◆1月19日(木)の子どもたち
2023年01月19日 木曜日
◆好奇心発動 (つぼみ)
いつもの園庭遊びですが、子供たちにとっては新たな発見が沢山あるようです。
〇君は、しきりに保育者の手を引きどこかへ誘導していきます。向かった先は排水溝で、中を指さして水が溜まっていることを教えてくれました。「お水が溜まっているね」と話すと「うんうん」と頷きしばらくじーっと中を見つめていました。
☆ちゃんは、倉庫の裏手にある謎の蛇口を発見しました。その蛇口はスプリンクラーの水を操作するもので、大人でも硬くて回しづらいのですが、なんとか動かそうと苦心していました。
また、一方で□君は、園庭のアトリエ倉庫で並んでいるビンを金の容器に入れたり出したりしながら、そこで出る音を楽しんでいました。ガラスのビンが割れないか、すこしヒヤヒヤしながら側で見守りました。
そして、それぞれの場面でそれに気が付いた子が側に行き、一緒になって興味を示し真似をしていました。
周囲の様々な環境に興味を示し、活発な探索活動が促され、豊かな感覚や感性が培われているのを感じました。子どもたちが能動的に関わっていく姿は、時には大人にとって困ったと思える行動もありますが、子どもたちの思いを汲み取り、安全で活動しやすい環境にして行きたいと思います。
F.K
◆優しさでいっぱい (ふじ)
今日はふわふわチームの児が、靴下を取り出し自分で片足を入れて履く姿が出てきました。これからも少しずつ、増えていき楽しみが増えるのだと確信を持てた瞬間でした。
園庭に出ても暖かく過ごしやすい一日となりました。
砂場の準備を始めていると、駆け足で走り寄ってきて、道具の運び出しを手伝ってくれる、姿に子どもたちの、「誰かの役にたちたい」という小さな意欲のようなものを感じられます。
「お手つだいありがとう」と伝えると、皆嬉しそうに、持ち運んでくれました。
人と人が、助け合う自然な体験をしていくのは、優しい気持ちを育てる為にも、沢山経験してもらいたいです。
園庭で遊んでいると、今日もホールから音が聞こえて、吸い寄せられるように、子どもたちは窓越しに、劇の練習風景に見入っていました。
「私も大きくなったら、やる」と感じているのでしょうか。
太鼓橋に挑戦するわくわくの☆ちゃん。「手伝って」と保育士に助けを求めましたが、自の力で出来た喜びを感じてもらいたいので、「☆ちゃんがんばれ」と応援していると、横からいつも一人で登っている、きらきらの◎くんが、やってきて「がんばれ」「ここよ(ここに手を置くよ)」と言って横から顔をのぞかせて、教えてくれているのでした。
応援してもらい、☆ちゃんはとても嬉しそう。
目標に向かって頑張る姿は、見ているこちらも胸が熱くなります。S/A
◆楽しいがいっぱいだな〜 (きく・たんぽぽ)
ここ最近、全員登園という日もある程に元気パワーを発揮してくれているきく・たんぽぽぐみの子ども達。『あ、おはよー!』『○くん(ちゃん)来た〜!』と友だちの登園を喜ぶ姿や仲良しの友だちがいるかと期待を馳せて登園する様子も見られ、友だちとの絆の深まりを感じています。
数ヶ月経てばきく・たんぽぽぐみを飛び立ち幼児組の仲間入りをする子ども達。午後おやつの後はきく・たんぽぽぐみの保育室のどちらで遊びたいか自分で考え選択し行き来する時間(午後おやつ〜夕保育スタートまで)が始まっていたり来週からは玄関を使って園庭に出たりとお兄さんお姉さんになる準備が着々と進んでいます。
そんな中、今日は今後過ごすであろう幼児組のお部屋を知る為にみんなで遊びに行くことにしました。
お兄さんお姉さんのお部屋ってどこ?どんな所?何があるの?子ども達と話して行くと様々なハテナが出てきました。
『ここだよー』ときくぐみの○くんは隣の保育室(うみグループ)を指差しました。数人の子は『上にもあるよね…?』と。
幼児組は3グループあること、上(3階)には手前と奥にもあること、簡単に伝えてみました。きく・たんぽぽぐみにない楽しいものが沢山あることも伝えてみました。『えー!』と嬉しそう。期待する気持ちを胸に幼児組を知る為に早速うみグループ(2階)、にじグループ・そらグループ(共に3階)へ出発しました。
扉の向こうにはいつも過ごしている部屋よりもずっと広い世界が待っていました。『お邪魔します』と声を掛けると『あ、来た〜!』『待ってたよー!早く開けておいでー!』とお兄さん達からの嬉しいお出迎えがあり、きく・たんぽぽぐみの子ども達もホッと安心したようにも感じ取れました。△くんは部屋に入るなり『うわーなんだこれー!ここなんだー!』と大興奮。来てよかったなとひとまず安心です。
どの部屋でも見たこともない玩具や環境に引き寄せられ、気になる物に手を伸ばして遊んでいました。電車が好きな□くんはいつもとは違うレールのパーツに夢中になり、自分なりに考えて組み立てていました。難しい箇所で困っているとももぐみ(年少組)が『こうだよ』とやってあげる場面が。嬉しい反面やっぱり緊張が大きい□くんでしたが「やってもらえてよかったね」と声を掛けてみると『うん、よかったー!』といつも通りの□くん。やっぱり嬉しい気持ちはしっかり感じていたようでした。
ロフトで遊ぶ☆くんは色々な事に積極的で分からない事があると『ねーこれどうやるのー?」とお兄さんに質問。また、絵の具遊びをしているコーナーをみつけ、『やってもいい…?』とお願い。積極的に行動を起こして楽しむ姿が至る所で見られました。
なかなか一歩が出なかった♡ちゃんも部屋をぐるっと一周して自分のペースで遊びたい場所を見つけました。ままごとコーナーに行くと『チョコくださーい!』というお兄さんの一言がきっかけで♡ちゃんはお店屋になり『はい!これ(醤油)いる(かける)?』とサービスまで。思いがけない力を発揮していました。
それぞれのグループを満喫した子ども達は『楽しかったー!』という言葉と共に帰って来ました。新しい環境を知り、安心と楽しさを感じられるよう今後も幼児グループへ遊びに行きたいと思います。次は違うグループへ、順番にそれぞれの保育室を楽しんで行きたいと思います。
K・E
◆そのままで100%素晴らしい (うみグループ)
今日は英語教室がありました。
いつもと違いホールではなく、うみグループの保育室で9:30分から行われ、ホールでは同じ時間にもも組、ゆり組が劇練習を行いました。
その為、朝の集りを早めにしたりと慌ただしくなるかと思いましたが、子どもたちは話をよく聴き流れを理解して行動していました。そんな姿に頼もしさと成長を感じます。
そのことを子どもたちにも伝えましたが、何かを出来た時だけ褒めてはいないだろうかとふと感じました。
どんな時も子どものありのままの姿を受け入れ、発せられる言葉がやさしさと肯定に溢れている、そんな人的環境に自分はなっているだろうかと考えさせられました。
劇でもそれぞれが自分の精一杯の力で表現して楽しんでいます。室内でも園庭でも自分で選んだ遊びに夢中で取り組んでいます。
そんな子どもたちの表情が大人の対応で曇ることのないように、その笑顔を守っていきたいと思います。
O・Y
◆いまの色は?(にじグループ)
朝の集まりで“カラーモンスター”という絵本を読みました。(お家にもある、と教えてくれた児がいました)心の中のいろんな気持ちを色で表していく話です。
黄色はうれしい 青はかなしい 赤はいかり 黒はふあん 緑はおだやか
子どもたちが今日の気持ちを教えてくれました。
「わたしは黄色。劇がたのしいから」
「わたしは赤。だってお母さんと朝けんかしたから」
「ぼくは黒。 …よくわかんない…」
自分の気持ちを言葉で表すことは大人でも難しいですが、視覚的にも色で見るとわかりやすく言いやすくなるようです。どんな色の気持ちでも一人一人のカラーに寄り添っていきたいと思います。
今日は、きく・たんぽぽ組(2歳児)がにじグループに遊びに来てくれる日でした。どうしたら2歳児が楽しく過ごせるか子どもに聞いてみると
「わかんなかったら教えあげる」
「一緒に遊んであげる」
と、今まで自分たちがお兄さんお姉さんにしてもらって嬉しかったことを思い出しているようでした。
いよいよ部屋に2歳児が遊びに来てくれると、並んで電車遊びをしたり、ビー玉転がしの作り方を教えてあげたり、絵本をよんであげたりと一緒に遊ぶ姿もありました。
そんな中でもいつもと変わらずにじグループの友だちといつもの遊びをする姿もありました。
自分たちの遊びの際中でも、困っている姿が目に入ると気に掛ける様子もありました。
これから2歳児との関わりが少しずつ増えていく中で変わっていく様々な子どもたちの姿を楽しみにしています。
e.y
◆ハウアーユー (そらグループ)
今日は年長児の英語教室を室内の広場で行いました。
年中、年少児が興味津々で年長児の活動と講師の姿を見ています。
本物だぁと心の声が出ている様にも見えました。
英語の挨拶に英語で返す年長児。
講「グッモーニン」
子「グッモーニン」
講「ハウアーユー?」
子「ハウアーユー」
講「ンー…アイムファイン」
子「ンー…アイムファイン」
といった調子ではありますが、楽しそうに行っています。
広場ではもも組のこども達で椅子を丸くし、簡単なゲーム遊びをしました。
円になる様に置いた椅子を一直線に戻すこども達がいたのは秘密です。
大きなカブごっこもそれぞれの役で張り切って「よーいしょよいしょよーいしょ」と、おちゃらけと真面目のちょうど中間あたりの雰囲気で楽しんでいます。
また、室内には二歳児クラスのこども達が遊びに来ており、
「こっちだよ」
「こんなおもちゃもあるよ」
と沢山教えていた◯君。
そんな中、二歳児クラスのこども達が、おままごとの玩具の一つでもあるチョコをビリビリに破いていました。
※本物と思った様です
毎年毎年、同じ事をしてしまう二歳児クラスのこども達に、
「それは破っちゃダメなの」
と教えていたのは去年一番破っていた◯君だったりもします。
あと少しで進級です。
劇の発表や節分会、涅槃会にひな祭り…。
怒涛のイベントを終えるとあっという間にお別れの季節となります。
この一瞬一瞬を大切にし、日々過ごしていきたいと思います。
k☆y
Posted in 園のこだわり