◆4月5日(水)の子どもたち
2023年04月05日 水曜日
◆この人だあれ?(つぼみ)
慣れ保育3日目。お母さんお父さんと朝離れる時、雰囲気でわかってしまいそうな瞬間もありましたが、担任保育士の顔をジーと見て「この人は知っているかも」と思っていてくれたのでしょうか、時より笑顔を見せてくれて嬉しく思います。
ふじ組の子たちは、新しい環境になったことに気づき大泣きの中、つぼみの子たちは何かを感じながらも自分のペースで過ごしてくれていて助かりました。
今日も園庭にいき、バギーに乗ったりトランポリンに保育者と座ってみたり、気持ちの良い園庭遊びでした。
食事もいつもはお母さんやお父さんが1対1で食べている家庭が多いと思いますが園では2対1などで食べているため「早く食べたい~」と猛アピール。それだけ食欲があるということも嬉しく思います。
これからまたいろんな一面が観れると思うと楽しみなことばかり。明日はどんな姿が見れるか楽しみです。
(K.E)
◆はじめての笑い声(ふじ)
1年間、育子園で過ごしてきた進級児は立派です。
「新しい友達がいるな・・・」「いっぱい泣いているな・・・」と環境の変化に気付いてはいるはずですが、いつものように保育室に入ってきてくれ、好きな玩具で遊び始めます。
保育者が「園庭行くよ~」と靴下ケースを持ってくると、「待ってました!」という表情で走って取りに来て園庭に出る準備をしようとする児もいました。
1年の経験ってこんなに大きいのだな、と感心です。
靴を履き終えると、自らテラスの扉を開け園庭に出ていく進級児組。
それぞれ好きな場所に走っていくので、「待って~」と保育者が置いていかれるほどです。
そんなたくましい姿にまた感心。のびのびと遊ぶ姿に嬉しさも感じました。
プランターのところに寝そべり、奥の方に手を伸ばしていたわくわくグループの〇くん。何をしているのかと様子を見に行くと、「ん、ん!」と摘まんだ小さいものを見せてくれようとしてくれました。見てみると”アリ”でした。
暖かくなり活動を始めた虫たちが、今年も子ども達の遊び相手になってくれそうです。
進級児が園庭で遊び始めると、新しく仲間入りした新入園児の子たちも園庭に出てきました。大好きなパパ、ママから離れて頑張っているので緊張した表情ではありますが、滑り台に登ってみたり、固定車に乗ってみたりしていました。
新入園児の□ちゃんは砂場に連れて行ってあげると泣き止み、砂に触れようとします。今日もスコップを持ち砂遊びを始めたので、保育者も一緒にやってみました。保育者が楽しそうにリアクションしながら砂遊びをしていると「ははっ!」と笑ってくれる場面も。初めて聞いた笑い声に嬉しくなり、何度も繰り返してリアクションしてしまいました。
□ちゃんの隣ではさっきまで泣いていた新入園児の☆くんが座っていました。□ちゃんの笑う姿を見て、「なんでこんなに笑っているの?」と驚いている様子。
スコップやバケツを渡しても拒否していた☆くんでしたが、□ちゃんが楽しそうに笑う姿を見て、スコップを握り始めました。
少しずつ少しずつ「ここって楽しいところなのかも・・・」という気持ちが大きくなっていくといいなと思っています。
M.S
◆朝のあつまり (きく・たんぽぽ)
新年度が始まって三日目になりました。今日は園庭に出る前にみんなで集まってみることにしました。
思い思いに遊んでいる子どもたちのところに、イラストの救急車をみせながら、これからいろんな車がでてくるよ~と知らせてまわると、救急車に注目しながら急いで片付けを始めてくれました。
歌がはじまると急ぎ足で集まってきて、保育者の持っているトンネルのイラストに視線が集まりました。郵便車、清掃車など歌にでてくる働く車が、トンネルからでてきて子ども達の表情もほぐれているようでした。ふじ組のころからの馴染の歌がでてきて安心できたのかもしれません。
「きく組さ~ん。」と呼びかけると自分のことだとわかっている児もいて頼もしい手ごたえを感じました。朝の挨拶もできました。
今日はあらためて担任の自己紹介をすることもできました。子どもたち一人ひとりの顔をみながら、早く顔をおぼえてくれたらいいなと期待も高まりました。
子どもたちの名前もよんでみました。「○○ちゃん、○○ちゃんはどこですか。」と歌いながら呼びかけると、ニコッとしてくれたり、恥ずかしがったりする、個性豊かな反応もみられ、早く仲良くなりたいなという思いも高まりました。
今日は初めての朝の集まりをしてみたのでしたが、ほとんどの児が最後まで座って注目してくれていたことに驚かされました。みんなで朝の挨拶ができることの楽しさも感じました。これからもみんなで元気いっぱいに挨拶をして、心地よい一日の始まりを感じていけたら、と思いました。(F.S)
◆相反する気持ち (うみグループ)
新年度が始まって3日目ですが、移行期間があった為かすっかりうみグループに馴染んでいる新もも組。主に年長児が色々な場面(着替えで困っているとき、給食をもらうとき等)でもも組のお手伝いを自ら行ってくれています。そんな年長児の姿を陰ながら見ているゆり組。異年齢で過ごす良さをひしひしと感じています。
