◆4月20日(木)の子どもたち
2023年04月20日 木曜日
◆好きなこと (つぼみ)
いきなりの暑さに戸惑ってしまいます。水分補給に注意です。
ミッキー体操の後 園庭に行きました。
いつものようにお散歩カーで園庭を周遊、ふじ組たちが今日もぞろぞろついてきて途中で乗ったり押したりを繰り返し、眠ってしまいました。
そんな中、1人チャキーンと元気です。
何故かというと もうひと眠りした後だから。
園庭でグイグイ遊び始めました。
◯くんの移動手段はハイハイですが、やや匍匐前進気味です。
ずりずりずりと行きたい場所目掛けて進んで行きます。
はじめは玄関辺りにいたのですがどんどん進んでゆりかごスイング辺りまで来ています。
向きを変えて今度は砂場方面へ。
滑り台のふもとまで到着しました。次はどこへ・・・
〇くんの目に飛び込んだものは砂場だったようです。
ずりずりずり・・・・砂場につきました。が、なかに入る事ができません。
砂場の囲いがちょうどお腹辺りに当たって乗り越えられないのです。
どうするかなぁ と見ていました。すると、手をグーンと伸ばして指先で砂をツンツンつついています。
その後しばらくその体制をキープし ◯くんは砂場遊びを楽しみました。
〇くんの冒険はまだ続きます。何たってもうひと眠りしちゃったからチャキーン・・です。
玄関の方向目がけて進み始めました。 玄関には幼児達が降りてきているのが見えたようです。
あれれ・・・もうこんな時間、幼児達の園庭遊びの時間になっていました。
玄関が開いて ダー・・・となだれ込むように出てきた幼児達は一目散に自分の遊び目がけて行く様子を〇くんはじっと見ています。
危ないかな?と心配するのですが幼児達はちゃんとわきまえています。保育者の心配をよそにぶつからないように注意して掛けていくのです。
時々「赤ちゃんいるから気をつけてー。」と声を掛け合ってくれています。
そんな様子をじーっと見ていました。
ふと気が付くと、〇くんの移動した跡が地面に残っていました。
あっちに行ってここで向きを変えてそのまま進んで・・・・と。
好きな事に向かって行く力強い足跡です。(N・S)
◆いいものみつけた!(ふじ)
園庭に出ると涙が止まることが増えてきたのですが、ふと寂しくなる瞬間もあり、馴染みのある保育者の手を握ってくる児がいます。
今日も園庭内をご機嫌で探索していた〇ちゃんでしたが、途中で涙がぽろぽろこぼれ始めました。手を繋ぎながら空中菜園下の倉庫までくると、「あ!」と何かを発見した様子。〇ちゃんの目線の先を見るとボールがありました。
倉庫からボールを出してきて、〇ちゃんの足元に転がしてあげると、泣くのをやめてボールを追いかけます。ボールを捕まえるとちゃんと保育者の方に転がしてきて「もう1回」と伝えてきているようです。
言葉は出ませんが仕草や表情で何となく伝えたいことが分かってきて、嬉しく思います。
私たちにとっては見慣れた園庭ですが、新入園児の子ども達にとっては真新しいものだらけ。
子ども達の気持ちに寄り添いながら好きな場所、好きな遊びを見つけて行きたいと思っています。
M.S
◆絆(きく・たんぽぽ)
今日は『夏?』と勘違いしそうなくらいの暖かさでした。
園庭に出る前にベランダでサンサン体操をしみるとそれぞれオリジナルなダンスをし身体を少し動かしていました。○ちゃんは保育士と同じ動きをしたいと思っているようで手を挙げたりジャンプしたりと元気いっぱい動きすぎて「あついね」と。少し動くと暑さを子どもたちも感じているようでした。園庭にでると□君は真っ先に去年度の担任のもとへダッシュ。熱い抱擁を交わし再会を喜んでいました。
チェレンジ心旺盛な◎くんは太鼓橋に初トライ。紐を引っ張ってぶら下がっては降りをしばらく繰り返していました。まだ少し難しそうですが毎日の努力の積み重ねが大切な遊具。きっと明日も諦めずにチャレンジしてくれることでしょう。
たくさん体を動かそうという事で追いかけっこをして遊びました。かけっこから手を繋いで園庭中を散歩するほうへ遊びが発展すると▽君と♢君が硬く手を握り合い歩いていました。一緒に歩いたことで友情が芽生えた様で保育室に戻る時も一緒に。室内でもいっしょに遊び給食の席まで隣同士に座るという絆が芽生えた2人でした。
虫探しがブームになているきくたんぽぽ組は虫取り網を用意し虫探しをしました。虫取り網を持つだけで探検家のような気分になるのか胸を張ってたくましく歩いているようにみえました。明日からも網をもち虫探しを楽しむ子どもたちの姿がたくさん見られる事でしょう。
(K☆H)
◆鯉のぼりになった! (うみグループ)
今日は、子どもたちが数日前から意欲的に行なってきたデカルコマニー(絵の具遊び)の作品を使い鯉のぼり制作を行いました。
子ども一人ひとりが、安心して、楽しく取り組めるよう、他の遊び同様「選択制」で提供した制作ですが「やりたーい」「○○もやるー」などと、たくさんの児が自発的に取り組んでいました。
制作を通し印象的だったのは、制作を楽しむことはもちろん、子ども同士喜びや達成感を共有し合う姿や思いやりの気持ちをもって他者と接するという姿がたくさん見られたことです。
年少の〇〇君と△△ちゃんも、はじめは、真剣な表情で取り組んでいましたが完成が近づくにつれ互いの作品を見せ合ったり「○○くんのきれいだね」「△△ちゃんもじょうずー」 などと、褒めあったりと笑顔で満足の行くまで楽しんでいました。
他者に関心を持ち始めたり、思いやりの気持ちが芽生えたり…本当に子どもは日々成長しているのだと温かい気持ちにさせられました。
「できたー!」
楽しかった絵の具遊び、その作品がこいのぼりに。
二重の喜びを味わい満面の笑みの子どもたちです。
年長児は、お楽しみの活動がもう一つ。
今年度初の英語教室に参加しました。
始まる前から「どのようなことをやるのか」「年長児だけの特別な活動」と目を輝かせ喜びや期待を共有し合う子どもたち。
事前に、始まる時間、時計の針の位置を伝えましたが「あっもう始まる時間だ」「準備しよう」などと時間を意識したり、声をかけ合ったりと主体的に働きかけていく姿がとても印象的でした。
講師と英語で挨拶を交わし英語教室の始まりです。
最初は、少し緊張している様子の子どもたちでしたが徐々に笑顔も増え、講師との会話やダンスを通し楽しく英語に触れることができました。
終わった後の子どもたちは満足感に満ち溢れた笑顔。「楽しかった」「また英語教室あるんだよね?」などと喜びの声がたくさん聞こえてきました。
次回、どのような姿を見せてくれるか、今から楽しみです。
(T.N)
◆えいご(にじグループ)
「やねよ~り~たかいこいのぼり~」
先日、絵の具デカルコマニーで色付けしたこいのぼりに尻尾と目玉をつけました。
自分だけの立派なこいのぼりになり出来上がったのが嬉しくて、手に自分のこいのぼりを持ち、歌をうたいながら部屋中を泳がせていました。
「(素敵なのができたから)お家に持って帰りたい!」の声が沢山でした。一人ひとりの個性的なこいのぼりたちをにじグループの部屋に飾ってから、家に持って帰ってもらいたいと思います。このことを伝えると、子どもたちも納得してくれていました。
今日は年長児初めての英語教室がありました。
英語教室の場であるホールには、子どもたちの緊張があふれていました。講師に質問されて、がんばって答えたものの心細くて隣の児と肩が付くくらいくっつきあう姿。でも、時間とともに英語の活動でだんだんと緊張がほぐれ、笑顔が見えてきたときには子どもたちから「たのしい!」の声が聞こえてきました。
英語のたのしさを知った年長児は「朝の集まりも英語でやりたい!」とやる気満々です。
リクエストに応えて全員で“stand up”や“sit down”などの立つ座るを英語の掛け声で行なったり、英語教室で踊った音楽をかけて、もも・ゆり・ひまわり組みんなで踊りました。
踊りに言葉など必要ない! と実感させてくれるほどみんなが笑顔になりました。
絵本も英語の本を読みました。集まりの締めくくりは、「今日も元気にあそびましょう!」と保育士が声をかけると、子どもたちはガッツポーズをして「オーケー!!」と元気に応えてくれました。
英語教室をきっかけとして、他国のことや言葉にも興味を持っていけたらと思います。
e.y
◆花から虫へ(そらグループ)
先週の始めに
「この花(わたしの花瓶にさした花)すぐに枯れちゃうね」
と話す年長女児がいました。
なんでだろうねと疑問を投げかけると
「水がないからだよ」
と的確な返答がすぐにかえってきます。
年長児ともなると、植物は水がないという概念が根付いていることを感じます。
それは、これまで園で花や夏野菜を育てる様を近くで見たり実際に体験してるからこその姿だと感じます。
改めて、見る・やってみる・考えてみる(どうやったら大きく育つのかなど)を大切にしたい思います。
"枯れちゃうね"
と話していた○ちゃんに"枯れない花を作れること"を伝えるとすぐに興味を示してくれ押し花作りを始めました。
花を集める→キッチンペーパーに挟む→察しに挟む→重しを載せる(今回は水の箱)
この手順で先週から用意していたのです。
それを今日、一緒に見てみるといい感じに水分が抜けていて綺麗な押し花が出来上がっていました。
「ほんとだ枯れてない!」
「でも、ちょっと小さくなった?」
「でも、かわいいよ。これ(桜)とか色が綺麗!」
今後、この押し花を使って制作を楽しみたいと思っています。お部屋にも飾ろうと思うのでその時は是非みてあげてください。
園庭に出ると虫探しに精をだす子どもたちの姿がたくさんあったので、「空中菜園に行ってみようよ」と誘ってみました。
手にはシャベルを持って準備万端。
でもアイテムになるのはそれだけじゃないようで
太めの枝を武器に虫探しの戦に備える子もいます。
雨や足に押し固められカチコチになった畑の土を掘り起こすのはなかなか難しい…。
「ちょっと、先生、まず先生がやらないと無理だよ。早くやってよね」
と保育士に仕事を振るもも組の◻︎くん。
なんだかその口調がやけに面白くてついつい
「はい、分かりました◻︎隊長!」と答えてしまいます。
穴を掘りはじめると、「でた!」「いた!」とあちこちから発見の報告があります。
そんな中、触るのもへっちゃらな男児2人。
次々と虫をつかまえ周りからは「こいつらすげぇ」の尊敬の眼差し。
自分はとれないから、と眼差しを向けていた子達は「ねぇ、ここに入れてよ」と自分が持っていたシャベルを差し出し虫を貰い始めました。
虫を捕れると人はあっという間にヒーローになり、
「次はわたし(ぼく)にちょうだい」とまるで整理券を貰うかのように口約束が多発していて面白い光景でした。
同じ虫取りをしていたはずなのに
"虫を捕まえる子"
"それを貰って集める子"
と、自然と役割が分かれいることに気づきました。
自分の得意なことを活かす。
苦手なことは補う。
大人でも簡単に出来ないことをサラッとやってのけてしまう子どもたちに頼もしさと私達もそうありたいと思いました。
花採集の場であった空中菜園が
これからは虫採集の場に変わることでしょう。
子どもたちと一緒に熱を高めていきます。
(I・K)
Posted in 園のこだわり