土曜日保育の出来事 ~誰かのために~
2023年02月24日 金曜日
2歳児の〇君は、1歳児の☆ちゃんが蛇口をひねることができず、困っていることに気が付き、さりげなく蛇口をひねって水を出してあげていました。また、1歳児の♡ちゃんは、給食の時〇君の食器が離れているのに気づき、そばに引き寄せてあげていました。こんなに小さな子どもでも、誰かを助けてあげたい、役に立ちたいという気持ちがあることが分かります。
ヒトは本来社会性のある集団生活を営む遺伝子が組み込まれており、互いに協力し合い、協調し合いながら生きていく力を備えていると学んだことがあります。またある実験で、0歳の子が自分の知っている情報を、『きっとこれは相手が知らないであろう』と想像し伝えようとしている映像を観たことがあります。
〇君や♡ちゃんの行動からもそれが立証され、日々乳児の姿を見ていてもこのような場面がよく見られます。まだ自分の事もままならない発達の時期ではありますが、既に社会の一員として役割を果たそうとしています。そんな子どもたちの存在を一人の尊い存在として尊重していくことが保育者の役割であることを感じます。
保育主任
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