◆1月17日(火)の子どもたち
2023年01月17日 火曜日
◆今日は寒い (つぼみ)
久し振りに雨が降って少し潤ってよかったと思ったら今日はものすごく寒い日です。
身長80㎝前後のつぼみ組にはこたえる寒さです。地面からシンシン寒さが上がってきます。まだハイハイの子もいます。
今日は迷わず室内遊びに決定しました。
廊下にはいつもと違う設定をしてみました。
コンビカーではなくダンボールで出来た押し車。
トンネルではなく鉄棒。 そしてジャンプ台。
鉄棒にワーッと集まりました。手をあげるとちょうど届きそうな高さです。
だから頭がぶつかるわけではありません。でも、みんな頭を少し下げてくぐっています。
大丈夫だよ・・・でもそろりそろりと近づいて頭を下げてくぐるのです。
これはまさに『危険回避能力』 自分で危ないと感じて避けようとする力。
いつの間にそんな凄いことが出来るようになったのでしょう・・・・
ジャンプ台、というのは巧技台の事で1段と2段の2パターン用意しました。
実はまだ誰もジャンプで下りることは出来ません。 何となくやっている風・・・見たいな姿はあるもののまだ完成していないのです。
ところがここでも『危険回避能力』が発揮されました。
前向きに下りると落ちることを知っています。下りると落ちるは大分違うから落ちないように下りるには体の向きを変えて後ろ向きで下りればいいのです。
そういえば園庭でも同じような場面があったかな?
確か園庭のあそこでもやっていたかな?
そんな事を思っていたらみんなは毎日の遊びの中で凄いことをちゃんと学んでいたんだな・・・という事が分かりました。
子どもは遊びが仕事、よく聞くフレーズです。 でもこれは本当のことでこの先のみんなの財産になる大切な経験を毎日毎日かさねているんだな・・・と思いました。
今年になってみんなよく食べます。
よく動いているからだけではなさそう、身体を動かし頭でよく考えているからお腹がクーと減るんです。
明日も財産貯めにもりもり遊ぼうと思います。(N・S)
◆おにはそと!(ふじ)
朝の集まりで節分のオニが出てくる絵本を読みました。
ドアの窓からオニが覗いているのを見て、すぐに「オニ」と答える子ども達。
保育者よりも早くオニのポーズを決めており、昨日の集まりでやったこと見たことを覚えているんだな、と驚きました。
「今度、オニはそと〜ってするからね」と伝え、好きな遊びに入っていきました。
何度か「オニはそと〜」のやり取りをしたので、遊びながらも「オニ」というワードが子ども達から出てきます。
そこで、チラシの裏にオニの絵を描いておひさま広場の窓に張り付けてみました。
保育者が小さなボールを「えいっ」と投げながら「オニはーそとー」とやって見せると子ども達がどんどん集まってきました。
自分もやりたいとボールが欲しいことを訴えてきたり、ボールが片付けてある場所を知っているので、そこにボールを取りに行ったり、盛り上がります。
ちょうど廊下で遊んでいたつぼみ組の保育者が、ボールが飛んでくると「痛い」という演技をしてくれるので、子ども達が大笑いすることもありました。
オニを描いた紙が小さかったので難しいかな、と思っていましたが、わくわくグループやきらきらグループの児は上手にボールを命中させることができていました。
わくわくグループの□くんは大きなボールを持ってきて投げていましたが、見事にオニに当てておりまたまた驚きです。
オニの存在に怖がる児もいるので、楽しい雰囲気で節分が迎えられると良いなと思っています。
オニのお面制作も少しずつ進めています。
ふわふわグループの児が「よいしょ」という掛け声をしながらスタンピングしていてかわいらしかったです。
M.S
◆しろくまのパンツはどこ? (きく・たんぽぽ)
昨日の雨は止みましたが、どんよりした曇り空です。朝から冷え込んでいましたが、園庭で遊べるということで、早速出発する前に…
朝の集まりで、『しろくまのパンツ』という絵本を読んでみました。パンツを失くしてしまったしろくまがネズミと一緒にパンツの行方を探すお話です。絵本の中には、しまうまやうさぎなど、さまざまな動物が個性的なパンツを履いて登場してきます。
オムツからパンツへと移行中(移行が終わった児もいます)の子ども達にとって、パンツの話題は興味津々です。「これママに買ってもらったんだぁ…!!かわいいでしょ?」とパンツ事情を日々嬉しそうに報告してくれます。トイレを練習中の児も友だちがパンツを履いているのを見てか、お兄さんお姉さんパンツへの憧れは強く、「お兄さん(お姉さん)パンツ買ってもらうんだ」とやる気満々です。
そんな子ども達に、今日はしろくまのパンツを園庭に出て一緒に探してもらう事にしました。しろくまのパンツの部分を切り抜き、ラミネートしたものを準備してみました。
早速、赤い洋服を着ていた◎くんの服にかざしてみると、「赤いパンツだー!」と目を輝かせて「○○もやりたーい!」と意欲的な姿を見せてくれた子ども達。園庭に出て、みんなでしろくまのパンツ探しがスタートしました。
地面にしろくまのカードをかざしていた◇ちゃん。「うーん。これはネズミさんのパンツかなぁ」とグレーのような砂の色を見てネズミと連想している姿に感心してしまいました。
