◆3月1日(水)の子どもたち
2023年03月01日 水曜日
◆常にアンテナを (つぼみ)
今日から3月になりました。4月に入園してからもうすぐ1年になります。園生活に慣れたそんな中でも常に新しい遊びに敏感にアンテナを立てて反応していると感じます。
ふじ組の子ども達がお部屋で手を繋いで遊んでいました。どんどん仲間が増えていき大きな輪ができました。朝の時間は部屋が繋がっているので大きな輪が段々と出来てくるのを見ていた◯ちゃんは興味津々です。輪の中に入りたそうに見ていたので保育者が一緒に「いれ〜て」とお願いするとふじ組の☆ちゃんがパッと手を離して迎え入れてくれました。少し恥ずかしそうな◯ちゃんでしたが手を繋いで仲間に入れてもらえました。
園庭では2歳児クラスの子が出てくると◇くんが何か面白いこと自分でも出来ることあるかなといった感じで2歳児クラスを観察しています。一緒に走ろうとして走るタイミングを見ているようでしたがたんぽぽ組のお姉さんが黒板にチョークで絵を描いていたので◇も近づいてチョークのある場所は知っているようで指をさしてアピールしてきます。手渡してあげると早速線を書いていました。「コロコロコロ」とかわいい声でチョークを横にして手のひらで黒板に転がして遊んだりもしていました。
大きな丸太に空いた穴に砂や草、石などを入れてみたりのぞいてみたり、2歳児クラスが丸太小屋でケーキ屋さんを開いていると前のテーブルに座って一緒にケーキを食べる真似をしたり色々な遊びに興味を持って楽しく過ごしていました。(y.n)
◆きくたんぽぽ組へ(ふじ)
今日から3月。いよいよ進級まであと一ヶ月になりました。
中旬からは移行期間に入りますが、その前にもう少しきくたんぽぽ組の楽しさを味わってもらいたいと思い、今日は2歳クラスへ遊びに行きました。
朝の集まりで2歳クラスへ行けることを子ども達に話すと「うわーい!」と嬉しそうです。期待が高まっているのがよくわかります。
階段を昇る足取りもしっかりしてきました。踊り場まで行き「きくたんぽぽ組はどっちだっけ?」と子ども達に尋ねると「こっちー!」と行き先もちゃんと把握してくれていました。
部屋の近くまで行くと、きくたんぽぽ組の子ども達に出会いました。手を振りながら並んで歩いていく先輩の姿をしっかり見つめています。憧れの眼差しなのかもしれません。
一年後はこんなに並んで歩けるようになるのかなと想像すると楽しみになりました。
保育室へ入ると、自分の遊びたいゾーンへ向かう姿が見られました。以前よりも積極的に、具体的に何の玩具で遊びたいかを目指せている子が多くいるのが印象的でした。
おままごとはやはり人気で、お皿や食べ物、飲み物をテーブルに並べてみたり、お化粧道具に興味津々な◯君は鏡台の前に座って熱心にいじっています。お家でのママの姿を真似しているのかな?と微笑ましく思いました。
動物と恐竜のフィギュアを棚に並べて楽しむ△君。
粘土のゾーンでは、ローラーやハサミ(粘土用)を使っての粘土遊びに夢中の□ちゃん達。(次の友達に交代をお願いしても頑として譲れないほど夢中でした)
前回遊んで楽しかったのを覚えていた☆君は、蛇腹のホースを伸ばしたり縮めたりして楽しんでいました。
今回のお出かけもいろんな姿を見せてくれた子ども達でした。
ふじ組の部屋へ帰ってくると、ホッとしたのか部屋中をのびのびと身体を動かして遊んでいました。
期待もある中、ちょっぴり緊張も感じているようです。
子ども達一人ひとりの気持ちをしっかり受け止めながら、進級に向けて楽しみな気持ちになってもらえるよう関わらせていこうと強く思いました。
I.Y
◆あとすこしで (きく・たんぽぽ)
3月に入り、少しずつ寒さも和らぎ暖かな日差しを感じられるようになってきました。
移行までのカウントダウンも始まり子どもたちの気持ちの高まりを感じています。
最近、
横を向いて座る子
椅子の前あしを浮かせて座る子
膝を立てて座る子
と椅子の座り方が気になる子が増えて来たのでそのことについて話してみました。
お兄さん・お姉さんのお部屋にある椅子は今使っている椅子よりも大きいことを話してみました。
実際にふたつ並べてみるとその大きさの違いは子どもたちが自信をもってこっち!と答えるほど違います。
「じゃあ、こんな風(危ない座り方)に座るとどう?」と実際に座り、椅子も倒してみると
「かっこわるい」
「落っこちちゃう」
「けがする」と子どもたちなりにこうやって座るとどうなってしまうのかを考えて答えてくれました。
実際に見せたことでこうやったらこうなるといったことが子どもたちの中でも上手く繋がったようでその後の集まりの話や給食を食べる時など座り方について目につくこともグンっと減り子どもたちの中に意識として残ってくれたのだなと感じました。
言葉で○○をすると危ないや○○をするとこうなるよなど伝えることは簡単ですが、実際に見せたりやったりする方がいいのだと気づきました。
部屋遊びでの一コマ。
A「バイクがない!」
B「いまBが使ってるよ」
A「かーしーて」
B「まっててね」
(このやりとりが何度も続きます)
C「みて、パトカーもあるよ、バスもある!」
A「・・・パトカーにしようかな」
こんなやり取りがありました。
CくんはAくんとBくんのやり取りを近くで見ていた1人で、なかなか引けないAくんの為に、違う玩具を提案してくれたのです。そんなCくんの行動もあってかAくんも上手く気持ちを切り替えることができました。
Aくんの"つかいたい"気持ちにもBくんの"あとでね"の気持ちにも寄り添ったCくんの行動がキラリと輝いた瞬間でした。
園庭あそびの一コマ。
D「いま工事中だから入っちゃだめなんだよ」
E「トンネル繋げて長くしてるんだ」
一緒に遊んでいるDくんとEくん。
アーチ状の玩具を何個も並べているものを、
Dくんは工事中の立ち入り禁止の線、Eくんは長いトンネル。
一緒に遊んでいるのに同じものを違うものに見立てて遊んでいました。
違うものに見立てているけれど、これは○○だよと言い争うことも無く同時に違う遊びが続いていて時に合体して、、平行遊びとは少し違うような不思議な光景でした。
どこが平行遊びと違うのか見続けてみると、DくんとEくんはお互いの遊びを認めながら遊んでいることに気づき、お友達の遊びや考えや気持ちなどを"認め合う"ことが出来てきているのだなぁと感じました。
毎日、お友達同士の面白い瞬間だったり、目を引く瞬間が溢れています。関係が深まってきてからは更に増えたようにも思えます。
移行まであと1週間弱このメンバーで楽しめることを余すことなく楽しみ尽くしたいと思います。
(I・K)
◆紙飛行機作り第二弾(うみグループ)
ひまわりぐみが本格的にホール生活初日の今日。いつもより静かでちょっぴり寂しいうみグループの部屋です。
昨日は紙飛行機を作って楽しんでいたので、今日は紙飛行機第二弾で昨日と違う紙飛行機を子どもたちと作りました。作っている姿を他の遊びをしていた子も「私も作りたい」、「ぼくも作りたい」と言って好きな色の折り紙を選んで作っています。
作り方が分からないももぐみの☆くんとゆりぐみの☆くんが「分からない」と言うと、ももぐみの☆くんが、「ぼく分かるよ」と言ってそばに行き「ここを折って」「ここをこおして」と指を指しながら丁寧に教えていました。教えていた☆くんは、飛行機が好きなのか
昨日も今日も紙飛行機を作るとなると、テンションを上げてニコニコでやっていました。
自ら「分かるよ」と声を掛け教えている姿に保育者は感激しました。保育者が「教えてあげて」と声を掛けなくても、積極的に行く姿がかっこよく見えて頼りのあるお兄さんだと感じました。
のんびり過ごし、いつもより少し遅めに朝の集まりをやりました。
するとゆりぐみの△くんが「まだ集まりやらないの?」と聞いてきたので「どうして?」と
聞いてみると、「集まりが楽しみだから」と笑顔で答えてくれました。
子どもたちは朝・帰りの集まりをいつも楽しみにしてくれます。
「今日の紙芝居選んでもいい?」や「今日の集まり誰がやるの?」とワクワクです。
どうしたら子どもたちが集中して集まりが出来るか。どうしたら楽しめるか日々工夫しています。もちろん楽しむことは大切ですが、集まりは子どもたちの静と動の切り替えの為でもあります。集まりをすることによって遊びで高まった気持ちのままやっていくのではなく、一回気持ちを切り替えて落ち着くことも大切にしています。これからも、子どもたちが落ち着いて楽しく集まりが出来るよう、色々と工夫をして提供していきたいと思います。(Y.H)
◆宝探しゲーム(にじグループ)
エプロンシアターでこれやってほしいと子どもが選んできたのが、野菜がいっぱいの『八百屋のお店』です。ゆり組のこどもたちに1つずつ野菜を選んでもらいました。歌に合わせて、自分が選んだ野菜を出しながら野菜の名前を言ってもらいました。もも組の子どもたちが唄います。唄うたびに野菜の数が増えていきます。最後には、11個の野菜が並びました。その野菜を使ってカレーライスを作ってみんなで食べました。
次にもも組の子どもたちには、エプロンシアター『お弁当バス』に出てくる食べ物を1つずつ選んで歌に出てきた食べ物が自分持っているものだったらエプロンに貼りに行きます。今度は、ゆり組の子どもたちが唄います。もも組の子どもたちは、自分が持っている食べ物が歌に出てくると慌てて立ち上がってエプロンのバスに乗せに来ました。最後は、みんなでできたお弁当を食べて満足そうでした。
盛り上がってきたところで、自分がやった野菜を使って、宝探しゲームもしました。まずは、ゆり組の子どもたちが野菜を保育室内に隠しに行きました。もも組の子どもたちが探しに行きます。おままごとコーナーに隠しに行った子が多かったり、同じようなところに隠しに行っていたのになかなか見つかりません。1人2人と「あった」と見つけ出し、あと2個というところで見つけられず、隠した子にちょっとヒントをもらいました。「教えるのではなくて、ヒントだよ。部屋の半分から向こうの方か、こっちの方か」と言っている途中で、「あっちのおままごとのところ」と見つけられていない子がかなり大きなヒントを出してしまいました。もちろんすぐに見つかりました。
次は、もも組の子どもたちが隠しに行きました。ゆり組の子どもたちが一斉に探しに行きました。もも組の子どもたちは、隠すのが早かった割には見つけられません。最後は、3人が探せず、ヒントでどの辺なのかを言ってもらおうとしたら、「あった」「あった」と次々に見つかりました。
隠すのも探すのも上手になりました。いつもと違って野菜が隠れていて、見つけるのも楽しめました。また、『宝探しゲーム 』を楽しんでいきたいと思います。M・K
◆心の育ち (そらグループ)
年長さんの響きの良さを感じるゆり組のこども達。
どんな事でも今は「ハイ」と元気良く返事をしてくれる姿が印象的です。
年長児になるんだからという自覚が空回りし過ぎないように…
スタートダッシュで半年後にガソリン切れにならぬ様に…
保育者の様々な思いが交錯しますが、今この瞬間の姿を大切に見守り、燃料切れになったらまたその時に違う起爆剤がこども達の心に火をつけてくれるであろうと信じて前向きなこどもの思いを後ろから応援していきたいと感じます。
室内遊びでは広々とした室内のゾーンでこども達同士で遊んでいます。LEGOを一人で黙々と作っていたこども達が、今では隣に一人、目の前に一人と人数が増えていき、集団で遊んでいます。
「ボカーン」という効果音が鳴り響きますが、こども達の表情は楽しそうです。
ホールで卒園式の練習をしている年長さんを横目に遊び、園庭で元気良く遊びます。
昨日に引き続き温かい気温を感じとったこども達はジャンパーを着ておりませんでした。
「年長さん早く来ないかなぁ」と、もも組の◯さんが言いました。
「どうして?」と尋ねると、
「お手紙書いたんだよ」と言います。
「なんて書いたの?」と尋ねると、
「大好きって書いたの」と言いました。
「良いね、どこが好きなの?」と尋ねると、
「えー、全部好き」と言いました。
文字が書ける事ではなく、その様な心が育ったいる事が何より嬉しく感じました。
k★y
◆たくさんのわくわく(ひまわり)
ホール生活3日目です。昨日まではそれぞれのグループで過ごす時間がありましたが、今日からは一日ホールで過ごします。
新しい生活にわくわくと期待が高まるひまわり組です。
集まりでは新しい生活での流れを子どもたちとひとつずつ確認していきます。昨日までと変化がある給食・おやつの場所のことなどを話すと嬉しい歓声をあげる子どもたちです。
保育者の話しを聞きながら内容に合わせて、喜んだり、質問したり、真剣に耳をむける姿を見ていると成長を感じます。
集まりでの話が終わると、次は卒園式の練習です。
今日はひまわり組みんなでホールで練習しました。(明日からはそれぞれのグループで練習していく予定です)
椅子を前の人とそろえたり、足と手はそろえて綺麗に座ったり、司会の保育者の言葉に合わせて起立したり… 気をつけなければならないことは沢山です。
でもそのひとつひとつを丁寧に心がける姿が印象的なひまわり組でした。
歌もみんなで歌いました。ホールに響く歌声は、純粋で素直な子どもたちの心が見えるようで保育者も心が温まります。
保育者がピアノを弾き始めると、脇にいた〇ちゃんが「さみしくなっちゃった」と涙が出てきました。
さみしい気持ちは〇ちゃんだけではなく、たくさんの子どもたちがそうだと思います。卒園式の練習を重ねていくことに、もうすぐ卒園する実感も強くなっていくと思います。
小学校への期待や、みんなと別れることのさみしさや不安に一緒に寄り添っていけたらと思います。
そのあとは、園庭遊びをして給食です。
給食のテーブルは好きな友だちとです。グループの垣根を越えて、たのしく話をしていました。
今日は一日落ち着いてすごしていたと思います。友だちと教えあったり助け合ったりしています。
友だちと支えあうことも大切ですが、生活や活動の中でわからないこと、困ったことがあったらいつでも手を差し伸べられる保育者でありたいと思います。
e.y
Posted in 園のこだわり