◆3月2日(木)の子どもたち
2023年03月02日 木曜日
◆絵本の中から飛び出したー!(つぼみ)
サンタクロースから届いたプレゼントの中に絵本が数冊あったのですが、それを機に「これ読んで」と持ってくる子が増えました。
すっかりお馴染みになった だ・る・ま・さ・ん
今日は絵本の中から大きな だ・る・ま・さ・んが出てきました。
大きなだ・る・ま・さ・んが左右に体を揺らしながら「どてー」と転びます。 つられて数人「どてー」
もう一度左右に揺れながら「ぷしゅー」 つられて数人「ぷしゅー」
最後は一緒にニッコリ笑って おしまい
みんなの視線がしっかりだるまさんに集まって、「見る楽しさ」を味わうことが出来ました。
靴を履き終わるとテラスの扉が開くのを待っていた子達が わーい という感じに飛び出してきて一目散にそれぞれの目当ての場所へすすみます。
頭の中で どこに行くか 何をするか などのプランがあるようです。
子ども達の動きに変化があって、マイブームの場所のメンバーが入れ替わってきました。
誰かがどこかで遊び込んでいると 「何しているの?」と気になって、気になっているうちに楽しくなって、そうしたら次の日からそこもお目当ての場所の一つになって、いろんなことを発見しているようです。
スコップとざる、スコップとバケツ、スコップとカップ・・定番アイテムをお友だちとやり取りしたりする姿も出てきました。
微笑ましく見ていると突然 渋い顔になっていることがあるのですが、そんな時は大抵夢中になりすぎて本当に砂を口に入れてしまった時です。
ひえー・・・という顔もやっぱり微笑ましくて、ティッシュを持って駆けつけて口から砂を掻きだしながらまた元の場所に送り出しています。
2歳組が集まってレンガの道を よーいドン と走っていく後ろを同じように駆けている顔は笑顔です。
暖かな日差しに開放的な心地よさ。
大きい子の真似をしながら やってみようとするエネルギーが逞しいです。
最近着脱に興味が出てきた〇ちゃんは遊んでいる途中、ジャンバーを脱いでしまう日が続いているのですが、今日は暖かかったのでしょう。
ジャンバーどころかTシャツまでも脱ごうとしています。
あらら・・・とTシャツは着せられたものの (暑いから脱ぐね)という理由にあっぱれです。
今日も気持ちよく遊びました。(N・S)
◆きんぎょがにげた?!(ふじ)
満開だった梅の花が少しずつ散ってきて、園庭遊び中も風に乗ってひらひらと落ちてきます。
「ぴんく!」と梅の木を指差し一足早いお花見気分で花が咲いているのを見ている姿だったり、地面に落ちている花びらを拾ったり、集めたり遊びの一つになっている姿だったり、梅の花が咲いたことで新たに園庭遊びの楽しみが増えたように思います。
今日も花びらを拾って集めていた児がいました。手のひらに集めていると時には風で飛んでいってしまうことも。
そこでカップに水を入れて渡してみました。夏頃にもカップに花びらを浮かべて遊んだことのある◯ちゃんは、自分で持つ!とカップを受け取り花びら探しを始めます。
水がこぼれないようにするため、カップは自然と両手持ちに。そうすると花びらが拾えないので、保育者が花びらを拾う役割になりました。
保育者が拾った花びらを受け取るとカップの中に花びらを入れようとします。丸い花びらが水面に浮いている様子が、絵本『きんぎょがにげた』の最後のページのようにも見えたので、「きんぎょみたいだね〜」と声をかけると、「もっと欲しい」と◯ちゃん。
そんなやり取りを聞いていた男児たちが気を利かせて花びら集めのお手伝いをしてくれました。
花びらを見つける度に「きーん!(きんぎょ!)」と教えてくれ、大興奮。
普段読んでいる大好きな絵本なのでなおさら気持ちが高まったようです。
M.S
◆それぞれの気持ち (きく・たんぽぽ)
昨日に引き続き気温が高く、気持ちの良い天気です。今日は、きくぐみは室内、たんぽぽぐみは園庭でそれぞれゆっくり過ごしました。
園庭に出ると、「走りたい!」という◇くんを発端に他の子どもたちもつられて石畳の端から端までを何往復も走っています。
途中、☆くんが『かくれんぼしたい…』とぼそっと呟いていました。「みんなに言ってみたらどうかな?」と声をかけると、『うん…!みんなー!かくれんぼやろう!』と大きな声で遊びに誘います。☆くんの声を聞いて、「いいよ〜!」と次第に他の子どもたちも集まってきました。中には、『オニごっこしたい!!』と違う遊びを提案する△くんの姿もありました。
☆くんと△くん、普段からとっても仲良しな二人ですが、意見の食い違いからちょっとした言い合いに。自分の気持ちを強く主張する二人。どうやって解決するかなと見守っていましたが、そんな二人の姿を周りで見ていた他の子どもたちも「どうしようかな…」と困っています。
そこで、「じゃあ、かくれんぼとオニごっこどっちもやるのはどう??」と助け舟を出してみました。すると、『それいいね!』と二人とも納得し、険しかった表情がパッと明るくなりました。無事に、かくれんぼとオニごっこの両方をみんなで楽しむことができました。
友達との関係性が深まってきた分、意見の食い違いからぶつかり合うことも増えてきましたが、互いの立場に寄り添いながら両者が納得して気持ちよく過ごせるよう関わっていけたらなと思います。
(M・Y)
◆くじ引きから生まれた友だち関係(うみグループ)
「朝の集まり前に、くじびき始めるよ~」の声に、慌てて片付けを始める子どもたちの姿がありました。
2月中旬より始めた給食の席決めのくじ引き。
「今日は、何番かなぁ。誰と座れるかなぁ。」と毎日楽しみにしている様子です。
席があらかじめ決まっていることで、早く座りたいという理由で早めに園庭から戻ってこようとか、園庭に行かず部屋で遊ぶという姿がなくなってきたように感じます。
何より、グループの中のいろいろな友だちと一緒に座る事で、うみグループの仲間と言う意識が出てきたようにも感じます。
給食の時間が楽しい雰囲気となっています。
今年度最後の身体測定も行いました。看護師にしっかりと名前を伝え、洋服を畳み、計測をします。一人ひとりの意識が高いため、あっという間に終わりました。
「この間まで、どっちが前?」と聞いていた〇君が、さっと着替えています。
「手伝って」と言っていた☆ちゃんがきれいに洋服を畳んでいます。
そんな一つひとつの姿すべてに成長を感じる日々です。
下の子どもたちを迎える準備はばっちりです。
上に立つ準備もばっちりです。
来週一杯までは、もも・ゆり組だけの生活。
のんびりゆったり、目一杯楽しいを感じて欲しいと思います。(M.C)
◆「春」を探そう! (にじグループ)
先日、にじグループでさなぎのまま越冬していたアゲハ蝶が羽化しました。また、保育士が知り合いからもらったヒヤシンスの球根もすくすく育ち、黄色の花が咲きだしました。気温も上がってきて、春の気配を感じるようになってきました。
朝の集まりでは、「はるだよ おきて」の紙芝居を見ました。春になって、フキノトウの花が咲いたり、カエルが冬眠から覚めるお話。「お外も段々寒い冬から暖かい春になってきてるね。園庭ではどんな春が見つけられるかな?」と聞いてみました。「お花が咲く。」「虫がいる。」
「どんな虫がいるかな?」
「ちょうちょ。」「アリ。」「テントウムシ。」「ダンゴムシ!」
「今日も暖かいから、もしかしたら「春」が見つけられるかもしれないね。発見したら教えてね。」
そんなやりとりをして園庭に出ました。
園庭に出ると、さっそく梅の木の下に集まり、何かを探し始める子どもたち。見つけた春は、自分たちで写真を撮ってみることにしました。
まずは、梅の花を見つけ、「これは「春」?」 カシャッと一枚。
「これは?」「これは?」木の芽や花を見つけ、次々に教えてくれます。カシャッ、カシャッ。
奥の方を指さして、〇くんが、「せみのぬけがら~!」「えっ?」よく見ると、本当にぬけがらを発見。春を通り越して、まさかの夏の発見に驚きながらも笑ってしまいました。
