◆8月24日(木)の子どもたち
2023年08月24日 木曜日
◆ちょっぴり先輩気分(つぼみ)
今日は避難訓練から始まりました。
子どもたちの防災頭巾姿もだいぶ様になってきて、サイレンや放送にも驚かなくなり、むしろ「何が始まるのかなぁ」という顔で集まっていました。
園庭に避難し、ふじ組はそのまま遊ぶことになったので、つぼみ組は保育室に戻り、ふじ組のスペースで遊ぶことにしました。
時々遊んでいるスペースなので自然とおもちゃを手にして遊び始めたところに見学の方がいらして、子どもたちもちょっぴり緊張した表情を見せていましたが、慣れてくると先輩っぷりをしっかり発揮して、自分から近づいて行ったり、近くでおもちゃを共有したりして、頼もしさも見せてくれました。
今年は少ない人数でスタートしたつぼみ組なので、途中から新しい友達が仲間入りすることが多いこともあり、自然と先輩になっていき、遊びに来た新しい友達にも慣れているのかもしれません。
新しい出会いの中で、味わえる様々な気持ちを大切にしながら成長していく子どもたちを、これからも見守っていきたいと思います。(E.Y)
◆おばけやって~(ふじ)
園庭に行く支度を始めたところで、放送が入ります。
「地震です。」動揺して泣き始める児はほとんどいません。
保育士がカーテンを閉めたり、見回りをしたりパタパタと動く中、キョロキョロと保育士を眺める児、何が起きたのかわからず遊びを続けようとする児と様々です。防災頭巾を被ることにもだいぶ抵抗がなくなり落ち着いて避難できるようになってきた姿に、非常の際こちらも安全に守れるような安心さも感じました。
その後は、短い時間ですが園庭遊びやプールを楽しみました。
体調が不安定だったり、お休みすることが多かったり、プールに入る機会が少なかった○君や△ちゃんは久しぶりのプールに大喜びです。
バケツに水を汲み、自分の頭から豪快にかける児もいます。
残りわずかなプールの機会を、まだまだ楽しんでもらえたらと思っています。
高月齢の子ども達は、言葉でのやりとりが上手になってきています。
廊下に出ると、「おばけやって~」と走って逃げるのです。
保育士が毛布を広げ、「おばけだぞ~」と最初はただ追いかけるだけ。それを、ただ逃げるだけの子ども達。
「食べないで」「こわい~」
このやりとりをしながら、廊下を何往復も何十分も楽しむことができるのです。
途中、疲れたおばけが寝てしまうと「起きて~」と言ってみたり、「おばけさん、お買い物してくるね」「レンコン買ってきたよー」「これ、ぶどう」とお買い物ごっこが始まったり、想像力も豊かになり言葉を覚えていくこの時期を共に楽しみたいと思います。(M.C)
◆ぐんぐん成長 (きく・たんぽぽ)
朝、お部屋で過ごしていた子ども達が『先生、これなにー?葉っぱに何かついてるよ!』と聞いてきました。『なんかお花が咲いてるね!』という◯くん。まさかと指をさしている方向を見に行くと綺麗な朝顔が二輪咲いているのを見つけました。
保育士が笑顔で喜ぶものですから、その様子も相まって子ども達も『やったねー!』と皆で大喜びし、『すごいねー!』『綺麗だね!』とそれぞれ感じたことを言葉にしていました。◯くんは前々からとても興味を持っていたので『これアサガオって言うんだよねー』と花の名前もしっかり記憶。◯くんの言葉と実物のアサガオを見て周りの子ども達も得意げにアサガオと何度も口にして喜ぶ姿がありました。
この前のチョウといい今日のアサガオといい、様々なものの成長を間近で感じてきた子ども達は育てることの楽しさを経験し、成長の喜びを感じたのではないかと思います。
『大きくなったんだねー』
『またお水あげないと!』
と、次へのやる気にも繋がっていました。
あおむしはあと1匹飼育中、アサガオもまだまだ蕾がたくさん付いています。これからの子ども達の姿が楽しみです。
そして今日は朝から避難訓練があり、大忙しです。避難訓練に参加してからプール遊びを楽しみました。
避難訓練・プール共に、靴を履いたり水着に着替えたりと頼もしい姿がたくさん見られ、「なんでみんなそんなに素敵なの?慌てたり走ったりしなかったから誰も怪我しないで避難できたね」と避難後に話すと『だって先生のお話ちゃんと聞いたもん』と△ちゃん。
そう、避難訓練で地震が起きた後に少し怖がっている様子の子もいたので保育士の話をしっかり聞いていれば怖いことはないよと話した後の園庭への避難だったので、その話を忘れずにいてくれたようでした。
友だちが不安そうにしていたら『大丈夫?』と声を掛けたり、水着に着替える際に困っていると『できないの?』と助けてあげようとしたりと心の成長もたくさん感じます。
あおむしやアサガオに負けない位、ぐんぐん成長している子ども達です。
K・E
◆様々な成長 (うみグループ)
今日は地震と火災の避難訓練がありました。放送や保育士の声をよく聞いて落ち着いて行動することができ、なぜ机の下に潜って頭を守るのか、自分の身を守るために必要なことや危険なこととは何かを話していきましたが、じっと耳を傾け目を見て話を聞く姿勢にまた1つ成長を感じることができました。
昨日のブログでもお伝えしましたが、新たに人気の遊びが出てきたり、以前人気だった遊びが復活しています。年長児は様々なカードゲームの遊び方を良く知っており、ゲームのルールを教えながら遊ぶ姿がよく見られます。そこに年中・年少児も興味を示しゲームに参加したり周りで見ているのですが、勝ち負けがあるゲームでは感情がぶつかり合うことも多くあります。
大人の仲裁が必要な場面かを見極めたり声掛けのタイミングを見計らっているのですが、泣きながらも自分の気持ちを伝えられるようになっている年長・年中児たちの姿にも改めて成長を感じました。
年少児たちもまた、思い通りにならないことや悔しい気持ちを味わうことで気持ちのコントロールを学んでいます。
人との関わりの中でしか学べない貴重な体験を大切にし、保育者の役割とは何かを考えながらこれからも子どもたちを見守っていきたいと思います。
O・Y
◆高まる気持ち(にじグループ)
昨日の早歩きリレーはすごく盛り上がりました。競争したり勝敗がわかれたりする楽しさを味わったようでした。その楽しさの熱が熱いうちに、と今日も競技をしてみました。
片面は黒、もう片面は白になっている板をAチームは黒にひっくり返す、Bチームは白にひっくり返す。最後に多かった色のチームの勝ちです。
最初は男女チームに分かれてやってみました。
女児チームは気合十分、エイエイオーをみんなで何度も繰り返します。
男児チームもそれに負けじと気合いをいれます。
2回戦しましたが男児が強く、2勝しました。
女児はくやしそうです。気持ちでいったら女児チームの勝ちでもおかしくないのですが、競技というのは気持ちだけでは勝てないようです。
3回戦目は男女ごちゃ混ぜの2チームです。
最高潮に気持ちが熱くなったにじグループには子どもたちのエイエイオーがしばらく響き渡りました。
結果で負けてしまったチームの年長児の中には顔をうずめる児や泣き出す児もいました。
それも経験です。
競技の中で黒色のカード、白色のカードを数えたり、散らばしたりするのは子どもたちに手伝ってもらいました。
「黒色を10枚数えてね」
10が、9になったり8になったりしながらも、もも組もゆり組がんばって数えました。みんなの前で数えるのが嬉しくて得意気な表情でした。
10なんて簡単!
と、ひまわり組ゆり組も競うような早さで数えてくれました。
勝ち負けを共に喜び、悔しみ
仲間と気合いを高め、助け合い、協力し合い
競技の中で数にふれる
そんな時間でした。
園庭では、かけっこをしました。
他グループが行ってるのを見て、ぼくも、わたしも、と一緒に走りました。
名前を呼ばれてスタート位置に立ち走り出す姿はなんだか凛々しく感じました。
そのあとは園庭周遊リレーもしました。
一番だったよ
ぼく速いんだ
どんどん自信をつけてく姿に嬉しくなりました。
e.y
◆お菓子よりもイカのお寿司 (そらグループ)
身体測定と避難訓練の二大イベントがありました。
「先生、僕ねー、もう100レベルにいったよ」
とゆり組の◯君が言います。
「先生、僕はね、ここ蜂に刺された」
と負けじと◯君が言います。
「僕はここピザハットのテーブルで打った」
と負けじと◯君が言います。
「先生、僕は、足からばい菌入ってお熱出た」
と負けじと◯君が言います。
こども達のマウントの取り合いが面白く、いつまででも聞いていたいと思う時があります。
誰かが何かを言えば、僕だって…私だって…と言葉を表出します。
何も言わないより、喋る事の方が、言葉を表出する事で会話が生まれます。
ひょんな事から、僕が先、私が先、「ちょっと静かにしてよ、僕だよ」等と火花が飛び散る様な、危険な匂いがする時もあります。
そんな時、我々保育者は、酸性とアルカリ性の様な混ぜるな危険となりうる双方の会話でさえもを上手く中和させながら、お互い心地よくなる会話を育む存在で居ることが大切なのかもしれないと感じる時もあります。
また、こども同士のコミュニケーション(酸性とアルカリ性にも似た意見のぶつかり合い)の場合は、最初から中和するのではなく、混ざり合う中で危険な香りがした時にそっと介入して化学変化を楽しむような見守るスタンスを保ちたいと思います。
似ているようで似ていない、臨機応変とも言える関わりが保育の中には様々あり、見守り過ぎた事や、もう少し見守ってもよかったことなどがあります。
どんな結果であっても、振り返り、今度はこうしてみよう?と提案したり、自分自身にも問いながら日々こども達と向き合いたいと何気ない会話の中から感じました。
避難訓練後には、こども達から「いかのおすし」だよね。と言葉が出ました。
※本当は「おかしも」です
いかは?
(いかなーい)
のは?
(のらなーい)
おは?
(おおごえをだす)
すは?
(すぐにげる)
しは?
(しらせる)
本来確認するべき事は、
おさない
かけない
しゃべらない
もどらない
です。
しかし、こども達の口はお菓子よりもイカのお寿司になっていました。
▷車の反対側に走って逃げてね
▷痛い事、触られる事があったら教えてね
プラスαも伝えました。
話は安全にまで広がり、
もし車の中で待っていて、暑くて、汗をかいて、喉が乾いてきたら、運転席のハンドルの真ん中をグッと押すんだよ。(ラッパのマークなどを足でも可)
とも伝えてあります。
※万が一、近々でその様な事をこどもがご家庭で行なった場合、私の話を聞いていたのだと思っていただければ幸いです。
※もしもの時だよと伝えていますが…
皆でミーティングした後は、ダンスにかけっこ、リレーと園庭で汗だくになって遊びました。
今年のファミリースポーツデーは9月です。
夏の暑さに負けない、ソーラン節のかけ声や「頑張れ」の声援がひと足先に園庭に響き渡りそうです。
k★y
Posted in 園のこだわり