◆2月1日(水)の子どもたち
2023年02月01日 水曜日
◆ちっちゃい子パワー(つぼみ)
みんなの連絡帳を朝確認するのですが、「健康状態」の欄が『良』と書かれていることにホッとします。
『鼻水』とか『咳』がしばらく続いていたのですが、『良』となってきました。
寒い日続きの中休み、今日はちょっと暖かな日差しです。いつもより少し早めに身支度をして園庭に出ました。
お部屋でのことです。
月齢やや低めの子達の動きに目が離せなくなりました。
思わず「やってるねー」と言葉が出てしまう。
おやつ・給食、食べ終わるとエプロンと口拭きを自分で汚れ物バックに入れる練習をしています。
高月齢の子達はそろそろ自分で出来るようになり、お友だちのバックも覚えて(ここにいれてー)と合図を送り合ったりもするようになりました。
その様子をよく見ていた小さい子たち。
そろそろその時がきたようです。保育者に誘導されつつ自分のバックにエプロンの塊を入れました。
上手く入って自分に拍手。ちょっと誇らしい表情です。
伝え歩きの〇ちゃんはきょうもしっかり立っています。
視線の高さが快適なのでしょう・・・
そこでややお転婆ぶりが目覚めてしまいました。
(ここに上れるかもしれない・・・やってみよう。) 壁に取り付けた玩具に向かって脚を振り上げています。
うしししし・・・そんな表情に(やってるなー)と思ってしまいました。
園庭での様子も逞しいです。
砂場のおもちゃ、自分で近づいて使いたいものを選んでいます。
バケツとスコップが人気でお料理のように混ぜたり、買い物かご風に腕にかけていたりしています。
△ちゃんがざるを持ってきて同じくらいの大きさの石を4~5個料理していました。
同じような石を集めたことも凄いのですが、お友だちが覗き込むと(見ててね)という感じに腕前を披露していました。
短い時間、保育者が入らないでお友だちと遊べる。という事が見事クリアしています。
幼児達も同じ事を思ったのか今日は早めに園庭に出てきました。
入れ替えの時間です。
ところが□くんが見当たりあせん。隅々探しても見つかりません。
あれ? 彼がいた場所はコンビネーションの滑り台の下にある空間、まるで隠れ家です。
幼児達で園庭が賑やかになりひょっこり出てきました。
大きい子達も負けていません。
駐輪場の横にある梅の木につぼみが膨らんできました。
△ちゃんに指を差して見せてあげました。
枝を見上げて他の枝にも沢山つぼみがあることに気付いたようです。
つぼみが膨らんできました。
春はもうすぐです。(N・S)
◆やってみる(ふじ)
今日も園庭遊びをしました。
靴を履くのも自分でやってみるという姿があり「あー!」「できないのー!」と言いながらもがんばって履こうとしています。「ビリビリ外してごらん」「指をここにいれてやってみてごらん」と出来ないところは保育者が言葉で伝えながら応援しています。「あー」と言いながらもやってみようとする姿。そして「履けたー」と履けた時の達成感はとても嬉しそうなのが伝わってきます。
園庭の太鼓橋に今日もチャレンジする姿がありました。
スイスイ登れる児の後に続こうとわくわくの⭐︎ちゃん。
少し前までは綱を持つものの身体をどうしていいのか分からない様子でしたが、今日はふっとお尻を浮かせて足を掛けることができていました。「靴が滑るんだよね」と登れない原因を分析する⭐︎ちゃん。確かに足が滑りやすくて手の力だけでは難しい時があります。登れないけど、表情は明るく「登れないよー!次○君やってみて」ときらきらの○君にバトンタッチする⭐︎ちゃん。互いに交代しながらお尻を支えてあげたりと助け合っていました。
昨日よりも今日。今日よりも明日とまだまだ⭐︎ちゃんのチャレンジは続きそうです。
日差しの暖かさもあり、黒板でお絵描きを楽しんだり、凧を持って走ったり、かけっこをしたりと思い思いに園庭遊びを楽しんでいました。
今日から2月。
30人揃ってスタートする事ができました。体調を崩しやすい時期ですが引き続き体調面にも留意しながら元気いっぱい過ごしていきたいと思います。(O.Y)
◆どっちにしようかなぁ… (きく、たんぽぽ)
朝起きた劇遊びやマス作りで盛り上がっていて、園庭遊びが久しぶりとなりました。保育室で、お気に入りの遊びを見つけている姿もあり、そんな時間も大切にしたいとの思いもあり、園庭遊びとお部屋で楽しむのと、どちらも選べるようにしました。
どちらにする?と尋ねてみると…
顎に手をあてて、考える仕草をする子も…そんな仕草も知っているんだなーと発見です。
結局、半分ずつくらいに分かれて遊びを選択しました。
保育室で遊ぶことにした子たちで絵の具を使って、鬼作りをお願いしておきました。元気いっぱいで塗ってくれたようで、完成が楽しみです。
園庭で楽しんだ子たちにも、手を借りてたんぽぽさんみんなで仕上げていきたいなと思っています。
園庭遊びを選んだ子どもたち、玄関からの出発の約束もちゃんと守って、出掛けることができました。
みんなの覚えよう!と思う気持ちがすごいなーとまた成長を感じています。
「かくれんぼしようよ!」と誘ってくれて、かくれんぼがはじまりました。
かくれんぼ場所もずいぶん広がって、一生懸命探してもなかなか見つけられませんでした。
そのうちに、待ち切れずに
「ここだよー」と知らせてくれる子もいたり、見つけられるまでずっと隠れていられる子も…
ルールは緩やかではありますが、それもご愛嬌です。園庭でもはじける笑顔がたくさん見れました。
園庭から戻ると、保育室で楽しいんでいたみんなが出迎えてくれました。子どもたち同士で
「なにして遊んでたの?」と会話も始まっていました。
友達の話を聞いて、それも楽しそうだったな、そっちにすればよかったと感じるのも大切な経験だと思っています。そして、こっちにして良かったと思える事も経験していって欲しいなと思っています。またまだ機会を増やしていって、いろんな気持ちを一緒に共感していこうとおもいます。U.A
◆待ちに待った日 (うみグループ)
今日はゆり組の懇談会があり劇本番を迎えます。
子どもたちも朝から少し興奮気味で「今日ママたちに見せるんでしょう?」と待ちきれない様子でした。
ホールでの最後の練習では、もも・ひまわり組も観客になりましたが「いっぱい拍手して歌ったり応援するんだ」と話していました。
これまで、もも組やひまわり組の劇をずっと応援してきたゆり組ですが、そのことを子どもたちも分かっており、今度は自分たちが応援する番、応援される番だということで一体感が生まれているように感じます。
「少しドキドキするけど大丈夫だよ」「お母さんやお父さんに見てもらえるとすごく嬉しいからね」と声をかける子どもたち。その姿を見て、子どもたちが一生懸命取り組み、劇を通して身に付けたものは自信と仲間意識だったのだと感じました。
そんな子どもたちの成長を見逃さずにたくさん伝えていきたいと改めて思いました。
O・Y
◆お待ちかねが続々の2月(にじグループ)
昨日は、ももぐみの懇談会でした。お忙しい中、ご参加ありがとうございました。劇の発表も、保護者の方の前で、子どもたちは生き生きと演じることができ、楽しかったという気持ちとさらなる自信に繋がったのでは思います。
今日から2月。1月のカレンダーにお別れをして、2月はどんなことがあるかなあと見ていきます。待ちに待ったゆりぐみの劇の発表もようやく近づいてきました。ひまわりやももの発表のたびに、「どうしてゆりぐみはまだなのかなあ。。」と、ちょっと不満そうに言っていたゆりぐみの子どもたち。カレンダーを見て、「もうすぐだ!」「やったー!」と「もうすぐ」の実感を味わっています。
そして、2月はなんとお誕生日の子が7名も。ひとりずつカレンダーにバッジをつけていきました。早生まれの子たちは、今までお友達の誕生日を祝いながら、自分の誕生日はまだかまだかと心待ちにしていたはずです。ようやく自分の番がやってくる!と嬉しくて仕方がないようで、どの子もニコニコでカレンダーを眺めていました。
劇の発表も、誕生日も、待つ時間は長かったかもしれませんが、その分期待も大きくなって、当日の喜びもひとしおなはず。その気持ちに寄り添って、大切な日を迎えたいと思います。
今日も、さっそくお誕生日の子がいます。数日前から「楽しみ!」と言っていた年長の〇くん。皆の前に立ち、ちょっと照れながらお祝いしてもらいました。〇くんの素敵なところは、優しさと「ありがとう」の言葉がいつも自然に出てくるところ。今日も、プレゼントをもらったとき、皆におめでとうの歌を歌ってもらったとき、「ありがとう!」とはにかんで言う姿がとっても素敵でした。
集まりの後は、広場を使って、ももぐみで大型かるたをしました。前回は、皆でやったので、やはり年長、年中が取ってしまうことが多く、それも良い経験ではありましたが、十分な満足感は得られなかったかなと思い、今日はももぐみだけでやってみる場を用意しました。
気合いは十分、白熱した勝負です。一枚取れて嬉しくて満足、その一枚を大切に胸に抱えている子もいれば、逆に一枚しか取れなかったことが悔しくて涙の子も。友達とチームにしようと取ったかるたを一緒に集める子もいたりして、それぞれの個性豊かな姿に、笑ったりなだめたりの、忙しくも楽しいかるたになりました。
様々な環境の中で、色んな刺激を受け、成長していく子どもたちです。
(T.M)
◆涙の数だけ詰まっているよ (そらグループ)
「鬼は外、福は内」
と部屋の壁にアイスクリームを投げているこどもがおりました。
壁には鬼の顔が描かれた大きな模造紙。
その目の前にはおままごとゾーンの屋台に並ぶアイスクリーム(新聞紙)。
こども達が思わず手に取ったのがアイスクリームの球体のようです。
保育者が別の新聞紙とテープを用意し、投げ豆用の球を作りだしました。
「鬼は外、福は内〜」
今度はアイスクリームではありません。
もも組のこども達が年長児の姿を見て、アイスクリームを投げるのをやめたのは言うまでもありません。
環境一つで、どちらにも転ぶ事、見方一つでどちらにも転ぶ事。
本当に必要な関わりとは何か改めて考えて保育に携わっていきたいと感じます。
今日は、劇の練習はせず室内と園庭に分かれて遊びました。
朝の集まりでは全員出席という事もあり、賑やかです。
発表も数人が自慢の◯◯を皆の前で見せてくれます。
「これはレタスの味噌汁です。あ、レタスの味噌汁を作る機械です。終わりです。」
とLEGOを組み立てた作品を紹介してくれました。
また、ピアノではゆき、たきび、こぎつね、節分の歌など、冬の歌に反応を示すこども達がいます。
鬼は外の、「外」って何?
福は内の、「内」って何?
そんな事をああでもないこうでもないと対話をしていく時間もあります。
日付の確認の時間では年長児が卒園式に向けて意識を高める為に、整列や順番、ゆっくりと丁寧に…を心掛けた姿を見せてくれました。
それにゆり、もも組もついていきます。
日頃のあれこれが、後の大事な瞬間のあれこれにつながります。
日頃紡いでこなかったあれこれを、いざ大事な瞬間のあれこれに繋げようとしても上手くいきません。
たった一つのこと。
静かに座る、立つ。
ゆっくり歩く。
はいと返事をする。
順番を守る。
間隔をとる。
…etc。
大人が当たり前に駅のホームで待つあの姿の土台の土台であると感じます。
そしてそんな土台はこども時代にいつの間にかしっかり出来ていき、大人やこどもが意識せずとも時が解決してくれるものであるとも感じます。
それでも何故、今必要なのか?
それでも何故、必要な場面があるのか?
こども達の今この瞬間の姿と、今この瞬間の姿だからこそ伝えたい言葉とを照らし合わせながら未来に繋げていきたいと長い目で見通しを持ち、1日1日を大切にしていく事を心がけたいと思います。
「ほら、◯ちゃんまだだよ。」
「ほら、◯君もう行くんだよ」
優しさというスタート地点から、お節介とお手伝いを行ったり来たりしながら辿り着く、優しさというゴール地点のこども達がどう変化しているのか、見ることの出来ない未来が楽しみです。
読み聞かせの絵本は「節分」に因んだものだったり、その後の造形活動では鬼の顔を作ったりと「鬼」にまみれた一日でした。
「ねぇ先生、誰かさぁ、鬼のお面被ってさ、俺たちの事追いかけて欲しいんだけど。俺たちがさぁ、豆投げつけたいんだよねー」
と保育者に言います。
誰かさぁ=目の前の保育者ではないのか?と首を傾げそうになりました。
鬼の世界では、鬼のこどもは人間に豆を投げつけられても泣かなかったら、泣き虫を克服するらしいです。
人間の世界では鬼に豆を投げつけながら自分の中の泣き虫鬼を退治(克服)するらしいです。
※絵本の内容参照
泣く事がそんなにいけない事なのか…
涙の数だけ言葉や思いが詰まっているのに…
いつか、こどもの泣き声翻訳機が発明されればいいのになと感じた1日でした。
k★y
Posted in 園のこだわり