男児たちは、頭を寄せ合って、虫探し。でも、虫にはまだまだ早いのか、なかなか見つかりません。でも、諦めません。虫探しは、大人より子どもの方が得意分野。根気よく、探し続け・・・、「アリ、見つけたよ!」
そのあとも、ダンゴムシ、ミミズ、幼虫と発見が続き、保育士は感心するばかりです。
そして、なんと先日羽化して、園庭に放ったアゲハ蝶を発見。なぜわかったかというと。。
その蝶は羽化した時点で、羽が折れてしまっていて、飛ぶことが出来なかったのです。大乗かな。がんばれー!と心配、応援しながら、園庭の花のプランターの上に放った蝶でした。それが、なんと大門の上に止まっていたのです。
「きめちゃんだ!」(年長さんがきめちゃんと名付けていました)「帰ってきたねえ。」と大興奮の子どもたち(と保育士)。しばらく、優しく見守っていたのですが、他の春を探して、ふと見るといなくなっていました。
「落っこちてないかな?」と確認しましたが、いません。「きっと、飛んで行ったんだよ。」「飛べるようになったんだね。」「すごいね。」と話しながら、その生命力の強さを、子どもたちもきっと感じたに違いありません。
本格的な春も、もうすぐそこ。また、子どもたちと新たな発見をたくさんできることが楽しみで仕方ありません。
(T.M)
◆色々な気持ち(そらグループ)
ひまわり組がホール生活になり数日、そらグループの人的環境の変化もあり、ゆりもも組もいつもとは異なる雰囲気が漂っています。
ゆり組はひまわり組がいなくなった分「もうひまわり組だから」と言う言葉が子ども達の方から聞こえるようになり、「何かお手伝いしようか?」と尋ねてくれることが増えてきています。もも組もその姿を見て「ぼくもやるよ」と自ら進んでしてくれたり「赤ちゃん組じゃないから」と自分で出来るところはやると手伝っての回数も減ってきています。
朝の集まりの前もも組がおままごとで盛り上がりおもちゃを出しすぎてしまい朝の集まりの時までに片付けができずにいると朝の集まりに参加しようと椅子に座って準備していたゆり組の子ども達数名が「大変そうだから手伝ってくるよ」と手伝しを申し出てくれました。其の姿をみた子ども達も参加してくれ最後には部屋にいる全員が片付けの手伝いをしに行ってくれました。あっという間に片づけを終わらせることができ朝の集まりへ。「みんなでやると早く終わるね」とゆり組の◎ちゃんが言うと「そうだよ、みんなの力で早く終わったんだよ」と頼もしい言葉が聞こえてきました。ひまわり組が保育室からいなくなり不安になる子ども達の姿も見られますがその反対もありひまわり組のようになりたいという憧れの気持ちも出てきているようです。どちらも子ども達にとって大切な想いです。毎日たくさんの想い、気持ちを体験しています。今日はどんな気持ちを経験したのでしょうか。
(K☆H)
◆思い出 (ひまわり)
今日は朝の時間、春夏秋冬に聞いたり歌ったであろう曲をピアノで弾いていきました。
ピアノの横にずっといるこども、季節によって集まるこどもの顔ぶれや、後ろから聞こえてくるこども達の歌声。
懐かしさを噛み締めながら、本当の思い出のアルバムを聴いている様でした。
10時まではホールで懐かしい手遊びや歌遊びを楽しみ、園庭の時間まで各場所で卒園式の練習を行いました。
証書をもらうという簡単な所作も緊張したりぎこちなかったり…。
今日が初めての練習のこどもも、まだ練習が出来ていないこどももいます。
※体調不良のこどももいる為
式中の歌や言葉、所作やタイミング。
ついうっかり右手と右足を出してしまったり、小走りになってしまったり、手を挙げて返事をしたりなど。
「もっとゆっくりで良いよ」と声をかけることもありました。
園庭では元気に遊び過ぎているからか、こんな所で?とそんな事をして?と驚く事もホール生活の特徴です。
卒園式前の気持ちの昂りは思わぬ怪我や事故を招く事もある為、休息と活動、静と動を大切にしていきたいと感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり