット、ボールを使って遊びます。
肋木をよじ登って保育士の目線と同じぐらいの高さまで登れるとすごく嬉しそうな表情を浮かべ、「できたよ」と語りかけているようでした。
ビリボも頭に被ってヘルメットのようにしたり、お尻を乗せてコロンと転げてみたりと転がるのが面白くて、お友達と一緒に笑い合っている姿も見られとても微笑ましい時間でした。
園庭に出るとどこからか「トントントントン」と音が聞こえてきます。その音と共に「いらっしゃいませ〜」という元気な声も聞こえて来ました。向かうと◯ちゃんと⭐︎くんが小屋のカウンターで砂をシャベルを使って叩いていました。様子を見守っていると「アイス屋さんなの」と砂を持って来てはカウンターに置いてトントントントンとリズミカルに叩いていきます。まるで歌を歌いながらアイスを混ぜることで、有名なアイスクリーム屋さんが浮かんで来ました。一見同じ砂ですが、作っている子どもたちにとってはさまざまな色のアイスクリームに見えているかもしれません。
表現の仕方や、大人とのやりとりだけでなく子どもたちどうしのやりとりも上手になって、遊び方も変化してきたことを感じました。子どもたち1人ひとりにあった環境をこれからも提供していきたいと思いました。
(I.H)
◆園庭でかけっこ(きく・たんぽぽ)
「今日はおひさまが出てるからお外いけるね」と外遊びを楽しみにしている○ちゃん。
朝の集まりを待たずにロッカーに帽子を取りに行って、外遊びをする準備万端でした。
以前よりも自分が使ったものを最後まで片付けてくれるようになってきました。時々忘れてしまうのかそのままにしてしまう事もありますが一緒に片付けようと伝えるとスムーズな片付けを披露してくれている日々です。
園庭に幼児組が使用しているトラック(白い線)が書かれてあり、それを使ってかけっこをしてみました。トラックの外側を通るのはなかなか難しく、はじめはショートカットをする子が続出でしたが回数を重ねるとトラックの外側を通る子の人数も増えていきました。ゴールテープをきると「やったー」と走りきった高揚感を感じて何度も何度もかけっこして楽しんでいました。
今日も虫取り網を持って虫探し探検隊。蝶々が飛んでいるのを発見すると虫取り網隊に「いたよ」と報告し追いかけるのですが、近くまで行き見るのに夢中で虫取り網を使う事を忘れてしまう隊員たち。おちゃめな姿がみられました。
シャワーを浴びてスッキリさっぱりしました。
今日は少し心がざわざわしている様子の◇君。保育室で遊んでいる時に、ままごとの玩具をバラバラに撒きそのまま他の遊びへ。普段はしない給食中にも自分のお椀を持って振って汁をこぼしたり、お茶碗を手で払い落したり。◇君の中で何かが揺れ動き今日はこのような表現がでてきているのだと思うのです。『そんな日もある、今日はそんな日なんだ』と◇君の今日の気持ちや行動を受け止め、◇君の心が安定し安心できるようコミュニケーションをしっかりとっていきたいと思いました。
まだうまく言葉で表現できない子どもたち。どういう表現をしたらいいのかや気持ちの切り替えの仕方や表現の仕方、色々あるレパートリーを伝えていき、今一番その子にとって最善な伝え方はどれなのか一緒に探っていきたいと感じました。
大人と同じように子ども達も毎日気持ちや表現の仕方は変わっていきます。一つ一つの表現を見逃さないようしっかり受け止めて安心して過ごせる場所を作っていきたいと思っています。
(K☆H)
◆みんなでかくれんぼ (うみグループ)
朝、年長男児たちから「みんなでかくれんぼしたい!」とのリクエストが入りました。ですが、みんなに声を掛け、部屋を片付けてからではないと出来ません。
年長○くん「かくれんぼやる人ー?」と大きな声で言ってみますが、なかなか人が集まりません。やりたい気持ちが沸々と湧いてきた◯くんは、他児が使っていた玩具を次々と片付け始めました。当然、勝手に片付けられた児は「まだ使ってるの!!」と泣き出してしまう場面がありました。
相手の同意を得ずに片付けてしまった◯くんですが、みんなで遊ぶ楽しさを知っているからこそ取った行動であり、早くやりたい気持ちから焦ってしまったのだと感じました。
日々集団のなかで過ごしていると、気持ちのぶつかり合いから言葉よりも先に手が出てしまうこともたくさんあります。ですが、それぞれの気持ちに耳を傾けてみると行動の意図にはその子なりの理由が必ずあります。
どんな気持ちなのか、どうしたいのかを言葉にして相手に伝える経験を積み重ね、互いに納得できるような折り合いのつけ方を子ども達と一緒に見つけていけたらなと思いました。
今回は、朝の集まりの際にみんなでかくれんぼをすることを提案してみました。すると、さっき泣いていた児も「やりたーい!!」とやる気満々です。みんなでルール確認をし、男子vs女子でチーム分けをしました。
はじめに隠れたのは女子チーム。なかなか隠れる場所を探すのは至難の業で、カーテンの後ろや棚の中、机の下など時間を掛けて一生けんめい隠れ場所を探しています。女子チーム全員が隠れ、「もういいよー!」の声とともに男子チームが一斉に探しにきました。
「みーつけた!」とあちこちから聞こえてきてあっという間に全員が見つかってしまいました。続いて今度は男子チームが隠れる番です。
隠れる場所が決まっていたのか素早くパパッと隠れる男子チーム。布団や制作物など部屋に置いてあるものを上手く使ってカモフラージュしたりと、チーム毎に隠れ方が異なり印象的でした。
男子チームは年長男児の三人が最後までなかなか見つからず、隠れ上手な一面もありました。うみG全員でのかくれんぼ。またルールなどを変えながら楽しみたいと思います。
(M・Y)
◆ラップアート(にじグループ)
今日はゆり組を中心にファミリースポーツデイの準備をしてみました。ゆり組が遊戯で使用するものをラップアートで作ってみました。
絵の具の色をいくつか準備して、その中から好きな色を3つ選んでもらいました。
白い画用紙に絵の具を垂らして、ラップを被せてラップの上から絵の具をぐるぐるぐると混ぜ合わせていくものです。
手はあまり汚れませんが、ラップの上から絵の具を触っていることもあり「なんか、、変な感じ…」と何とも言えない様子。
それでも絵の具が混ざり合っていく過程が見えているので「紫みたいになった!」「ユニコーンみたい」「かわいい色〜」と楽しんでいました。周りで見ていた年少、年長児もはじめてみる絵の具遊びに興味津々。「やりたいなぁ」と呟くお友だちの声を聞いて「え?ゆり組さんだけだよ。だって〇〇ちゃんはやんちゃ怪獣踊らないでしょー?」と年中⭐︎ちゃん。特別感を味わっているようでした。
絵の具が混ざり合うグラデーションがどれもとても素敵で、ラップを外すと「わぁ〜きれい!」「ステキ!」「鮮やかだね!」と大人びた子どもたちの言葉のチョイスに微笑ましさを感じました。お友だちと同じ絵の具の色を選んでもグラデーションは13人13色。「※ちゃんママに見せたくなっちゃったぁ」と素敵なものができたことへの満足感が伺えました。
13人13色のカラフルな怪獣たちが出来上がりそうな予感。
万国旗、グループ旗、遊戯の道具などファミリースポーツデイに向けて準備も本格的になってきています。子どもたちの気持ちに寄り添いながら楽しく準備していきたいと思います。(O.Y)
◆最後のプール (そらグループ)
本日誕生日の子がいました。
朝から
「もう4歳なんだ〜」と色んなお友達に声をかけてから保育者の隣にやってきました。
今日は早お迎えなんだ
今日は誕生日プレゼントを買いに行くよ。
ガッチャードのおもちゃにするんだ。
誕生日にプラスして、早お迎えにプレゼント…ウキウキすることが目白押しの日なようです。
話はすぐに変わり○君の質問コーナーが始まりました。
「なんのチョコが好き?」
『いちごかなぁ』
「僕は普通のチョコが好き」
「ケーキは何がいい?」
「僕はチョコが一番好きなんだ」
『先生はモンブランが1番好きかな!』
「僕も好き〜」
『モンブラン知ってるの?』
「え、知らないけど!」
『知らないのか〜い!』
「ケーキは全部美味しいからね〜〜」
「なんのご飯が好き?」
『餃子が好きかな』
『パパとママのご飯で1番何が好き?』
「トルティーヤ!」
「白いやつ。包む料理なんだ〜」
まさかの料理名に2度聞き返す保育者です。
パパとお姉ちゃんが作ってくれたと話していました。
きっと料理上手で楽しい食卓を囲うご家庭なんだろうなぁと想像してしまいました。
さて、本日は今年度最後のプールになりました。
子どもたちにも昨日から伝えてあったので、おはようをするなり「ちゃんとタオル持ってきたよ」と忘れ物がないことを教えてくれる子もいました。
昨日プールに入った子には、お家に帰ったら"遊ぶ"よりも"テレビみる"よりも"ゲームする"よりもまず"タオルを準備すること"をやってね。と声をかけていました。
自分でしっかり準備できた子
パパとママが準備していたと話す子
やろうと思ったけどどこにタオルがあるか分からなかったと話す子
『自分で鞄に入れたいから○○の場所教えて』
って聞いたらお家の人も教えてくれるよと話すと、今度は聞いてみるとやる気に満ちていました。
近いうちお家でこんなような言葉を耳にするかもしれませんが、その時は探し物の在処を教えてあげて下さい。
小さな事でも、自分でやった 自分でもできた という気持ちの積み重なりで自分の自信にも繋がると思います。
かめチーム
まだ太陽が照り出す前だったので、水温が冷たくキャーキャーと声が響き渡ります。
お友達と水を掛け合ったり、ビート板を使ってひたすらに泳ぎの練習をしたりとじゃれ合って遊ぶ姿が多く、ゆったりとした時間が流れています。
さめチーム
始まると同時にこの前のやってと保育者に声を掛けています。這いずるように回り始めるとお客さんがやってきて、背中に跨っていて水のアトラクションのようです。
一周して乗ってる子が、降りる瞬間に待っていた子達が、「今だ!」の勢いで順番を変わる必死さが面白い光景です。
最後にとっておきの楽しいことをして今年のプールをおしまいにしました。
壁にそってみんな一方通行で歩いて、歩いて、歩いて……出来たのは流れるプール。
流れに身を任せるとスーーーっと流れて回転寿司のようにプカプカ浮かんでいます。
みんなと一緒に入ったプール。
楽しいこといっぱいできたね。
みんなのキラキラの笑顔が見れて嬉しかったよ。
ありがとう。
(I・K)
Posted in 園のこだわり