◆5月23日(火)の子どもたち
2023年05月22日 月曜日
◆ちょっぴり冒険 第二弾 (つぼみ)
あいにくの雨だったので、お部屋でのんびりと過ごしました。
今日は一階フロアを開放し、自由に行き来が出来るようにしていたので、つぼみのスペースにもふじ組の子ども達が遊びに来てくれ、近くで遊びを見たりして刺激を受けた子どもたち。
しばらくすると、土曜日保育でふじ組のスペースで遊ぶことに慣れている子を筆頭に、少しずつふじ組のスペースに移動して行き、ブロックなどで遊び始めました。
そして、さらにおひさま広場まで開放されていたので、保育士と一緒に行ってみました。
おひさま広場は、体を十分に動かせるよう、ボールや大型積み木などが置いてあるので、遊びにくる子は元気いっぱい。
そのため、ふじ組の動きに圧倒されてしまったようで泣き出してしまい、すぐにブロックなどのスペースに戻ってきました。
フロアを開放したことで、つぼみ組の子どもたちにとっては、ふじ組の遊び方や体を動かしている様子が間近に見れて、大きな刺激になったことと思います。
もちろん、その月齢、年齢に合った遊びを保障して提供していくことも大事な時もありますが、今日のような刺激も子供たちの成長にとって大切な事のように感じます。
つぼみ組の冒険はまだまだ始まったばかりです。
今後も冒険の中で沢山の刺激を受けて、大きく成長していく子ども達を見守っていきたいと思います。(E.Y)
◆私も使いたいの… (ふじ)
今日はつぼみ組の保育室からおひさま広場までの空間を繋げて遊びました。
いつも隣のゾーンにいるつぼみ組の児がきらきらグループゾーンやおひさま広場にいるのが新鮮で、「あ!」と指さしして目を輝かせているわくわくグループの児がいました。
つぼみ組の児に合わせてしゃがみ込み顔を覗き込んでにっこり。自分が年上だという認識がちゃんとあるのだなという姿でした。
音のなる玩具をふわふわ、きらきら、わくわくの児3人で触って楽しんでいる姿もありました。はじめは玩具を取り合う事なく、目の前にあるボタンを押したり、メロディーに合わせて手拍子をしたりといわゆる”なかよく”遊んでいたのですが、、、
わくわくの〇ちゃんが玩具を自分の方に動かしたところ、「玩具が取られてしまう!」と危機を感じたきらきらの□ちゃんが大声をあげて自分の方へ引き寄せました。
「これは私の!」と強くアピールする□ちゃんに、「私も使いたいの…」と困り顔で泣きそうになりながら玩具を戻そうとする○ちゃん。
ふわふわの☆ちゃんは、急に玩具の取り合いが始まり、困り顔なのか、眉間にしわを寄せてじーっと二人の姿を見ていました。
保育者が仲立ちに入っても二人の主張は続きましたが、暫くすると□ちゃんの根気強さに、玩具を諦めた○ちゃん。少し離れたところに移動して保育者のヒザの上に座っていました。
「そんなに引っ張るならもういいや」と気を使ってくれたのだろうと思いますが、こんなに小さくてもそんな風に気持ちを切り替えられる姿に驚きました。
また、玩具が取られそうになる危機感をいち早く感じて自分の方へ引っ張ろうとする姿にも生きていく力強さを感じ、やっぱり子ども達の持っている力ってすごいなと実感しました。
M.S
◆嬉しい気持ち (きく・たんぽぽ)
朝おやつの後はミッキー体操が始まります。今日は雨だった事もあり、普段より食後の遊びの時間を多く取りたいと思い、ミッキー体操の音楽を切っていました。すると、ふと違和感に気づいた●ちゃんが『あれ?ミッキーならないよ?』と声をかけて来たのです。いつもだったらミッキー体操してるのに…といつもと違う時間の流れに気づいたようでした。
経験と共に日々の流れが習慣付き、その中でのちょっとした変化や違和感を感じる力と自分で考える力が育まれている姿を感じました。ささいな呟きかもしれませんが、とても大きく大切な気づきだなと思いました。
朝の集まりが始まる前のちょっとした時間、テーブルに集まって来たみんなとは別に保育士のお手伝いをせっせとする☆くん。みんなが集まっている3つのテーブルに瓶に入った花を飾ってくれていました。みんなにその事を伝え、お花の感想を聞くと『きれい!』という声が返って来ました。飾ってくれた☆くんにもどんな気持ち?と聞いてみると『気持ちいい』という言葉と『嬉しい』という言葉が聞こえてきました。『そうだね。嬉しい時、何て言ったらいいかな?』と問いかけると『ありがとうだ!』と子ども達…花を用意してくれた保育士と飾ってくれた☆くんにみんなでありがとうと気持ちを伝えました。☆くんは恥ずかしそうでしたが、少しずつこうやって気持ちを言葉で伝える経験をしていくことも素敵だなと思いました。
そして毎日確認しているカレンダー、今日も楽しんでチェックをしました。その中でたんぽぽぐみの中に今日がお誕生日のお友だちがいることを伝え、誰か知っているか聞いてみると『♡ちゃん!』と待ってましたと言わんばかりに答えた◯くんが登場。そんな◯くんの姿に嬉しい気持ちとちょっと恥ずかしいという2つの気持ちが溢れて笑顔が止まらない♡ちゃん。なんだか心温まる瞬間でした。
みんなの注目を浴びて恥ずかしくなってしまった♡ちゃんですが、3歳にちなんで3つの質問をみんなの前でしてみました。今日登園してから誕生日会までの時間、♡ちゃんは誕生日という嬉しさが抑えられない程に『おめでとする?あのバッチ(お誕生日バッチ)♡ちゃんの⁉︎』とずーっと楽しみにしていましたが、みんなを前にいざ立つと恥ずかしさと緊張で胸はいっぱい。でも、♡ちゃんなりに3つの質問に答えてくれ、みんなには『おめでとうがいい』と歌のリクエストもしていました。
それを受けてたんぽぽぐみの仲間達は笑顔と元気な声で気持ちいっぱいにお祝いしてくれていました。
すでに誕生日を迎えた⬜︎くんは自分も経験してるので♡ちゃんを思いやる言葉をちらほら…これから誕生日を迎えるみんなはぼくのは?わたしのは?と口々に行っては楽しみにしている様子が伺えました。
友だちの喜びを一緒に喜ぶことのできるこの時間を大切にしながら子ども達の心の成長をこれからも感じていきたいと思いました。
みんながそれぞれ笑顔を浮かべていたことがとても印象的でした。
K・E
◆互いに育み合う(うみグループ)
今日は、年中○○ちゃんの誕生日をお祝いしました。
日頃から、紙芝居や絵本、お手て絵本(皆で想像しながら物語を作り上げる)など、集まりの時間が大好きな〇〇ちゃん。
今日は、皆の前に立つということで、はじめは少し緊張した様子も伺えましたが、徐々に笑顔も増え、プレゼントやお祝いの言葉をもらうたびにニコッと感謝の気持ちを伝えていました。
友だちからの質問コーナーにも嬉しそうに答える○○ちゃん。
○○ちゃんが質問に答えるたびに皆が笑顔になり、なかには「教えてくれてありがとう」「△△も(僕も、私も)それ好き!」などと、○○ちゃんの気持ちに共感するような温かい声も聞こえてきました。
他者を意識したり、思いやりの気持ちを持ったりなど、このような経験を通し互いに育み合っているのだなと温かい気持ちにさせられました。
○○ちゃん、お誕生日おめでとうございます。
今日は、雨のため室内でのゾーン遊びです。
絵の具や制作、ビー玉遊びやマインクラフト遊びなど、思い思いの遊びを楽しむ子どもたち。
選択した遊びを満足の行くまで楽しむことはもちろん「なにやってるのー?」「すごいのできたね」「仲間入れてー」「絵の具洗うの手伝おうか?」などと他児の遊びを意識し、主体的に物事に働きかけていく姿がとても印象的でした。
やってみたい、やってみようという気持ちを互いに育み合っている子どもたちです。
(T.N)
◆雨だけど楽しいこといっぱい(にじグループ)
「先生見て!」と保育室に入ると同時にいちごパフェの塗り絵を見せてくれた年中⭐︎ちゃん。
「美味しそうだねー」と伝えると「いちごのパフェだから赤で塗ったんだ」と教えてくれました。
以前から遊びの中で塗り絵で遊ぶ姿が見られていましたが、最近は益々子どもたちの塗り絵への関心度が増しているように感じます。
今まで、積み木やカプラで構成遊びに夢中だった年長◯君。
ここ最近は、塗り絵へのこだわりも感じられます。
昨日も「もう5枚目だよ」と◯君が得意気に教えてくれて集中して取り組んでいました。
今朝登園すると、家に持って帰っていた塗り絵をすぐに出して塗っているという姿を、◯君を朝送ってくれたおばあちゃんが教えてくれました。
さまざまな遊びを体験していく中で、楽しいな、面白いな、と自分が夢中になれるものを見つけられることはすごくすてきな事だなと感じます。子どもたちの姿に合わせながら塗り絵のイラストも増やしていけたらいいなと感じます。
先日、年長児で行った◯△□制作。
今日は年中、年少児に声をかけてみました。
既にイメージをしていたのか「もうやっていい?」と準備が間に合わないほどやる気に満ちていました。
「ゆきだるまつくろう」
「きょうだいにしようかな」
「ママとパパと※ちゃんと…」
子どもたちがイメージしたものが画用紙いっぱいに広がって出来上がりました。
制作のそばでは年長児を中心に雑巾掛けをしてくれていました。「お手伝いしたい」と給食の口拭きタオルの準備、保育士が箒で掃除した後に雑巾掛けをしてくれました。(お手伝いの子たちは手を洗ってから手伝ってくれています)
雑巾掛けは途中から競争へと変わり、「わははー!」「きゃー!」「いてて!」と楽しそうな声でいっぱいでした。
掃除の後は、お昼寝の布団敷きまで。年長児のお手伝いする姿をみて、年中、年少児も手伝ってくれていました。
子どもたちが主体的に取り組む姿、しっかりと受け止めて温かく見守っていきたいと思います。(O.Y)
◆雨の日はつまらない?(そらグループ)
部屋の一角である準備をしていると
「なにやってるの〜」
と複数人から声をかけられます。
何やら楽しいことが始まるんじゃないか…
そんなアンテナを常に張ってセンサーをフル稼働している子どもたちです。
違う遊びをしながら待つ子
まだかな〜っとチラチラ見に来る子
始まるタイミングを逃さないように保育士の前に座る子
何か手伝うよ と準備を一緒にしてくれる子
いつ始まるか分からないそれを、色々な形の待ち方を各々が選択しています。
(気づいていない子の方が大半です)
室内遊びを十分にした後、集まりの流れから2つのことを行いました。
まずは、"宝探し"
絵の具を塗ってカラフルな石が宝物。
それを10個部屋の中に隠して探します。
隠している間に聞こえたレゴの音。
スタートと同時にレゴを漁る子どもたち。
でも残念、そこには隠されていません。ダミーです。
〇ちゃんが玩具の棚の中を探しています。でも見つからず次の場所へ移動。その後にそこの場所に来たのは△ちゃん。ゴソゴソと探し「あった〜」と手にしました。
同じ場所見ていたのに何故なのでしょう。
それは、探し方の違いです。
〇ちゃんは棚の外側から中を覗き判断をし、
△ちゃんは引き出しを出して中を確認したのです。
日常の中でも同じような瞬間があります。
例えば、給食タオルがない と言う子がいます。
でもそのほとんどが最後にぽつんと残っていたり、他の子があるよと教えてくれたりして出てきます。
探すという行為だけにも発達があるのだなと感じます。
生活の中で練習をしその能力を身につけていければと思います。
宝探しの後は、"染め紙"をしました。
子どもたちには、魔法の紙 と題し紙を配ります。
(テーブルの代表1人を呼び座っているお友達分の紙を取っていってもらいました)
何が魔法だったのか、最後に教えてねと伝え始めました。
紙を折ってから絵の具に浸して色を付け、紙を広げて完成です。
紙を小さく折る子やそのまま付ける子、筒状に丸める子など様々で絵の具をつける前から個性が出て面白いです。
色同士の混ざり合いに歓喜したり開いたあとにできた模様に喜んだり嬉しそうな反応が見られました。
一方で、折るのに苦戦する子や上手く広げず難しさを感じている子もいますが、隣の子が気にかけて手伝ってくれたりやってと頼んだりしながら完成させています。
(始まる前に、お隣のお友達に声を掛けてみるといいよと話していました)
最後に、何が魔法だったのか聞いてみると
「色がついた」
「色がしみた」
と答えてくれました。
"しみた"というワードは色がつく様子を見ていないと気づけないことで、色の付き方・交わり方・しみていく様子をじっくり観察できた証拠です。
魔法の紙の正体は、"障子紙"でした。
また午後も規模を狭くしてやってみようと思います。
(I・K)
Posted in 園のこだわり