◆6月12日(月)の子どもたち
2023年06月12日 月曜日
◆これからよろしく(つぼみ)
今日から新しいお友達がつぼみ組に仲間入りしました。
初めての場所に大泣きしてしまっていたのですが、おもちゃは気になるようで、自分から手を伸ばす場面もありました。
その頃、先輩たちは新しい仲間の大泣きを気にすることなく自分のペースで遊んでいて、2ヶ月前が懐かしくもあり、頼もしくも感じました。
これから、この頼もしい先輩たちと一緒にたくさんの笑顔が見られるように、私達も一緒に楽しみたいと思います。(E.Y)
◆ロケットが気になる (ふじ)
一週間の始まりは、雨でした。
梅雨に入り、なんとなくジメっとした室内のため除湿、換気をしっかり行いながら過ごしやすい環境を整えていきたいと思います。
朝のミッキー体操だけでは、まだまだ余力十分の子ども達。
雨の室内でたっぷりとからだを動かせたらと、今日は新聞紙遊びを行うことにしました。
おひさま広場に持ってきたたくさんの新聞紙。
まずは保育士が広げて読んでみました。
そのとなりにそっと座る○君。ロケットの写真が気になった様子です。じっと眺めています。
△君も、じっと新聞紙を眺めています。家で、お父さんやお母さんがこうやって見ているのかな?と思わせるような貫禄ある姿です。
しばらくは、新聞紙を見ることや広げて並べることに夢中でした。
保育士が作ったおばけから逃げるために始まった、新聞ビリビリ。その後、クシャクシャっと丸めてみたり様々な遊びが展開されていきました。
最後はビニール袋に集めていきます。マジックペンで自由に顔を書いて、画用紙で切った口や模様をペタペタ貼って大きなおばけが完成しました。
ゆっくりじっくりと遊びたい児は、少人数になった部屋で絵本やブロックで思い思いに楽しんでいました。
まだまだ続く梅雨。
室内でも、からだを動かし発散できるような遊びを提供していきたいと思います。
☆今日からシャワーが始まる予定でした。残念ながら雨のため行いませんでしたが、雨の日でも毎日連絡帳に○△✕の印を記入してください。よろしくお願いします(M.C)
◆梅雨と言えば・・・なもの (きくたんぽぽ)
ザ・梅雨と言わんばかりの週明け、たんぽぽぐみには、梅雨と言えば・・・なものが2つやってきました。
ひとつめは、大きなカタツムリ。保育士の家にいたのを、あまりに立派なので、 子供たちに見せてあげたいと持ってきてくれました。
あまりの大きさに、「これなあに?」と見せても、「・・・。」「かいがら?」とカタツムリと思わなかったようです。ちょっと怖がる子も。。それでも、段々と動き出した姿を見て、「カタツムリだ!」とわかり、さっそく興味津々な子ども達。
本物のカタツムリを前に、先日、玉ねぎスタンプで作った自分たちのカタツムリにも目をつけてあげることにしました。目をつけ、息を吹き込まれたカタツムリ、子どもたちの手によって、本物のように動き出します。
カタツムリは何を食べるかな?と保育士と一緒にままごとコーナーに探しに行き、本物の容器に入っていたのと同じキャベツを持ってきては、手作りカタツムリに食べさせてあげます。
朝の集まりも、今日はカタツムリと一緒に。すると、カタツムリも大好きなもうひとつのものが出てきました。アジサイの花です。これまた立派なアジサイの花をテーブルに一つずつ置きました。指でちょんちょんと触ってみたり、匂いを嗅いでみたりします。
手作りカタツムリさんにも匂いを嗅がせてあげる姿があり、この時期らしい集まりの時間になりました。
