◆9月1日(金)の子どもたち
2023年09月01日 金曜日
◆心地良い場所(つぼみ)
9月になりました。変わらず暑いです。
今日からつぼみ組は8人になりました。早速気づいた○くん、そろりそろりと近づいて泣かれてしまいました。
○くんは最近仲間意識が、ぐん、と高まっているのですぐに気づいたようです。
きみはだれ?
プールに入りました。
例年だとそろそろプール納めに向かっていく頃ですが今年はいつまで出来るかしら・・・
いつものようにプールに入ったものの〇くんは近頃つぼみ組のプールでは物足りない様子です。
ジャバジャバ大好き、もっともっと掛けてー・・・と水を求めて楽しむ姿はダイナミックです。
周りの子との楽しみ方も少々変わってきたものだから今日はふじ組プールに参加しました。
ところが仲間意識が高まってきた○くんなので「みんながいないじゃなかー・・・」と抵抗しました。
ふじ組のプールだからふじ組の子しかいません。
でもダイナミックな遊び方はしっくりくるのです。
だからだんだん楽しくなって、あっという間に笑顔になり、大満足で終わることができました。
給食の時間、早く眠くなってしまう子から食べ始めていますが、今日はふじ組に空席があります。
ふじ組の机で◇くんが一緒に食べることにしました。
周りはふじ組、みんなスプーンで上手に食べています。
あーん、大きい口は負けません。
指先でつまんだごはんを大きな口を開けて食べました。
沢山食べて、ごちそうさまもほぼ同じ時間に食べ終わりこちらも満足な表情です。
1Fの保育室は今「自分のいたい場所」で遊ぶようにしています。
心地よい場所です。
実はこれがとても大事なことの始まりではないか・・と思っています。
自由気ままに見えるかもしれません。が、そこには「自分で決める、決めた」という自主性が隠れています。
あなたはこっち、あなたはあっち・・ではなく自分が今したい事、いたい場所 を自分で決めることの大切な始まりだと感じます。
心地良い場所、プールも給食も保育者が誘導しましたが、もう少し大きくなったらしっかり自分で考えて動き出すと思います。
心地よい場所を一緒に探すことは保育者たちも嬉しい使命です。(N・S)
◆遊びの継続 (ふじ)
園庭に出るなり、大きなスコップで大きな穴を掘り始める○君の姿がありました。
昨日のどろんこ足湯のあった場所です。
穴を掘りながら、「また、やろうよ」と保育士に声を掛けてきました。
経験して楽しかったことを覚えていること、そしてまたやりたいと期待を持てることに大きな成長を感じます。
保育士も一緒に穴を掘っていると、数名が集まってきました。
そこで、昨日同様穴に水を溜めることにしました。嬉しそうに足を入れてみる△君、そっと手を入れてみる☆君。「※もー」と※ちゃん。肝心の○君の姿は、ありません。穴を掘って満足。違う遊びに向かっていました。
遊びの継続という意味では足湯まで楽しんだらいいのにと思ってしまいましたが、○君にとっては穴を掘るだけで満足、遊びの継続だったようです。
子ども達のやりたい気持ち、楽しかったという気持ちをひとつひとつ大事に受け止めていきたいと感じさせられました。
まだまだ暑い日が続き、裸足での遊びを思い切り楽しんでいる子ども達。
足はどろんこです。汚れても大丈夫、ビチャッという感触も大丈夫。
きらきらは、プールにも入りました。遊び方が、どんどんダイナミックになっています。
この夏で、様々な水遊びを通して、ひとまわりもふたまわりも、逞しく成長していった子ども達です。(M.C)
◆プールでもお店屋さん (きく・たんぽぽ)
ままごとコーナーでブームとなっているお店屋さんごっこ。『いらっしゃいませー!』と棚をカウンターに見立ててお客さんを呼び込んだりと盛り上がりを見せてくれています。ままごとコーナーを飛び出してプールで開店することもしばしば。今日はパラソルの下の台を利用して青空レストランが賑わっていました。
『◯ちゃーん!ジュース飲みますかー?』と△ちゃん。その隣りでも『こっちもジュースあるよ〜』と□ちゃんが元気に声を掛けていました。その声に一人、また一人とお客さんがやって来ては『ジュースくださーい』と楽しそうなやり取りが聞こえてきました。
お客さん達は『ジュースください』や『これください』と注文する中、店員の△ちゃんは『これはオレンジジュース、こっちはりんごジュースだよ』と味の紹介を分かりやすくしてくれています。色々な味があることが分かると、お客さん達も“これ“という表現から『オレンジジュースください』と飲みたい味を伝えるように変化がみられ、注文された味が入ったカップを手に取って『はい、どうぞ』と嬉しそうに渡している様子がありました。
そのやり取りは本物のお店屋さんそのもの。飲み終わってカップが空になると『おかわりありますよ〜』というサービス。『おかわりくださーい』とまだまだやり取りは続いていました。
店員の子ども達は色々な友だちや保育士を呼び込んではどんどん注文を取り、お客さんだった子ども達は、お客役に満足したあとは店員さんの仲間入りをして、様々な注文を取り始めていました。
『冷たいですよー』
『いっぱい?ちょっと?』
『こぼさないように気をつけてねー』
なんだかどこかで聞いた事のあるやり取り。そう、おやつを渡す時の保育士の声掛けが子ども達のお店屋さんのやり取りに取り入れられていました。
カップも綺麗に並べられ、楽しそうなやり取りが展開されています。子ども達の経験が遊びに繋がり、楽しさが溢れている姿を見られてこちらも自然と笑顔になりました。色々な場面・経験が子ども達にとっては楽しい遊びに変化。これからも様々な楽しみ方を見つけていきたいと思いました。
そして、今日から9月に突入です。日めくりカレンダーの月が8から9に変わると『うわー9が来たー!』と驚きの声が聞こえ、更に次の10への楽しみも見られました。時間が経つのはあっという間。きく・たんぽぽぐみとして過ごす時間を大切にしていきたいと改めて感じました。9月も楽しみます。
K・E
◆久しぶりの実験 (うみ)
今日から9月です。
朝、「今日カレンダーめくるんだよね!」と嬉しそうに言いにきた年中○くん。今月末にファミリースポーツデイがあるからか、子ども達の中で日付や曜日への意識が高まっているようです。朝の集まりでカレンダーをめくると「8月楽しかったなぁ〜」「でも9月もファミリースポーツデイがあるから楽しみ!」という声がたくさん聞こえてきました。
今日は室内と園庭で遊びました。登園するなり、「実験したい!」と年中△くんからリクエストが入ったため、先日作ったスライムを使って実験をすることにしました。
保育室にあったお酢・食器用洗剤・ボンド・塩をそれぞれスライムに混ぜてみるとどうなるのかという検証です。保育者自身もやったことがなかったため予想ができないなか早速実験スタートです。
子ども達の予想はドロドロになるという予想でしたが…まずお酢から入れて混ぜてみました。すると、みるみるうちに固体から液体へと変化していきスライムが完全に溶けてしまいました。子ども達も保育者もまさかの結果に驚きです。同時に、お酢の匂いに「くさ!」と思わず鼻をつまむ場面もありました。
続いて、食器用洗剤もほとんどスライムが溶け、ボンドはドロっとした液体へと変化していきました。最後に、塩を少しずつ混ぜていきます。
塩も液体へと変化するのかと思いきや、逆にどんどん固まっていき、硬いゴムのような物体が出来上がりました。子ども達もこの結果には「なんか気持ち悪いね」と本音がポロッと出てきましたが、どれもスライムの原形がほとんど無くなるという不思議な結果に驚いていました。
実験が大好きなうみGの子ども達。「なんで!?」という不思議さや面白さを通して、子ども達の探究心や気づき、発見する姿をこれからも大切にしていきたいと感じました。
(M・Y)
◆玉入れ(にじ)
今日から9月スタート。
カレンダーを捲ると誕生バッチが6個付いていました。
「もも組さんのバッチがいっぱいだぁ」
「年長さんのが1個あるね」
にじグループの中で今月は誕生児が多い月です。
