◆11月16日(水)の子どもたち
2022年11月16日 水曜日
◆《楽しい》 を求めて(つぼみ)
雨の後は園庭が冷えています。
いつもの砂埃はないけれど、ヒヤッと寒さを感じました。
朝のおやつの後 体操をしてから園庭に出る準備をしているのですが、ふじ組は早々に準備をしています。
体操の曲が聞こえてくると気持ちが盛り上がるのですが、そわそわしている子は自分も園庭に行く準備を始めなくちゃ・・・と思うようです。
準備品はもう分かっているけど帽子もジャンバーも靴下も見当たりません。
とりあえず何か・・・と思ったのか玩具のカゴを被りだした子がいました。
面白い光景でした。
雨が手伝ってか落ち葉が更に増えています。
濡れているからかいつもの様な様子は見られません。カサカサの音を楽しんだりかき集めたりすることがありませんでした。
そんな中 先日2歳児組が落ち葉集めをしていた時に使っていた容器を見つけた子がいました。
その日、離れた場所で遊んでいたように思うのですが、結構見ていたようです。
「あっ、これこれ・・」と思ったのか閃いたのか、猛烈ダッシュで移動が始まり葉っぱが沢山あるところまで行って落ち葉拾いを始め出したのです。
そうそう、こんな感じで集めていたよね・・・再現してくれたからその日のことを思い出してきました。
制作に使うとかで、みんなで集めていたのです。とても楽しそうに集めていたから印象に残ったのでしょう。
一枚一枚入れているともう一人参加し始めました。
「仲間に入れてー」というような感じです。
しばらく2人で楽しみました。
築山のふもとにあるどんぐりの木、今年はどんぐりがからっぽです。
鈴なりの年もあるのに今年は全くありません。
葉っぱの色づき、落ち葉、ちょっと寒い・・・季節の変化を感じているでしょうか?
近いうちにどんぐり拾いに行きたいと思います。(N・S)
◆お姉さんたちの存在(ふじ)
昨日の雨とは打って変わって、今日は気持ちの良い秋晴れ。
朝おやつを終えて、園庭に行く準備も自分でやってみようとする姿が一段と見られるようになってきました。
少し肌寒さもあったので、ジャンパーも着ました。
「あつーい!あつーい!」とジャンパーを探しにやってきたわくわくの⭐︎ちゃん。
「え?⭐︎ちゃん暑いの?」と聞くと
「あー、間違えた、さむ〜い」とかわいい言い間違いです。
園庭遊びの中で、年下の子、年上の子を意識し始めて遊ぶ姿が少しずつ見られるようになってきたように感じます。
一緒に遊ぶというよりもその場に一緒にいるのを楽しんでいる感じですが、異年齢の触れ合いが伝わってきます。
園庭遊びの終わりの音楽が流れると2歳児クラスの※ちゃんが、きらきらの◇ちゃんと手を繋いでふじ組のテラスまで送ってくれます。
◇ちゃんにとって、年上のお姉さんの※ちゃんが安心できる存在であるのが伝わってきます。
一方では、砂場遊びをしていたふわふわの♡ちゃん。
にじぐるーぷの♡ちゃんのお姉ちゃん○ちゃんが「♡ちゃん、きたよ!一緒にお部屋戻ろう」とここでも優しく手を繋いでふじ組のテラスまで送ってくれました。その際、ふわふわの△君も一緒に誘って戻ってきてくれました。
私たち保育士が「お部屋に戻ろう」「給食食べよう」と誘ってみるものの子どもたちは遊びが楽しくてなかなか戻ろうとしません。そんな中お兄さんお姉さんたちの声には「うん」と応じる子どもたち。そんなお兄さんお姉さんに甘えてしまう保育者です。
ふじ組の子どもたちもいつかそんなお兄さんお姉さんの立場になる時がくるんだなとしみじみ感じる瞬間でした。子ども同士の優しさの連鎖を大切に見守っていきたいと感じます。(O.Y)
◆ドングリの音って。(きく・たんぽぽ)
今日はとても良い天気です。朝おやつが済んだ〇くんが、「今日、園庭出る?」と、早速尋ねてきました。見ると、△ちゃんと、▲ちゃんが、もう帽子をかぶり、靴下を履き始めています。昨日は雨で外に出られなかったこともあり、おひさまと青い空を見てソワソワしているようでした。
園庭は今、色とりどりの落ち葉でいっぱいです。みんなでお気に入りの葉っぱを拾って集めています。ドングリは落ちていないかな、ドングリのあかちゃんは大きくなったかな、、、と、毎日様子を見に行っているのですが、なかなか大きくなりません。今日は、去年のドングリを子どもたちに紹介してみました。みんなのお馴染みのどんぐりころちゃんです。絵本では、木からポーンと飛び出して地面の落ちる場面があります。ドングリが木から落ちる音ってどんな感じだろう、と想像できるようにしてみました。一人ずつ、缶にどんぐりコロちゃんを落としてみながら、どんな音だったかを尋ねてみました。
「パーン。てしたよ。」「ドロドンっていったよ。」「ド〇△※□~?」などなど、みんなそれぞれに違うように聞こえたようでした。自由で豊かな表現が楽しいです。
今日は一つのドングリで遊びましたが、もっともっとたくさんのドングリが集められたら、一人ひとりの発想からの遊びや制作ができるのでは、と思いました。園庭のドングリが早く大きくなりますように、と期待が膨らみます。(F.S)
◆散歩…秋を見つけに第二弾(うみグループ)
今日は暖かくて気持ちの良い天気でした。
児童館公園へ行くことを伝えると「秋を見つけにいく」と大喜びです。
そして今日は年少〇くんのお母さんが保育士体験に来てくださいました。
またまた子どもたちは大喜び。嬉しいことが重なります。
行きは遠足と同じで年齢ごとに手を繋いでみました。
遠足を思い出したように楽しかった話が聞こえてきます。
楽しかったことを思い出して友だちと共有する。そんなことが出来るようになったんだなと嬉しくなりました。
公園ではすぐに葉っぱや枝探しが始まりました。
前回はドングリをたくさん拾ったのですが、遠足等で集めたドングリがうみグループにはたくさんあり、そのことを知っている子どもたちは「今日は木の枝や葉っぱを探して秋を見つけるね」「ドングリで何か作りたいから木の枝が欲しいな」と目的を持って拾っていました。
顔と同じくらいの葉っぱを見つけてどちらが大きいか比べっこしたり、前回より赤や黄色に色づいた葉が落ちていることに気付いたりと色々な発見がありました。
「次に来たら何色の葉っぱがあるんだろう?」と呟いた年中☆くん。園庭の葉っぱも調べてみようということになりました。
戸外ならではの発見や疑問であり、そこで芽生えた探求心を大事にしたいです。
今後も戸外遊びを通して季節の移り変わりを感じ、どんな発見があるかを楽しみたいと思います。
O・Y
◆上を見上げると・・・ (にじグループ)
昨日とは一転、気持ちの良い秋晴れ。子どもたちには、最近「快晴」という言葉を教えました。雲一つない晴れ。まさに今日は快晴です。
保育士体験が増えてきました。月曜に続き、今日も〇くんのお母さんの保育士体験です。朝、嬉しそうに、ちょっと照れくさそうに登園した〇くん。ゆりぐみの他の子たちも待ってましたとばかりに周りに集まってきて、一緒に遊ぼうとしますが、〇くんはちょっと気に入らない様子。「二人で遊びたいの。」ママ先生はみんなと遊ぶとわかっていはいるものの、でも、自分のお母さんをみんなに取られたくない・・・、〇くんの中に可愛らしい葛藤を感じます。
朝の集まりでは、〇くんママ先生が紙芝居を読んでくれました。インタビュータイムもにぎやか。〇くんにも一つ質問しました。「今日はママ先生と何をしたいですか?」「こおり鬼。」「こおり鬼、やりたい人!」沢山の手が挙がりました。今日は、そらグループもうみグループも散歩に出るようなので、園庭はにじグループの貸し切りになりそうです。こおり鬼も他の遊びも思いきり楽しみたいです。
もうすぐやってくる勤労感謝のについての話もしました。自分たちの周りにはどんな仕事があるか、お父さんお母さんの仕事はどんな仕事か、聞いてみました。「パソコンの仕事」「お花屋さん」「絵本を作る仕事」「レストラン」「保育園の先生」「ハンバーガーやさん」・・・、数え切れないほと沢山の「仕事」が子どもたちから出て、子どもたちも自分たちの周りの働く人たちにとても興味を持っていることを感じました。にじグループからも、3枚の色紙を用意して、素敵なプレゼントを作り、「給食の先生」「交番のおまわりさん」「近くの八百屋さん(給食の食材を仕入れています)」に渡す予定です。「「みんなで渡しに行こうね。」と今から楽しみにしています。
園庭は、ますまず秋が深まっています。こおり鬼でおもいきり走り回る一方で、ハンモックでくつろぐ子たちもいます。保育士も寝てみて、「わあ~上がすごくきれい~。」と言うと、「ボクも!」とハンモックに寝転がり、上を見て「ほんとだ~。きれい。」と満足気。保育士が「空の青もいいね。」と言うと、▽くんが「海の中に葉っぱが落ちてるみたい。」と素敵な表現。黄色や赤に紅葉した葉を見て、「なんか懐かしい感じがする。」と言う子もいて、秋のノスタルジックな雰囲気を、子どもたちなりに感じているのかなと豊かな感性が育っていることも嬉しく思いました。
(T.M)
◆青空の下で(そらグループ)
「せんせー保育園明日休みたいなー」というつぶやきが聞こえてきた昨日の午睡の時間。なんて答えがでてくるかわかりつつも「どうして?」と聞くと、「だって、保育園には僕が遊びたいのがないんだもん(ゲーム)」とのことでした。園でもそれなりに楽しんでいる彼のつぶやきが心に残った日でした。
そらグループみんなで今日は散歩に行くことにしました。今年度が始まってから2回目のそらグループ全体での散歩でしたが、あの頃とは違って成長している子どもたちは、ももとひまわりが手を繋いで歩く姿は、ちいさいお兄さんお姉さんと赤ちゃんではもうありません。会話の中でも「ねえねえ、もうすぐ大聖堂だよ(この前遠足でいったからわかる)」「危ないからこっち歩こうね。」と年長が年少を壁側にして歩いてくれたり、歌が聞こえてきたと思ったら「どうしてうんちはくさいんだ〜」と某妖怪のウォッチの歌を歌い道中を楽しんでいました。ある年長は「大聖堂は全然近いよ 。だって年長は80分あるいたんだもん」と遠足での経験が楽しかったという思い出とともに「やってやったぞ!」という逞しさも身につけたようです。
もも、ゆり、ひまわりの遠足の思い出が今日の散歩中にもみんなに共有され、大聖堂波羅蜜橋ではみんなで走ったり、こおりおにや鬼ごっこ、そしてママ先生とも遊ぶことができ楽しい1日となりました。
出発が少し遅くなったことで、短い時間ではあり「もっと遊びたい」との声もありましたが、天気がいい日にまた行きたいと思います。
(K.E)
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