◆4月26日(水)の子どもたち
2023年04月26日 水曜日
◆雨の日の過ごし方(つぼみ)
朝から雨かー・・・とため息をついているのは大人だけかもしれません。
雨の日は雨の日なりの楽しい時間を過ごします。
園庭遊びは出来ないけど、いつもよりじっくりとお部屋での遊びを続けることが出来ました。
ところがいつになく今日は静かです。
つぼみ組は2人欠席、ふじ組は9人欠席、風邪が流行り出しています。
ふわふわエリアでふじ組と一緒に過ごしました。
ふじ組の子達が重ねカップを使って遊び出した様子を見ていて、同じようにチェーンを持ってじゃらじゃらさせています。
思わず腕をぶんぶん回すものだからちょっと危険・・・短い長さにすり替えてカップの中に落とし込みました。
音の出る玩具の仕組みが少しだけ分かってきたのか。一生懸命手を伸ばしています。
残念。あとちょっとの所で手が届かない・・・と思ったら足がにゅーっと伸びてきました。
どこかのスイッチに触れると音楽が流れてきます。 スイッチ どこだろう・・・
今のところヤマ勘です。
それでもお部屋の玩具を楽しめているから笑顔も増えてきました。
外遊びをしなくても時間がくるとお腹が空くのです。
今の今まで遊んでいたのに急に空腹に気付く・・「あーん(涙) おなかすいたー」 と急変するのはお天気には関係ありません。
ちょうど調乳室からも「Okよー。」と声がかかりました。
今年のつぼみ組はみんなよく食べます。
今日も美味しい顔が見られました。(N・S)
◆雨降り (ふじ)
今日は朝から雨降りだったので室内でのんびり遊びました。
朝のおやつ後にふわふわ、きらきら、わくわくの部屋に分かれて遊びました。わくわくでは自分の好きな遊びを始めたり、まだ慣れ保育中で慣れない児は少しずつ慣れてきた保育者に抱っこしてもらったり手を繋いだり、身近にいることで段々と安心して遊び始めていました。
◯ちゃんは身近な保育者に手を繋いでもらって安心している様でした。しばらくすると自分から遊びたいおもちゃに近づいて行き、保育者にも近くにいてもらえるように自分の気になるおもちゃを持ってきて保育者と一緒に遊び始めました。積み木をフェルトに巻いて「サンドイッチ」と保育者が言って作ると、どんどん素材を運んできてくれまた。楽しく遊んでいるので保育者が少し離れて他の場所の児の様子を見に行こうとすると、すぐに泣きそうになりました。まだまだ安全基地になりきれていなかった様ですが、またしばらく遊んでいると☆ちゃんが遊びに来てくれてサンドイッチをお皿に乗せ保育者に配って歩いてくれました。◯ちゃんも自然と離れて遊び始めて、少し経つとまた戻って安心して遊びに行っていました。しばらくはその繰り返しだとは思いますが、段々と信頼関係を築いていけたら良いと思いました。
その後はきらきらの部屋で大型絵本を読みした。『だるまさんが』や『ぞうさんのさんぽ』を読むと興味を持った児が見に来てくれました。◯ちゃんも来てくれて、ぞうさんが池に落ちる場面は自分もザブ〜ンと飛び込む様な真似をして楽しんでくれていました。
今日はあめふり。朝からザアザアでしたが、ふじの子ども達はお部屋でのんびり楽しく過ごしていました。(y.n)
◆できたよかった(きく.たんぽぽ)
今日は朝からあいにくの雨。室内で過ごしました。
赤の半纏が1枚だけあり、いつも人気で誰か必ず着ているほ
どなので、枚数を増やしてみた所、いち早く気づいた⚪ちゃん。早速着て楽しむ姿がありました。
観察力が凄いです。
おままごと遊びにあるチェーンは、おままごと遊びで「麺」等色々な物に見立てて遊べるように置いているのですが、そのチェーンを首飾りにして、遊ぶ姿もチラホラ。
首飾りをしている児の周りに、首飾りにしてもらおうと、こぞって来ていました。
⭐くんに首飾りをしてもらい、我も我もとこぞっている姿が何とも言えないです。
⭐くんも優しく、首にチェーンをかけてあげ、かけてもらっている児も嬉しいようで、静かに待っているのです。
次から次と、かけてもらおうと絶えませんでした。
大人じゃない友だちにしてもらうのは、新鮮なのかもしれません。
お絵描きコーナーには、「やりたい」と言う児が多く、自由に好きな絵を描いてもらいましたが、「何を描いたのかな?」と聞くと「アンパンマン」「おにぎり」など、答えられるようイメージを持って描いているのだと感じました。
すぐ飽きることなく、長い時間をかけてじっくり、描いていました。
廊下に出ると、クライミングや、ロフトによじ登ろうと一生懸命に頑張って、出来なくて悔し涙あり、出来て嬉しい笑顔ありの楽しい時間を過ごしていました。S/A
◆雨の日も充実してました (うみグループ)
今日は雨で園庭に出られませんでしたが、ゾーンごとに好きな遊びに集中している姿が見られました。
絵の具ゾーンではキッチンペーパーを使って染め紙をしました。
昨日、染物をしたこともあり子どもたちは色がどう変わるのか興味津々。
赤と青、赤と白でそれぞれ染めていきましたが、ペーパーが絵の具を吸収して紫やピンクに染まっていく過程に目を輝かせ、絵の具に浸ける時間による混ざり具合の違いを何枚も楽しんでいました。
絵の具が入った紙コップをこぼしてしまった子がいましたが、偶然にもそこに色の混ざり合いが生まれ子どもたちは興味を示し、液がこぼれたところにペーパーを落とします。意図して染めたのとは違った色合いに驚きの声があがりました。
元の絵の具の色も、染めていくことで色が変化し薄くなったり混ざったりと沢山の変化があり、自然と子どもたちは色の調合も楽しみ始め、この色を染めたらどんな色になるのかという実験へと発展していきました。
大人が考えていた着地点とは違った発展があるのは保育ではよく見られることですが、子どもたちが今、何を吸収し何に心を動かされ何を経験しているのか、そこに目を向けていきたいです。
ブロックゾーンでは積み木やチビブロックを使ってマインクラフトごっこをする子たちもいました。
想像力と創造力を駆使しながら素敵な世界観を表現しています。
周りの遊びに影響されたり中断することなく取り組む姿は集中して遊び込める喜びにあふれていました。
子どもたちに適した遊びや環境の保障をどうするか。保育士間で共有し常に考えていきたいです。
O・Y
◆にじみ絵(にじグループ)
今日は珍しく6人欠席のにじグループ。
雨で園庭には出られなかったので、朝の集まりの前には、
カエルの体操、やんちゃ怪獣、キッズソーラン、ジャンボリミッキー、babyshark、head shoulders knees and toesで身体を動かしました。
カエルの体操、やんちゃ怪獣では「懐かしいー」と年長児。ダンスを覚えている曲がほとんどだったこともあり、「先生踊らなくていいよ!」「休んでて良いよ!」と年長児より優しさを頂きました。
朝の集まりでは「こいのぼり」「しあわせならてをたたこう」を歌いました。
年長、年中、年少児の順番に前に出てきてもらいみんなの前でも歌ってもらいました。
恥ずかしがる様子は殆ど見られず、休みの多かった年少児も可愛らしくそして堂々とみんなの前で歌う姿が凛々しく感じられました。
集まりの後は絵の具遊びを提供してみました。
以前、ティッシュに絵を描いてにじみ絵のようにして遊ぶ姿がありました。今日もそんな姿が垣間見られたので、コーヒーフィルターを用意して、絵の具での色の混ざりやにじみ絵を楽しもうと思い準備しました。
色をつけるとコーヒーフィルターを広げて「先生みて!」「できたよー!」とさまざまな模様ができていました。段々と絵の具の量が少なくなってくると最後は手に絵の具をつけて遊んでみる児もいました。
直接触れて感触を楽しんだり、手を洗う時の水の色までもが楽しいようです。
給食が始まる頃に「○ちゃんも絵の具やりたかった」「先生〜△も絵の具やりたい」と教えてくれた年少児。絵の具の楽しさをまだまだ子どもたちと共有していきたいなと感じます。(O.Y)
◆鯉のぼりが食べたい (そらグループ)
今日は園庭に出ず、室内で過ごしました。
誕生児がいた為、朝の集まりでは誕生会も設けました。
「明日はお祝いしてね」
と昨日のうちに言われていたのはここだけの話です。
王冠を被ると、「可愛い」「似合ってる」などと
口々に言うこども達がいます。
その表情はどれも豊かで、「僕もいつか…」「私ももうすぐ…」と憧れの眼差しです。
写真撮影を行うスポットには、こども達が作成した輪繋ぎ(輪っか)の飾りがあります。
その一つがテープが剥がれたせいで弛んでいました。
「あぁ、私たちが作ったのに…もぅ」
と怪訝な顔で言う◯さん。
「クサリ大変だったんだからね」
と輪っかをクサリと呼ぶ◯さん。
こども達は面白い発言をしてくれます。
保「◯ちゃん、昨日はまっすぐ帰った?(寄り道せず)」
子「まっ…すぐには帰れない。曲がらないと」
確かにね、曲がっても寄り道はしなかったんだね。
子「私の服、今日は全部お花だよ、弟はジョージ。(おさるの)」
ジョージって名前かと思った。
子「小松に来る?ちょっと遠いけど遠くないよ。」
桃屋のラー油みたい。
子「女の子は先に成長するんでしょ、ママが言ってた」
成長発達の曲線が…ってよくお話聞いているんだね。
子「先生、私の為に塗り絵ありがとう」
ありがとうって言ったらみんなが笑ってるね。
子「昨日鼻血が出たの。テレビ見てたら」
それだとテレビのせいになっちゃうね。
室内ではさまざまな呟きが飛び交っています。
その中には歌もあります。
「鯉のぼりが食べたいにゃん」
「鯉のぼりが食べたいにゃん」
「手を伸ばしても届かない」
「みんなで食べたい鯉のぼり」
「にゃー」
鯉のぼりが美味しそうな魚に見えた猫の歌です。
こども達がよく口ずさむので、今日はストローと紙を使って猫の人形を作りました。
朝の集まりに登場してもらい、人形を使って歌でも…と思っていたら、
「作りたい」
と◯君。
両手にストローを持っています。
(用意周到)
「私も…」
と◯さん。
「集まりの後でも良い?」
(大人都合ですが、朝の集まりのタイミングの良さと時間が無かったので)
「…良いよ」
と◯さん。
(泣く子を我慢しています)
「分かった分かった、今作ろう」
と朝の集まりをずらす事に…。
※猫の人形制作をした為、鯉のぼりの下に猫がいる子どもがいます
〜追伸〜
現在、
・ストローを切る事
・ストローをつなげる事
・ストローを棒に見立てる事
・テープを貼る事(長さはお構いなし)
・ノリでつける事
・折り紙を切る事
・切った紙を貼り合わせる事
etc
普段使う事の無いハサミやテープ、ノリを思う存分使用しています。
勿論、無数ではなく数は限られており、使う場所も固定しています。
※まだ使い方が定まっていないこどもがいる事、危険な道具でもある為
保育者も丁寧に一人ひとりに伝えていきますが、個々の発達の違いもある為、時間がかかります。
今一度、お子様の持ち帰る宝の作品に目を通して頂き、ご家庭でもテープ、はさみ、のりのどれか一つでも一緒に使用してみる事をお勧めしております。
道具を使える様になると遊びの幅が広がります。
手先を使うので集中力も高まり、試行錯誤に向き合えます。
◯◯みたいだね、◯◯にしてみるなどと、イメージも膨らみ言葉も増えます。
イメージと現物が繋がりやすくなり、言葉との結びつきも生まれストーリー性も生まれてきます。
etc
これら全て発達に繋がる大事な鍵となります。
保育園には沢山の鍵を見つけてもらいたいと思いますが、沢山の子どもたちもいます。
そして、十人十色の発達や個性、興味関心。
全力を尽くして、それぞれに合った援助やアプローチを行います。
同時に、興味のあるこども達には是非、道具を使ってもらいたいとも思います。
ルール違反や危害を加えてしまう(しまった)という事であれば、使用の制限は発生致しますが、
[正しく使えないから使用出来ない…]
という事は勿体無いと思っています。
是非、ご家庭でも保育園と連携する一つのアクションとしてさまざまな道具に触れる機会を作って頂ければ幸いです。
Posted in 園のこだわり