そんな今日は年少⭐︎ちゃんの誕生会をしました。
来週月曜日が誕生日の⭐︎ちゃんですが、お休みのため少し早いお祝いです。
「好きな車はなんですか」
「ケーキは何ケーキを食べましたか」
「どんなお洋服が好きですか」
「何色が好きですか」などお友だちからの質問にニコニコで答えていた⭐︎ちゃん。お誕生日おめでとうございます。
今日は室内で玉入れをして遊んでみました。
「あーこれ◯君やってみたかったやつだぁ」と年中◯君。
今日はボールを使い、青チームと赤チームに分かれて対決。
玉(ボール)を入れる箱はただ置いてあるのではなく、逃げていく箱。
箱を追いかけてボールを入れてきますが、箱にも仕掛けがあり、箱の底には穴が空いています。どんどん入れても箱の下からコロコロボールが出てい仕組み。そんな仕掛けのある箱にどれだけボールを入れられるか対決してみました。
スタートの合図で箱を追いかけてボールを入れていく子どもたち。所々で、箱がサービスタイムをくれて、しゃがんでくれたり、立ち止まってくれたり、一方では、逆さまになってボールが出ちゃったり。
子どもたちも必死になりボールを拾っては入れ、拾っては入れを繰り返していました。
1回戦目は青チーム15個、赤チーム3個
2回戦目は青チーム29個、赤チーム27個
2回戦とも勝った青チームは嬉しそう。
悔しい赤チームですが、2回戦目は接戦になるほど頑張った結果が出ていました。
「悔しいからもう1回やりたい」と年長児。
園庭の時間もあったのでまた機会があったらやってみたいなと思います。
9月になりましたが、まだまだ暑さは厳しそうな予報。ファミリースポーツデイに向けての取り組みも本格的になってきそうですが、その時々の子どもたちの気持ちに寄り添いながら楽しく取り組んでいきたいと思います。(O.Y)
◆ファミスポに向けて (そら)
9月に入りました。
一大イベント、ファミリースポーツデイがやってきます。
その日に向け色々準備中。
万国旗の似顔絵を書きながら色んな話が飛び交います。
「(既に書き終えた子が)〇〇は昨日描いたんだよ、早いでしょ」
「なんかちょっと似てる気がする」
「あのさ〜おでこ怪我しちゃったんだよね」
「あ〜昨日楽しかったな〜」
(いい事があったことを匂わせて何したの?の質問待ち)
お望みの『何したの?』を聞くと
「楽しかったんだよな〜」
(まだ焦らすんか〜いとツッコミを入れたくなります)
話を聞くとよみうりランドのプールに行ったとの事。
ママとプールに入れたのが嬉しかったと話していました。
部屋ではゆり組の親子競技であるボール運びの練習。
もも組はまだ棒で挟むのは難しいので2人で持って走ります。先週1回やっているので流れはバッチリな子どもたちです。
前回もでしたが、年中チームはボールを落としてしまいなかなか勝てません。
そこで年長チームにどうやったら上手に運べるか聞いてみました。
「ボールを落とすと遅くなっちゃうんだよ」
「ボールは真ん中にあるとバランスがとれる」
去年の経験もある年長児がコツを一生懸命伝えてくれました。その話を聞く年中の○ちゃんの真剣な視線が印象的でした。前回のレースで落としてしまった○ちゃんは次こそはの意気込みがあったのかもしれません。
保育者からも1つアドバイス。
『交代する時は優しく丁寧に渡すといいよ』
2つのアドバイスを貰った年中チーム。
2回戦目に向け更にやる気が増している様子です。
気持ちは焦りながらも交代する時はスピードを落として丁寧にパスし、真ん中…真ん中…と意識する姿が見れました。
結果……。年長の勝ち。
でも、凄い僅差でした。
1回目は圧倒的な差がありましたが、今回は僅差。
そして何より嬉しかったのが、1回も落とさずレースを終えることが出来たことです。
負けてしまったけど若干の達成感を感じ取れました。
これも年長児の教えのおかげです。年長さんありがとう。
園庭では、かけっことリレーの練習をしています。
楽しむことを優先し、遊びの中で回数を重ねていこうと思います。
(I・K)
Posted in 園のこだわり