集まりのあとは、きくぐみさんも一緒に廊下ときくぐみのお部屋で遊びました。廊下では、たくさん体を動かし、お部屋では、それぞれ好きな遊びをじっくり。不動の人気のままごとコーナーでは、コンビニのパフェの空き容器を見つけると、さっそく中にチェーンを入れて、スプーンで食べる真似をしたり、保育士に食べさせてくれたりします。
保育士がご近所から頂いた朝顔の種があったので、撒いてみました。撒く前に土を混ぜ、たっぷり湿らせます。霧吹きでシュッシュッしていると、もちろん「やりたい!」の子どもたち。順番にやってみます。
○くんは、初めての霧吹きにどうやったらいいのかなーと苦戦中。保育士が手を貸すと、シュッと水を出すことができ、嬉しくて何度も水を出していました。
今度は雨の園庭を散策したりして、今の時期ならではの体験を楽しめたらいいなと計画中です。
(T.M)
◆劇遊び (うみグループ)
「こっちのお部屋(ランチルーム)で何かしたいな!」
「また劇やりたーい!」
先週末、帰りの集まりで劇遊びを紹介しましたが、子どもたちにとって心に残るものとなったようで、朝から喜び、期待に満ち溢れた声がたくさん聞こえてきます。
今日も、子どもたちの「やりたい」という気持ち、主体性を保障するためランチルームを広げ、劇遊びを行える環境を用意しました。
本日提供したのは、子どもたちから「やりたい!」と多くあがった「てぶくろ」のオペレッタと桃太郎の劇遊びです。
年中、年長児は「これ知ってるよね!みたことある」「前にもやったよね!」と昨年度の経験を思い出し大張り切り。年少児も年中、年長児が楽しそうに行う姿をきっかけに「やってみたい」とそれぞれのペースで自発的に参加していました。
年少の〇〇ちゃん。
〇〇ちゃんは、先週行ったゲーム遊びや劇遊びの紹介が心に残っていたようで「◯◯もやるー!」と率先して前に立ちます。そして、お気に入りの役になりきり笑顔で身体を動かしていました。
年長の○○くん。
朝や帰りの集まりでは、人前に出ることを喜びに感じ自発的に堂々と発言、発表してくれますが劇遊び中は、少し緊張した表情。
しかし、終わってみると満面の笑み。「ちょっと恥ずかしかったけど楽しかった!」と達成感に満ち溢れていました。
参加の仕方は様々でしたが、身体を使って表現する楽しさや、皆の前で発表できたという達成感など、存分に味わった子どもたちです。
一人ひとりが思い切り個性を発揮できる。そんな素敵な活動となりました。
(T.N)
◆ダンスからの劇遊び(にじグループ)
今日はダンスからはじめました。
カエルの体操、やんちゃ怪獣、ソーラン節。
ダンスに参加する子どもたち一人ひとりが元気いっぱいに踊っている姿が微笑ましく、こちらまで元気をもらう時間でした。
ダンスの最中に、年長◯君が「手ぶくろやりたい(オペレッタ)」と教えてくれました。
昨年の劇遊びで今の年長児が披露したものです。
「やってみる?」と子どもたちに聞いてみると「やるー!」と年長児みんなでやってみることにしました。
昨年の役に別れて、ゆり組、もも組の前で披露です。
少し照れくささもあるように感じられましたが、一つひとつの動きを思い出しながら楽しく演じていました。
「ゆり組さんもも組さんもやってみる?」と聞くと「やりたーい」と嬉しい反応です。
ランチルームを広げて、みんなでやってみました。
おじいさん役、ネズミ、カエル、うさぎ、キツネ、クマ、雪の結晶役を自分がやりたい役に入りながらやってみました。
参加した子どもたちは「(おじいさん)やるー!」「(きつね)やる!」と主体的に参加し、年長児、年中児、年少児が自然と触れ合う姿が微笑ましく心温まる姿でした。
手ぶくろが終わると「おおきなかぶやりたいなぁ」と年中⭐︎君。今度は年中児が『おおきなかぶ』の劇遊びを披露してくれました。昨年の劇を思い返しながら楽しい劇を見せてくれました。
「(やってみて)楽しかった」「(見ていて)面白かった」そんな子どもたちの声が聞くことができました。
やってみたいな、楽しそうだなという子どもたちの感覚を大切に受け止めること、そして友だちと一緒に表現することの楽しさを感じられるようにこれからも丁寧に寄り添っていきたいと思います。(O.Y)
◆ミルクマーブリング (そら)
育子園では賞味期限が近くなった食べ物は子どもたちの安全上、破棄されています。
その現状に日々、もったいなさを感じていました。
捨てるのであれば保育の中に遊びとして取り入れよう。
ということで、今日は牛乳を使った実験遊びをしてみました。
-本日の実験-
『ミルクマーブリング』
用意するもの
・牛乳(破棄するもの)
・絵の具(水で溶いたもの)
・スポイト
・トレー
・洗剤
・綿棒
・画用紙
①牛乳をトレーに入れる
②スポイトで絵の具を牛乳に垂らす
③洗剤に漬けた綿棒で絵の具をタッチする
④③を十分に楽しんだら画用紙を浮かべ転写させる
始める前に今日使う牛乳について話をしました。
飲める牛乳と飲めなくなった牛乳がある事を伝え、何が違うのかを問うと年長児から
「バイ菌が入ってるんだよね」
「賞味期限だよ」
の返答が返ってきました。
"賞味期限"という言葉を知っている子がいることに驚きました。きっとおうちの中で出てくるワードなのだなぁと感じ、例え大人同士の会話の中でのものだったとしても耳で学んでいるのだなと思いました。
絵の具の上に綿棒を置いてみるとあら不思議・・・
「どこかいっちゃった!」
「広がったよ」
「・・・(キョトン顔)」
「なんだこれ!おもしろい!」
言葉と表情で、驚きの反応を見せてくれました。
その不思議な現象とは、色がパッと弾かれ隣の色と混ざり合うのです。(牛乳の油分と洗剤の油分の反発)
チョンっと綿棒でタッチして変化する色を楽しんでいく中で、
「火山みたい、、、」
と口にする年中児がいました。
何が火山なのか見てみると、綿棒をじっと牛乳の中に入れていました。そうすると、ぐわんぐわんと下から色が湧き上がり火山のような動きをしていたのです。
綿棒の入れ方、入れる長さによって動きが変わってくることを発見しました。
もう1人の年中児は、真ん中と角をタッチし広がる円を2つ作ってぶつけ合いどちらが最後まで残るかの戦いをしていました。「みて〜ゲームみたい!」と盛り上がっていました。
できた模様や動きを見ながら
「火山」
「ゲーム」
「宇宙」
「忍者」
「うずまき」
「お花畑」
と子どもたちのイメージも次々と湧き出ています。
☆ちゃんから
「お茶でやったらどうなるのかな?水とか。」
という提案が出ました。たしかに面白そうです。
子どもたちから生まれた素朴な疑問、不思議に感じたことを聞き次に繋げていくことで保育に面白味や広がりが出てきます。
お茶と水でマーブリングは出来るのか・・
今回の☆ちゃんの疑問を次の実験にしたいと思います。
最終的には破棄するのだから同じではないかと思う方もいると思いますが、
"ただ捨てる"と"価値を付けてから捨てる"
では全く違うと思っています。
○食べ物には美味しく食べられる期間と美味しく食べられない期間があるということを学んだこと。
○捨てる前の材料で遊び、その中で起こることに対する驚きや疑問が生まれたこと。
この2つが今回材料にした牛乳についた価値だと思います。
どんな実験をしたのか、絵の具がどんな動きをしたのか、
聞いてみてください。(やっていない子も数名いますが、やった子の動画をみて共有しています)
そして、うっかり飲み忘れた牛乳があった時には是非お家でも実験してみてください。大人でも感動します。
(I・K)
Posted in 園のこだわり