◆3月6日(月)の子どもたち
2023年03月06日 月曜日
◆大発見だね(つぼみ)
ふじ組も2歳組もお部屋で遊ぶそうで、今日は園庭貸し切りでした。
ちょっと広々過ぎるかしらという心配をよそに、「いえーい!」と駆け出していく姿を追いかけました。
砂場のネットをはがして玩具の台車を運びます。
それぞれの玩具のカゴを並べて台車にストッパーを付けたところで新しい遊びが始まりました。
カラになった台車に乗り込むのです。
いつもならふじ組や2歳組が沢山いて台車のことは気にかけたことがなかったようで、今日は貸し切りだから急に台車が目にとびこんできたようです。
乗り込んだのは〇ちゃん、それを見ていた△ちゃん。
「しゅっぱーつ!」みたいな感じで満足な笑顔でした。
詰まったら大変、砂や葉っぱは入れないで・・・の場所。
覗き込むと水が溜まっています。
□くん、発見してしまいました。それに続いて♡くんと♧くんも一緒に覗き始めています。
水面がゆらゆらしているからついつい何かをいれたくなってしまうのです。
早速♧くんが枝を持ってきました。
「そこに入れたら詰まって大変、入れないでー。」呼びかけに「えっ?なに?」と反応したかと思ったらちゃんと枝を足元に置いて中に入れるのはやめました。
誰かが置き忘れた虫かごを見つけた◇くん、中には季節外れのセミの抜け殻が入っています。
それを見ていた□くんが なになに?とやってきていつの間にか□くんの物に・・・・
でも□くんは保育者にも他にお友だちにも、みんなの所を順番に見せて歩いています。
指を差しながら、「ほら、なんかいるでしょ。」みたいなことを言いながらみんなに紹介しました。
すっかり遊び慣れた園庭ですが、今日は貸し切り。 つぼみ組のテンポで遊んだら沢山発見がありました。
こんな日もいいなぁと思います。(N・S)
◆いち、に、のさん!(ふじ)
朝のミッキー体操をする頃には、キレイに並んで体操を始めていたので、思わずカメラを向けてしまいました。
個々の成長を感じ、良い一日のスタートです。
体操を終えると、集まりの場所で何人か、すでに座って待っていました。
そこで何か始まる事が、まるでわかっているようです。
わくわくの☆ちゃんが、「3匹のこぶたがいい」とリクエストしてくれたので、3匹のこぶたの手遊びから。
3匹のこぶたの絵本の読み聞かせへと。
今日は陽も隠れていて、少し肌寒く感じたので、室内で過ごしました。
身体を動かせるように、色々と用意しました。
肋木&滑り台では、滑り台から登るのは結構、簡単にできるようになったのですが、肋木側からは、子どもたち達の頭くらいの高さなので、よじ登るにも力を必要とします。
ふわふわの、※くんが、保育士の手を引いて肋木前に連れていこうとします。
膝に足を乗せてから、よじ登る事を知ってか、自然と膝に乗り、力強く登る事が出来ていました。
手を引いていたのも、理由がわかりました。
思いと行動とが、繋がった瞬間でした。
手形、足形スタンプも1人ずつ始めていきました。
周りには「私も」「僕も」とやる気の児でいっぱい。
自分がする時にどうするかも、見ていたのでしょうか。
やる気に満ち溢れているのは、とても良いことだと感じました。S/A
◆移行まで… (きく・たんぽぽ)
週明け月曜日。
移行期間まで残り一週間となりました。朝の集まりで、子ども達にも「みんなで過ごすのはあと5回だけなんだよ〜!」「次の月曜日にはお兄さんお姉さんのお部屋にお引越しするんだよ」と簡単に伝えてみました。
どういう意味なのか理解出来ているのかは微妙なところですが、「えー!!」と驚きとともに「お兄さんお姉さんのお部屋」という言葉を聞いてか嬉しそうな表情を浮かべる子ども達。今の気持ちを聞いてみました。
「楽しみな人〜?」
「ちょっとドキドキしている人〜?」
「さみしい人〜?」
「はーい!」とそれぞれ手を挙げて教えてくれました。中には「うーん」と悩んでいる児がいたり、すべて手を挙げていた児もいましたが、進級を心待ちにしている様子が伺えました。
集まりでの座り方、椅子の直し方、話の聞き方など…ここ数ヶ月でとっても上手になりました。毎日の習慣になっている今日の日付や天気の確認もバッチリです。
一週間後、また新たな姿を見せてくれるであろう子ども達に期待を寄せながらも、同時に環境の変化から不安な気持ちにならないよう寄り添っていきたいと思います。
集まりの後は、きく・たんぽぽぐみそれぞれお部屋で過ごしました。今日は、「おもいで制作」の一環として手形と足形に取り掛かりました。今までスタンプ台を使い主に手形を経験してきた子ども達ですが、今日は絵の具を付けた筆を手や足に直に塗っていきました。(絵の具はすべて拭き取れていません。ご了承ください。)
絵の具の冷たさや感触、筆の触り心地が新鮮なようで、終始「きゃー!」「くすぐったいよー」「つめたーい!」と興奮気味で笑いの絶えない子ども達の姿にほっこりしました。残り一週間、きく・たんぽぽぐみで過ごす時間を大切にしていけたらなと思います。
(M・Y)
◆楽しかったことを思い出して(うみグループ)
「お雛様のケーキ食べたんだ」
「まあるいラムネ食べました。」
「ちらし寿司は食べなかったの」
ひな祭りの楽しかった思い出を発表してくれました。
3月に入り、新年度まで残すところ1か月。
今朝の集まりでは、『もも組・ゆり組になって楽しかったこと』の発表をしてもらいました。
「お友だちとかるたをしたこと」
「お友だちとトランプをしたこと」
「遠足に行ったこと」
「プールに入ったこと」
「あやとりをしたこと」
一人ひとりがよく考えながら、思い出しながら嬉しそうに発表しています。
日々の経験から、みんなの前に立って自分の事を伝える事も少しずつ上手になっているように感じます。
そして、今日はそれぞれが発表してくれた楽しかったことを絵に描いてみる事にしました。
どんなふうに描けばいいのか、どう表現すればいいのか悩む児もいましたが、ほとんどの児が自分の描きたいことを上手に表現し、どんなことを描いたのかしっかりと教えてくれました。
「洋服の色はこれがいいよね」
「○○ちゃんのことも描くね」
と友だちと描く内容は違っても、お喋りも楽しみながら描く余裕もある子どもたちでした。
『描く楽しさ』もどんどん味わってほしいと思います(M.C)
◆成長と色々な影響が見えます。(にじグループ)
身体測定をしました。今年度最後の測定です。ゆり・もも組の子どもたちは、張り切って測りに行き、部屋の前で靴を並べて脱いで、部屋の中に入ったら服を脱ぎだしました。脱いだらきれいに畳んで、すぐに測りに来ました。4月の時に比べたら、速いこと速いこと、そんなに早くてもきちんと服を畳んでいます。測定の仕方も上手になりました。1年のどのぐらい大きくなった、重くなったかも出しました。色々なことが成長したとともに身体も大きくなっていました。
ひまわり組の子どもたちが卒園式の練習ににじ保育室に戻ってきました。椅子を並べて、「卒園証書授与」しっかり返事をしてもらいに行く姿に、成長を感じ、今から泣きそうになる保育士です。でも、終わった後に甘えてくる姿は変わりません。子供らしさを残しつつ、お兄さん・お姉さんになりました。
園庭では、もも組の子どもたちがケーキ作りに夢中です。ふるいの中に砂を入れて石や枝で飾って「イチゴケーキです」といっぱい御馳走してくれました。ゆり組の子どもたちもケーキを作っていました。色々なところを「消毒します」と言って消毒していました。コロナで色々なところで消毒することに慣れてきたので、楽しんでやっていましたが、消毒も遊びにまで出てこないぐらいまで、安心できるようになるといいなあと思いました。綺麗になったところで大きなイチゴのケーキを作ってくれました。
ひまわり組の子どもたちが園庭に出てくると遊びが大きくなります。走ったり、ボールが出てきたりと園庭中を使っていきます。それを見ると自然ともも・ゆり組の子どもたちも遊びが自然と大きくなっていきます。年長児の影響は、ちょっとしたところでもあるんだなと思いました。M・K
◆生まれて◯日目のこども達 (そらグループ)
「お布団ってどうやって付けるの?」
月曜日の朝のお支度の出来事でした。
月曜日の朝は自分で布団の準備をしています。
▷青いベッドを出す
▷キルトパットの四隅のゴムをしっかりつける
▷ベッドを重ねて置く
▷毛布を置き場に置く
自ら取り付けていくこどももいれば、ロッカーの上に置いたままのこどももおります。
保育者が声をかけると、「あぁそうだった」と思い出してくれるこどももいます。
今までは、年長児が給食前の布団敷きの際につけてくれていましたが、今はそうも言ってられません。
※他者の事より今は自分の事で手一杯のこども達と年長児不在が要因の為
そんな中、冒頭のセリフが聞こえて来たのです。
側から見ると、ごく普通の事であったり、今更の様にも見えたりするかもしれません。
しかし、こども達のこれまでの姿(過程)を見てきた上でのこのセリフはとてつもなく大きな第一歩の様にも感じてしまいます。
年長児不在の環境を目の当たりにし、不安と期待が渦巻く中、着々と自身をその環境下に順応させようとしているのではないかと感じています。
※是非、ご家庭でもお布団自分で付けるんだよと発破をかけてみるのも一つかもしれません
「今朝、トイレでうんち出来ました」
「今日はお姉さんパンツ履いています」
その様な朝の受け入れに個々の発達が良く見えてきます。
次は君で、今度は君かな?とそれぞれの発達と全体の発達を見据える良いきっかけにもなる為、保護者の方の朝の伝達一つひとつがありがたいと感じます。
「最近落ち着いてきたと思ったらまた何かあれで…」
「最近、またワガママで…」
と上昇した分、下降した時は不安も人一倍です。
※こどもは常に我が、ままに生きているかもしれません
しかし、身体の成長と心や生理現象などの成長は似ている様で違ったりもします。
昨日出来た事が今日出来なかったり、昨日まで出来なかった事が急に今日出来たり、階段飛ばしの様に、ずっと出来なかったのにあれもこれも飛ばしてこんな事が出来る様になったなど喜びや感動はひとしおですが、心を纏う成長は行ったり来たりを繰り返しながら徐々に上昇していくものの様にも思えます。
同じ様に見えても実は中身が違っていたり、同じ様に見えても実は時間が短くなっていたり、同じ様に見えても実は大人の色眼鏡で見ていたり、振り返ってみればこんな事も出来ていた、あんな事も出来ていたと出来ていない事ばかりが目に映っていた事に気づく事もあるかも知れません。
同じクラスでも、ある子にとっては生まれて四年二ヶ月の今日が、ある子にとっては三年一ヶ月の今日だったりもします。
ある子にとっては満足でも、ある子にとっては大満足で、ある子にとっては不満足かもしれません。
個々に必要な何かも一定ではなく、その必要な何かの鍵(アプローチ)も個々に違います。
そして、集団の中で生活する事により、鍵穴を自由自在に変形させられる様にもなったこども達の姿は少なからず以前よりも成長しているのではないかと、個々のペースではありますが感じております。
今だからこそではなく、これまでもそして今でもこれからでもいつでも、こども達が出来る事をやれる環境とアプローチを見直し、時には寄り添い、時には思いっきり失敗しても良いと全てを任せ失敗した時に思いっきりフォローをしていくなどの適材適所での大人の関わりを大切にしていきたいと感じます。
※ご家庭でももしご賛同頂けましたら、これは本人にやらせてみようなど、どの様な事でも良いので信じて任せてみる「お仕事」をお願いしてみるのも一つの手かもしれません
遊んだ後の片付け、集まりや活動の時間を守る事、友達との順番や、トイレの綺麗な使い方、着替えを丁寧に畳む事や給食の適切な貰い方と丁寧な食事の仕方…etc
ただ1日を過ごす事だけで沢山の学びや気付きがあります。
それに対して乗り気でなかったり、今はやらないと拒否される事もありますが、今がいつかに繋がる様に日々を大切にして関わっていきたいと感じます。
k★y
◆どんなときも(ひまわり)
今日からまた新たな一週間が始まります。
今週はいよいよ卒園式があり、子どもたちともあと5日とカウントダウンの欄を書き換えていきました。
全員で歌やお別れの言葉をした後は、それぞれグループに戻って練習をします。子どもたちの意識も先週より高まってきたように感じました。
集中して取り組むところと、ほっとひと息ついたり気持ちを緩めるところ等、メリハリをつけながら楽しく卒園式を迎えられるよう過ごしていきたいです。
ホールで過ごし始めてまだ日が短い為か、ひまわり組の子どもたちを見ていると、まだグループの子同士で固まったり遊ぶ姿が見られます。
その反面グループを超えた子たちの交流もあり「同じ小学校だよね?今日の給食隣で食べよう」と声をかけている子たちもいました。
園庭では最後に引っ越しゲームやカニ鬼等を行ってみました。年長全員で行うゲームや様々な遊びもまた楽しんでいきたいです。
今後どのように関係性が変わっていくのか、その変化を楽しみつつ、これまで子どもたちが築き上げてきた絆を尊重し、安心して過ごせることを大切に見守っていきたいと思います。
O・Y
Posted in 園のこだわり