◆8月9日(水)の子どもたち
2023年08月09日 水曜日
◆外に行けないけど (つぼみ)
連日の暑さにいよいよげんなりしてしまいます。おまけに朝から「晴れたー。」「雨だー。」の繰り返し、プールに入っていた幼児組は出たり入ったり・・と忙しそうでした。
ふじ組が面白いことを始めていました。
小麦粉粘土 ではなく「片栗粉粘土?」 片栗粉スライム みたいな感じの物で遊び出しています。
空席が出たところで順番に参加してきました。
○くん:眉間にしわが寄っています。なかなか触ろうとしません。隣で豪快にねばねば楽しんでいるふじ組の子の様子をチラッと見ているうちにやっと人差し指で ツンツン とつついてみました。
◇くん:更に深いしわが眉間に・・・一緒に触ってみると手に付くのは嫌がらないものの不愉快極まりない表情です。早々に切り上げました。
△くん:「は?」 「は?」 じっと見つめて「は?」 とにかく謎だらけの表情、かたまりを目の前に置くと少しずつ形が崩れていく様子を見ているうちに にやー・・と笑顔になりました。
□ちゃん:てっきりごはんに誘われたのだと思ったようです。「どういうこと?」とはじめは意味不明 戸惑いでしたが、やっぱり隣のふじ組の子の様子を見ているうちに食べるものではなかったことがわかったようです。
通年なら水遊びが盛んな時期で泥んこ遊びも思い切り出来るのですが、今年の夏は厳しすぎて夏の遊びが追いつきません。
でも工夫して室内でも ドロドロした遊びができたことで普段見られない一面を見ることが出来ました。
春頃使っていたラックを最近また少し使う機会があるのですが、一度は乗ってみたいと思っていた願いがかなったかのようにわさわさと上りたがりが集まってきます。
得意気な顔をしているかと思ったらここでも眉間にしわを寄せているではないか・・・。楽しいはずなのになぁと思ったのですが、どうやらそれが成長の姿だという事に気付きました。
予想する とか 気を付ける とか ちょっとこわい とかの気持ちが芽生えていることがわかりました。
何でも突進していたころとは違うのですね・・・
外には行けないけど今日も午睡の時間は静か。みんなよく眠っています。
まもなく「充電完了!」と目覚めるころです。(N・S)
◆サラサラ?ヌルヌル?ドロリ? (ふじ)
厳重警戒3日目です。
外遊びは20分、と思うとなかなか外に出られません。まだまだ準備には大人の手が必要な年齢の子ども達。準備をして、全員が外に出て遊び出したと思ったら、あっという間に20分。「そろそろ入ろうか」となってしまいます。
それならば、部屋の中でどんな楽しいことをしようか、どんな風にからだを動かして遊ぼうかと日々の保育を考えている保育士達です。
今日は、片栗粉を準備してみました。小麦粉とは違い水を混ぜると粘土というよりも、スライムに近い形に変化する片栗粉。
片栗粉をボウルに入れたのを見た○君。
「さわってみようか」とニヤリ。
サラサラとした感触を味わい、水を入れた後のヌルヌルとした感触を味わい、固まったと思って持ち上げてみたらドロリと手に纏わりつく感触を味わい、楽しめた児も多くいました。
反対に、様々な感触を嫌がる児もいました。触ることも嫌、触ったけれどヌルヌルとした途端やっぱり嫌。
普段、経験できないことをこれからもどんどん提供していきたいと思っています。
外遊び可能な20分を利用して、体調が良さそうな児はプールも楽しみました。
突然のどしゃ降りの合間を縫って、入ることができました。(M.C)
◆ゴーヤ祭りだ! (きくたんぽぽ)
日々、子どもたちが意欲的に遊んだり、取り組む姿を見ていると、あれもやりたいな、これもやりたいな、こんなものを用意してみようかな・・・と色々考えてしまいます。
今日は、不安定なお天気。でも、そんな日だからこそ、外に出て、突然降ってくる雨を体験するのもこの季節ならではかな、この前収穫したゴーヤもゆっくり調理して食べたいな、絵の具遊びもしたいし・・と、今日も朝から悩みが尽きない保育士です。
