◆2月8日(水)の子どもたち
2023年02月08日 水曜日
◆何を埋めてるの?(つぼみ)
園庭で遊びました。最近砂場遊びに集中する姿が多く見られます。今日も砂場辺りで、シャベルと何かを持って地面に座り遊び込んでいました。ベンチでは、シャベルとザルをテーブルに置き、座って手を合わせていただきますのポーズ。シャベルがスプーンになり、食べるふりをして遊んでいました。もぐもぐと口を動かし、食べ方のフリも上手です。砂場ではザルにたくさん砂を入れ、それをシャベルですくうことに集中して遊んでいました。お友だちと並んで行うため、相手のザルにもシャベルを入れ、「わたしの砂とらないでよー」という感じです。なので、ザルをそれぞれ2つ用意し、2つのザルの砂をシャベルですくって入れたり出したり、入れ替えるのが楽しいようです。
他の砂遊びをしている子達の様子も見てみました。車好きの〇くん。車の形の砂場用具を3つ持ってきて、砂の上を走らせたり、並べたり、また、車の上に砂をかけ、砂に車を埋め込んだりして遊んでいました。砂場中央には大きな山が作られていました。そこでは、●くんが砂山に何かを埋めていました。手のひらサイズの石をどこかから持ってきたようで、それを一生懸命山の斜面に埋め込んでいました。埋めると、砂場から出て何かを拾ってまた戻ってきました。手には枝があり、今度はその枝を埋め込み始めました。埋め込みを楽しむ●くんでした。砂場遊びのバリエーションが、また広がってきました。(T.Y)
◆いろいろなチャレンジと行事ごっこ (ふじ)
園庭に出て遊ぼうと靴下や靴を自分で履こうと今日も意欲的に頑張っている子ども達の姿がありました。出来ないところはやり方を伝えたりしながら、「自分で履けた」という喜びを感じている子ども達が増えてきました。
園庭へ出ると、それぞれに遊びたい事、遊びたい物を選びながら楽しんでいます。
昨日に引き続きしっぽ取りや、追いかけっこ、砂場遊び等、今日も楽しいことを見つけたようです。
太鼓橋の挑戦者も続々増えています。先に登れた子は次に登ろうと頑張っている子に「がんばれー!」と声援を送ってくれていました。その声援を受けて、頑張る力も湧いてくるようです。友達の影響力は力にもなるようです。
その側でホッピングに挑戦する子達もいました。まだまだ一人で乗るには難しい物ですが、お兄さんお姉さんが乗っているのを見ているふじ組の子ども達にとっては憧れの遊具のようです。◯君が保育士に支えてもらいながらジャンプをしてみると、ピョンピョンと飛び跳ねている姿を見て、周りの子ども達の目もキラキラしています。私もやってみたい、ボクもと続々挑戦者がやってきました。 少しでもピョンとはねる感覚を味わえるとニコーっと笑顔が溢れてきていました。
園庭ではいろんなチャレンジが見られました。
たくさん遊んだあとは、給食の時間までゆったりと過ごしています。
昨日から△君はひもで引っ張るおもちゃをサンタクロースの袋に見立てクリスマスごっこを繰り広げていました。保育士や友達にプレゼントを配っては「ほっほほー」(サンタさんの笑い声のマネです)と笑っています。しばらくみんなで盛り上がっていると、今度は角をつけた鬼の真似が始まり、「うおー!」と驚かせています。「おにはーそとー」「ふくはーうちー」と豆を投げる真似をすると、「うわ~」とやられる真似までする△君です。
自分の体験した事を遊びに取り入れる△君は素晴らしいなと思います。
子どもの遊びの幅は無限大だなと思いました。
I.Y
◆大きなかぶをつかった大きなかぶ (きく・たんぽぽ)
○ちゃんはお友だちを誘って三、四人でならび、「せ~の。これからももたろうの劇をはじめます。」と揃って挨拶をして、劇が始まります。歌やセリフも上手ですが、表情も怖くしたり、困ってみたりと表現が豊かでとても楽しいです。
今日は絵本のかぶに替わり大道具のかぶが登場しました。大きいかぶの中身はみんなでつくった節分の豆まきの豆です。みんなで丸めたたくさんの新聞紙
を入れて大きなかぶにしました。
その大きなかぶをひっぱりたくて、トップバッターのおじいさんの役は大人気です。たくさんのおじいさん役のなかでも先頭でかぶをひっぱる役は、公平にジャンケンで決めました。ジャンケンで納得できるようになっているところが素敵です。幼児のお兄さんお姉さんに近づいています。
「まだまだかぶは、抜けません。」というセリフのところは、出番を控えている子どもたちも一緒に、残念そうに首を横に振っています。
「おばあさん、手伝って。」と助けを求められると、自分は他の役になるつもりで待ち構えていたかもしれないですが、快く役をかってでて一緒にかぶを引っ張っている姿もみられます。みんなの気持ちがまとまっているからなのだな、と嬉しくなります。
まご、イヌ、ネコ、ネズミたちも手伝って、「うんとこしょ、どっこいしょ。」が元気いっぱいに響きます。そばでみている側にも力がはいってしまいます。やっとかぶが抜けると拍手も起こり、みんなで大喜びでした。繰り返し、何回やっても新鮮な喜びと達成感が味わえているようです。
この子どもたちの「おおきなかぶ」には続きがあり、かぶを料理して食べるところまでが物語になっているところも楽しいところです。
みんなで気持ちを合わせることで味わえる、達成感や楽しさをたくさん経験しながら、友だちとの関わり方にもつなげていけたらな、と感じました。(F.S)
◆園庭遊びを通して (うみグループ)
朝に保育者が部屋に入って子どもたちに「おはよう」と声を掛けると、笑顔で元気に「おはよう」と言ってくれる今日の始まりでした。
園庭に行く時間は、子どもたちにとって一日保育で過ごす中で楽しみな時間で「まだ園庭に行かない?」、「長い針がどこで園庭に行く時間?」と聞くほど
毎日楽しみにしています。
園庭に出ると、砂場へダッシュで向かったり鬼ごっこをしたり、最近テレビでやっている流行もののごっこあそびだったりそれぞれの遊びをしています。
砂場の様子を見に行くと、ももぐみの○ちゃんと△くんが「先生来て。チョコケーキだよ」と見せてくれます。毎日のようにケーキを二人で作っている様子です。
〇ちゃんが、「今、トッピングあるからかけて食べてね」と一声。
ももぐみで「トッピング」ということを知っていてなにに使うのかもしっかり理解して遊びにも表現していて驚きました。
家族で楽しくお出かけして、トッピングして美味しく食べているのかなと感じました。
他の子の様子を見てみると、今日久しぶりに登園してきたももぐみの○ちゃん。
「なにしてるの?」と聞くと「ねえ、見ててね」と保育者に声を掛け、何を見せてくれるのかなと思っていると、砂場で砂がサラサラになる玩具を使って振ってサラサラに降ってくる砂を「今日の天気は雪です」と笑顔でやってくれました。
他にも最近サッカーもやっている姿があります。
ゴールを守るひまわりぐみの△くん。必死にボールを取りに行くゆりぐみの△くん。
園庭が終わる時間までずっとやっていました。
ゴールにボールが入ると悔しそうな顔を見せるひまわりぐみの△くんですが、諦めずに続けて守っている姿に感激しました。
園庭の遊びを通して、子どもから色々な表現が出てくることを感じました。
保育者も日々、子どもたちからの表現や考えを学んでいます。(Y.H)
◆書道と手形・足型とクワガタ (にじ)
何日か前から書道をしようとひらがな表と小学校1年生に習う漢字の表を見せて、「筆で書いてみよう。どの字なら書けそうかな」と言って紙にマジックで書いてみていました。今日は、書道で使う道具をみんなで見ていきました。筆は、絵の具の筆と違うことを知りました。硯、墨、文鎮、半紙などを見ました。墨の匂いを嗅いで「臭いよ」と言うので、みんなで嗅いでみました。興味を持ったところで、ひまわり組の子どもたちから書いてみました。
「大きく書いてね」と声をかけると、勢いよく1本目の線を入れていく子どもたち、初めてにしては、いさぎよい入り口です。まだ習ったことがない漢字なので、書き方もどこから書いても子どもに任せてみました。味のある良い字が出来ました。自分の名前は、細筆で書きましたが、大きく書くように言うとはみ出しそうになり、子どもに任せていると字がつぶれてしまうので、声をかけながら書いてみました。つぶれた字もあれば、かすれた字もあり、それも個性が出て面白い作品が出来ました。