他にも、ロッククライミングの壁にかざして黄土色のパンツにしてみたり、大きなすべり台の側面にかざして青色のパンツにしてみたり…中には自分の顔や着ていた洋服の模様にかざしてみる児など、それぞれが「ここはどうかな?」と一生けんめいに考えながら素敵だなと思った場所でパンツを探してくれました。
しろくまのカードはみんなが使える分を準備していなかった為、取り合いになってしまうかなと少し心配していましたが、自然と「順番こで使うんだよね」という言葉が聞こえてきたり、子ども達同士で貸し借りをしている姿を見てとっても嬉しい気持ちになりました。
幼児グループに向けて、少しずつお兄さんお姉さんへの憧れや進級に向けて期待する気持ちが出てきたきく・たんぽぽぐみ。出来たことやがんばっていることをその都度認めながら、自信を持ってチャレンジできるよう丁寧に関わっていきたいと思います。
(M・Y)
◆横の繋がり(うみグループ)
「ねぇ、せんせい。衣装作る?」と「おはよう」の挨拶よりも先に、保育士の顔を見るなり声を掛けてくる女児がいます。
お母さんお父さんに見てもらうのが楽しみなんだと劇遊び、オペレッタの練習に日々取り組む子どもたち。
〇〇はこの役をやりたい、やってみたいから始まり、どんなお面つくるの?衣装も必要だよね。何色にしようかな。もう一回踊りたい。
保育士が考えるよりもどんどん先に進んで行きたい子どもたちがいます。
中には、まだ興味の向かない児もいます。
それでも、曲がかかると友だちと一緒に、そして真似をしながら楽しそうに踊る姿が見られます。
見てもらうのが楽しみな児、今練習していることが楽しくて仕方のない児、踊って歌って演じて等とにかく表現することが楽しい児、どんな子どもたちの姿も大事にしながら関わっていきたいと感じています。
当日の姿も大事ですが、それまでの過程も大事にしながらその都度お伝えしていきたいと思います。
今日はもも、ひまわり組がホールの舞台で練習をしました。
演じる側、お客さんと分かれます。見てもらうだけで少し緊張感を持ち、取り組む姿がありました。
ゆり組は、部屋でのお楽しみです。
子ども同士で相談し、ゲーム遊びをしました。1番最初にハンカチ落とし、そしてかくれんぼ。少人数だからこその団結力と繋がりが見られました。
普段、異年齢で過ごしている子どもたちですが、横の繋がりも大事にしながら過ごしていきたいと思います。(M.C)
◆フラミンゴ選手権と一人に一つの台本 (にじグループ)
昨日の夕方、ももぐみの女子2人が、片足でケンケンが上手にできるのを見せてくれました。一年を通して、様々な成長が見られましたが、身体のバランスを上手くとれるようになってくるなど、運動面の成長もそれぞれ伸びてきました。
今日の朝の集まりでは、片足フラミンゴ選手権。片足でどれだけ長く立っていられるかを競います。もも、ゆり、ひまわり、それぞれ男児と女児に分かれ、勝負していきます。その他の子たちは、審判です。
それぞれ、頑張りました。一人二人と減っていく中、さらに頑張る子たちを見て、「頑張れー!」と声援を送って、盛り上がります。ゆりぐみの〇くんが、100まで立っていられると、「すごい!」と憧れのまなざしが送られます。そして、さらに年長さんになると、なんと200越え。やっぱり年長さんはすごいな、自分も年長さんになったら、ゆりぐみさんになったら・・・と、進級への期待にもつながっていきます。
年長さんは、昨日からホールを使っての練習が始まりました。そして、昨日、台本も配りました。それぞれの役に合わせてマークをつけ、表紙には自分で「ももたろう」と名前、そして、好きな絵を描いていき、一人に一つしかない「ももたろう」の台本ができました。今日も朝から、さっそく台本を持ってきて読んでみる子、さらに絵を描き足していく子・・と、気持ちが盛り上がります。そして、ホールでの練習。今日はゆり、もものお客さんも数人来てくれて、さらにさらにやる気に満ち溢れた子どもたち。昨日より、格段に素敵な姿が見られました。子どもたち自身も実感できているようで、自信にも満ち溢れて、生き生きとした表情が、何より素敵です。
(T.M)
◆劇遊び(そらグループ)
ホールで劇の見せ合いをしました。
自分たちで作った衣装に身を包み小道具を持って役になりきり、いざホールへ。
ひまわり組が初めに行い、「ゆり、ももさんまだ来ないの?」とソワソワしながら見せることを楽しみにしていました。
いつも出来ていたところが見られているという緊張で「あれ?どうやるんだっけ?」とわからなくなってしまい周りの友だちから教えてもらう姿もあり「あ~忘れてた」とお茶目なポーズを取ったりお互い補い合いながら楽しく劇をしていました。
もも組を見ているときはゆり、ひまわり組の子ども達から「かわいい」と声が上がるほどのキュートさ。顔を見合いながら笑顔いっぱいでおおきなかぶを引き抜いていました。
ゆり組では曲に合わせて劇をするオペレッタですが練習していくうちにそれぞれセリフを覚えていて曲でセリフが流れる前に話し始める子がいたりノリノリで劇を演じていました。
見ていたひまわり組も一緒に歌ったり身振り手振りのサポートやアドバイスがあったりみんなで楽しむ場になりました。保育室に戻ると「みんな上手だった」とお互いを褒め合いモチベーションを上げ合っているようでした。楽しみながら劇遊びをするそらグループです。
(K☆H)
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