相談した末に、今日は、室内で過ごして、ゴーヤを堪能することにしました。園庭に出ない分、ゆっくりできるので、絵の具遊びもできそうです。
収穫したゴーヤ、ピーマン、キュウリをボウルに入れて、子どもたちに披露。たくさんの緑の野菜を、子どもたちは手に取り、触ってみます。
子「ゴーヤ、ブツブツだね。」
保「なんかオバケみたいだね。ゴーヤおばけかな」
子「オバケだぞー」
最近、自分たちもオバケになりきったりして、オバケ好きな子どもたち。「ゴーヤおばけ」に喜んでいます。
保「◎くんの持ってるゴーヤ、おっきいね。」
子「ピーマン、小さいね。ゴーヤ、大きいね。」
お友達の持っている野菜と比べて、大きさの違いを感じている子もいます。
10時半ごろから、ゴーヤの調理を始めました。今日のメニューはゴーヤのから揚げです。苦みの強いゴーヤ、子どもたちは食べてくれるでしょうか。。
食べるの大好きな●くんは、すかさず椅子を持って来て、ゴーヤ調理コーナーの一番前の特等席をゲットしました。興味を持った子たちが、周りに集まってきます。出来上がるまでは時間がかかるので、子どもたちは待っているだけになってしまうのですが、包丁でトントンと切ったり、袋に入れて揉んだりする様子を飽きずに見ています。(もちろん、途中で遊びにいく子もいます。)
自分が子どもの頃も、親が料理をする様子を向かい側で見るのが好きだったこと、そして、出来上がったものをすぐにつまんだり、食べたりするのがとても好きだったことを思い出しました。
油で揚げていくと、いい匂いが漂ってきました。まずは、保育士が味見。「美味しーい!」と声をあげる保育士を、子どもたちは早くちょうだい~という目で見つめます。うちわであおいで、少し冷ますと、いよいよ子どもたちの番。「お待たせしました~。」と配っていきます。パクっと口に入れ、もぐもぐ。。「おいしい!」「おかわり!」「もっとほしい!」と言う子が続出。
普段は野菜が苦手な▽くん。お友達が食べているのを見て、自分も一つ手に取り、パクっと口に入れました。どうかな?と見守る保育士の前で、もぐもぐごっくん。そして・・・、もう一回手がゴーヤに伸びてきました。他の子に配っている間にも、またまた▽くんの手がにゅーっと伸びて、ゴーヤをつまんでいきます。「順番こね」と言いたい気持ちもありましたが、それよりも苦手なはずの野菜を自ら食べる▽くんの姿が嬉しくて、皆笑顔になっていました。
ペロリと舐めたり、口に入れたものの苦くて出してしまった子もいましたが、全員が食べる意欲を見せ、驚きです。ゴーヤ祭り、大成功でした。
(T.M)
◆じっくりと (うみグループ)
少しずつお休みの児も増え、今日は全員で22人でした。朝から不安定な天気で時折雨も降っていたため、今日は室内でゆっくりと過ごしました。
少ない人数のため、好きな遊びをじっくりと楽しんでいました。机上遊びでは、最近LaQに夢中な年少児の姿があります。説明書を見ながら平面のものを作ってみたり、自分でオリジナルの立体のものを作ってみたりと、集中しながら取り組んでいます。
一つ作れると嬉しそうに保育者に報告し、その後も自信がついたのか何個も作り上げる姿も見られます。少し前まではお兄さんお姉さんの作品を「いいなぁ」と見ていた年少児でしたが、自信満々に「作れるよ!」と誇っている姿を見て成長を感じ、嬉しくなりました。
他にもレゴブロックが大好きなうみGの子ども達。いつも遊んでいるのは小さいサイズですが、玩具の見直しの一環として、今日は大きなサイズのブロックも出してみました。
以前も遊んだことはあるはずですが、新しい玩具をもらったかのように嬉しそうにブロックを取り囲んでいました。お家やミサイル、アイス、武器、ベッド、テレビ…など想像力を膨らませながら色々なものをブロックで表現し、ごっこ遊びへと発展させていました。
引き続き、子ども達の姿を通していま求めているものや興味関心に合わせて環境設定していきたいと思います。
(M・Y)
◆晴れ時々雨(にじグループ)
今日はプールに入りました。
他のグループが良かったらにじグループさん入りませんか?と声をかけてくれました。
「え〜!優しいね」「うれしい!」と子どもたちも大喜びです。
早速、プールの順番で着替え始めると、、「水着持ってきてな〜い」「帽子な〜い」と水遊びのセットが揃ってない児がちらほら。昨日、水着を使った為かお洗濯が間に合わなかったようで入れない児がおりました。
毎日のお洗濯大変かと思いますが、引き続き準備のほど宜しくお願いいたします。(プールに入れなかった子どもたちはシャワーをで汗を流しつつ少しだけ水を楽しみました)
今日はもも組と年長女子、ゆり組と年長男子の2チームに分かれて行いました。
前半と後半10分ずつという短い時間でしたが、回数を重ねるごとに子どもたちの遊び方にも変化が見られ、今日はビート板を使って泳いだり、鼻を摘みながらバタ足で泳いでみたりという姿が印象的でした。
前半チームの年長◇ちゃん。お友だちが顔をつけて泳いでいるのをみて「いいなぁー!◇ちゃんも泳ぎたいんだけど顔つけられないんだよなぁ」と。それでも鼻を摘んで水面ギリギリまで顔を近づけてみるものの「あー!」と苦笑い。その様子を見ていた年長女子たちが、「◇ちゃんもうちょっとだよ」と応援してくれていました。
やってみたいけど出来るかどうかどドキドキの気持ちよく分かります。そんな中で応援してくれる友達がいる心強さが◇ちゃんに伝わっていると思います。
◇ちゃんのトライする姿を見届けてみたいと思いました。
前半チームの途中で雨が降ってきてしまいました。ポツポツ雨から本降りへ。子どもたちは「これでやればいいんだ!」とビート板で頭を守り「傘だぁ」と突然の雨も楽しんでいました。温かいシャワーを浴びて室内へ。
後半チームは雨が止んで陽が差してきたのを見計らって入水しました。後半チームも顔をつけてバタ足で泳いだり、クロールのように泳いでみたり、水鉄砲で遊んだりと存分に楽しみました。
「なんか曇ってきた」と年長※君。今日は空模様を気にしながらのプールであり短い時間でしたが、プール遊びの楽しさを今日も目一杯味わいました。(O.Y)
◆雨の日でも夏あそび (そらグループ)
保育者が新しい物を持って部屋に入るとさっそく気づくひまわりぐみの◯ちゃんと◯ちゃん。「なにそれ?」、「なにやるの?」と集まってきます。
水風船を見せて「これで魚釣りをやろうかな」と話すと「私手伝いたい」、「私も」とひまわりぐみの他にも、もも・ゆりの子どもたちも集まって一緒に作業してくれます。水風船を見るのは珍しいのか水を入れてみると「すごい」と言いながら水を風船に入れていきます。大きいのから小さい魚を作っています。とても小さいのを作っていたので、「小さすぎない?」と聞いてみるとそれには理由がありました。それは「ももぐみさんは小さいのじゃないと大きいと釣れないかもしれないから」と、下の子に思いやりがあります。保育者は「なるほど」と感動しました。
完成した魚釣りは園庭でやろうか室内でやろうか。
雨が降っていなかったので、園庭でやろうとしましたが、まさか行こうとした時に大雨が降って来た為、室内で行いました。
魚釣りは大好評。
片手で釣竿を持って釣る子、中々上手く出来ない子は釣竿を持ちながら両手を使い釣っていました。
魚釣りと言うことで、祭りのBGMを流すと、前までお店屋さんで出していたかき氷屋さん、ひまわりぐみの⭐︎くんが「そうだ、かき氷屋さんやろう」と思いつき、魚釣りの横でカキ氷を売り出します。
子どもたちからの提案・発想・想像は大切ですが、保育者から子どもたちがやりやすい雰囲気や環境を作っていくのも大切だなと感じました。
中々釣れないももぐみの⭐︎くん。
「も〜全然釣れないよ〜」と悔しい顔を浮かべています。何回も何回もやりますが惜しい所までいきやっと釣れました。⭐︎くんは満面の笑みで、「釣れた〜」と伝えてくれます。達成感がとても伝わります。
時間になるまで順番にやり続ける子どもたち。
子どもたちが過ごしやすくて、園庭に出れない日でも季節に合った遊びを提供していきたいと思います。(Y.H)
Posted in 園のこだわり