◆1月30日(月)の子どもたち
2023年01月30日 月曜日
◆関わり合いの育ち (つぼみ)
2人で一緒に玩具に玩具をぶつけて、ガンガンという音を立てて遊んでいました。大きな音が出ることが楽しい様子です。しばらく叩き続けていました。また、違う時間帯では同じ玩具を手に取り、友だちの真似をして玩具をぶつけ合っている3人がいました。そしてホールでは幼児組の発表会の練習を熱心に見ている姿がありました。
同じものを見たり、同じ玩具を手にしたり、真似をしてみたりと子ども同士の関わり合いの育ちへとつながっているのが感じられました。
自分の発達と近い子や少し先の発達を行く子、たくさんの子ども集団の中、お互いの存在を認め、互いに興味を示し、様々な刺激を受けながら成長して欲しいと願っています。
気持ちの良い日差しの中、元気いっぱい園庭遊びも楽しみました。
(F.K)
◆興味津々と (ふじ)
気持ちのいい冬晴れの中、園庭に出てみると思い思いに今日の楽しいことを探しに出発です。砂場にはふわふわの数名が集まって、さくさっくと、シャベルでバケツに砂を集める◎ちゃん。「バケツひっくり返してみる?」と聞くと「うん」と頷き、保育者と一緒にひっくり返すと、大きなバケツ型が完成しました。
それをみると、シャベルで崩すのが楽しいようで、一瞬で壊れてしまうのですが、再び黙々とバケツに集める◎ちゃん。
形あるものは、変形するのがどうやら、楽しいようです。とても、わかります。
形を作るのも、変えるのも、両方を楽しんでいました。
ホールでは、幼児組が劇の発表を行っていました。園庭から、興味を持って見ていた児がいて、ふじ組からも数人が見学をさせてもらう事ができました。
最後まで静かに座って見る事ができ、最後には拍手までしていました。
いつか、自分たちもこのような劇に参加できる日が来る事を、重ねながら見ていたのかもしれません。その日がくるのを、今から楽しみです。
お部屋に戻り、給食に行く前に紙芝居を読みました。「ぴったんこって、気持ちいいいね」という、紙芝居で、「足の裏と裏をぴったんこ」という場面になると、個々に足の裏と裏を合わせて、声を挙げて楽しんでいました。S/A
◆何度見ても楽しい (きく・たんぽぽ)
あっという間に1月も残り2日となりました。まだまだ朝から冷え込んでいますが、先週の最強寒波が過ぎて、過ごしやすい天気でした。
今日は、うみグループから劇の練習を見に来ていいよとお誘いがありました。10時から開始ということで、きく組は園庭で遊んでからたんぽぽ組はお部屋でゆっくり過ごしてから出発することにしました。
にじグループ、そらグループと演目は同じですが、うみグループにはきょうだいのいる児が数人おり、出発前からお兄ちゃん・お姉ちゃんの劇を見られることが嬉しくてソワソワしていた☆ちゃんや◇ちゃん。
劇が始まり、お兄ちゃん・お姉ちゃんを発見すると、「あ!にぃにだ!!」「お姉ちゃんだ〜!!」とニコニコとっても嬉しそうです。
☆ちゃんはとにかく嬉しい、楽しいようで「あはははは!」と大きく笑っています。一方◇ちゃんは、お兄ちゃんのがんばっている姿をじーっと真剣な眼差しで見つめていました。普段のお兄ちゃん・お姉ちゃんとはまた違う姿が新鮮なようでした。他の子ども達も、「○○ちゃんのお兄ちゃん(お姉ちゃん)だよね!!」と友達のお兄ちゃん・お姉ちゃんをしっかり分かっているようで報告してくれます。
先週から、幼児グループの劇をたくさん見学させてもらってきたきく・たんぽぽ組の子ども達。初めはぽかーんとした表情で「何が始まるの?」とドキドキしていた子ども達も回を重ねるごとに話の内容や展開を覚えてきており、見よう見まねで踊ってみたり、歌ってみたり、手拍子したりと、それぞれの楽しみ方で見学しています。最後は、みんなで「ありがとうございました」とお礼も伝えられました。
ホールまでの道のりも、お話の聞き方もとっても上手になり、進級に向けて日々期待が高まってきているのを感じています。引き続き、子ども達のペースに合わせながらゆっくりと移行に向けて準備を進めてまいりたいと思います。
(M・Y)
◆火山を作りたい(うみグループ)
あと2日で1月が終わろうとしています。
少しずつ、進学、進級に向けての気持ちが動き出しているように感じます。
卒園式で歌う歌を口ずさむ児がいます。
「学校に行っても先生の事忘れないからね」そんな言葉をかけてくる△ちゃん。
『どんな楽しいことが待っているのだろう』と期待を持つ一方で、『新しい場所で大丈夫かな』と不安に感じていることもあるかもしれません。
残りの2ヶ月を、このうみグループの友だちと過ごすことが出来て楽しかったという想い出でいっぱいになるよう日々関わっていきたいと思います。
今日は再びお客さんをお迎えし、ゆり・ひまわり組の劇やオペレッタを披露しました。
「おもしろかったぁ」と2歳児。
じ~っと見つめている0・1歳児。
こんな表現が出来るようになったんだねと保育士。
子どもたちの大きな成長を感じつつ、最後は拍手でいっぱいでした。
園庭では、大きな山作り、部屋で作った手づくりのカバンを持ちごっこ遊び、冷たい空気の中でも「さむくないよ~」と上着を着る事もなく走る元気な子どももいました。
「やめて。おいかけてこないで」と言われてもつい、追いかけてしまう☆君。
なかなか遊びを見つけられないのかもしれません。
一緒に山作りに誘うと、「火山にしたい」とがぜん張り切ります。
自分で好きな遊びを見つけ、それを思い切り楽しむことが出来る児ばかりではないことに気付かされます。
子どもたちの姿から見えてくる心の中までもしっかりと見ていけるようにしたいと思います。(M.C)
◆豆にも命(にじグループ)
節分のマス作りが着々と進んでいます。黄色い画用紙に黒の絵の具で鬼のズボン柄のマスに、赤・青・緑から選んだ折り紙鬼を貼り付けます。
集まりで一人ひとりの鬼とマスを紹介すると、友だちの鬼の顔がかわいかったり面白かったり、年長児は赤い鬼を選んだ児が多かったりといろんな発見をしました。
みんなのマスを見せあったあとはこんな話をしてみました。
保育士「マスの中になにを入れる?」
子ども「豆!!」
保育士「どうして豆なの?」
子ども「鬼は豆が嫌いだから!」
保育士「なんで豆が嫌いなのかな?」
子ども「なんでだろう…」
※他にもいろんな会話がありました。
そんな問いかけの答えがわかる紙芝居を今日は読みました。
紙芝居によると、豆には穀物の霊がやどっていて不思議な力があり、鬼は豆をぶつけられると力が出なくなってしまうそうです。
紙芝居について子どもたちといろんな話をしました。“霊”という言葉から、豆にも命がある話、食べ物にはみんな命がある話に発展し、最後にはいつも食事をする前に言っている“食前感謝のことば”の意味まで考えました。
節分の話から、食前感謝の言葉の意味にまで話しを広げみんなで考えられる、にじグループの子どもたちの心が育っていることが嬉しくなる時間になりました。
e.y
◆劇遊び(そらグループ)
ホールに行きもも組『おおきなかぶ』とゆり組『てぶくろ』の練習をしました。今回ひまわり組はお客さんになってくれました。「ひまわり組はもうやらないの?」「またやりたいな」と演じることを楽しんでくれているのだなと嬉しく感じました。
ゆり組の『てぶくろ』ではひまわり組、もも組共に内容に引き付けられ真剣に観劇していました。舞台の上のゆり組は少し緊張している様子。いつもは楽しそうににこにこしながら行っていますが今日は少し表情がこわばっているように見えました。袖にはけると安心したようにふう~と力が抜けて友だちの姿を笑顔で観ているのも印象的でした。終わると「ちょっと緊張したね」とこっそり話す姿もありました。
もも組の『おおきなかぶ』はそれぞれの役をマイペースにこなすもも組の子たちをしり目にもも組が出てきたりダンスする度に「かわいい」という声が出ているお客のゆり組とひまわり組の子ども達。もも組の可愛らしい姿に母性をくすぐられているようです。懇談会の劇を経験者しているひまわり組は「私○君のお母さん役ね」「私は□ちゃんのお母さん役にしょう」「▽君のお父さん役」と手でカメラのようなジェスチャーをしながらお母さんお父さん役になりきり観劇していました。舞台の上でも演じ舞台の下でも演じている子ども達。演技が混ざり合い化学反応をおこしていました。
(K☆H)
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