◆5月24日(水)の子どもたち
2023年05月24日 水曜日
◆最後は満腹!めでたし めでたし(つぼみ)
風邪が冷たくて 一枚羽織って園庭に出ました。
時々吹き込む風に木の枝がざわざわ揺れて、目がしょぼしょぼしてしまいました。
ゆりかごスイングの下には水たまり・・男性保育者がスコップ片手に雨水をすくって周りに散らす作業を始めると興味のある子達が次々近寄って、その動きに釘づけになっていました。
今の今まで眠くてグズグズしていた〇くん、水たまり目がけて進んで行きます。
ちょうど数人集まってきたところで、様子を見ていると 人と人の隙間を体を斜めにして肩からスルリと入って行くのです。 なんとまぁスマートな動き。
眠かったとは思えない滑らかな動きに、『やじ馬の血が騒ぎだした!』感じが否めない姿でした。
う・ふ・ふ・・と嬉しくなってしまう姿の後は、急に「眠かったー。」と現実を思い出したようで、保育者に抱っこされて外気浴しました。
何でも玩具にしてしまうのがつぼみ組の子達の成長段階ですが、今日はポケットティッシュの袋争奪戦が勃発したのです。
保育者たちのポケットにいつも入っているポケットティッシュ。鼻水を拭く出番が多いのですぐになくなってしまいます。
そのからっぽになったティッシュの袋をゲットしたのは△くん。
「いえーい!」 な感じだったのです。
ところがその喜びは一瞬で涙にかわってしまいました。
「イエーイ!」 ウッドデッキの上から狙っていた□ちゃんに一瞬のうちに奪われてしまったのです。 一段高い所にいる□ちゃんは断然有利で△くんに勝ち目はありません。
天国から地獄ってこんなこと・・・・涙・なみだ・ナミダ・・・
一生懸命手を伸ばすものの遂に取り戻すことは出来ませんでした。
そんな時今度は♡ちゃんの泣き声が・・機嫌よく足を広げてつかまり立ちをしていたのに。
駆け寄ると年中・年少のお兄さんたちが神妙な顔で頭を よしよし しています。
しかもその よしよし のスピードがすごく速い。 どうやらボールで遊んでいたら♡ちゃんの頭の上でバウンドしたらしく、びっくりした拍子に わーん と泣き出してしまったようで、お兄さんたちは わざとじゃないけどどうしよう・・・とオロオロしてしまったようでした。
土曜日に一緒に遊んでいるお兄ちゃんだから、ちゃんと名前を呼んで「♡ちゃん、ごめんね。」と言ってもらえていました。
色んな事が起きたけど、給食いっぱい食べてめでたしめでたし でした。(N・S)
◆火災訓練 (ふじ)
今日は火災訓練がありました。警報が鳴り避難の放送が入ります。防災頭巾をかぶってお散歩カーに乗り、園庭の安全な場所まで避難しました。お散歩カーの児、抱っこの児、おんぶ紐でおんぶで避難の児、いろいろな避難の仕方で安全な場所に到着すると、お名前を呼んで人数確認です。その頃には子ども達も落ち着いて、名前を呼ばれると顔を向けてくれたり手を挙げてくれて自分がいることを伝えてくれたり、お散歩カーに楽しそうに乗ったりたりと、頑張って火災訓練に参加していました。
火災訓練を頑張った後は園庭で遊びました。昨日は雨で外遊びが出来なかったぶん今日は天気も良かったのでよろこんで遊んでいました。ゆりかごスイングの下に出来た水溜りのみずをスコップで掬い出して砂で埋め立てしていく保育者の真似をして、シャベルとバケツで同じ動作をしているわくわくの◯ちゃん、お手伝いしてくれているようだったので一緒に埋め立て作業頑張りました。
過ごしやすい天気に恵まれて子ども達も気持ちよさそう遊んでいました。
ふわふわの◇くんは丸太小屋の外側から窓枠につかまってつかまり立ちをして、ユラユラとバランスを取りながら体を左右上下に細かく動かしてとても楽しそうにニッコと笑顔を向けてくれます。
丸太小屋の中ではきらきらの△くんがシンクの中の砂を使ってステキな笑顔で楽しそうに遊んでいました。
一緒にかけっこしたり鉄棒にぶら下がったり、急に強くビューと吹いてきた風にびっくりして風が見えるように顔を上げたりと、二日ぶりの園庭をたっぷりと楽しんでいました。(y.n)
