◆11月7日(月)の子どもたち
2022年11月07日 月曜日
◆どうしたらいい?(つぼみ)
月曜日の朝、今日も元気なみんなに会えてよかったです。
園庭の樹木も段々色づいてきて、日差しに透き通るイチョウの黄色がきれいです。
園庭遊びもずいぶん深まってきて、それぞれの目的に向かって遊び出しています。
先週遊んだ落ち葉遊びを覚えている子は、早速菩提樹の下に駆け寄り落ち葉を両手ですくっては ぱーっと舞い上げて楽しみました。
かさかさの音を楽しみたい子はすり足歩行で落ち葉の中を進んで行きます。
お掃除好きの子は今日もほうきとチリトリを持ってソワソワ・・・
興味に引かれて遊び込んでいます。
そろそろ給食の時間が近づいてきた頃です。
砂場前にあるログハウスで2歳児組の子が見立て遊びをしていました。
カウンターにはずらりと作ったものが並んでいます。
さらにバケツをかき混ぜながら追加のものを仕込み中。
そんな楽しいことを見つけてしまっては手を出さずにはいられないのが今のつぼみ組たち。
触りたいし うっかり?自分の物と勘違いも始まってしまったようです。
2歳児組の子はハラハラしています。「こわさないでー。さわらないでー。・・・・」
お構いなしに突き進んでいくつぼみ組の子をギューッと睨んでいます。
泣いたって叫んだった譲れないものは譲れない、そんな主張です。
とうとうバケツをひっくり返してしまいました。
これには我慢の限界、目に涙をためて怒りだしました。
どうしたらいい?
言葉の理解はまだできません。言い聞かせて「はい、ごめんなさい・・」とはまだいかないのです。
でもそのままにはできません。2歳組の子の我慢の限界も受け止めてあげたいし、もう一度作り直す手伝いもしてあげたいし、ひっくり返した子にも今は使えない事を伝えたいし・・・
お互いに泣きながらその場を離れました。
つぼみ組の子サイドの思い・・・使いたかったー 触りたかったー 欲しかったー
2歳児組の子サイドの思い・・・触らないで 邪魔しないで やめて あっち行ってよ・・・
園庭ではこんなトラブルが今後増えてきます。
凄く楽しそうな遊びに興味を持つからです。
涙で終わることも多いのですが、この関わりには大きな学びがありました。
思い通りにならないこと、我慢すること、言葉で伝えるなら何て言ったらいいのかな? 「かして」かな? 「今 使ってる」かな? 壊してしまった時はどうしたらいいのかな?・・・
まだ言葉のやり取りは出来ないですが、その思いを感じることはできます。
つぼみ組の子の学び、今回は2歳児組の子にも大きな学びがありました。
そしていつの間にか同じような事をして遊び出します。見て学ぶからです。
朝の早い時間は乳児組の園庭遊びが保障されている時間帯ですが、小さいなりの縦割り保育の体験が始まってきたようです。
どうしたらいい? 一生懸命一緒に考えてあげたいと思います。(N・S)
◆落ち葉いっぱい(ふじ)
先週よりも落ち葉が増えて、園庭奥の築山あたりはふかふかの絨毯のようになっていました。
お母さんへのプレゼントを探していた○くんはカエデの葉の大きさと形が気に入った様子。
カエデの葉を2枚拾って両手に持つと、どちらが大きいか見比べていました。
そんな○くんを見て、周りにいた児たちも真似をします。
両手に持っている姿がちょうちょに見えたので、保育者がちょうちょの動きをしてみると、子どもたちも真似をして両手を動かしていました。
フラフープをブルドーザーのように動かして落ち葉が集まるのを楽しむ児もいました。
落ち葉の山で遊んでいると、下の方から赤い何かが見えました。
「みてみて、何かあるよ」と子ども達に声を掛けると、興味のある児が落ち葉をよけていきました。出てきたのは砂場のスコップでした。
「わぁ!スコップ!」
スコップを見つけた◇ちゃんは、大喜び。
横で見ていた△ちゃんもまさかスコップが出てくるとは思わず「わぁ!」と目を輝かせます。
「もう一回やってみる?」と声を掛けると、「うん!」と頷いて宝探しのはじまりです。
スコップを落ち葉で隠そうとする◇ちゃん。
「どこだ、どこだ~?」と保育者が探すのを嬉しそうに見ていました。
今日も思わぬところから遊びが広がり楽しい園庭遊びとなりました。
(M.S)
◆きれいな葉っぱ? (きく・たんぽぽ)
少し肌寒い月曜日。
朝の集まりで、『おしくらまんじゅう』という絵本を読んでみました。まんじゅうがこんにゃくや納豆とおしくらまんじゅうをしたら…というお話です。
最後にオバケとおしくらまんじゅうをし、まんじゅう自身がオバケになってしまう内容に少し驚いた様子の子どもたち。読み終えた後、寒い時におしくらまんじゅうすると、暖かくなるんだよね〜と子どもたちに伝えると、オバケになってしまうと思ったのか「え!こわーい!」と○ちゃん。しっかり、絵本の内容を覚えてくれていたことが嬉しくもあり、その反応に笑ってしまいました。
園庭に出るころには、太陽が出てきて「今日は暖かいから、おしくらまんじゅうしなくても大丈夫だね!!」と△ちゃんが言いに来てくれました。集まりでの話を思い出してくれたようで、嬉しく思いました。
園庭では、枯葉がたくさん落ちており、ほうきやスコップでかき集めて、落ち葉の絨毯を作りました。絨毯の上を歩いたり、葉っぱをたくさん掴んでポイっと投げてみたり、ブルドーザーのように落ち葉を掃除したりと、落ち葉遊びを楽しみました。
黄色や赤く色付いた葉もたくさん落ちていたため、きれいな葉っぱ集めもしました。大きい器を用意すると、葉っぱをせっせとたくさん集めてくれる子どもたちですが、保育士が求めている「きれいな」葉っぱが何なのかは良く分からない…といった様子でした。
すでにちぎれてしまいそうな枯葉と穴や傷がほとんどない葉を両方見てもらい、「どっちがきれいかな〜?」と聞いてみました。2つを比べてみると、後者を選ぶ児が多かったですが、子どもたちにとっての「きれい」と大人にとっての「きれい」は違うのだなぁとハッとさせられました。
☆くんは「これはどう??」と落ち葉を拾っては確認しに来てくれます。こちらも、「☆くんこの葉っぱはきれいかな?」と確認してみると、「うん!少しきれいだね!」とお褒めの言葉を言ってくれました。
たくさん集めた葉っぱは、何か制作に取り入れられたらなと思います。引き続き、秋ならではの遊びを楽しんでいきたいと思います。
(M・Y)
◆デカルコマニーで生まれる子どもの想像(うみグループ)
今日は秋の季節にちなんで、デカルコマニーをやりました。
木の絵がある紙を半分に折って木の枝の周りを、絵の具でポンポンやっていき
良い色が出来たら紙を半分に折って開くと、色々な色が混ざって滲み、
綺麗な花が咲きます。
ももぐみの△くんが、木の下に水色できれいに滲んでいるのを見て、「これ海みたい」と
言っていました。
自分でやって完成し作品を見て、「これは~だ」、「これ~みたい」と想像したものを
表現していてすごいなと思います。
ひまわりぐみの△くんは、綺麗な色で上手くでき保育士が、「△くん、すごく上手に
出来てるね」と伝えると嬉しくて、自分で上手に出来た作品を見ながらニコニコの
笑顔でした。
他の子も、自分の好きな色でポンポンしてとてもきれいな花が咲いていました。
デカルコマニーだけではなく子どもたちが考えて子どもたちで作ると、達成感もあり想像も膨らむんだなと思いました。子どもたちから出てくる想像は、これにも見えるけどこれにも見えるという事も出てくるので、保育士も子どもたちから出てくる発想が楽しみです。
季節に合わせたものをやっていくと、想像するものも変わっていくんだなと感じています。(Y.H)
◆本物の柿と遠足のお弁当(にじグループ)
柿の制作をして枝に付けて飾ったので、子供たちは時々見上げて見ています。今日は、本物の柿を持ってきました。柿を作っているときに「これミカン」「ミカンみたいだよね」という声があったので、柿のヘタの部分を見せて、ミカンとは違うことを話しました。子供たちが作った柿とも比べて何を作っていたのかを本物のどこの部分なのかと比べていきました。本物の柿を1人ずつ触ったり匂いを嗅いだりしていきました。四角柿と丸い柿があることも知りました。
「柿、大好きなんだ」という子もいて柿に関心が持てたようでした。
遠足の話をしました。もも組の子供たちは、明日が遠足なので朝から楽しみにしている子もいました、「もも組さんの遠足はいつなのか知っている」と聞くと「明日」と答える子が、何人かいてお弁当の話も出ました。「どこに行くの」と聞くと「大聖堂」と分かっているようでした。「リュックを背負ってお弁当を入れて水筒も入れて自分で持っていくんだよ。重くて持てないと言われても持ってくれる人はいないからね」と言うとみんなうなずいていました。自分で持てる自信はあるようです。
ゆり組の子供たちは、行く場所も持ち物もよくわかっているようでした。「お弁当、何を入れていくの」と聞くと「ウィンナー」「唐揚げ」ともう決まっているようでした。
ひまわり組の子供たちは、「遠足はどこに行くの」と聞くと「大聖堂」という答えに保育士がびっくりして「え、もも・ゆり組さんと一緒に行くの」と言うと慌てて近くの公園の名前を言い出しました。誰も分かっていず、「済美山公園に行くんだよ」と聞いて「行ったことある」とやっと盛り上がっていきました。
そこで、今日は遠足に持っていくお弁当を描いてもらいました。「描きたい」とみんな張り切って描きだしました。大きなお弁当箱を描くと細かく描きだしました。もも組も子どもたちは、自分が欲しいものを大きく1つ描くと嬉しそうに話をしてくれました。ゆり・ひまわり組の子供たちは、から揚げ・タコさんウインナー・卵・おにぎり・鮭と色々なものが出てきました。スプーンやフォーク、箸まで描いていました。
子どもたちの期待は大きいもののようです。どうか、保護者の皆様、子供たちの絵を見ながら遠足の日は、お弁当をよろしくお願いいたします。 M・K
◆秋の匂い(そらグループ)
今週も子ども達の元気な声が聞こえてきます。今週は幼児遠足があり明日はもも組が大聖堂まで遠足に行きます。あさってはゆり、金曜日はひまわりが行ってきます。休み中に「おにぎりにする」「ままと一緒におにぎりつくるんだ~」と会話をしていたようで、楽しみなのが伝わってきます。
もも組にとっては初めてお弁当を持って友だちと一緒いく遠足です。行ったことがある場所でも、明日は大聖堂屋上へ行くので、また格別な一日となってくれるといいなと思います。
今日は早く寝てほしいなと思いますが楽しみすぎてなかなか寝ないのも想像できますが、それも楽しみの一つかなと思います。熱が出ないように祈っています。
園庭では落ち葉を集めて投げたり、落ち葉を築山の溝に集めて温泉を作っている姿もありました。以前に空中菜園のサツマイモを見に行ったのを覚えていた◎ちゃんは「今日もおいも見に行きたい」と何人かで行きました。前に見た時よりも少し大きくなっているものを見つけ「せんせーい、みてみてみて、なってるよ!よっしゃー」と大興奮の△くん。「おおきくなあれー」とパワーを送ってきました。
いろんなところで秋を感じていました。
(K.E)
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