◆2月28日(火)の子どもたち
2023年02月28日 火曜日
◆春の陽気(つぼみ)
今日は朝から心地よい風や日差しがあり春の陽気を感じさせていました。
身体測定をすると測定する機器も見慣れて来て「ここに乗ってね」という保育士の声掛けに「よいしょ」と言いながら体重計や身長計にのります。以前は泣いて測定していたのが嘘の様でした。
ミッキー体操が始まり踊り出すと子ども達の笑顔も沢山です。自由に踊りながらも合ってるかな?と保育士が踊っているのを確認している姿がありました。保育士の「上手だね」という言葉に自信がみなぎっていたつぼみ組の子ども達でした。
園庭に出るとレンガのたたきのところへ行って大門に向かって走り出し、大門に着くと鍵をかちゃかちゃとするのがルーティンになってきています。
日向が多いトランポリンや築山の方に行くとトランポリンをよじ登って「ジャンプ、ジャンプ」といいながら両足ジャンプに挑戦します。少しずつ両足揃ってジャンプが出来る児が増えてきました。○ちゃんがジャンプを極めていると△くんがやってきて○ちゃんのリズムに合わせて一緒にジャンプを始めます。2人のタイミングが合わないとヨロヨロしてしまう時がありましたが2人ともニコニコで楽しんでいました。
築山では頂上から道路を見つめている◆くん。「あっ、ブッブー」と見つけるたびに嬉しそうな顔をしていました。この頃築山のところにトンネルがあることに気づいてよく潜って楽しんでいる⭐︎くん。今日も潜り始め出口のところで保育士が待っていると「ばあ」と勢いよく出てきました。もう一度潜り始めると反対側から⚫︎ちゃんが来て真ん中で出会うと楽しそうな笑い声がトンネルの中から聞こえてきました。最後は2人一緒にトンネルから出てきて大笑いしていました。
同じ場所で過ごすことが楽しくなってきたようで、よく2.3人の小さな集団となって過ごしている姿が見られるようになってきました。時には一緒におしゃべりをしたり、1人の世界で黙々と遊んでいる時もありますがお友達と過ごす時間をこれからも大切にしていきたいと思いました。
(I.H)
◆できた!(ふじ)
今日もポカポカ春の陽気で、暖かい一日となり、思い思いに子どもたち達は過ごしていました。
園庭に出ると、一目散に砂場の道具を運ぼうと、待ち構えていましたが、今日は違いました。
すでに数人の児がクライミングの前にいて、上を見上げ、足をかけて、待っていました。
「登りたい」「登れたら良いな」と表情で色々な想いが伺えるようでした。
クライミングを、1つ2つ登ると、「登れた!」と大喜び。
周りの児も、同じように足をかけてみたりと、気持ちは一緒。
やってみなければ、何もわかりません。実際に身体を動かしてどんなものかを体験。
クライミングを、終えてから砂場の道具を「ワッショイ」と言い、運ぶお手伝いも、してくれました。
ひとりひとりの、自発的行動に頼もしく感じます。
恒例の太鼓橋ですが、登りたい児が、集まり今日も力を貸し合う姿がみられました。
貸してもらう児も、貸す児もお互いに嬉しそう。
お互いに必要とされ、わくわくしていました。
自然に触れ合う姿が増えて成長を見せてくれるようになり、これからの展開も楽しみです。
S/A
◆それぞれの楽しみ方(きく、たんぽぽ)
今日は、幼児グループに遊びに行ってきました。にじグループでは、ちょうどお話の時間。
最後にきく、たんぽぽさんも紹介してもらいました。
お兄さんお姉さんたちに手を繋いでもらって、保育室を紹介してもらった子どもたち。遊びの中でも、ゆり組、もも組の子どもたちの中に
「いーれーて」と入れてもらっている姿もありました。
たんぽぽ組の保育室では、電車や積み木を使ってよく楽しんでいる◎くん。にじグループでは、保育室をぐるぐる探索していて電車にはなかなか遊びにこないので、
「電車やる?」
「いやだ」
そうなんだ…とまたちょっと様子をみているとオモチャを出してはしまっています。
「一緒にやる?」
「いやだ」
そのとき◎くんは、今自分で色んな事を探索しているということに気がつきました。 しばらく、保育室のオモチャをだしたりしまったりしたのち…電車や積み木のあるゾーンに落ち着きました。
いつもと違う姿に、なんとかしてあげようという気持ちになってしまいましたが、◎くんに断ってもらって、気がつきました。新しい環境だからこそ子どもたちの姿が違って当然。
それぞれの楽しみ方を大切にしていきたいです。U・A
◆変化 (うみグループ)
ひまわり組と一緒に給食を食べられるのは今日で最後だということを理解しているゆり・もも組の子どもたち。さみしい気持ちがあるようで、朝ひまわり組がホールに向かう時にも「待ってるからね」「一緒に食べようね」と声をかけていました。
園庭で会えると大喜びして遊び出す姿に、これまで一緒に過ごした絆が垣間見えました。
2歳クラスが遊びに来る話を集まりでした後に、みんなの姿でうみグループの約束事を教えてあげようと伝えてみました。以前から何度か伝えている話ですが、少しずつ意識できるようになっているようで「その姿をきく・たんぽぽさんが真似しちゃうよ」「それがルールなの?」と子ども同士で声をかけ合っている姿が見られました。
言われた子たちはその後ルールを意識して遊び始めます。
そんな子どもたちの様子に成長を感じると共に、大人の声かけが影響しているであろう子どもたちの姿に、子どもたちの前で発する言葉の重要性を自覚し、やさしく温かい声かけを心掛けていかなければと思いました。
やさしく心地良い言葉が溢れる空間にするにはどんな関わりが大切か、保育を振り返り考え続ける大切さを改めて感じます。
進級への期待と共に環境が変わることへの戸惑いも感じていることが見てとれ、その気持ちに丁寧に寄り添っていきたいです。
O・Y
◆よく考えています(にじ)
お誕生日会をしました。待ちに待っていた○君。ニコニコでみんなの前に出てきました。質問を受けたり、お祝いの歌を唄ってもらうことは、嬉しいことです。質問も「どんなおもちゃが好きですか」と聞かれ大好きな「電車」と答えられたのが嬉しく「3つも電車があって、トーマスが付いているのもあるんだよ」と話が止まらなくなりました。待っていたかいがありました。素敵なお誕生日になりました。
ゲームをしました。もも組の子どもたちに「お部屋から硬いものを持ってきて」と言うと一斉に保育室に散らばっていきました。よく考えて探しているのが分かります。色々なところを見ながら考えている姿は、にじグループになりたてのころとは違います。探すことやこっちの方が固いかなと触ったりしながら悩んだりする姿がありました。持ってきたものは、カプロの入れ物ごと引っ張ってきました。木でできているから硬いです。積み木も木なので硬いです。おままごとのレジ、看板がかかっていた柵などよく持ってきました。1つずつ見せて、審判はゆり組の子どもたちです。「それは、硬い。当たり」と言って拍手をしてくれました。図鑑は、「ここの紙のところは硬くないよ。でも周り(表紙)は硬いね。だから、当たり」とみんな、もも組の子どもたちは正解のものを持ってきました。
次は、ゆり組の子どもたちです。「やわらかいものを持ってきて」と言うと、また一斉に保育室の中に広がっていきました。今度の審判は、もも組の子どもたちです。ゆり組の子どもたちが持ってきたものは、紙類、もも組の子どもたちは「違うよ」「当たりだよね」と悩みだしました。紙をゆすって「見て、やわらかいよ」と言うと「じゃあ、当たり」と言っていました。ぬいぐるみや布で出来たカバンなどは、「当たり」と言っていましたが中には「硬いよ」と言う子もいたので、みんなで触ってみました。「やわらかいよ」と言い出すと「当たり」とすかさず、当たりになりました。ゆり組の子どもたちもよく考えました。やわらかいという意味を捉えて、紙の柔らかさとぬいぐるみの柔らかさの2種類に悩んで選んで持ってきました。もも組の子どもたちは、ちょっと混乱したようです。でも、よく考えて、判断していました。
きく・たんぽぽ組の子どもたちが遊びに来ました。「よろしくお願いします」とお互いに挨拶した後、手を繋いでおもちゃのところにつれていってあげまいした。一緒に遊んだり、どうやって遊ぶのかを教えてあげている子もいました。そのうちそれぞれに遊び出しましたが、お兄さんお姉さんするのも楽しいようでした。
少しずつ、お兄さんお姉さんらしくなっていくでしょう。楽しみです。M・K
◆そらのへや (そらグループ)
年長がホール生活が始まって2日目。9時までは今まで通り一緒に過ごすことがあっても、9時にはホールへ行ってしまう年長児を送り出すももゆりは少し寂しそうに「行ってらっしゃい」と送り出していました。
でも年長さんがいない部屋は広く遊びたいものがすぐ遊べる状態なので子どもたちはのびのび遊んでいるように感じます。
特にままごとゾーンでは年長児が中心に遊んでいて、一緒に遊んだりもしていましたが、ゆりぐみは集中するというより、あっちへいったりこっちへ来たりと手当り次第に遊んでいる姿もありました。年長児がいないことでできることも増えたり、年長児がやっていた遊びを真似して気持ちよく遊んでいる姿をみるとこうやって継承されていくんだなと改めて感じます。
ゆりぐみの当番活動も誰1人やりたくないという子もいないため、やり終えると「あーたのしかった」と毎度毎度言ってくれます。
3月の卒園式が終わると新しくももぐみになる子達が給食もお昼寝も一緒だということを伝えると「えっじゃあ○たちがトントンするの?!」と年長児になってからの出来るとこへの期待を感じます。
私たち保育士も次へ次へと焦ってしまうこともありますが、先を見通しながら子どもが進めるようにしていきたいなと思います。
(K.E)
◆一日一日を大切に(ひまわり)
ひまわりぐみ、ホール生活2日目。「特別感」が嬉しくて仕方ない子供たちです。9時になり、ホールへ移動するときも、もも、ゆりさんに憧れのまなざしで見送られます。
「もうすぐ一年生になる皆さん!素敵なごあいさつを見せてください。」と声をかけると、ピシッと立ち上がり、上手なご挨拶を見せてくれました。そのまま、卒園式に向けた歌の練習。優しい歌声がホールやロビーに響き渡り、しみじみとこの季節ならではの感情を噛みしめます。それは、大人だけではなかったようで、歌い終わったあとに、〇ちゃんが「なんか寂しくなっちゃった・・・。」と一言。子供たちの様々な感情に寄り添いながら、大切に一か月を過ごしていきたいと思います。
今日の夕方には、ホール用のテーブルが準備できる予定なので、マットを敷いて広々過ごす空間は今日まで。せっかくなので、何か皆で体を動かせる遊びをしようと、スポーツデイでやったオセロゲームをすることにしました。グループ対決です。どのグループも気合十分で、白熱した戦いは、3グループの引き分けとなりました。まだまだやりたそうなので、今度は女子対男子の対決。2回戦とも女子の勝利です。男子側からは、「女の子のほうが人数が多かったからだよ・・・。」と悔しい感想も出ましたが、そんな感情にもそっと寄り添い、今日のゲームは終了となりました。
そして、今日お誕生日を迎えた▽くんのお祝い。お調子者なのに照れ屋さんの▽くんは、年長全員の前に出て、「あー、緊張する!」とやっぱり恥ずかしがっています。インタビューもたくさんの子たちから手が挙がり、じっくり時間をかけて迷いながら、あえていろんなグループの子たちを指名する▽くんにさりげない優しさを感じました。恥ずかしさ半分、盛り上げたい気持ち半分で、わざと変なポーズをしたりする▽くんのおかげで、一層場が和み、ホールでの楽しいお誕生会となりました。
いつも通りの園庭では、それぞれの遊びをゆったり楽しむ姿があちこちで。。ホール生活が始まったことで、もうすぐお別れという感傷的な気持ちが保育士の心にあり、また春先取りの暖かい日差しのせいもあり、そのありふれた日常のありがたさをいつも以上に噛みしめる今日の園庭でした。
(T.M)
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