◆6月20日(火)の子どもたち
2023年06月20日 火曜日
◆今日も元気いっぱい(つぼみ)
朝から避難訓練があり、2階まで避難するという大冒険を経験したつぼみ組の子どもたち。
初めての2階に少し緊張した表情の子もいれば、新しい場所に目を輝かせている子もいて、反応は様々でした。
大冒険の後は、園庭に繰り出しました。
初めはローラー滑り台に集合していた子どもたち。次第に自分の好きなスペースで遊び始めたのですが、月齢の近い3人はすぐにローラー滑り台に戻って来て、お互いの帽子や洋服を触り合ったり、顔を覗き込んだりして楽しそうでした。
中でも◯ちゃんは動きが活発で、ローラー滑り台を上ったり下りたりを繰り返し、上に辿り着くたびに両手を振って「出来たよ!」と笑顔でアピールし。その様子を近くにいる2人もじっと見守っていました。
大冒険から始まった1日も、元気いっぱいに過ごすことが出来ました。
(E.Y)
◆ぽとん、ぽとん、、 (ふじ)
子ども達は石や枝が大好きです。
この頃、虫にも興味を持ち触れたり集めたりする児が増えてきましたが、「せんせー」と言って見せてくるのは石や枝。
毎日違う石や枝を見せてもらいながら、その魅力を子ども達から教えてもらっています。
今日は枝を拾ってきては側溝にぽとん、ぽとんと落としている姿がありました。水が溜まっているので、枝を入れると浮いてきたり、石を入れると沈んで見えなくなったり、、、ぽとんと落としては側溝を覗き、また枝や石を見つけてくるのを繰り返して遊んでいました。
そんな姿を見ていた2歳児の子ども達がやってきて、ぽとん、ぽとんと石を落とし始めました。
石は落とすと見えなくなるので、孔子の柵のところを持って覗き込みます。
"見えなくなった=ばいばーい"の認識がある2歳児の子どもが、ぽとんと落とした石に対して「ばいばーい」と手を振ると、その真似をしてふじ組の児も「ばいばーい」
「ばいばーい」と言いながら側溝を覗き込む姿が興味深く、まわりにいた児も集まってくるのでした。
今日は園庭に出る前に、水害の避難訓練がありました。2階の部屋へ避難しました。兄弟の関係で2階の存在を知っていた児もいますが、こんなところにも部屋があるのかと目を丸くしている児や、ここは大丈夫な場所かな?と警戒して部屋に入る児もいました。登りでつかれたのか、帰りは抱っこを求める姿もありましたが、無事に訓練を終えることができました。
M.S
◆日々成長する子ども達 (きく・たんぽぽ)
先日から始めたブクブクうがい、朝おやつの後に声をかけると、コップを手に張り切って水道へ向かっています。「ぶくぶく…」と子ども達は頑張っています。一つまた一つと出来ることが増えて来るたびに、その成長を嬉しく感じます。
ミッキー体操の曲が流れると、自然に子ども達の輪が出来上がり、のびのび手足を動かしたり、友達と一緒がいい子は手をつなぎ合ってフフフッと笑い合いながら体操を行っています。
体操の後集まろうとしていると、突然放送が入りました。避難訓練です。今回は水害訓練で、部屋で待機するのですが、保育士の声かけに子ども達はちゃんと部屋の中央に集まってきました。水害をイメージするのは少し難しいとは思いますが、なんとか子ども達に説明をし、避難も上手に行えました。
訓練も無事に終え、園庭へと遊びに行きました。
毎日の栽培チェックも欠かさず、「あ、大きくなった!」「ここにもあるよ!」と子ども達が教えてくれました。ピーマンの小さな実が4つ、きゅうりの実は1つ。もうすぐ収穫できる日が近づいてきて楽しみです。
園庭では、かけっこをしたり、しゃぼん玉で遊んだり、虫探しもしたり…。日に日に遊び方も上手になってきました。
部屋での遊びも充実し、皆で顔を合わせながら座って、パズルなどの机上遊びが流行っています。
「かして」「いいよ」と言葉のやり取りも聞かれるようになり、ここでも一日一日の成長を感じています。
I.Y
◆お外で遊ぼう (うみグループ)
ここ数日、梅雨を忘れさせるような天気が続き大喜びの子どもたち。
「今日も、テレビで雨降らないって言ってた!」
「園庭いけるね!虫探ししようよ!」「ケーキ屋さんやるー」などと嬉しそうに遊びへの意欲を高め合っていました。
園庭遊びの時間になると鬼ごっこや泥遊び、虫探し、メダカの観察など主体的に遊びに向かっていく子どもたち。
好きな遊びを満足の行くまで楽しむなか、楽しさや喜びを分かち合ったり、遊びのなかで得た気づきを共有しあったりと異年齢、更にはグループを越えた子ども同士の関わり合いが様々な場所で見られました。
「みてーお魚いっぱいいるー」と笑顔でメダカの観察をする年少◯◯くん。
そこへやってきたのは、他グループの年長△△ちゃん。
「小さな赤ちゃんいっぱいいるねー」と○○くんの喜びに共感するよう声をかけてくれました。
そして「みてー!隠れちゃった!」「はやいねー」などとしばらく会話が続いた後「まだ赤ちゃんたがらビックリさせないようにしないとね」と○○くんに優しく声をかけ遊びに戻っていきました。
次にやってきたのは、年少の□□ちゃん。
□□ちゃんが覗くと、隣にいた○○くん。
「みてーまだ赤ちゃんだからビックリさせたらだめだよ」と笑顔で教えていました。
子どもたちの何気のない関わり合いでしたが、改めて、子どもにとって、友だちとの関わり、遊び等、一つひとつが大切な学びの時間になっているのだなと感じさせていただきました。
これからも、子ども同士の関わり合い、学びの時間を大切にしていきたいです。
(T.N)
◆ねこになりたいナ (にじグループ)
ちょっと前に
「ねこのコスチュームをつくりたい」
と言ってくれた児がいました。
画用紙でつくり、その児はそれから猫になりきってお部屋で遊んでいました。
昨日のことです。
猫になりきる△ちゃんを見て○ちゃんが
「△ちゃんみたく猫になりたい」
と伝えてくれました。
それから昨日今日と女児を中心に、にじグループにはあっという間にたくさんの猫たちが登場しました。
自分の好きな色の画用紙で、自分でハサミで切ってコスチュームをつくりあげました。手と脚をついてニャーと鳴く姿、なりきって楽しんでいます。
すると「猫を朝の集まりで発表したい」◇ちゃんが言ってくれました。
猫ちゃんたちに前に来てもらい
“猫になってなにをしたいか”
“なんで猫になりたかったか”
聞いてみました。
猫ごっこがしたい
わたしの飼い主は□くんなんだ
猫がかわいいから(猫になりたかった)
お友だちのがいいなって思ったから
…
さまざまな言葉が聞けました。
そんな中、
「うさぎになりたい」年少児◎くんです。
すると
ぼくはオオカミ!
オオカミならやりたい!
ネズミがいいな!
犬がいい!
など一人一人がなりたい動物を伝えてくれました。
そんな中△ちゃんは
「みんなでお話みたくしてみたいな」
子どもたちの好きないろいろな動物が登場するお話のようです。
△ちゃんにお話を考えてくれるか聞くと、嬉しそうに「うん!」と答えてくれました。
集まりの時間が子どもたちの楽しいことの共有の時間となったことがとても嬉しかったです。
いろんな遊びやアイデアがたくさん詰まったにじグループの子どもたち。そして、その遊びも一気に広がりますが、ちがうことにまた興味が向かうことも早かったりします。
今日の子どもたちの気持ちがどこまで実現するかわかりませんが、それぞれのやりたいことをキャッチして関わっていきたいと思います。
e.y
◆私は警察、あなたは泥棒 (そらグループ)
「がっかりして、がっかり(めそめそ)して、がぁっかりして?(どうしたんだい)」
「そうじゃない、がっかりしてメソメソして、どうしたんだい?だよ?」
「おかしいなぁ?がっかりしてがっかりしてじゃないんだね」
「おかしいのは先生だよ」
そんなやりとりの最中、室内遊び中に洪水訓練がありました。
「訓練、台風の影響で洪水の予報が出されました」
普段聞き慣れないワードであっても、この雰囲気はひとまずただ事ではないと、慣れた判断をするこども達がいます。
放送が流れるとすぐに、
「おっとっといけないいけない」
と机の下に隠れるもも組の◯君。
慣れてます。
遊んでては大変かもしれない…とロフトの上から下りてくるこども達。
慣れてます。
部屋の中心にいる保育者にジリジリと近付くこども達。
慣れてます。
「放送をまず聞こう」
と伝えるとじっと保育者の方を見ます。
放送が終わった後、広場に避難し点呼を取ります。
▷大きな声で返事をする
▷しっかり手をあげる
▷保育者に顔を見せる
この3つを確認しています。
雨の日や、暗い場所、うるさい場所、混雑している場所…etc
様々な場所での避難が想定されます。
※お子様と何かの時に、どうして大きな声で返事しなきゃいけないんだろう?どうして手をあげなきゃならないんだろう?どうして顔を見せなきゃならないんだろう?その意味を確認して頂けると幸いです
室内ではブラックピンクならぬブラック忍者(忍者ブラック)に扮したこども達がいます。
さっきあっちにいたと思ったら今度はこっちと大忙しです。
一体何をしているのかと言いますと、その場所で「がっかりして…」と歌っています。
誰に聞かせるわけでもない歌を歌っているので観客はいませんが、聞き耳を立てているのはいちごオヤジです。
「先生、歌ってよ」
とマイクを持ってきた◯君。
「がっかりして、がっかりして、がっかりして〜。がっかりがっかりして、がっかりして〜うぉううぉう」
ここでマイクを奪われて、
「僕の歌い方と違う。こうだよ、がっかりしてめそめそしてどうしたんだい?だよ」
と大笑いです。
こんな茶番の様なやりとりもほとんど毎日行われる為、「ちょっと歌ってみて」と言われた時に何を求められているのか?それを考えると面白いものです。
きっと、ふざけずに真面目に歌ったら、
「先生ちょっと歌ってみてごらん?」
と二度と言われない様な気がして…もう少しだけふざけてみようと思っています。
そんなやりとりの後ろではロフトの下でトンネルを通ったり、マットにくるまったり、枕を抱きしめたり一体これは何ごっこ?という質問が飛び交ってもおかしくない姿もあります。
同じ場所で遊んでいてもやっている事は違います。
おままごとでは「お店屋さん」。
造形ゾーンでは「切り紙遊び」。
LEGOやLaQでは小さな家づくりと、手裏剣作り。
絵本ゾーンでは黙々と読み込むこども達。
カードゲームやボードゲームでは4人席の周りに人だかり。
それぞれの好きなものと好きな場所と好きな友達と時間を過ごします。
園庭ではドロケイをやるこども達に捕まえられて、「先生泥棒ね」と言われます。
本当に警察官の様に腕をぎゅっと握り、本当の泥棒の様に「泥棒ね」と言われると少し不思議な気持ちになりますが、こども達の「楽しい」がそこにある為、この場所のこの時間だけでも泥棒にでもならねばと思います。
「じゃぁ、こども達は警察だから。いーち、にー、さーん、…」
と始めます。
問答無用です。
逃げます。
すぐ捕まると文句を言われます。
ちゃんとやってと言われ、遊具に登ればそれはズルと言われ…。
こども同士でやってほしいと思いますが、今、こどもが求めているのは何か?それを見極めてこども達と触れ合いながら見つけていきたいと感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり