◆5月25日(木)の子どもたち
2023年05月25日 木曜日
◆自然(つぼみ)
つぼみ組は月に2回0歳児健診があります。今日は年2回の他学年の健康診断もあり、朝から園医に診てもらいました。いつもと違う一日のはじまりで健診は一瞬泣きましたが、終わってしまえばいつも通り。何が起こったのかきょとんとする子ども達でした。
園庭の奥の築山まで行くと、2歳の子達がダンボールで作ったソリで遊んでいました。「なにやってるんだろ?」とジーっと眺めていたのですが、つぼみの子達も大きくなったら出来ることが増えていくのが楽しみだなと思いました。
天気も良く園庭の虫たちが活発化してきました。保育士がテントウムシを見つけると嬉しそうに見ていた〇くん。怖がりはしませんでしたが、これからもいろんな生き物や自然に触れていきたいなと思います。
(K.E)
◆どんなものが見つかるかな(ふじ)
今日は今年度初めての健康診断がありました。おひさま広場に普段見られない椅子や机が置かれていていつもと違う雰囲気を感じながら室内で遊ぶ子ども達。
お医者さんが来て、順番に洋服を脱いで診察を受け始めるとドキドキして泣いてしまう児や真顔で受ける児、笑顔で受ける児と反応は様々でしたが、無事に全員受けることが出来、最後には「バイバ、イ」とお医者さんを見送る余裕を見せてくれた児もいました。
朝のおやつの牛乳を飲んでから園庭に出ます。
この頃の定番になって来ているのが、道を挟んで育子園の隣の工事現場で使われているクレーン車の先端がレンガのたたきのところにいると見えて、園庭に出るたびに「あっ、クレーン車」と指をさして動いている姿を観察しています。
春ならではの虫探しも夢中になっている児が多く、今日はテントウムシに沢山出会いました。テントウムシがいたところには、子ども達が集まって、探したり、見つけたテントウムシを触ってみたりと触れ合いを楽しんでいました。「テントウムシいたねー」と嬉しそうな子ども達でした。
様々なものと触れ合いながらこれからもっと成長していって欲しいなと感じました。
(I.H)
◆スライダーあそび (きく・たんぽぽ)
今日は春の健診がありました。健診が始まる前に、ポンポコという絵本を読むと、登場人物になって自分のおなかをポンポコとたたいて楽しんでいる子どもたちの姿があったので、健診ではポンポコなお腹をみてもらおう、というように伝えてみました。
椅子をならべると、すすんで座りにくる子どももいて順番待ちも上手にできました。とても順調な流れの健診でした。さすがです。
健診が思ったより早く終えることができたので、園庭に出ることができました。子どもたちなりに緊張した気持ちをほぐすかのように、支度も急ぎ気味に外に出ていく子どもたちでした。
築山をめざす〇くん。頂上から車をながめようとしていたのでしたが、他の子どもがシューっと滑り降りている様子をみると、自分もやろうとしてしゃがみました。おしりをついて、おしりと靴の裏側とで安定した体制で滑りました。上手です。
同じように△ちゃんもおしりをついて滑るのですが、△ちゃんはいつも途中で止まってしまい、残念な表情に変わっていました。できない、と言いながらまた頂上に登っていきます。
今日は新しい新兵器が登場しました。段ボールで作ったスライダーです。スライダーに座ると、まるでそりのようにシューっと滑る事ができました。スピードがあがってもロープをしっかりと掴んでいることに驚きました。怖いという感覚よりも楽しいと感じているからなのだと感じました。
自分ではゴールまで滑る事がでなかった△ちゃんも、このスライダーを使いゴールできた達成感を味わうことができました。おしりの時とはまたちがった感覚を楽しむこともできたようでした。
園庭でのダイナミックな遊びができそうで、楽しみです。(F.S)
◆大聖堂まで行きました (うみグループ)
今日は、今年度初の散歩。大聖堂まで行きました。
散歩と聞き大喜びの子どもたち。
「やったー!鬼ごっこしよう!」「橋(波羅蜜橋)のところに虫いるんだよ!」などと、子ども同士期待を高め合う姿はもちろん「ちゃんと手つないでいこうね」「小さい子壁側だよ」「右見て左見て…もう一度右見るんだよね」と、交通ルールを共有し合う姿も見られました。
朝の集まりで紙芝居を見ながら交通ルールの確認をし出発です。
「今日は暖かいね」「あつくて汗出てきたよ」「あっお花咲いてる」「あっ!みたことない虫とんでたー」
道中にも、子どもたちの喜びや期待、探究心を掻き立てるような発見がたくさんあります。
発見した喜びを友だちと分かち合ったり、考える楽しさを味わったりと、楽しく大聖堂に向かうことができました。
大聖堂到着後は、御仏様に新年度の挨拶をし波羅蜜橋で遊びました。
花びらや虫を探す児、鬼ごっこをする児など遊び方は様々。一人ひとりが満足の行くまで楽しみました。
帰りの道中も「楽しかったね!」「いっぱい走って疲れちゃったよー」「また行きたーい」など喜び達成感に満ち溢れた声、たくさんの笑顔が広がります。
これからも、散歩はもちろんですが、子どもたちが満足できる活動を提供していきたいと感じさせられました。
(T.N)
◆宝石みたいな色水(にじグループ)
以前の絵の具での色水あそびがたのしかったことをしっかり覚えている子どもたち。
「色水やりた〜い」と口にしてくれていました。
色が大好き
色の混じりあいが楽しい
どんな色ができるのかがワクワク
そんな声が聞こえてきます。
そんな姿から今日も色水を用意しました。でも今回の色水は絵の具よりもしっかりした色ではなく、透明度の高い色水です。(食紅で染色してます)
その透き通る色の美しさに、一瞬で子どもたちは虜になりました。
わたしもやりたい!
ぼくもやりたい!
集まりの机で色水あそびの用意をしましたが、あっという間に興味に目を輝かせた児でいっぱいになりました。
集まりで何色ができるかが描かれた絵本を読むと
そんなの知ってるよ!
早くやろーよ!
と目の前の色水を早く合わせてみたくて、触れてみたくて絵本どころではありません。
1人一つ透明なカップを配り、三原色からなる色水あそびの始まりです。
赤、青、黄の色水をスポイトで自分の好きなように、思いのままに調合していきます。子どもたちから
海藻色ができた!
さくら色ができた!
お茶の色ができた!
できる色は、緑、ピンク、茶色の言葉では表せないくらい繊細で好奇心や想像力を掻き立ててくれているようでした。
子どもたちそれぞれいろんな色をつくり、
最後にはお気に入りの色をとっておくことにしました。
どんな色ができたでしょうか?
保育室に飾ってありますので、お子さんと話しながら色を探してみてください。
e.y
◆こい?うすい? (そらグループ)
「〇〇つかってもいいですか」
「〇〇やってもいいですか」
こんなやり取りが日常になってきました。
お部屋のルールとして機能し始めたように感じます。
こちらの「これ誰がつかってましたかー?」の声掛けもだいぶ減ってきました。
最近、あらたに造形セット(はさみ・のり)を使い終わった時も「ありがとうございました」と持ってきてくださいとルールを加えました。
このルールを取り入れたことで、造形セットの忘れ物が格段に減り、使った人も次使う人も気持ちよい連鎖が続いています。
こちらの提供の仕方・環境の整え方なんだなと学びになります。
そんな今日も朝から いいですかー? の声に溢れています。
「塗り絵やってもいいですか?」と年中の△ちゃんがやってきました。
「いいよ」というと曼荼羅の塗り絵をカラフルに塗り進め、「できた」とひと息つくとその紙を筒にして中を覗いています。
近くにいた友達に「何してるの?」と聞かれると
「双眼鏡だよ、中が見える。綺麗なんだよ」と答えています。
色のついた曼荼羅がまるで万華鏡のようになっていました。
意図して作ったのかもしれないし、たまたまできたものかは分かりませんが、発想と見立ての力の豊かさを感じました。
今度は、本物の万華鏡を一緒に作ってみたいと思います。
ちょっと前に色水から作った氷を園庭で広げてみました。
画用紙も持っていき、自由にお絵描きタイム。
薄くて小さい氷と濃くて大きい氷の2種類あり、
最初は前者の氷を手にし描く子どもたちですが中々色がつかず「全然かけないんだけどー」と後者の氷に手を伸ばします。
後者の氷の方ははっきり描け「こっちの方がいいよ、いっぱいかける」と教え合い、ほぼみんながちゃんと描ける氷を手にしていました。
どちらも色は付いているのに描ける氷と描けない氷がある…なぜだろう。
子どもたちに投げかけてみました。
「ちいさいからだよ」と〇くんが話します。
「じゃあこっちの氷(後者の氷)も小さくしてみようか」と同じ大きさにしてみました。
「かける…」
「おんなじなのにかけるよ?」
とまたまた疑問が出来ました。
ポロッと「水が多いいんじゃない?」と☆くんが口にしたことをきっかけに
子「たしかにこっちの方(前者の氷)が早く溶けてる」
保『こっち(前者の氷)の方は水が多いんだね、じゃあこっち(後者の氷)は?』
子「水が少ない!」
子「絵の具がいっぱいなんだ!」
と濃い・薄いに気が付きました。
なぜ?の疑問があらたな気づきに変わった瞬間でした。
多い⇆少ない
大きい⇆小さい
いっぱい⇆ちょっと
濃い⇆薄い
など、対比 の部分も遊びの中から知っていけると面白いなと思います。
(I・K)
Posted in 園のこだわり