◆12月16日(金)の子どもたち
2022年12月16日 金曜日
◆やってみたかったこと(つぼみ)
朝の体操が終り絵本を一冊、「おーはなしー、おーはなしー、パチパチパチパチ
・・・」みんな集まって絵本に注目です。
がたんごとん ざぶんざぶん がたんごとん ざぶんざぶん・・・・注目してよく見ています。
読み終わり今日は誰がお休みしているのかお知らせしてこれからの予定を話しました。
お休みしている子・・・確かにいない。
園庭に行く準備、自分の身支度に意識が向いています。
短い時間でしたが保育者のお話をみんなで聞くことが出来ました。
最近歩き始めた子が数人いるのですが、その子達の様子を見ていると二足歩行することで脳に刺激が伝わり成長の勢いが加速するのでは?と感じます。
すると自然に自立したい、という気持ちに火がついて 「 あっ」と驚く姿をみせてくれるのでは?と感じます。
「あっ」と驚くことがありました。
少し先をいくちょっとだけ大きいお友だち、確か・・・こうやっていたよね。
確か・・・こんなことしていたよね。 確か・・・確か・・・
そうやって今まで見ていたことが沢山蘇って、いつかやってみたい と思っていたことを実行に移す時が来たようです。
彼らの頭の中にはきっと《やってみたいことリスト》があって一つずつクリアしているのかもしれません。
確かに春ごろこんな事やっていた子がいたわね・・・確かに夏に繰り返し繰り返し挑戦していたっけ。
そんな事を思い出しています。
そして、「出来ると思う。」と思い込んでいる姿も目が離せません。
「あー、ちょっとちょとー。」と保育者に手を差し伸べられている様子が沢山あります。
ゴツン、とぶつけることも増えました。
でも、「やってみたーい」が止まる様子はありません。(N・S)
◆子どもの頑張る力(ふじ)
今日も晴天。早速支度を終えて、園庭へと遊びに行きました。
園庭へ出ると、それぞれお目当ての遊びめがけて行きました。
ふじ組がスタートした頃に比べて、自分で遊びを見つけたり、友達の所へやってきて仲間入りしてみたりと積極的に遊んでいる子ども達。そんな姿を見て、じ~んと感動してしまいます。
◯ちゃんが「みてー」と手のひらを見せに来てくれました。そこには小さな花がありました。隣りにいた△ちゃんも手のひらの小さな実を見せてくれました。それぞれに大切な宝物を見つけたようです。それを保育士に教えてくれる姿も嬉しく思います。周りにいた子ども達も保育士も宝物探しに仲間入りしました。
黄色い葉、赤い葉、小石、小さな実…といろいろ見つけては、近くのウッドデッキに並べていると、バケツにたくさん砂を詰めた子ども達も仲間入りして、そこから次第にお店屋さんごっこが始まりました。
「いらっしゃいませ~」と園庭中に響き渡る元気な声で、呼びかけます。「これ、ください」と声をかけると「はい」「どうぞー」という返事。言葉のやり取りも上手になってきたことを感じる一コマでした。
昨日の遊びを覚えていた子達は、大きな穴(焼きいも会用の穴です)に入って、落ち葉かけごっこで盛り上がっています。フワッと舞い上がる落ち葉に笑顔もあふれています。日に日にダイナミックさも増してきたように感じます。
太鼓橋では、□君が挑戦していました。最近挑戦していたものの、もう一息のところで滑ってしまい、保育士の手を借りないと登れなかった□君ですが、今日は一人で黙々と挑戦しています。何度も何度も挑戦し、やっと登れたその瞬間、□君のガッツポーズが決まりました。心の底から嬉しさを表現しています。自分の力で達成できた喜び、何よりの経験を目の当たりにしました。
子どもによかれと思ってつい手を貸してあげたくなる場面がありますが、子どもの頑張る力を信じて見守ることの大切さを改めて感じました。
I.Y
◆秘密の遊び場とは、、、(きく・たんぽぽ)
昨日、3Fのテラス(秘密の遊び場)に行った〇くんが、どうやって行ったのか、何があって、何をしたのかを、みんなにお話ししてくれました。階段を上った。お兄さんたちの部屋に入った。お兄ちゃんに会った。三輪車があった。乗ったんだ。と、秘密の遊び場の謎は深まります。
今日は、まだ行ったことのない赤リボンの子どもたちと、青リボンの2名の子どもが行くことを知らせると、「やったー!」と、バンザイポーズで答えてくれました。
昨日行ったチームと同じ、約束を伝えると、「できる。」と、キリリとしてうなずいていました。
青リボンと黄色リボンの子どもたちは園庭へ、赤リボンの子どもたちはきく、たんぽぽで待ち合わせをして秘密の遊び場に出発です。
廊下にでると、走りだしそうになっていた□くんと△くんでしたが、シーンとしたうみグループの部屋から聞こえてくる保育士の読み聞かせの声に足を止めました。お兄さんお姉さんが、静かにお話を聞いている姿が想像でき、静かに歩こうと、気づいたのかもしれません。
3Fの扉を開けると、急に緊張した様子でしたが、お兄さんお姉さんが温かく迎えてくれました。「楽しんでね。」と声をかけてくれるお姉さんもいました。
靴を履き、ベランダにでました。と同時に、三輪車にまっしぐらの●くん。三輪車にまたがると、ペダルを踏まずにつま先でペタペタペタ~と走っていき、離れた場所で止まりました。周りの子どもたちの乗り方を見ながら、なんかちがうな、、、と気づいたようでした。
