◆5月2日(火)の子どもたち
2023年05月02日 火曜日
◆カタカタ(つぼみ)
保育士の顔と声がわかるようになりました。不安になると知っている顔を探し「おいで~」「〇〇く~ん、〇〇ちゃ~ん」の声に反応してくれます。入園してから一か月ですが、少しずつ慣れ安心して過ごせるようにもなってきたのだと嬉しく感じます。
今日ふじ組は散歩に行くという事で園庭はいつもより静か。少しの間つぼみの貸し切り状態です。風が強く肌寒くもありましたが、太陽が当たっているところはポカポカ暖かく気持ちの良い園庭。歩けるようになった〇くんに押し車を持ってきてくれると「なんだこれは?触ってみようかな」とふれてみることに。すぐに動くものだとわかったようで、ニコニコで押し始める〇くん。園庭の半分くらいをカタカタカタと押し進めていました。
歩けるようになったり、高ばい、ずりばいで前に進むようになったり、小さな何かを見つけたり楽しいことをどんどん増やしていきたいなと思います。
(K.E)
◆みんなを笑顔にする力 (ふじ)
今年度初めての散歩に行ってきました。行き先は、本五ふれあい公園です。「こいのぼりがたくさん泳いでいると思うよ」という情報を聞き、楽しみに出掛けました。
散歩カーに初めて乗る児もいます。久しぶりの散歩カーにワクワクする児もいます。
さっきまで泣いていた○君もピタッと泣き止み、みんな笑顔で出発しました。
途中、工事現場を通ると笑顔で「可愛いね」と声を掛けられました。
近所の保育園前を通ると笑顔で手を振ってもらいました。
小さな子ども達がただそこにいるだけで、自然と周りの人たちを笑顔にしてしまう、子ども達にはそんな大きな力があることを感じさせられました。
本五ふれあい公園では、たくさんのこいのぼりを見つけ、必死に上を見上げる子ども達の姿がありました。
広い芝生では、追いかけっこをしたり、小さな何かを見つけたり、のんびりひなたぼっこをしたり楽しく過ごしてくることが出来ました。
行き帰りに保育士と手を繋いで歩いた児もいます。
これから、少しずつ散歩に出かけていきたいと思います。(M.C)
◆電車も見たし土もやった (きく・たんぽぽ)
今日はみんなでやってみたいことが二つありました。
一つ目は散歩。
二つ目は栽培の為のプランターの土の入れ替え。
天候にも恵まれ、絶好の決行日和でした。
きく・たんぽぽに進級してから初めての散歩、そして本格的な栽培も初めての子ども達…朝の集まりで伝えると『やったー!』と嬉しそうな声と共に楽しそうと期待する良い笑顔が見られました。
散歩は子ども達にも馴染みのあるものですが栽培となると子ども達の頭の中はハテナがいっぱいで『何するの?』という疑問を抱いていたようです。
テラスにあるプランターで野菜や花を育てたい旨を簡単に説明すると『いいね』『やってみる!』と想像がついてきたようでした。
野菜達が育つための布団(土)の準備と伝え、力が必要だよと言うと『がんばれる!』と気合いを入れる姿が印象的で、どんなことでも楽しもうとする子ども達は本当に魅力的だなと感じました。
二つのことをみんなで楽しめれば良いのですが、今日は欲張って二つやりたかったので2チーム【青(リボン)チームは散歩
赤・黄(リボン)チームはプランターの土の入れ替え】に分かれてそれぞれを楽しむことにしました。
散歩チームの目的地は電車ですが道中に出会う様々な車にも大喜びし、途中出会ったバスやバイクの運転手さんに手を振ってもらうというサプライズに大満足していました。
電車スポットに着くや否やすでに電車が待っていてくれる状態で『いたねー!』と喜んだのも束の間、あと少しの所で出発してしまうと『待ってー!』と慌てて声を掛けたり散歩カーの中を走って追いかけようとしてみたりと子ども達の心の動きがよく見られました。
電車が来ると近づこうと壁をよじ登ってどうにか見ようと必死な◯ちゃんの姿がある一方で、近くではなく電車全体を見たい△くんは電車の音が聞こえると方向を変えて線路から離れた位置へ移動していました。電車が見えると『あ!』と嬉しそうに指を差し、姿が見えなくなるまでバイバーイと手を振っている程、電車に夢中です。
『行っちゃった…』
『バイバイ…』嬉しい時間はあっという間で少し寂しそうな子ども達でしたが帰り道に『楽しかった』の言葉が沢山聞こえてきました。
散歩一つで子ども達の心がたくさん動く瞬間を目の当たりにし、これを機に散歩を楽しんでいきたいと思いました。
栽培チームは土の入れ替えの為、バケツに土を入れて何往復もして運んでくれました。頑張ったご褒美なのか虫の幼虫を発見して虫かごに入れて大喜び。
栽培はこれからが本番です。
まだまだ準備も引き続き行うので、みんなで順番に栽培も散歩も楽しんでいこうと思います。
何が育つか楽しみです。
K・E
◆インスピレーション (うみグループ)
今日も25名の登園でした。明日からのお休みを楽しみにしており、どこへ行って何をするかで盛り上っています。集まりではお休み中に何をしたいか発表してもらいました。関心がある事柄の為か年少組も意識を向けて聞いています。
そして休み中を元気に過ごす為に大切なことを伝えてみました。早寝早起き、食事、太陽を浴びていっぱい遊ぶこと等を伝え、休み明けに元気な笑顔を見せて欲しいとお願いしました。「大丈夫。元気に保育園くるからね」「ちゃんと自分で考えて行動するよ」「いっぱい遊んだら集まりで発表するからね」と口々に話す子どもたち。力強い返事に頼もしさが感じられました。
遠出したり、のんびりしたりとそれぞれの過ごし方があると思いますが、保護者の皆さまもどうかこの連休がリフレッシュになりますように。
絵の具ゾーンを作り、いつでも絵の具遊びが出来るようになりましたが、今日は綿棒と筆を使ってお花を描いている子たちがいました。園庭で咲いている花を思い浮かべて描く子もいれば、滲み絵で作った藤の花を描く子、空想の花を描く子等、それぞれ自分のイメージを表現しています。
それを見た女の子たちは昨日行っていたお花の貼り絵を思い出したようで続きを行っていました。絵の具・クレパス・貼り絵と表現方法は違いますが、お互いにインスピレーションを与え合っているようで夢中で取り組んでいました。
終わった後は見せ合いっこをして、何を描きどうしてその色を使ったのか伝え合っていました。イメージを形にしたり言葉にする楽しさを感じているようです。そこには技術ではなくただただ楽しいという思いが見受けられました。子どもたちのその気持ちを大切にしていき、たくさんの楽しい気持ちで溢れる様な空間を増やしていきたいです。
O・Y
◆温~ぬくもり~(にじグループ)
園庭のこいのぼりが風にふかれてからまり、目が見えなくなっていました。
それを見た年少○くんが「こいのぼりさん寝てるね」と教えてくれました。なんともいえない素敵な表現に心がポカポカしてきました。
部屋では、年長◇ちゃんが大根抜きゲームをしたいと言ってくれました。週末のお片付けをしてからみんなで始めることにしました。
寝転がってみんなで手を繋ぐところから始めるゲームなのですが、手を繋いで丸くなると片づけを終えた児が一人また一人と仲間に入ろうとします。入ろうとする児がどこに入ればいいか悩んでいるとき「こっちにおいで□ちゃん」と声をかけてくれます。
声をかけた児も誘ってもらった児も、となりで並んで手をつなぐと嬉しそうに微笑み合っていました。ここでもまた心が温かくなる瞬間でした。
園庭で遊んでいると、年中▽ちゃんが一緒に遊んでいた友だちに「耳をすませてごらん」と言いました。
二人で耳に手を当て、静かにしていた二人には何が聞こえたのでしょうか。
「木がゆらゆらする音が聞こえるね」と▽ちゃんの言葉でした。
子どもたちの元気な声が広がる園庭の中から、そんなこまやかな音を感じていることに驚かされました。そしてまたまた、心が笑顔になるひと時でした。
登園時、年少☆くんがお父さんと離れるのが嫌で悲しくて、ドアの前で泣いたりドアを叩いたりしていました。少し気持ちが落ち着いて涙を流す☆くん。
それを見ていた年長△くんの保護者の方が、「なつかしいわ。がんばれー」と笑顔で声をかけてくださいました。
その言葉で思い出されたのが△くんが年少のころの姿でした。△くん似たような成長をしてきたのです。△くんにもう登園時に泣く姿はありません。元気に体当たりして挨拶をしてくれる毎日です。
そのことを感じると、保護者の方が子どもにかけてくださった言葉で一番励まされたのはわたし自身だなぁ、と感じさせてもらいました。
e.y
◆新そらグループ(そらグループ)
GWを前日にした今日はいつもより少し少なめの人数で早お迎えの子もちらほらとみられます。
「お休みの日、お出かけするんだ〜」
「おじいちゃんとおばあちゃんに会いに行くんだ」
とお互いの予定を伝え合う姿がたくさんあります。
待ち遠しさがビシビシ伝わってきます。
「いつものそらグループと違うところがあります。どこでしょうか!」
と質問してみました。
「・・・・」
(え、、、?違うところって、、、ある?)
子どもたちの頭の上には"?"が浮かんでいます。
しばらくして、
「いつもは、お道具箱を金曜日に片付けてるけど、今日は火曜日で、、だからいつもと違う」
と年長の男の子が言ってくれました。
たしかに、金曜日(週の終わりの日)はお道具箱と飾り棚を綺麗にする日。だけど今日が週の終わりだったのでお願いをしていました。
よく聞いてるなぁと感心するのと同時に曜日とその日やることのルールが定着しているんだなと感じます。
でも違うんです。
「○○先生がいない?」
いないけど、それも違うんです。
「そらグループに新しい子がいる!」
それですそれ!
今日からもも組に女の子の新しいお友達が増えました。
前に出てお名前を聞いてみると
「○○○○です」とはっきり答えます。
何歳か聞いてみると
「3歳です」と堂々と。
「じゃあ、もも組だね」と年長さんが気づきます。
「ママは好きですか?」の年長児からの質問には
「だぁーいすき!」
「あのね、ママはいつもお化粧をしてるんだけどお風呂に入る時は洗って違う顔になるんだよ。どっちも可愛いんだ〜」
あまりの熱弁さに、「めっちゃ喋るじゃん」と在園児が驚くほどです。
初日にして、存在感と笑いを掴む○ちゃんでした。
「育子園に来たばかりでわからないこといっぱいだから色々と教えてあげてね」と子どもたちに託しました。
すると玄関では
・上履きから靴に履き替えること
・脱いだ上履きは下駄箱の上段にしまうこと
園庭では、年長男児が○ちゃんの手を握り歩いていたのでこっそり耳を傾けてみると
「これはトランポリン」
「これ(吊り橋は)は上がった人がやるの。こっちからしか行けないからね(一方通行)」
・・・
「何で遊ぶ?」
とひとつひとつの遊具を周り、名前や使い方を教えてあげていました。
最後には何をして遊びたいかも聞いていて、△くんの思いやりの気持ちに心が暖かくなりました。
保育者が伝えれば、もっと短い時間で分かりやすく説明出来るかもしれない。だけれども、そこを子どもたちに任せることで、責任感が芽生えたり「そういえばそういう約束だったなぁ」と思い返すことが出来たりもします。
子ども達で教えあったり、手伝いあったりするそんな関係性の中で得る学びがたくさんあると思っています。
大人(保育者)が伝えるよりも通づることも多くあるでしょう。
子ども同士の学びの場を育んでいくためにも敢えて"おねがいをする"ことを大切にしていきたいと思います。
(全部を任せるのではなく、シチュエーションを選んで)
最後に、、朝の集まりで明日からのGWは
・どこに
・誰と
・何で行ったか
・何をしたのか
みんなに覚えててねと話してあります。
8日に元気に登園してたくさん話を聞こうと思います。
楽しいGWになりますように。
(I・K)
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