◆2月21日(火)の子どもたち
2023年02月21日 火曜日
◆くしゅくしゅペタ (つぼみ)
今日はおひなさま制作をしました。花紙をくしゅくしゅと丸めて長い帯に貼っていくというものです。順番に呼んでテーブルのところで行ないました。
高月齢の子達は、くしゅくしゅペタっと実際見せて説明すると、理解して真似して行うことが出来ました。ギューっと握ってクシュっとなった花紙を帯の空いているスペースにどんどん貼って行きました。ギューギューとお話しながら行ったり、握るのが上手な●ちゃんは、握りすぎて手のひらに入るくらい花紙が小さくなったり。それぞれ楽しんで行っていました。
中・低月齢の子達は、一緒に行いながら、貼って行きました。貼ったものをはがしたくなるようで、貼った花紙を必死につまんでいました。
花紙自体を嫌がる〇くん。花紙を目の前に渡すと、投げ捨ててしまいました。ひらひら目の前に迫る花紙。何度渡しても床にポイ。〇くんの手を持って一緒に行ったところ、理解したようで、ペタっと貼ると拍手をし始め、無事に行うことが出来ました。出来上がりをお楽しみに。
今日はふじ組の部屋で遊びました。おままごとは大人気。テーブルの周りに子ども達がたくさん集まっていました。電車好きの子達は、たくさんある電車を磁石の向きを考えながらつなげて走らせ、つながらなくなると電車を見せてつなげて~と訴えたり、それぞれ好きなコーナーで遊んでいました。(T.Y)
◆友達と一緒に(ふじ)
朝の集まりで、いくつか紙芝居がある中で、子ども達に選択してもらいました。
「わにわにのおおけが」ではハサミで手を切ってしまうシーンでは、本当に痛そうな表情をする子ども達がいました。わにわにの気持ちに共感できて心配してくれる優しい姿がありました。
「かくれんぼ」では、果物たちがかくれんぼをするお話です。「りんご!」「バナナ!」「みかん!」…とかくれた果物を見つけては子ども達も元気よく答えてくれました。
今日は天気は良いのですが、冷たい風が吹いており、体調の悪い子が多いので、室内でひなまつり制作をしながらゆったりと過ごしました。
ゆったり…と言っても元気が有り余っている子ども達。朝からにぎやかな声が響き渡っていたので、鉄棒、コンビカーや肋木、ウェーブバランスなど体をたくさん動かして遊べるように用意しました。
鉄棒のぶら下がりが上手になってきた子もいるので、何秒ぶら下がれるか「1、2…」と数を数えていると、きらきらの◯ちゃんが壁に向かって顔を隠していました。何してるのかと思ったら、かくれんぼの「1、2…」だと思ったようです。朝の集まりでのかくれんぼの話が印象に残っていたのかなと嬉しく思いました。
友達との関係も日々深まってきているふじ組の子ども達。ソフトマットを台に見立てて「いらっしゃいませ~」と皆でお店屋が始まったり、友達と手を繋いでお出かけしたり…。今日も友達と「一緒」を楽しく感じている子供達でした。
ひなまつり制作では、先日から少しずつ始めています。着物に見立てたお花紙を丸めて貼り付けたり、お雛様とお内裏様の目や口をシールで貼りました。一つ一つの工程が出来るたびに嬉しそうに保育士に見せてくれました。完成を楽しみにしているようです。わくわくの△ちゃんは「あかりをつけましょ…」とひなまつりの歌をご機嫌に口ずさんでいました。
今ふじ組では鼻水や咳など体調の優れない子が多いようです。体調管理に気をつけていきたいと思います。
I.Y
◆真冬の虫探し(きくたんぽぽ)
昨日のおひな様作りの続きをしてから、ゆっくり園庭に出ました。
靴を履きなが園庭で何をするのか聞いてみると「虫探し!」との声が多く、みんなで真冬の虫探しが始まりました。
ある子は「虫探検隊なの」といい、枝で「ここにいるかも」とみんなに話し、他の子もスコップや熊手を片手にそれは本格的。
葉っぱをどかしては「いないね」、木に開いている穴を覗いては「いないね」とその度に本気で残念がる子どもたちを見て、「この寒さの中では…」と思っていた気持ちが申し訳なくなるほどで、いないとわかっていても、プランターをどかしてみたりして、一緒に探し始めていました。
結局、虫は見つかりませんでしたが、いつしか「いないね」と言い合うことが楽しくなってきたようで、誰から「いないよ」というたびに大笑いしていました。
参加していた子にどんな虫を探していたのかを聞いてみると、ちょうちょやダンゴムシ、アリなどで「みんながもも組になる頃に見つかるかもしれない」と伝えると、とても嬉しそうで、もも組になる楽しみがまた1つ増えたように感じました。
(E.Y)
◆劇とファミリースポーツデイの憧れ(うみグループ)
年長と一緒にうみグループで過ごせるのは、23日は祝日なのであと2日です。
今日は、ファミリースポーツデイでひまわりぐみが踊ったキッズソーランや発表会で披露したおおきなかぶ・てぶくろ・うらしまたろうをまたやりたいというリクエストにお答えして午前中は、ソーラン節をみんなでやりました。
ひまわりぐみがやっている姿を見て、「やりたい」・「かっこいい」と憧れたもも・ゆりぐみ。
ファミリースポーツデイからだいぶ経っているので、振り付けを忘れているかなと思っていましたがそんなことは全然なく、大きく声を張って最後まで出来ていました。
終わると「全部踊れた」と、もも・ゆり・ひわまりみんなおお喜び。
その日その日が終わってもたまに振り返りでみんなで踊る大切さを保育者も感じます。
そして、今日はお誕生日の子がいます。ひまわりぐみの☆くん。
朝から「昨日お家でお誕生日会をやってフルーツタルト食べたんだよ。ちょっと豪華すぎた」と笑って伝えてくれます。
うみグループのみんなから☆くんにお祝いをしました。
☆くんにインタビューをしたい子供たちがたくさんいました。
・好きな形は?
・好きな恐竜は?
そして女の子に大人気の質問で好きなプリンセスは?と聞かれ☆くんは困ったように誕生日カードで顔を隠しながら「ちょっと男なのでその質問は・・・」と一言。この答え方に保育者も思わず笑ってしまいました。
家族みんなでお祝いをして美味しいフルーツタルトが食べられて保育園でもみんなにお祝いをしてもらい、☆くんにとって楽しいお誕生日になったと思います。(Y.H)
◆子どもの世界を覗いてみると (にじグループ)
今日も少ない人数のにじグループですが、いつもとは違う友達と遊ぶ姿が見られたりして、子どもたちは今日も主体的に遊びを楽しんでいます。
保育士もいつもとは違う遊びに誘ってみました。普段は、電車やおままごとが多い、ももぐみの◎くんに「ハリガリやってみない?」と誘うと、「いいよ!」とのこと。同じ果物が5つそろったら、ベルを鳴らすゲーム。始めは慣れなくて、すぐにベルを押せない◎くんに、保育士が「あっ、◎くん、バナナいくつになった?」などと確認しながら、わざと◎くんが押せるようにゆっくりやっていると、周りに集まってきた年長児や年中児。自分たちはすっかりゲームに慣れているので、保育士と◎くんのゆっくりした進みが、気になって仕方ないようです。でも、保育士が敢えてゆっくりやっているのも察して、一緒になって、◎くんを見守って応援してくれます。「こっちが2で、あっちが3だから・・・全部で5つだね。」◎くんと一緒に「いーち、にーい、・・・」と数えて確認しながら、優しく教えてくれる姿に心が温かくなりました。
園庭の砂場では、チョコレート作りに励むゆりぐみの二人。砂に水を足しながら、自分なりのちょうど良い固さ、柔らかさを見つけ、ひたすらシャベルで混ぜ混ぜ。その感触が気持ち良くて、寒さも時間を忘れて遊ぶ姿に、砂遊びなどの感覚遊びを通して、様々な刺激を受けていく大切さをあらためて感じました。
ゆりぐみの▽ちゃんとももぐみの◇ちゃんは、始めは鬼ごっこをしていたのですが、二人の中で段々と世界が広がっていったようで、拾った石に「これはね、虹色に輝く豆なんだよ。」(鬼をやっつける豆のようです)と名前を付け、「魔法が使えるんだよね。」と言って、二人で同じ世界を共有して楽しんでいました。「あとで、虹色に色をつけようか。」と言うと、「うん!」と嬉しそうに部屋に戻っていきました。
子どもの時間はいつもゆったりと流れていて、その世界を覗いたり、共有したりすることで、いつも慌ただしい大人に、日々の大切さを思い出させてくれます。
(T.M)
◆個々に合わせて (そらグループ)
「◯ちゃーん」
とそらグループのこども達が群がるその真ん中には、数ヶ月前に転園した、◯ちゃんがおりました。
新幹線で1時間半かけて来た事、朝は目玉焼きを食べた事、◯先生が優しくて可愛い喋り方な事…。
帰り際に「圧倒されちゃって…」と、◯ちゃんのお母様が笑いながら呟いておられました。
「そうでしたね…、◯ちゃんいつ来るの?と毎日の様に言っていたので…ちょっとタジタジでしたよね。申し訳ないです」
そう言いつつ距離感ゼロの関係でいられるこども達の姿に誇らしくも羨ましくも思えます。
園庭で沢山遊んだり話したり、◯ちゃんママとも遊んでもらい楽しい時間を過ごせた様に感じます。
室内ではひな祭り制作で体験したマーブリングや毛糸の巻きつけ作業など、細かな作業を要する活動を通して様々な成長が見られました。
保育者と共に行うこども。
女雛は保育者と、男雛は自分で…というこども。
全部自分でやるというこども。
慎重に行うこども。
失敗しても何度も挑戦するこども。
もう良いんじゃない?と思ってしまう程、マーブリングの色混ぜや、毛糸の巻きつけにこだわるこども。
もうこれで良いと、とりあえず体験したこども。
毛糸を使った活動では、巻きつけの際に均等に巻き付けるバランス感覚や力加減、隙間が模様になったり、隙間を埋める事など、好きな色を選び取り組んでいました。
「フワフワで可愛い」と毛糸の感触や見た目を愛でていました。
マーブリングでは、男雛と女雛の色を固定していた為、色の混ざりを楽しめる様、混ぜる際のポイントを伝えました。
そのポイントを守ろうとするこども達。色の混ざりが不安で保育者の顔を覗き込み紙コップをじっくり水に浸けていきます。
上がった時、「キレー」と歓声が挙がります。
活動に取り組むこども達の表情や姿に個性を感じ、それぞれの姿に合った関わりを大切にしていきたいと思います。
k★y
Posted in 園のこだわり