そこに駆け寄った☆ちゃんが、「こうだよ。」と●くんの足をペダルに乗せてあげようとし、ハンドルを一緒に握り、押し始めると、「やらない。」と言って走っていってしまいました。
●くんの足を踏み込むタイミングとは合わなかったのか、自分でできるよ、という思いがあったのかもしれません。しばらくして、ペダルを踏んで漕いでいる●くんの姿がありました。自分で練習していたのかもしれません。
なんかちがう、わからない、と気づいた時に、すぐに正解ややり方を知らせるだけでなく、すこし見守りながら時間を置く。自分で考え、試行錯誤することで、納得のいく方法にたどり着いたり、達成感も得られるのかな、と感じました。
三輪車、ストライダー、貨車付き三輪車をつかい、それぞれの遊び方がみられました。
みんな、無理をしない安全運転で、譲り合うこともしていました。
けがにつながる遊具で遊ぶ時は、じゅうぶんな配慮をしながらも、子どもの力を信じることの大切さをかんじました。(F.S)
◆ママ先生と遊びたい(うみグループ)
少しずつ賑やかさを取り戻しているうみグループは、今日は一段と賑やかです。
○くんのママ先生が来てくれたことが嬉しくて、朝からママ先生の周りは子ども達で溢れているせいかもしれません。
ママとやりたいことがある〇君ですが、ママ先生の周りには友だちがいっぱい。
普段から「いいよ」と相手の気持ちを考え、自分の思いを押し通すことなく譲ってくれる優しさを見せてくれる○くんは今日も「じゃあ、いいよ」とママ先生と遊ぶことを我慢していました。
けれど、その我慢は長くは続きませんでした。
やっぱりママと遊びたい。その気持ちを出してくれたものの、なんだか気持ちを上手く切り替えることが出来ずにいました。そして、その後最後までママと楽しく遊ぶという姿を見せてはくれませんでした。
いつもの○くんとはちょっと違う姿、こんな面もあるのだなと思いつつ、ずっとずっと楽しみにしていたこの日を○くんは楽しかった嬉しかったと思ってくれただろうかという気持ちにもなりました。
また、ぜひ来年ママ先生お待ちしています。
ママ先生やパパ先生がたくさん来てくれています。
家庭での姿、園の集団の中での姿、どちらの姿もその子どもたちの姿だと思います。
ママの前だとこんなふうに笑うんだなとか、こんなわがままを言うんだなとか思わずこちらも笑顔になる事もあります。
逆に、「こんなに落ち着いて話を聞けているんですね」「友だちと楽しそうに遊んでいて安心しました」と子どもたちの頑張っている姿を見て頂けて嬉しくも思います。
コロナ禍で半日での保育士体験ではありますが、来年度もぜひたくさんの保護者の方に来ていただけたらと思います。
そして、子どもたちの素敵な姿、意外な姿、可愛らしい姿を共有し合えたらと思います。
(M.C)
◆お芋チップス(にじグループ)
朝からサツマイモを洗いました。そのあとキッチンペーパーでよく水を拭き取りました。
そのお芋を保育士が支えながらスライサーで薄く切りました。
以前サツマイモを収穫したときに子どもにどうやってお芋を食べたいか聞いたとき、たくさん手が挙がっていた芋チップスを今日はにじグループの部屋ですることにしました。
洗った芋の水気を取ったキッチンペーパーは、皮の色で紫に染色されました。それを見て「染めたTシャツみたい」と、年長児の〇ちゃんはファミリースポーツデーで染めたTシャツを思い浮かべたようでした。ペーパーは本当に綺麗に紫に色づいていました。
スライサーの上で芋を滑らせると、その下には薄く丸くなったお芋がお花のように広がっていました。「きれいなお花だね」感動する子どもたちです。
いよいよ保育士が熱い油に投入していくと、音と香りにひきよせられ子どもたちが集まります。アクリル板越しにお芋が揚がる様子を観察です。お芋が曲がってきたり、茶色に変わってくると、その度に子ども同士で変わった様子を報告し合っていました。
できたてを口に入れてみると「おいしい」とあちらこちらから笑顔があふれていました。何度もおかわりして、“できたてで大きいの”を狙って食べていました。
e.y
◆頼もしい姿(そらグループ)
今週からゆり組も年長と一緒に給食当番をスタートしました。
今年度が始まった当初は自分達の気持ちの赴くままに、楽しく過ごしていたゆり組のこども達ですが、以前から当番活動に憧れを持つようになり「ねえ先生いつ店員さんできる?」と聞いてくることが多くなってきました。当番ができるとなると「後何日で当番できる?」と毎日聞いてくるゆり組の姿にはこちらも嬉しくなります。
今日は散歩にいくことになったのですが、年長だけではもも組が手を繋げない子がいるためゆり組に「もも組さんと手を繋いでくれるゆり組さんいますか?」と投げかけると嫌がることなく「いいよー」と率先して引き受けてくれるゆり組さん。気持ちの面でも成長しているからこその姿なのかなと感じました。
年長への憧れを持ち、自分達ができることが増えることの喜びも感じながらいろんな経験をしていきたいなと思います。
(K.E)
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