◆青チーム散歩へ (きく・たんぽぽ)
今日は朝、避難訓練がありました。訓練内容は火災で園庭に避難でした。サイレンが鳴ると子ども達は一斉に保育士のもとへ。少し怖くて「え~ん」と泣くまではいかなくとも、不安な声を出す姿も見られていました。園庭に避難し人数確認の点呼をとると、避難して怖いながらも上手に返事を返してくれる子がたくさんでした。
きくたんぽぽ合同の帽子のリボンが青チームで、本五ふれあい公園へ散歩に出かけました。
散歩カー1台と歩く子にわかれて出発。道端に咲いている花を見つけ「黄色」「ピンク」と色を言い「あそこにも」「こっちにも」大盛り上がりでした。タクシーの営業所の所では立体駐車場の高い所に車が乗っているのを見て、みんな「すごいね」「高いね」と感想を言い合っていると、散歩カーに乗っていた○ちゃんが「車がキラキラしているね」と。保育士も○ちゃんの視線まで腰を下ろすと太陽に照らされ角度的に車が光っているように見え、○ちゃんの言うように光って見えていました。感性が豊かで素直な表現をする子どもならではの感想です。キラキラという言葉が聞こえた□ちゃんは「きらきらひかる~」ときらきら星を熱唱。周りの子どもたちも一緒に歌いキラキラの輪が広がっていきました。
本五ふれあい公園ではアリの巣を見つけアリの出入りを観察したり、ちょうちょやハトを見つけおいかけっこ。みんなバラバラに遊んでいても何故か同じところに集まり同じ遊びを楽しみ、またバラバラになって岩登りをする子追いかけっこする子と離れていくのですが数分後にはまた合流。子どもたちの絆で引き寄せられるのでしょうか。ちょうちょを「まて、まて」と追いかけているうちに、木の実や花を見つけて拾い始めて手いっぱいに木の実を集めた子どもたち。力加減を誤ってつぶしてしまった▽君は手に紫色が付いてしまい水道へ。やはりなぜかみんなで水道へ向かい、手を洗う所をみんなで見学。面白い光景でした。
帰りも代わる代わる歩いて散歩を楽しみました。
赤チーム、黄色チームは園庭遊びでたくさん体を動かし楽しみました。
(K☆H)
◆やってみたい (うみグループ)
今、うみグループでは色水あそびが人気で毎日「絵の具やって良いですか?」
「絵の具の実験したい」と言っては様々な色を混ぜてどんな色になるか実検しています。
そこで今日は水と植物油を使った色水実験をしました。
水と油を1対1の割合でペットボトルに入れ、そこに食紅や彩液を入れていきます。油を水に入れ泡が出てくると子どもたちは驚きの声をあげました。
「シュワシュワしてる」
「炭酸ジュースみたい」
そこに液を垂らし(1本につき1色)蓋をして振ってみると、水と油が分離して2色の色水が出来上がりました。
ゆっくりと混ざりその後分離して2色に変わっていく過程が楽しく、また液を入れる量によって色に変化があるため次々と試していきます。
年中男児「どうして混ざらないんだろう」
年長女児「水と油だからだよ」
年中男児「水と油って混ざらないの?」
年長女児「お料理する時に油使うでしょう?そこに水を入れると飛び散っちゃうんだよ」
年中男児「そうなんだ。今度お料理する時に見てみる」といった会話が繰り広げられ、色水だけではなく水と油の性質を知る機会になり、不思議さを存分に味わっていました。
今日は油の量が足りなくなり、そこで終了となりましたが子どもたちはまだまだ実験したい意欲に溢れているようです。
「泡がもっと出てくる実験したい」
「青と赤を入れたらどうなるか試してみたい」
子どもたちの『やってみたい』はまだまだ続きます。
その気持ちに寄り添い共感していき、たくさんの不思議を感じられる活動を今後も行っていきたいと思います。
O・Y
◆サツマイモ(にじグループ)
快晴です!にじグループさんに教えてもらいました。どんな天気の日?とたずねたら、気持ちのいい天気の日だと言ってました。
天気や気候に心地よさを感じる心を大切にしていきながら、また気がつけるようなきっかけに大人が気がついていきたいなぁと思います。
朝の会の際に、訓練のサイレンが流れました。火災の訓練がありました。日頃の習慣のおかげで、子ども達がしっかりと身につけていて、幼児組になってまだ間もないもも組さんも、後ろからしっかりとついてきてくれました。点呼の際にも、他学年の子たちが、「呼ばれてるよ」なんて声をかけてくれたりします。みんなの生活の小さな場面でも、たくさん支えてくれています。
今年も畑を使ってサツマイモを育てようと支度してきました。
いよいよ、苗を植えに行くことにしました。
興味を持った子たちと一緒に苗を植えに行ってきました。
ひとつずつ苗を受け取り、畑に植えてみました。苗の先端が紫色をしていました。
「サツマイモの色だー!」
と発見している姿もありました。
嬉しいそうな表情をみたら、苗に触れる経験をして良かったなぁと思いました。
「おおきくなぁれ」と声をかけて土をかぶせてくれました。
苗を植えるのも、もう終盤になってそれぞれに水やりまでできた頃に、まだ数本苗が残っていました。
「⭐︎ちゃん、※くん、残りの苗植えちゃってくれる?」と苗植えを手伝ってくれた子たちに頼んでいたところに
「さつまいもやりたーい」とやってきた○くん。
「あっじゃあ、この苗やってもらう?」と切り出したのは⭐︎ちゃんでした。
「やり方はね…」と丁寧に伝えてくれました。やってみた経験をやってみたいと言った子に伝えていこうとする姿を見ることができました。水をあげるまでちゃんとレクチャーしてくれました。興味を持って一緒に体験してくれた子どもたちの気持ちを大事にしながら、出来ることやりたい事を一緒にみつけながら、さつまいものお世話や園庭のプランターに植えた夏野菜たちのお世話の体験に繋げていきたいと思います。野菜たちがどんな成長をしていくかはまだまだお楽しみですが、子どもたちがこの栽培になにか思い出が残っていってくれたら…と思います。
みんなが大事に植えてくれた野菜たち。私も大事にしていこうと思います。U.A
◆ちょっと来てのその先 (そらグループ)
今日は避難訓練がありました。
朝の時間に紙芝居を読んでいる途中の出来事でした。
たまたま選んだ「はじめてのひなんくんれん」という紙芝居は地震の話でした。
上履きはいているかな?
机の下に隠れる時は何のポーズかな?
この時だけは先生の話を聞かなきゃだね。
後は放送もだね。
とこども達と紙芝居を読み進めながら進めていくと、火災報知器のサイレンが鳴ります。
「火事です。火事です。」の放送の声に、「本物だ」とこども達が慌てふためきます。
「大丈夫だよ、皆約束を思い出して、今は火事の放送だから机には潜らないよ。この場所で集まって放送を聞こう。」と声をかけます。
「養成館入口?管理室?」
こども達が顔を見合わせます。
「皆上履き大丈夫かな?防災頭巾も被ったかな?」と確認するとアリの行列の様に保育者の後をついてきます。
避難後、
「紙芝居の続きみたい」と言われ、続きを読みます。
どうして大きい声で返事をしなきゃいけないのかな?
どうして手を挙げなきゃいけないのかな?
どうして顔を見せなきゃいけないのかな?
※こども達に確認して見てください
集まりでは、発表がしたいとゆり組の3人が前に出てきました。
「お財布とお金を作りました。お買い物ごっこがしたいです。一緒にやってくれる人はいませんか?」
と参加者を募りました。
※丸く切った紙に数字の5を書いて「500円」と言っていました
園庭ではさつまいもの苗ヅル植えや、野菜の水やりを行いました。
「先生ちょっと来て…?」
と呼ぶ声があります。
「お話出来る?」と、対話のその先が出来たらと尋ねてみます。
「もう、あれ登れる様になったから見てて」と恥ずかしそうに言います。
「写真撮りますよ」と伝えると嬉しそうです。
「おー、すごい、頑張って練習したんだね」と言うと、上にいた友達が「すごいね」と言ってくれました。
それにも更に嬉しくなって背中の骨がぐにゃぐにゃになる◯君。
褒められたい、認めてもらいたい。
こどもの承認欲求にしっかり応えていける大人でありたいと感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり