◆12月14日(水)の子どもたち
2022年12月14日 水曜日
◆今日の出来事 (つぼみ)
風が吹くとひらひらひらひら・・・・・葉っぱが風に乗って舞い降りてきます。
くるくる回りながら着地、はかないような、可愛らしいような、園庭は落ち葉の絨毯になっていました。
昨日の雨で地面の葉っぱは濡れている様子。今日は室内で過ごすことにしました。
時々登場する楽器、タンバリンや鈴、カスタネット。お名前呼んでお返事しながら ぱんぱんぱん と鳴らします。
何度か経験しているから少し出来るようになってきました。
自分の名前を呼ばれるのを待っています。
ぱんぱんぱん 上手くできなくてもなんか嬉しい・・ニッコリ笑っていい気分になりました。
順番にいい気分になったはずなのに今度は欲しくなってきます。
タンバリン、ほしいよー・・お返事が終わったところで楽器のカゴを部屋の中央に・・・わーい と群がってきてあっという間にカゴはからっぽです。
バーゲンセールの争奪戦のような様子。
欲しいものを目がける行動は大人も子供も同じでした。
しばらく音を奏でたところでおひさま広場へ移動です。
ソフトマットの山と階段、肋木、ボール。
ちょっと前の姿はハイハイで上っていたのに今は歩いて上って行きます。
かなり前傾姿勢で無理があるような姿なのに よたよたしながらも上までたどり着いてしまうからお見事です。
ちょっと得意気な顔で何度も繰り返しているうちに一度くらいはすってんコロリン・・・となってしまうのですが、「ドンマイ!」心の声が聞こえます。
本当に大きく、逞しくなりました。
ふじ組達が園庭から戻ってきたのでそろそろお部屋に戻る時間です。
オムツを変えて給食の準備。 その時、髪を結んでいた子のゴムがはずれてしまいました。結びなおそうと思ったところで トコトコトコ・・・向こうに行ってしまうのです。そこで〇ちゃんにおつかいを頼むことにしました。
「△ちゃんに どうぞってお願い。」するとお部屋をクルリと見渡してちゃんと△ちゃんの所に届けてくれました。
簡単なおつかいが出来るようになりました。
お友だちの名前を覚えてきたようです。
給食を食べ終え窓から園庭を見てみると地面の葉っぱも乾いてきたようです。
明日はお外で遊ぼうね・・・そう約束してみんなお昼寝の時間になりました。
(N・S)
◆個々の触れ合い(ふじ)
園庭へ出る支度を始めていると、準備をする気を無くし一瞬泣き始めてしまったきらきらの☆ちゃん。保育士がわくわくの〇くんにお仕度の準備をお願いすると、「いいよー」と受けてくれ、靴を履くお手伝いをしてくれました。
履かせてもらっている☆ちゃんは、〇くんの顔を下からのぞき込んで、にこっと微笑んでいました。
とっても嬉しそうです。難しい箇所は「先生やって。」と教えてくれ、〇くんのお陰で元気に帽子を被って、遊びに行く事が出来ました。
次は、きらきらの※くん。ふわふわの❤ちゃんが靴を脱ぎ始めてしまい、慌てて靴を履かせてあげようと一生懸命です。
このように優しさを分けてもらい、次の友だちに分けてあげられ繋がっていくと良いです。
約9か月も一緒に過ごしていると以前に比べて、個々の関わりも増えてきております。
太鼓橋に挑戦しようとする姿や、菜園に興味を持ち保育士と観察する姿も沢山あり、園庭での遊びを皆、楽しく出来ていました。
滑り台の影に隠れ保育士が、「いないいないばあっ」と顔を出すと、どっちから顔が出るか、ワクワクした顔で待ってくれ、大喜びの表情を見せてくれます。
一度に可愛い笑顔を一瞬で見られる特別な時間です。S/A
◆いつもの散歩道ですが、発見はいつも違います。(きく、たんぽぽ)
今日は、前回散歩に出かけられなかった、黄色いリボンチームで出かけました。
散歩は魅力的な活動の一つで、子どもたちからも大人気です。
今日は、どのチームが行くのかなとワクワクしているようです。
その反面、行かないチームとなると「いきたかった」と訴える子もいます。みんなには、「ほかのリボンの子はまた今度行こうね」と約束して、今日、散歩に出かける子を発表しました。順番に散歩に出かける経験もしてきたからなのか、今日は行きたかったと泣いてしまうようなことにはなりませんでした。
散歩に出かけなかった子たちとの約束の散歩も近い日に実現して、また子どもたちとの絆を深めていきたいと思っています。
ワクワクな気持ちで出かけた黄色いリボンチームさんに「ホールの前で待ち合わせしようね」と伝えておきました。
テラスから、階段を降りてからも園庭には遊びにいかず、走ってホールに向かって行っていました。
自分たちで、行動していく力がちゃんとついてきているんだなとまた成長を感じました。
道を走る車をみて大喜びしたり、道を譲って下さった方に「ありがとございました」と挨拶する姿もありました。
川では、鴨が一休みしてます。
いつもの散歩道でしたが、いつも景色は違います。
子どもたちが一喜一憂して楽しんでくれた姿ひとつひとつ、成長を感じました。
歩いて帰った帰り道、「疲れた」という子もいましたが、沢山の笑顔を見つけた散歩でした。また、色々な発見しにいきたいと思っています。U.A
◆アイデア (うみグループ)
今日は年中〇ちゃんの誕生会をしました。
質問コーナーでは年長児から「将来の夢は何ですか?」という質問が初めて出ました。
少し考えてから「ウタ」と答えた〇ちゃん。人気アニメのキャラクター名前です。
そんなやり取りをした2人がとても素敵で頼もしく、大きな成長が感じられました。
最近人気なのはロフト下にあるハンモックです。
最初は嬉しさのあまり興奮してしまい、約束事である揺らさないということを守れなかったり数人で乗ろうとしていましたが、繰り返し伝えることで浸透し、今では1人でのんびりまったりタイムを楽しむ姿が見られるようになりました。
くつろげるゴロゴロスペースとして静の空間を保障していきたいと思います。
年長児は秘密のミッションの集まりをしました。年長児で演じる劇についてです。
劇遊びが大好きな年長児たち。前回『ももたろう』の絵本を読み、この劇をするのはどうかと伝えてみたのですが、何人かの児は役を考えてきていました。
物語の内容や登場人物を改めて詳しく話していくと「ももたろうやりたい。女の子がももたろうしても良いよね」「キレイな色の犬がいいな」「さるのお尻は赤じゃなくて虹色はどうだろう?」「ならキジはキラキラシールを使って作ろうよ」と次々にアイデアが出ます。
正直ここまで具体的な案が出るとは思わなかったのですが、子どもたちの発想の豊かさに驚かされました。
そしてお休みの児も多い為、今後何の役をするかは全員揃ってから「色々な役を演じてみて決めたい」ということになり、今後の劇の取り組みが楽しみになりました。
年長組の話し合いに「劇の話をしてるの?」「今日は『てぶくろ』の踊りしないの?」と興味津々の年中・年少児たち。演じることが好きな児が多いうみグループですが、もちろん苦手な児もいます。それぞれが無理なく楽しめる取り組み方を考えながら、表現遊びを行っていけたらと思います。
O・Y
◆快晴?(にじグループ)
「12月14日水曜日、お天気は快晴です」今日も朝の集まりでみんなで確認しました。
園庭に出ると、年長児〇くんが急いで保育士を呼びに来ました。呼ばれた場所で上を見上げると「せんせい、雲あったよ!快晴じゃない、今日は晴れだ!」とまわりの友だちとも小さな雲を確認しあいなんだか嬉しそうです。
そのあとも、「あんなに小さかった雲がこんなに大きくなった、なんでだろう」と、空いっぱいに広がった雲を見てニコニコしながら考えています。
“快晴”という言葉がきっかけで、空の様子を今までより観察するようになったにじグループです。
園庭の狭い場所ではサッカーが繰り広げられていました。日本は負けてしまいましたが、只今ワールドカップの真っ最中です。ゴールを用意して、サッカーコートを作りました。
ゲームを始める前に子どもたちが自分たちでルールを確認し合います。2チームにわかれるときも、自分たちで「グーパーしよう」と声をかけあいます。テレビで毎日観るサッカー。きっと子どもたち自身のイメージやルールがあると思います。その世界を壊さないように保育士は見守ります。ちょっと変わったルールだってプレーする子どもたちが納得していればいいのです。助けを呼ばれたときはお手伝いしようかと見守りました。
今日は〇ちゃんが選んだ紙芝居を保育士体験の〇ちゃんお父さんに読んでもらいました。
〇ちゃんは普段から紙芝居が大好きです。選ぶときも読んでもらうときも嬉しくて笑顔が止まりません。〇ちゃんにとって良き思い出となりますように。
e.y
◆個性と協調性(そらグループ)
朝の時間は室内でゆったり遊びました。
昨日も室内遊びを長く設けたのですが、こども達の遊びの集中や、展開が伸びたように感じた為、本日も同様にしました。
おままごとでは年長女児が「ハピセの人です」と頭にMのアルファベットを記載したサンバイザーをつけ、保育者に見せてくれます。
部屋の一画では、クリスマスのお面作りが展開されており、「見てー」と見せてくれます。
※ハロウィンの仮装を作成した◯君のお面作りが室内に広まりつつあります
もう一画では、クリスマスカードを作り、開いて閉じてを繰り返す度に笑顔も比例し「先生見てー」と見せに来てくれます。
レゴテーブルでは、「見てー」と超大作の作品(マイクラの街、マシンガン、電車、ミニオンetc)を見せてくれます。
LaQテーブルでは、トランスフォーマーの作品を作成したこどもが「見てー、変身するよ」と一部始終を見せてくれます。
※パトカーの状態とロボの状態の写真を撮ってと、シーン設定を頼まれました
デュプロでは床をコロコロ走らせながら「見てー」とバスや電車などを見せてくれます。
その度に、こども達の見てみてに寄り添える時間はいくらあっても足りないと感じます。
朝の集まりでは、誕生会を行いました。
育子園で一番嬉しかった事は何ですか?という質問に、「…」と考え込んでしまう◯君。
しばらく経っても首を傾げていたので質問を変えようかと思いました。
すると、
「お友達と遊ぶ事?じゃない?」
と年長男児が呟きました。
「そう、お友達と遊ぶ事です」
と◯君が言いました。
※◯君は途中入園だった為、そのセリフを聞けた事は保育者として一際耳心地が良いものでした
そんな矢先、防犯訓練の放送が鳴りました。
部屋の真ん中に避難し、解除を待ちます。
防犯訓練の為
・返事は小さく
・手は挙げて
・顔を見る
地震や火災の訓練は返事は大きくですが、不審者と分かると自然と声もちいさくなるこども達を見て、場面の理解やそれにあった姿をわきまえているように感じました。
場面にあった姿というと、制限や皆んなと同じ事を優先せざるを得ない時もあります。
個性と協調性を大切に出来る環境を大切にしたいと感じます。
k☆y
Posted in 園のこだわり