遊びながら筆に触れ、漢字も知ったりと関心を持ったので、小学校に言ったら、「見たことある」と言って楽しんで字を覚えてくれたらと思います。ゆり・もも組もやりたいというので一緒にやってみたいと思います。
手形と足形を取りました。みんな手も足も大きくなり、スタンプ台を作るのにも大きめの入れ物にリードペーパーを敷いて絵の具を垂らして作りました。スタンプ台いっぱいに手を広げて大きな手形を取りました。足も大きくなりました。スタンプするのも上手になり、綺麗にとれました。その後、もっとやりたいという子どもたちと手形を取って遊びました。自分たちだけでも上手にスタンプしていました。
昨日、植木鉢のポトスの葉っぱの横に幼虫を見つけ、大騒ぎ。瓶に土を入れて幼虫を飼うことになりました。名前を付けたり、博物館を作ってチケットまで配って、幼虫を見に来る人を集めていました。今日は、ちょっと大きめの入れ物に土をいっぱい入れて、園庭の落ち葉を入れました。さあ、どんな虫になるでしょう。子どもたちは、図鑑で調べてノコギリクワガタになると言っていますが、果たしてクワガタになるでしょうか。M・K
◆シーソー (そらグループ)
今日は室内で足形、手形スタンプを取りました。
様々な色と、虹色を用意するとこども達は「綺麗」と感動と興味を示す姿に感受性の豊かさを感じます。
「絵の具やるの?」と声をかけるこどもの隣では、◯君が人差し指でちょこんと絵の具を触ってみたりします。
「あ、◯ちゃんがこっそり触ったよ?」
と保育者に言う◯さん。
その言葉の裏側には「本当は私も触りたいけど我慢してたのに」が隠れている様で丸見えでした。
虹色を選ぶこども達が多い中、青やピンク、赤や黄色、水色、黄緑など単色を好むこどももおりました。
少数ではありましたが、個性が見られ新鮮味を感じます。
あの子があの色を選んだから私はこの色にする…が見え見えのチョイス。
友達を意識する姿と流される姿が見られるのも成長の証です。
一緒だと嬉しい気持ちと一緒だと安心する気持ちは似ている様で違うものであると感じます。
本当はこの色が良いんだけど…
◯ちゃんがこの色選んだから…
本当はこの色が良いんだけど…
◯君がこれにしよう?って言うから…
保育者から「自分の好きな色を選んで良いんだよ」と伝えられても、最終決断をするのはこども達です。
本当にそれで良いの?と思う事もありますが、自分が大人になるまでに本当にこれで良いと決めた事がいくつあったか、またその逆は?後悔があったからこそ今の自分があるなど、改めて考えてみるとこういった事を生まれて数年のこども達に対し心配はしても強制、強要はせず、見守っていく事がどれほど重要な事なのか痛感致します。
「冷たいー」
「あったかーい」
「気持ちいい」
「気持ち悪い」
「ぬるぬる」
「ツルツル」
型取りだけの活動の中に様々な反対言葉も沢山聞こえてきました。
※足洗いはお湯だったため
園庭ではサッカーや隠れ家ごっこに砂場遊び、追いかけっこに鬼ごっこetc。
ランチタイムまで黙々と遊びます。
ランチタイムになっても遊ぶこどももいますが、時計や音楽を通してランチの時間を迎えるにあたり必要な行動や順序の見通しを立てられるこども達が増えてきた事をこども達の姿から感じます。
没頭する事はとても大事で、遊びこむ事、今を大事にする事はとても大切ですが、メリハリも大切です。
メリハリのつけ方、遊びを中断したのであればその後に遊びを保障する事などの代替案、今は毅然とした態度で関わり、後でしっかり温かく甘えられる様な時間を作る事で時と場合の違いも理解出来る様になっていきます。
ご家庭だと、甘えさせと甘やかしの違いといったものになりますが、園では必然的に家庭とは違い集団生活の為、我慢する事、メリハリは必然的に必須になります。
その分、我慢しなくて良い事、没頭出来る、集中出来る時間と場所が保育園にはあります。
進級前の二ヶ月間、たっぷりと、まだまだ◯組さんである事を受け止めつつ、そろそろ◯組さんになる事を促しつつ、そのバランスをとっていくのは難しいですが、どちらかに傾いたらあちらへ…と時折シーソーを思い出しつつ園でも家庭でもこども達に寄り添っていきたいと感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり