◆6月14日(水)の子どもたち
2023年06月14日 水曜日
◆そこには何がある?(つぼみ)
今日は雨予報の為室内での一日です。新しく入った〇くんは3日目の園生活です。お母さんと別れる時は泣いてしまいましたが、食べるのが好きなようで朝のおやつを食べちょっと一息。「これで遊んでみる?」と保育士が渡してみると、泣くことなく遊び始めていたのには大人もちょっとひと安心。でもまだまだ慣れないこともあり不安があると思うので、少しずつ少しずつ慣れていってくれるといいなと思っています。
それぞれが遊び始めた頃、〇くんも周りの様子を伺いながら動き始め気に入った場所が何となく見つかったようです。パーテーションでふさがれた、ちょっと隙間がある保育室の角に「あっちはいけるのかな?あっちにいきたいな」「何があるのかな?」というように見ていたのか、何度も何度もパーテーションに向かって行っていました。子どもたちにとっては知らない事や見たことがないものが沢山あると思うので、色んな物にたくさん触れたり、見たりして知って行けるといいなと思います。
つかまり立ちや足が上がって高ばいをしそうな時期。運動面でも変化がある子ども達ですが、甘えたい、抱っこしてもらいたい、お腹が空いた、眠いなどの表現が以前より多くなってきたように感じます。その時の気持ちをしっかりくみ取りながら関わっていきたいなと思います。
(K.E)
◆模様替え (ふじ)
今日も雨が降ってきたので室内で過ごしました。
ちょうどお部屋の模様替えをした後で子ども達も興味を持っていた様なので、室内でのんびりとあそぶことにしました。きらきらとわくわくの部屋をつなげ机上遊びコーナーを中央部に、向かいロッカーにおままごとコーナー、ふわふわ側にはふわふわにつながるドア。反対側にはブロックや絵本コーナーなど子ども達の成長に伴い楽しく過ごせる様にレイアウトを変更しました。
机上コーナーではお絵かきを楽しんだりおままごとコーナーでは円卓を囲んで保育者と楽しくお食事会をしたり、ブロックコーナーではブロックで作った作品を近くの棚の上に運んで動かして遊んだり、磁石のおもちゃはホワイトボードに保育者の真似をして模様の様に付けて行ったり窓に並べたりと上手に遊んでいました。
絵本コーナーでも大型絵本を一緒に楽しんだり、ふわふわのドアを通ってお互い往き来して新しいお部屋を楽しんでいました。
体をおもいっきり動かしたい子ども達は、おひさま広場でボールに座ってボンボンしたりソフトマットに登ったり、一緒に天井からぶら下がったている新聞おばけの退治をしたりして元気に遊びました。(y.n)
◆カタツムリと紫陽花は雨が大好き(きく・たんぽぽ)
今日はどんよりとした曇り空です。雨が降り出す前に園庭に出ようと、おやつを食べる姿も少しそわそわとしているようです。食べ終えた子どもからタオルをしまい始めると、ザーっと雨の音がきこえてきました。それでも支度をして園庭に出ようとして、靴下入れのところまで急いでくると、窓の外の雨の光景が目に入ったようです。ザーザーと激しく降る雨を目にして、あきらめがついたようでした。
きくとたんぽぽの部屋には、今が旬の紫陽花の花が飾られています。種類もいろいろあり、花の色や形も全部ちがいます。紫陽花は百種類以上もの種類があり、それぞれに名前もあるそうです。みんなも自分の紫陽花をつくってみることになりました。紫陽花は雨が大好きだから、今日みたいな雨の日はいっぱい花が咲くといいね、と伝えてみました。
同じく雨が大好きなカタツムリもつくってみました。うずまき型の殻は、玉ねぎのスタンプを好きな色でスタンプ遊びしたものです。目玉も好きなシールを選び、個性豊かな表情で、なんとなく作り主に似ているように見えてくるので不思議です。
紫陽花ができたらカタツムリさんのおうちにして一緒に飾ってあげようね、ということで、紫陽花つくりが始まりました。
正方形のスポンジを四分の一に区切った型のスタンプを、紫陽花のガクに見立ててポンポンと押していきます。色はピンク色と水色、紫色の三色を用意し、それぞれ色ごとのトレイにスタンプをセットしました。
○くんは水色のスタンプをそおっと手にとり、そおっと、、ポンと押してみました。そして水色のトレイに手をのばして水色の絵の具をつけて、またポン。慎重に丁寧にスタンプに挑戦していました。
次はピンク色に挑戦です。〇くんは使っていた水色のスタンプを水色のトレイに戻してから、ピンク色のトレイに手をのばしました。同じスポンジで他色も使ってしまうことなく、ちゃんと使い分けて色が混ざらないようにしていたことに驚きました。〇くんだけでなく、多くの子どもがそのようにできていて、片付けをしている時のように、使ったらあったところに戻す、という習慣が育まれているのだな、と感じました。
混ざらないそのままの色の花にその発色を楽しんだり、重ね付けにより混ざり合っていく花の色合いにも気づけたり楽しめた様子でした。
廊下では、はしごの巧技台の上を、のそーり、のそーりとカタツムリになって進んでいる姿もみられました。カタツムリや紫陽花をつくってみたり、自分もカタツムリになってみたりと、雨の日を元気に楽しんでいた子どもたちでした。(F.S)
◆イメージを形にしていく (うみグループ)
今日もおばけやしきに向けた取り組みが行われました。
マインクラフトのゾンビや黒猫、風船おばけにスポイトを使った赤い雨や手形等、子どもたちがイメージを伝えたりアイデアを出していき、どうすれば実現できるか考え取り組んでいます。
赤い雨は、以前スポイトを使って雨を表現したことがあり「あの雨の色を赤い絵の具にしたら怖い雨になるんじゃない?」と子どもたちから出たアイデアでした。
赤い雨は子どもたちの中で血の雨をイメージするようで、スポイトを垂らしながら「この赤じゃ薄くて怖くないから黒い絵の具を足してみよう。血みたいになるかも」と話していました。
よく色水作りや実験をしていることから色の調合は御手の物です。
イメージ通りの色になり満足気な表情を浮かべ、そのまま自分の手の平に絵の具を塗って手形を加えていました。
自分が思い描くものを形にする作業を楽しむ様子が見られます。
各ゾーンでは自分で遊びを選んで取り組んでいます。また、身体を動かして遊べるゲーム遊びのゾーンも作っていきました。
だいこん抜きや雷ゲームにハンカチ落としをしましたが、汗びっしょりになるまで行い盛り上がりました。
少人数で始めましたが段々と「入れて」と言って人数が増えていきます。でも興味はあるけど自分から「入れて」と入れない児もいます。
保育者やお友だちから声をかけられるとすぐに仲間に入る児、何回か声をかけられるとゲームに入れる児、側ですっと「見てる」と言い、一緒に大笑いしたり「ハンカチ落とし~」と掛け声を言いながらも、声を掛けられてもゲームに入らない児とがいます。
今回は入れなかった児が次には参加できることもあれば、入らないという選択をする児もいます。
大切なのは参加したかしてないかではなく、どんな時も1人ひとりが自分のペースで安心してその場所にいられることだと思います。
子どもたちが主体性と安心感を持って過ごせる空間であることを大切にしていきたいです。
O・Y
◆豆苗から発見 (にじグループ)
にじグループで、以前一度豆苗を育てて炒めました。その時は一人一口分程でなくなってしまいました。子どもたちから、
「もっとたべたかった!」
「豆苗をもうひとつ用意したらいいんじゃない」
と色々提案をもらって二つの豆苗を新たに育てていました。気温が上がってきたからか、前回より早く育ったような気がしました。
子どもたちにたずねてみました。
「前よりも早く育った気がする。
前と何がちがうんだろう」
「たくさん水をあげた!」
「お日様にたくさんあてた」
「みんなで大事にした」
色んな意見がでました。どれも、そうかも!と大事なことばかりでした。子どもたちは、そんな事を気にしながら育ててくれたんだなと嬉しく思います。
「いつ食べる?今度はどうやって食べる?」とワクワクする会話も聞こえてきました。
子どもたちの前で調理しました。
豆苗の香りを嗅ぐと、
「もやしのにおいに似てる」
という子や
ぐつぐつした後は、
「においが変わった」
など子どもたちから発見した事が口々に聞かれます。
大事に育てた豆苗。今回は、お浸しにしていただきました。ご家庭では、なかなか食べないんですと保護者の方から伺う事も多いメニューなのですが、友だちパワーと一緒に育ててきた愛着…などなど、いろいろなパワーが混ざって食べみようとできるのかもしれません。いろいろな体験をしていきたいなと思いました。
「大根抜き」というゲームがあります。今日は、そのゲームがやりたいとリクエストがあり、やりたい子で集まってゲームも楽しみました。
子どもたちがゲームをすすめていき、生き生きと楽しんでいました。
やりたいなと思った事を体験している時は、本当にみんないい顔して楽しんでいます。みんなのいい顔がたくさん見られるようにアンテナを張っていきたいと思います。U.A
◆ドロケイ (そらグループ)
朝一でタオルを持ってきた事を報告してくれたこどもがいました。
同じく、朝一でタオルを持って来なかった事を報告してくれたこども達がいました。
シャワーを浴びる事がイベントの様になっており、
「先生、プールが楽しみだね」
と言う◯君。
シャワーでここまで盛り上がるのであれば水遊びは大盛り上がりであると感じます。
今日は室内で遊んだ後に、園庭に出ました。
室内では、もも組だけの朝の集まりと、ゆり組だけの朝の集まりを行いました。
それぞれに廃材を使用した造形の時間を30分程用意しましたが、時間が足りず「もっとやりたい」「まだ終わらないで」という声もあがりました。
造形の内容〜
・様々な廃材から一つだけ好みのものを選びます
・「この箱何に見える?」と想像を掻き立てます
・保育者が試しに作っていた見本を紹介し、動かしたり、喋ったり、空を飛んだり…etc
・紙テープ、シール、画用紙をテープで貼り付ける
・作品が完成したら持ち帰っても、遊んでも良い
その事を伝えて造形活動を展開しました。
こども達の自由な発想や、遊び方に、制限とヒントのあり方について改めて今後の活動を更に良いものにしたいと感じました。
全体での集まりでは「きせつのうた」や「ダンス」など体と心を動かす時間を設け、汗びっしょりのこども達。
園庭に出る頃にはすでに、シャワーを浴びた様なこども達の頭。
「ドロケイしよう」と久しぶりの召集に集まった、ももゆりひまわりのこども達。
年長児の強さに「くっそー」と悔しがる、ももゆりぐみ。
「やったー」と喜び合うひまわりぐみ。
シャワーで心と体もリセットし、給食を沢山食べ、今、夢の中です。
k★y
Posted in 園のこだわり