学びその1 〜子どもの役割〜
2022年11月25日 金曜日
育子園は在籍人数が198名ととても大きな保育園です。そのため1クラスの子供の人数も多く、とても賑やかな雰囲気です。多人数である事にはメリットがたくさんあります。子供が多い分、大人も多く配置でき、複数の保育者で多面的に子供たちを見ることができます。また子供たちは、友達をたくさん作ることができ、相性の合わない事は少し距離を置くこともできます。
リスキリング研修の学びの中で、『日本の学校は一斉に子供を管理するため、少人数制が良いと訴えている。一方、アメリカは一人ひとりのニーズに合わせるため少人数になっている』というお話がありました。
以前、ある職員から、もっと大人の人数を増やしてほしいと言う訴えがありました。その理由は、『子供一人ひとりをもっと丁寧に見守ることができるから』と言う理由でした。「大人の手が足りなくて自分が大変だから」ではなく、常に子供中心に考えているのだと振り返ることができ、アメリカの考えに近いものがあると感じました。
研修の後半で、『子供たちは多人数でいる事で、それぞれの役割を果たすことができ、少人数に分けると、子供同士の役割が果たせなくなる』というお話もありました。
時代は変化し、様々な研究が進められ、以前はわからなかったことが明らかになり、子供の能力の素晴らしさが証明されてきています。子供だからと子供扱いするのではなく、一人ひとりが役割を持つ有能な存在として見ていかなければならないと強く感じました。
保育主任
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