学びその8 ~シナプス刈り込み~
2023年01月27日 金曜日
シナプス刈り込みについては、以前にも何度も学ばせていただく機会がありました。
一昔前までは、赤ちゃんは何もできない、何も知らない白紙の状態であり、大人が知識を教えることで学び、身に着けていくと言われていました。しかし実はそうではなく、赤ちゃんには本来大人とは比べ物にならないほどの能力が備わっており、その子が生まれてきた環境において、不要な神経回路は除去され、必要な神経の結合だけが強められていく、というものです。それを証明する事例も様々ありました。
初めてそれを学んだのは、もう15年くらい前になりますが、今何度学んでも赤ちゃんの偉大さと、大人の責任の重さを感じずにはいられません。
それを思いながら乳児の保育に入ると、子どもたちの動きすべてに意味があり、発達するうえで必要のある大切な行動であることを感じます。それが大人にとって不必要と思えたり不都合と感じるものであっても、きっとそこから何かを学んでいるに違いないと愛おしく思い、危険でない限り見守っています。
0歳児の〇ちゃんが、タッパの中に、はみ出しそうなくらい大きな玩具を入れようと何度も何度も繰り返しています。それをじっと見つめていると、〇ちゃんは私の視線に気づいたのか、ニコッと微笑んでくれました。大人を喜ばせてくれる術も発動です。そして再び挑戦・・・。同じことを繰り返してはいますが、きっとすごい発見をしているかもとわくわくする気持ちで応援しました。
保育主任
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