◆2月14日(火)の子どもたち
2023年02月14日 火曜日
◆一緒に(つぼみ)
今日はミッキー体操が終って、朝の集まりをしてから園庭に出ました。
ミッキー体操も日に日に足が上がったり、身体をダイナミックに動かしたりとどんどん上手になって行きます。朝の集まりでは手遊びから始まり、「はーい」という絵本を読みました。
絵本の中で動物を順番に読んで「はーい」とお返事をする絵本で、動物が返事するたびに「はーい」と手を挙げて返事をしてくれるつぼみ組の子ども達。絵本が終ってタンバリンを使って順番に呼んでいくと「は、あ、い」と言いながらタンバリンを叩く姿はふじ組のようでした。
園庭に出ると嬉しそうに駆け出し、思い思いの場所へと向かいます。築山には⚪︎くんと△くんがいて、2人で車を見ながらおしゃべりしていました。築山近くにいた◆くんも登って2人のそばに行きます。車仲間が増えておしゃべりもより楽しくなっていました。
フェンス越しには⭐︎くんと▲くんが車を見て、違う場所に行っても2人で同じことをする姿が出てきました。縄跳びを⭐︎くんが持つと▲くんも持って一緒に園庭を走り回り、楽しさを共有しているようでした。
お友達と過ごすうちに一緒に遊ぶことが楽しく思えてきた児もいて、遊びを通してさらに子ども達同士の絆も深まっています。
子ども達同士のやりとりができる環境をこれからも大切にしていきたいと思います。
(I.H)
◆友達とのやり取り(ふじ)
昨日の雨もやみ、今日は園庭で遊べそうです。
支度を終えて園庭へ出てみると、ピューッと冷たい風が吹いてきます。
そんな中、きらきらの◯ちゃんが「〇〇せんせいは(どこ)?」と尋ねてきました。「あれ?どこかな?じゃ、探しに行ってみようか?」と、園庭中を走り、目当ての保育士に会えると「みーつけた!」と◯ちゃんは嬉しそうに笑顔を見せてくれました。すると「△△せんせいは?」と次の保育士を尋ねてきました。◯ちゃんとの保育士探しは友達探しに発展し、周りの友達も仲間入りしてくれて、気づけば園庭中を元気よく走って散策する遊びになっていました。
◯ちゃんは今おしゃべりがとても楽しい時期です。毎日「〇〇せんせー」「〇〇ちゃん!」と恥ずかしがらずに言えるようになってきて、それを遊びに取り入れられて笑顔がたくさん見られた遊びになりました。
その遊びは友達探しからおうちごっこへと変化し、「お仕事、行ってくるねー」「ただいまー」「りんご(食べて)いーよー」と言葉のやり取りも楽しんでいました。
普段の生活の中で見たこと聞いたことや実際に経験したことを遊びに取り入れていました。それは子ども達なりに工夫をし、想像力を働かせながら遊びを発展させています。子ども達の発想力の豊かさに驚かされる毎日です。
今ふじ組では友達同士のやり取りも楽しい時期です。困っていると頭をなでなでしてくれる姿や、おもちゃを貸してくれたり譲ってあげたりするする姿も少しずつ見られるようになってきました。
進級まであと一ヶ月半。
ふじ組の一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
I.Y
◆ちょっとさ、疲れちゃったんじゃない?(きく、たんぽぽ)
今日は、久しぶりに園庭を楽しめました。なにして遊ぼうかーと尋ねてみると「滑り台!」「ボール」といつもの定番の遊びに加えて「かくれんぼー!」「鬼ごっこー!」と友だちと楽しむ遊びも加わりはじめました。一緒が楽しいということを知っているのが嬉しいです。
「あぶくたったやりたいなー」と私がいうと、何人かの子が一緒にやろうとそばにきてくれました。
何度か楽しんでいるうちに、一緒にやっていた◎ちゃん。しゃがみこんでしまいました。みんなで楽しんでいるから、自分の思ったようにばかりにはいかないもので、時には、もーやめたいと思うこともあるようです。「どうしたかなぁ」と声をかけようとした時に□ちゃんが声をかけてくれました。
色々聞いてくれましたが、なかなか言葉にならない◎ちゃん。
□ちゃん、色々考えて教えてくれました。
「なんか、疲れちゃったんだって」「ゆっくりしてもらったらいいよねー」まるで大人のような言葉に思わず笑ってしまいましたが、□ちゃんが友だちの姿に気がついてくれる優しい姿に触れてまたほっこりしました。そして、いろいろ聞いてみたけれど、返事がなかったことも、相手を責めるわけでもなく聞きたかった気持ちを相手の姿に合わせて、理解してくれた姿が素敵だなと感じました。
そんな事もあるねと優しく見守ってくれたようです。見習いたいです。生活の中の子どもたち同士の小さな関わりの中に、たくさんの優しい気持ちがあります。癒されてばかりの私ですが、見習って優しい気持ちを注いでいきたいです。U・A
◆ひな祭り (うみグループ)
今日は32名の登園でした。
体調を崩す子が続いているうみグループ。引き続き、子どもたちの体調の変化に留意していきたいと思います。
今日も「ミッキー体操後に集まりをするよ」と伝えてみました。前回と違い今日は片付けの声かけはほとんど必要なく、子ども同士で声をけ合い、あっという間に片付けが終わり椅子に座り始めました。「今日は何するの?」「今日のお話は?」と子どもたち。
リクエストに応え今日も素話をしていきましたが静かに耳を傾けていました。
園生活の中では遊びを途中で中断することも、待たなければいけない場面もあります。ではその中で保育者が大切にしなければいことは何か。中断した遊びを後で保障出来たか、声かけや促し方は適切であったか、子どもたちがそれぞれ何に没頭し何を楽しんでいるかを把握できているか等、どれも当たり前のことですが、もう1度丁寧な目線や声かけ、関りといったものを意識していきたいです。
今日はひな祭りの続きをしました。紙皿や紙コップ、千代紙の柄を選び、自分で作りたいひな人形を考え取り組みます。着物に見立てた千代紙を紙コップに貼りながら、着物の袖は左側が前にくることを伝えました。決まりごとがあることが不思議だったようで、図鑑や絵本で確認し始める年長児たち。行事を通して日本の文化に触れる機会をもっと持っていけたらと思います。
Y ・O
◆しつもん(にじグループ)
昨日は雨、園庭に行きたくて何度も「園庭行きたい!」と子どもたちから誘いを受けました。そんな今日は晴れです、みんなで園庭に出ました。
日差しも出てきて、身体を動かせばポカポカしてきます。園庭の梅の花も3分咲きでしょうか、木の芽も膨らみはじめてきています。なんだか春の足音が聞こえてきたような気がして気持ちも弾みます。
園庭の砂場ではあちらでもこちらでもチョコレートづくりが行なわれていました。
「男の子のために作っているんだ!」そんな〇ちゃんの横ではもも組の男の子がチョコレート屋さんを開いています。そうです、今日はバレンタインです。
いつもは砂でチョコを作って自分たちで食べて満足していたところが、今日はみんなが“誰かのために”作っています。作ったものを渡したくて、食べてもらいたくて、喜んでもらいたくて… そんな気持ちの込められたチョコづくりを見ていると、心までポカポカしてきます。誰かのためになにかをする、やっぱりいいもんだなぁとしみじみ思いました。
最近、集まりに全員がそろうまで「しつもんブック」という手のひらサイズの本を使って子どもたちに質問しています。その本に載った質問は ねこといぬどっちがすき? おちこんだときなにをする? ひとつだけまほうがつかえるとしたらどんなまほうにする? などユニークなものが100ほど載っています。
質問の意味がちょっと難しいこともあります。質問されたこととは全くちがった答えをする児もいます。ちがった答えをしたときは、保育士は肯定もせず否定もせず「うーん」と言って、同じ質問を他の児になげかけてみます。答えを聞いてさっき「うーん」と言われた児も「そういうことか!そういうことを聞かれたのか!」と自分で気づきます。
質問を正しく応えてほしいわけではなく、聞いたことを理解する力・話をきちんと聞く機会になれば、と思っています。
子どもたちにはどんどんみんなの前で答え、自信が大きくなる場をつくっていけたらと思います。
今日も質問をするとたくさんの手が挙がりました。どんな機会・場でもたのしい時間になるように心がけていきたいと思います。
e.y
◆今にしがみついて目に焼き付けて (そらグループ)
沈黙の着席。
それはプレイルーム(遊びの部屋)の一画で起きました。
その場所は先日マーブリングを行った場所です。
活動を体験出来なかった(見てただけの)こども達がそこにいます。
昨日は「見てるだけ」「やらないの」と言っていた気持ちはまだ黄色信号で一時停止中のこども達が、今日は「私もやる」「僕もやる」と気持ちが青信号になり少し前進した様にも見えます。
何かに挑戦するタイミングは個々に違います。
挑戦する為に必要な「きっかけ」という鍵も個々に違う為、この鍵は合うのかな…?と日々考察しながら保育者が鍵を探してみたり、こども達同士や、こども達自身で見つけてみたりもします。
一人じゃチャレンジ出来ない事も、友達と一緒ならチャレンジするという事もあります。
タイミング以外にも活動内容が要因となる事もある為、美しい、面白い、楽しい、不思議といったワクワク、ドキドキする様な情動体験や、少し頑張ればクリア出来そうな難しさという最近接発達領域なども心がけ、自由と順序の関わりを個々に合わせていきたいと思います。
〜マーブリングとは〜
・技法の一つ
・彩液って?絵の具と違うの?
・マーブル模様の付け方
・針の使い方
についてを話し、体験していきます。
説明など不必要かもしれないと思いつつ、大切な画材の一つであり、共有物でもある為大切に使う事の意味として共有していきました。
また、今日は活動の制限(色別、順序)があった為、それを考慮してもらう為に事前の活動の制限説明も行いました。
※制限がある方がより真剣に集中はするものの、緊張は高まる様にも見えます
「うわぁ綺麗」
「すっごい色だね」
「こうやると模様出来るんだね」
「先っぽだけで動かすんだよ」
「入れ過ぎたらダメ」
「トントントンってやるの」
「私やり方知ってるから」
周りには昨日体験したこども達も集まっています。
「良いなぁまたやりたくなったよ」と言うこどももいます。
※目もくれないこども達もいます
本来は別の活動を予定しておりましたが、沈黙の着席を前に急遽活動の予定を変更したのは言うまでもありません。
園庭では久しぶりにしっぽ取り鬼ごっこの準備をするこども達がおりました。
「先生、今日勝負ね」と意気込んでいます。
昨日の雨で体力とヤル気はMAXの様です。
全力で行いました。
この時期の年長児の目の輝きにお別れの時期が来たのだと感じます。
「先生強過ぎるから無し」と言っていたあの子達が、果敢に向かってきます。
一人で向かい続ける子もいれば、仲間と一致団結して保育者に立ち向かいます。
負けて泣いて投げ出しての三拍子が、負けても泣いても立ち向かうに変わりました。
そんな年長児と一緒に遊ぶ年中児の姿もあります。
「今のうちに年長さんのパワーを目に焼き付けとくんだよ」と、今にも心が叫び出しそうです。
k★y
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