困ったら年上児が助けてくれるという安心感や嬉しさを抱きながらも、自分でできることはやりたいもも組。一方で何でもやってあげたい、自分がやってしまった方が早いという年上児。どちらの気持ちにもとっても共感できます。チャレンジする勇気、手を差し伸べすぎないことの大切さを改めて子どもたちの関わりから学ばせていただいています。
もうすぐ、降誕会ということで年長女児は朝から衣装合わせと花踊りの練習がありました。他の児は室内で少し遊んだあと園庭に行きました。(そのまま室内で遊ぶことを選択した児もいます)
園庭に出てみると、ホールではまだ年長女児が花踊りの練習をしており、もも組の女児が外からじーっと見ていました。「○○ちゃんも大きくなったら踊るんだよ」と声を掛けると、「そうなんだ!!」と嬉しそうな反応が返ってきました。その後も、しばらくギャラリーとなって憧れの眼差しで観覧していました。衣装を着ており普段とは違うお姉さん達の姿が新鮮だったようです。
園庭では他にも草花を摘んだり、虫探しをしたりと春の自然に親しむ姿がたくさん見られました。地面に散っていたさくらの花びらをたくさん拾い集めている児もいました。引き続き、春を感じられるような活動を取り入れていけたらと思います。
(M・Y)
◆ゆっくり仲良くなっていこう!(にじグループ)
新年度が始まって、3日です。大人も子どももまだまだ、ワクワクやドキドキの気持ちでいっぱいです。新しい友だちも迎えて、また新たなスタートとなりますね。私も、子どもたちと一緒でドキドキやワクワクの気持ちが入り混じり、心は満タンな毎日です。
この子は、こんな事が好きなんだ…あの子は、こんなところがあるんだなーっという今は、新しい出会いを楽しんでいます。時には、心が前向きになれない姿もありますが、それもまた、大事な気持ちです。色々な気持ちをみせてもらいながら、仲を深めていきたいと思っています。
今日は、猛獣狩りにいこうというゲームをやってみました。
出てきた、言葉の数だけグループを作ります。
例えば、「サル」二文字で、2人です。
3文字、4文字と増やしていき
最後は、「トリケラトプス」7文字です。周りにいる友だちで集まって、7人探す子もいれば…数を数えて、あと何人と探す子も…
色んな知恵を働かせています。
そんな体験を通して、普段触れ合う機会がない子に声をかけたりかけられたりしました。
まだ同じ空間と時間を過ごしはじめたばかり…これからが楽しみです。
もも、ゆり、ひまわり組のみんながそれぞれに気持ちよく関係を深めていけるように、そんなチャンスを見逃さないように…と思っています。これからの姿が楽しみです。U.A
◆おもち (そらグループ)
「おもちたべない?」
保育者に近づき◯君が一言。
「食べます。」
「じゃぁあちらに行きましょ?」
とお手製のお餅を作った場所へ、保育者をいざなってくれました。
こども達の言葉や呟きひとつひとつに日々エネルギーを頂いていると感じます。
突拍子もない言葉であっても、本人の中ではストーリーがあり、そこに第三者として現れた保育者を自分のストーリー上の登場人物として話してくれます。
「え、今何やってるの?」と聞きたい気持ちをサラリと飲み込んで、ストーリーの中にお邪魔させて頂く感覚でいます。
室内には異年齢のこども達、様々な玩具があります。
それぞれ遊ぶ場所やスペースの限りがある為、譲り合いや順番待ちが生まれます。
「貸してくれない」「片付けしてくれない」と保育者に訴えるこども達もおります。
寄り添って話を聞いてみると、真逆だったり、勘違いから生じた出来事であったりもします。
こども達同士でのやり取りでは気持ちの共有の幅が狭く、白黒だけで物事を決めつけるやり取りで喧嘩やトラブルになり、最終的にどちらかが泣いてしまう事も無きにしも非ずです。
白黒だけではなくグレーだったり茶色だったりと、互いに寄り添える関係性を築いていけたらと感じます。
室内では、絵の具に触れる活動や、顕微鏡で自然物を除く活動もちらほら見られてきました。
「この色混ぜると◯◯になるんだよね」
「この形◯◯みたいだね」
と素材に触れて様々な感覚を養い、それを言葉にして伝えてくれたりもします。
園庭で採取した花を部屋に飾ってみたり室内にこども達の作品を飾るなどし、装飾が増えています。
そうする事により、
「僕もやりたい」
「今度こうしてみたい」
という気持ちを育むこどももおります。
「やらない」というこどもも、目で見ています。
興味がそそられないようです。
今は気分じゃない。
苦手、汚れるのが嫌、どうやって良いか分からない…etc
様々な思いを汲み取りながら卒園まで、まだまだ時間はある事、今やらなきゃいけない事を優先させた方が良い事を忘れずに保育していきたいと感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり