研修② 自分も友達も大切に
2022年11月16日 水曜日
8回目の研修にて、『時代的課題〜OECD Education2030〜』についてお話を聞きました。
OECDとは、経済協力開発機構であり、2015年からEducation2030プロジェクトを進めてきている。 このプロジェクトは、2030年という近未来において、子どもたちに求められるコンピテンシー(個人の能力・行動特性)を検討し、その育成につながるカリキュラムや教授法、学習評価などについて検討していく、というプロジェクト。
アンドレアス・シュライヒャー氏(OECD教育スキル長)曰く、グローバル化の進展や技術の進歩の加速によって未来は不確実であり予測することは困難。2030年に成人として社会に出る子どもたちは、不安定な・不確実な・複雑な・不明瞭なVUCAの時代な中、目的に向かって進んでいくため、他者のアイデアや見方、価値観を尊重、その価値を認めることが求められ、単に自分が良い仕事や高い収入を得ることだけでなく、友人や家族、コミュニティや地球全体のウェルビーイング(幸福)のことを考えなければならない。
教育とスキルの未来について、このようなプロジェクト内容が考えられており、育子園との共通項を感じました。 育子園では、仏教精神を基盤とした保育を行っており、仏教精神の中には自利利他(自分も友達も大切にしよう)があります。 友人や家族、コミュニティや地球全体のウェルビーイング(幸福)を考えるというシュライヒャー氏の考えに似ており今後の保育教育の中で重要となることを感じたので、より一層自園の保育を深め子どもたちの未来が明るいものになるよう周りとのかかわりを大切にしたいと思います。
副園長
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