◆4月6日(木)の子どもたち
2023年04月06日 木曜日
◆少しずつ (つぼみ)
今日からの登園の◯くんが仲間入りし、つぼみ組は4人になりました。
保護者の方と離れる時にまだまだ泣いてしまうこともありますが、日中は少しずつですが、笑顔も見せてくれるようになりました。
始まって1週間が経とうとしていますが、子どもたちと保育士との距離も少しずつ縮まっているように思えてきて、嬉しく感じる瞬間があります。
この少しずつがたくさん重なり、大きな成長に繋がっていけばいいなぁと思いながら、日々一緒に過ごしています。
これからも、たくさんの笑顔に包まれたクラスを目指して、子どもたちと関わって行きたいと思います。
(E.Y)
◆知ってる場所になってきた(ふじ)
朝は、まだまだ賑やかな泣き声が聞こえてはくるものの、玩具を持ち遊び始める姿、抱っこを求めてくる姿から、少しずつ知っている場所になっている事、私たち保育士が見たことある人という存在になっていることが感じられるようになってきました。
朝のおやつを食べ終えたら、園庭に行き遊べる事が分かってきた児もいます。
進級児は、「お片付けてつだって~」という保育士の声を聞いて、積極的にお手伝いしてくれる頼もしい姿を見せてくれています。保育士の声がしっかりと耳に届いている証拠です。
新入園児の☆くん、乗り物が大好きなようで乗り物の絵本を見せると涙が引っ込みました。
それでもやっぱり、ママを思い出しては涙が出ます。
そこへ「はい」と電車の玩具を手渡す△ちゃん。思わずにこっとする☆くん。
お友達の存在に助けられました。
園庭に出ても何をしようかと遊べずにいた〇ちゃんに、「みてみて」と4歳児のお兄さんが近づいて行きました。そのスコップの上に乗ったものを見て、顔がパッと明るくなる〇ちゃん。手を伸ばして触っています。
お兄さんも嬉しくて、そのあと何度も運んできてくれました。優しいお兄さんに助けられました。
子ども達はもちろん、何もかもが新しいことで、不安もいっぱいという保護者の方は多いと思います。
ここには、私たち保育士だけではなく、お友達がいます。優しくしてくれるお兄さんお姉さんがいます。どうか安心して預けていただけたらと思っています。(Ⅿ.Ⅽ)
◆今日のミッション (きく・たんぽぽ)
朝、笑顔で登園したり手を広げて走って来てくれる児が増えてきました。担当する保育者や環境が変わってドキドキしていた児が見受けられていましたが、日々一緒に過ごす中で少しずつ安心感を覚えてくれているのだなと嬉しさを感じています。子どもたちにとって“楽しい”が詰まった日々を過ごしていきたいと改めて思いました。
ここ数日の子どもたちの行動の中に“虫探し”をする様子がチラホラ見られています。『見て~!』と嬉しそうにダンゴムシを見せてくれたりアリの巣の場所を教えてくれたりとその姿をヒントに今日はみんなで虫探しをしようと提案してみました。
朝の集まりで“ありこちゃんのおてつだい”と“ころちゃんはだんごむし”という絵本を紹介(内容が難しく表紙と中のイラストのみの紹介となりました)し、見つけた虫たちを入れる為の虫かごを見せると楽しそうな予感を感じたのか『やったー!』と嬉しい反応が返ってきました。
園庭に出る際、『これ持ちたい』と虫かごを持つと立候補してくれた□くん。☆ちゃんは『これがいい!』ところちゃんの絵本を手にし、◇ちゃんはありこちゃんの絵本を持ってくれました。子どもたちの頭の中は“虫探し”でいっぱいで階段を降りる際にも降りてからも『むしー!』と叫んで気合十分。そんな子どもたちに「虫さんどこにいると思う?」と聞いてみると『あっちー!』と花壇付近を指差し、今まで虫探しをしてきた経験の中で探してきた場所を覚えていて自分の知識として教えてくれました。
『ここ!』と得意げになりながらみんなで探し始めましたが今日はなかなか姿を現わしてくれません。『あれー?』『いないねー』とこんなはずではなかったと口々にしていますがついに赤ちゃんダンゴムシを発見です。
『いた!』と一人が言えば、どこだー!と言わんばかりに体をグイッと前に出す面々。『見えないー』ともみくしゃになりながらもダンゴムシを捕まえることに成功しました。ここで活躍するのが虫かごを持った□くんです。「□くん!虫がこに入れるよー!」と声を掛けると大慌てでフタを開けようとしてくれました。『待って!待って!』と大騒ぎ。無事に虫かごに入れられると歓声が上がり、みんなで虫かごの中を覗き込んでいました。
ころちゃんの絵本を持っていた☆ちゃんが『これだね!』と絵本を広げ、捕まえたダンゴムシと絵本の中のダンゴムシを見比べてみたりと虫探しを楽しむ姿が大いに見られました。
今日は出没回数が少なかったアリもダンゴムシもこれからが楽しめる時期です。
みんなで虫探しを楽しみながら友だちの輪も楽しんで行きたいと思います。
K・E
◆楽しいこといっぱい (うみグループ)
今日から登園になった子たちを見て嬉しそうにかけよる子どもたちの姿がありました。
37名全員が揃った時にはどのような姿をみせるのか楽しみです。
朝の集りで今日やりたいことを発表してもらいました。
「あやとりがしたいです」とひまわり組の〇くんが言うと「〇くん上手なんだよ」「じゃあぼくにも教えて」という声があがりました。嬉しそうに頷く○くん。
その後も次々発表したいと手があがり「ピタゴラスイッチをしたいです」「お花をしたいです(花びら付け)」と堂々と話していました。
もも組の☆ちゃんも手をあげ「すべり台がしたいです」と発表しました。拍手がおきます。そしてその姿に勇気をもらったかのように続々と手をあげるもも組。
こうしたやり取りを通じて自信を持ったり、遊びの共有をすることで友だちの存在や様々な遊びを意識したりと少しでも楽しいと思えることや遊びや空間、人との関わりが広がっていってくれたらと思います。
園庭では花びら集めを毎日しており、今日は花瓶や蝶、ドレスを描いた厚紙に透明テープを貼って花びらを貼っていきました。
花びらを探す過程で「どんなお花があるかもっと探してくる」「こんなお花が咲いてるって知らなかった」といった声が聞こえました。新たな気づきがあったようです。
その後は水を張った洗面器に花を入れ、食紅を入れると色の変化や光によって花の色の見え方が変わったことに気付いたり「ゼリーみたい」「固めてみたいな」と遊びが広がりを見せていました。
自然物に触れたりこの季節ならではの楽しみ方を今後もしていきたいと思います。
O・Y
◆友だちの輪(にじグループ)
数日前、去年の夏から越冬したさなぎが蝶々に羽化しました。でもその蝶々は充分な羽がなく、羽化してすぐに死んでしまいました。
そのことにいち早く気づいてくれたのは子どもたちです。
残念ですが、今日はその蝶々のお墓を園庭に作ることにしました。
お墓の場所は子どもたちで決めました。門のわきの土の中、蝶々の形をした葉が生えているところです。
シャベルを持ってきた子どもたちが土を掘り、息のなくなった蝶々を土にそっと入れ上から土を被せました。
それからみんなで天国にいけるように手を合わせました。
お墓の上には、紫色の蝶々の形の葉をお供えしました。
蝶々がいた虫かごに◎くんが桜の花びらを入れてくれました。それを見ていた他の児が、「かごにいろんな花をいれるといいね」と言って、次々に色んな種類の花をかごの中に入れてくれました。
子どもたちのなかで生命を感じてくれたのかな、と思う瞬間でした。
集まりでは、「しあわせなら手をたたこう」の歌をうたい、しあわせなら…手を叩き、足を鳴らし、泣く真似をして、笑って、友だちと手を繋ぎました。
手あそびでは、一人の児からひとりずつ友だちを誘っていき、一人またひとりと増えていく遊びをしました。友だちに誘われると嬉しくて、笑顔が止まりません。
全員が名前を呼ばれあい、手を繋ぎ丸くなってマイムマイムを踊りました。弾ける顔には笑顔があふれています。
友だちの輪、たくさん広げていければと思います。
e.y
◆それはイタズラ? (そらグループ)
「これ知ってる、前の保育園でやった事あるから」
新入園児の◯さんの顔が綻びます。
「エビカニクスでエビカニクスで…」
新入園児の⬜︎君がノリノリで踊っています。
在園児のこども達は、
「懐かしい〜」(ついこないだ踊っていたのに)
と言いながら踊ります。
「かえるのたいそう…いちにさんし」
と掛け声まで大きいもも組のこども達。
昨年度、園庭で行っていた年上のこども達のダンスをどこかで覚えていたようです。
朝の集まりでは、歌を歌ったり、ダンスをしたり、ゲームをしたり、劇遊びをしたり…etc
集団活動をいかに充実させられるか、集団で集まったからこそ出来る活動を大切にしています。
最初は静かに参加していたこども達も緊張の糸がほどけて、友達と戯れあったり、わざと走り回ってみせたりもします。
それを見た周りの子どもたちの方が真剣で、「座るんだよ」「走らないんだよ」と全力で止めにかかります。
「先生〜無理〜」
と年長女児。
ひまわり組に無理と言わせたもも組の◯さん。
こんなに言う事を聞いてくれないなんて…と疲労と呆れが年長児の顔に浮き彫りとなっています。
「ママが良い…」と泣いてしまうより、「ひゃひゃひゃひゃ」と笑って走り回る事が何よりかもしれないよと心の中で呟きます。
室内のくつろぎゾーンとしてあるハンモックとベンチにはこども集団が出来ています。
寛ぎながらもごっこ遊びをこっそり行う姿はネズミのようです。
園庭ではメダカの鉢を覗くこども達がおりました。
暫く見ていると、
「あ」っと思わず声が出てしまうシーンがありました。
メダカの鉢の中に、泥と木の芽を沢山入れていたこどもがおりました。
「間違えちゃった」と最初は言うのですが、よく聞いてみると、「餌をあげたかった」という思いから(そのようなニュアンスから)の行動だったのかもしれません。
こども達の行動にはイタズラをしてドキドキワクワクする気持ちや、こうしてみよう、こうしたら面白いかもしれないなどと仮説を立てながら行動する事があります。
側から見れば、イタズラも、よくよく聞けばストーリーがあったり…。
こどものありのままの姿を解釈していく、紐解いていく面白さが幼児Gにはある様な気がします。
k★y
Posted in 園のこだわり