◆3月10日(金)の子どもたち
2023年03月10日 金曜日
◆春の涙と鼻水 (つぼみ)
鼻の下がぴかぴかしてるからよく見ると鼻水・・・
ちょっと前は子どもの花粉症はいませんでした。
でも最近は年齢関係なくズルズル・・と垂れて出てくる鼻水。
目も痒くてコシコシコシとこすっている姿も見えてきました。
春がきました。
朝目覚めると雨が降っていました。ひと雨ごとに春が来て、今週は本当に温かい日が続きました。
実は今日は朝からやや園の中が慌ただしい気配です。
明日は卒園式です。ホールから聞こえてくる式の歌・・・「さよなら ぼくたちの~・・・」 鼻の奥がツンとして涙がにじんできてしまうお別れの歌。
花粉の季節は別れの季節、涙がこぼれます。
今日はジャンバーを着るのをやめました。
いつもより身軽な感じが後ろ姿に現れていました。
まだ靴を履いていない2人が張り切ってテラスの扉を開けてくれました。
その様子が可愛くて、順番にみんな大きくなったと感じます。
園庭に行く準備をするちょと前に、眠くてクラクラしてしまった〇ちゃんが久しぶりに5分だけ眠りました。
夏頃までは午前寝が日課だったけど本当に久しぶりです。
ちょっとだけ眠ってスッキリしたら準備をしようと思っていたのですが、準備が終わった△くんが「あれ?寝ちゃったの?」という感じで覗き込んでいます。
邪魔することなく今必要な事を尊重してくれる姿に、偉いね・・・と思いました。
今日の給食はオムライス、献立表を見ると青い字で書かれていました。年長児のリクエストです。
「おいしいね~」とみんなでいただきました。(N・S)
◆お散歩ってたのしいね♪ (ふじ)
散歩になるといつも「○○はいかないの」「お散歩いきたくないの」「園庭であそぶ」と頑なに行こうとしないわくわくの○くん。
散歩に誘ってみると今日はいつもに比べて少しだけ乗り気です。
ですが散歩カーを前にすると「やっぱりいかない、のらない、いきたくない・・」と俯く○くん。
散歩カーに乗らないで、お友だちと歩く?と聞いてみると小さな声で「うん・・」と返事が。
そのあとも、行く・・行かない・・いろんな気持ちが入り混じりながらも「あるくー!」と前向きな姿が見られ、出発です。
お友だちと手をつなぐと、気持ちもシャキッとするのか、表情もどこか得意気でした。
早速バスやごみ収集車、トラックなど何台もすれ違い、子どもたちからは大喜びの声で溢れていました。
歩きたい人?の問いかけにも、元気よく手が上がります。
交代で何人もお友だちや保育者と手を繋いで歩く経験をしました。
友だちの手が離れると、サッと繋ぎ直すふわふわの△くん。
ギュッと手を握って顔を見合わせて微笑み合う姿は頼もしくもありとても可愛らしい姿でした。
保育者と手を繋ぐよりも、友だちと手を繋ぎたい・・そんな思いも見られ、友だちの存在の大きさや絆も感じられる瞬間でした。
行かないと言っていた○くんも、「おさんぽ、たのしかったー!」「またいくー!」という言葉を聞くことができ、こちらまで嬉しくなりました。
いよいよ来週から移行期間が始まります。
新しい環境での生活に最初は緊張もあるかもしれませんが、安心して過ごせるよう寄り添っていきたいと思います。そしてここから更に広がっていく友だちとの関わりがどんな風に見られるのかとても楽しみです。
I.S
◆楽しもう!(きく・たんぽぽ)
いよいよ、きく組とたんぽぽ組で過ごす最後の1日となりました。
朝の集まりでは、「今日で最後だから、たくさん楽しもうね」と話してスタートしました。
そして、もも組になる前に、どのくらい大きくなったかを測っておこうと身長体重を計測することにしました。
いつもは保育室に看護師が来ての計測ですが、今日は看護師がいる職員室まで行き、そこで洋服を脱いで計測をしてもらいました。
普段から、洋服をたたむことを意識していましたが、今日はいつも以上に上手にたたみ、一つにまとめている子どもたちを見て、成長を感じることが出来ました。
計測後は園庭で元気いっぱいに遊びました。
東京駅までドライブしたり、チョコレート作りに励んだりと、思い思いに遊びを展開している子どもたち。
中には「ねえ!写真撮って!!」と仲良しの友達とのショットを保育士に頼む子もいて、楽しんでいる様子が伺えます。
月曜日からは新しい場所へと羽ばたいていく子どもたち。
楽しみな部分もありますが、ちょっぴりの不安もあると思います。
子どもたちには、「お部屋は変わってもいつでも会えるし、遊べるんだよ。」と話し、「困ったら、いつでも先生たちやお兄さん、お姉さんが助けてくれるよ」とも話しました。
子どもたちが少しでも不安がなくなり、それぞれのグループで楽しめるよう、残り3週間、私たち担任も一緒に過ごして、幼児組の楽しさを伝えて行きたいと思います。(E.Y)
◆教え合い、助け合い(うみグループ)
今日はもも・ゆりぐみが落ち着いて遊んでいたので園庭の時間になるまでゆっくりお部屋で過ごしました。
女の子は最近かんむり作りにハマっているのかお友だちが作っているのを見ると、「わたしも作りたい」と保育者に声をかけてきます。中には、「先生作って」と来たので「先生も手伝うから一緒に作ろうね」と声を掛けて、保育者が作るのではなく子どもが作っていけるよう取り組んでいます。完成した時の子どもが感じ『達成感』があり喜びの気持ちが出てくると思います。
園庭に行くと「大繩やりたい」と大繩をやっていると見ていた子どもたちが集まってきてみんなで楽しくやっています。
まだ大繩が苦手なお友だちに「動かないで跳ぶんだよ」、「もっと後ろの方がいいよ」と声を掛け合っている姿があります。教えてくれたことを一生懸命意識して練習しています。
そして今日は、ひまわりぐみからのリクエスト給食の『オムライス』です。子どもたちに伝えると「いえーい」と笑顔で喜んでいます。
「○先生と〇先生が全部食べちゃうぞー」と言うと流れで「いえーい」と子どもたち。
間違えて言ってしまったうっかり顔を見せてくれます。
給食前に可愛い姿を見せてくれる子どもたちにじんわり心が温かくなりました。(Y.H)
◆きくたんぽぽさんが来たら・・・(にじグループ)
今日も朝から、友達と一緒に遊びを見つけたり、同じものを共有して、あちこちで素敵な関わりが生まれているにじグループ。色画用紙を2本丸めて細長くして、十字架のようにしてセロテープで貼って・・・、〇くんと▽ちゃんが同じものを作って、完成したものを見せてくれました。「飛行機」だそうです。互いに影響を受け合いながら、日々成長していく子どもたちを頼もしく見ているこの頃です。
きくたんぽぽ組の子どもたちがにじグループにやってくるまでのカウントダウンも、いよいよあと3日(土日を除けばあと1日)となりました。「きくたんぽぽさんが来たら、どんなふうにしてあげますか?」の質問には、「一緒に給食を食べる」「おもちゃの使い方を教えてあげる」「転んだら助けてあげる」「給食でこぼしたら拭いてあげる」・・・とたくさんの嬉しい返事。「おもらしをしたら、拭いてあげる」というかなり高度な言葉もありましたが、その意欲は受け止めつつ、「それはちょっと大変かもしれないから、そういうときは先生に教えてね。」(本当にやってくれそうなので・・・)と伝えておきました。いよいよ始まる新生活。期待と意欲に胸を膨らませる子どもたちの気持ちを盛り上げながら、戸惑いや頑張りすぎからの疲れなどにも目を向け、丁寧に関わっていきたいと思います。
先日の「はるさがし」で見つけたお花の写真と、部屋にある図鑑を照らし合わせて、「先生、これはこの花じゃない?」と教えてくれた※ちゃん。「ほんとだ!同じだね。」と共感すると、「こっちの花もあるか、調べてみよう!」と盛り上がってきました。
「今日は、園庭に図鑑を持って行って、またお花を集めてみようか。」と提案すると、「うん!」と、はりきって重い図鑑を両手に抱え、園庭に出ていきました。虫メガネも持っていくことにしました。園庭に出ると、さっそく虫メガネであちこちを探索。先日と同じ花ではありましたが、もう一度集め、改めて虫メガネで見て、図鑑で見て・・・。外で実物を見ながら、その場で調べるのは、また違った楽しみがあるようです。調べた名前、また子どもと一緒に書き出してみたいです。
残念ながら、園庭にはあまり草花の種類がなく、「この花、まえに公園にあったよ。」と話していたので、今度は公園に散歩に行って、はるさがしの遊びをさらに広げられたらと思っています。
(T.M)
◆来週から(そらグループ)
朝の集まりで、明日は年長児の卒園式本番ということや来週からきくたんぽぽの子たちが一緒に過ごすことなど子どもたちと共有しました。「来週からは~」と話そうとすると、「あ、〇〇たちが年長さんになる日だよね!」ときくたんぽぽ(新もも)がくることが自分たちも一番年長になるということを感じているようです。年長になったら、お世話をしたりいろんなことを教えてあげたり、そして一番楽しみにしているのはお昼寝のトントンタイムのようで、「トントンもできるし~」と期待であふれています。
もも組にも「どんなことがしたい?」と聞いてみると「わからないことがあったら教えてあげたい」「ブロックとか作れなかったら作ってあげたい」と言っています。4月からいろんな姿がみられ、どんな声掛けをしたらよいかなども悩んだこともありましたが、こうやって子どもたちの言葉を聞けて、本当に成長したくましくなったなと胸が熱くなる思いです。
給食の時間に「〇番さんどうぞ~」と呼ばれ聞こえていないと、近くの友達が「〇番さん呼ばれてるよ~」とさらにお呼びがかかります。毎度のように言われていたももの数人が「ねえ、〇番さん呼ばれてるよ!」と友達に教えている声が聞こえてきます。つい最近までもできなかったことが最近になってできるようになったことも増えてきました。
来週からは自分でできることをやりつつ小さな子のことも気にしなくてはなりません。でも、大丈夫です。大人がいう前にもうすでに「そうしようと思ってた!!」と子どもたちはすでに考えているからです。今までのおにいさんおねえさんたちがしてくれたように、子どもたちもきっとしてくれるんだろうなと思うと異年齢保育のいいところを大切にしていきたいなと感じます。
来週からもよろしくお願いします。
そして、ゆりももの分も、明日はひまわり組の姿をしっかり見届けたいと思います。
(K.E)
◆メリハリ(ひまわり)
ホール生活が始まり2週間が過ぎようとしています。気が付けば、朝の支度は自分一人でさっと終わらせ遊び始める子どもたちの姿があります。「カード渡した?」「お弁当箱入れた?」
「タオルは出したの?」と心配の声をかける保護者のことを振り向きもせず黙々と支度をする児もいるほど、しっかりと習慣になっています。
大人が心配する以上に子どもたちの吸収する力は大きく、自分たちでやっていける力を持っているようです。そして、困ったときにきちんと助けを求めることができる児も多くいることに大きな成長も感じています。
明日はいよいよ卒園式です。昨日の予行練習を終え、担任一同今日の練習はいらないだろうということになりました。そこで、さらに素敵になるいくつかのポイントだけ伝え、
最後の練習は終わりました。「先生、明日、泣いちゃう?ママたちも泣くよね?」「早く見せたいなぁ」そんな言葉を聞きながら、子どもたちのやる気と期待を感じつつ、感傷に浸るのは保育士だけなのかもしれません。
明日は、ひまわり組の子どもたち全員が元気に胸を張って卒園していけるようしっかりと送り出してあげたいと思っています。
今日は、朝の集まりでしっかりと話を聞き、ゲーム遊びで盛り上がり、卒園式の練習をさっと終わらせ、園庭で思い切り遊び、静と動のメリハリをつけた一日となりました。
(M.C)
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