◆10月24日(月)の子どもたち
2022年10月24日 月曜日
◆おもちゃより(つぼみ)
少しぐらい外遊びが出来るかと思っていたのに朝から雨が降るなんて・・・
お部屋でのんびりと思っていたけど有り余る元気パワーを持て余してしまいました。
お友だちとの関わりが増えた分トラブルも増えてきました。
と言ってもまだまだ小さないざこざ程度ですが目ははなせません。
「ねー、あそぼう。」のつもりが背中をドーンと押してしまったり、じゃれているつもりがいつの間にか全力で馬乗りになっていたり・・お友だちの持っているものはどういうわけかキラキラして見えてしまうもの・・・だから思わず取ってしまう。仲介に入る事が何度かありました。
そろそろ「やめて。」から「かして。」の声掛けを保育士たちも使う頃がきたようです。
「かして。」仕草を付けながら一緒に始めてみようと思います。
お隣のふじ組も体を持て余しているのか、廊下で遊んだりおひさま広場で体を動かしたりしています。
そんな状態でいつもの保育室の掃除や消毒がいつものようにはいかず、隙間を縫うように勧められていました。
丁度子どもがいなくなって空っぽになったところでブイーン、ブーン・・・・と掃除機の音。
子どもってなぜか?掃除機が好きです。すごくかっこよく見えるらしい。
うひゃっ。目がキラキラキラ、さりげなく近づいていきます。
さすがに突進していく子はいませんが、チャンスがきたらダッシュ、と思っている子は数人いました。
そんな気配を感じたのか掃除機をかけていた保育者はさらりとかわして行ってしまいました。
欲しい、と思った途端 腕がビローンと伸びて届いてしまうのも子ども達の底力です。
オムツのカゴを狙いました。
届かないだろう・・・と思っているといとも簡単に届いているのです。
いつの間にか全部ひっくり返しています。
慌てて回収しました。
おんぶ大好き、おんぶ紐も大好き。おんぶの準備を始めるとついついニヤニヤしてしまうのですが、降りた後もニヤニヤが止まりません。
おんぶ紐に絡まりながらあっちこっちと引っ張って研究しています。
やめられない止まらない、いつまでもやり続けます。
お部屋の玩具はいつも通り設定しているのに玩具じゃないものが楽しい。 その気持ちはよくわかります。
お家の人や保育者たちが使っているものに興味があるのです。
玩具より楽しものきっとまだまだありそうです。(N・S)
◆楽しいお部屋あそび(ふじ)
今日は朝から雨が降っていたので、お部屋で過ごしました。
楽しいミッキー体操が終わり、保育者が「おもちゃを片付けて、絵本見ようー!あつまって〜!」と声を掛けると、使っていない玩具や落ちている玩具も進んで拾って片付けてくれる子どもたち。
「すごい!お片付け上手だね」
「片付けてくれてありがとう」
そんな言葉からニコニコ笑顔で更にひとつふたつと片付けてくれる頼もしい姿が増えています。
みんなで集まってから早速手遊びを始めると、まだ2.3回ほどしかしたことがないものでも、保育者の手の動きをよく見て真似して、言葉をしっかりキャッチしているので大盛り上がり。少し長めの手遊びでしたがいつの間にか保育者よりも早く言っていたりと、飲み込みの早さ・応用力にはいつも驚くばかりです。
朝から読んで読んでとリクエストがあった「おしくらまんじゅう」の絵本を読んでから廊下・おひさま広場・お部屋を使って遊びました。
おひさま広場には肋木・ウェーブバランス平均台の他にトンネルを設置しました。
久しぶりのトンネルに大はしゃぎで次々入っていく子どもたち。くぐり終わると振り返ってお友だちに手を振っていたりおいでおいでと待っていたり、お友だちがいるトンネルの中へ戻っていってくっつき合っていたり、「あっちいこー!」など誘っていたりと微笑ましい姿がたくさん見られました。
休み明けということもあり、いつもより少し早く眠りについた子どもたちでした。
I.S
◆デカルコマニーって?(きく・たんぽぽ)
ファミスポが今週末に迫まり、準備も大詰めです。
園庭に出られずちょっぴりしょんぼりな子どもたちですが、お部屋でゆっくり準備(制作)ができて、ラッキーな保育者たちです。
そんな今日は、「ちょうちょの羽作り」です。
以前、ピンク、オレンジ、黄色、水色の4色の中から好きな色(羽)を選んでもらっていました。
そこに5色の絵の具(黄色・水色・白・ピンク・黄緑)から3色選びデカルコマニー(紙の半面に絵の具をつけ、半分におり、模様を転写させる技法)で模様をつけていきます。
はらぺこあおむしの蝶と画用紙の蝶を見比べてもらい、『どう?どっちがきれいかな?』と聞くと「(絵本を指さし)こっちー!」とみんなが答えています。『みんなの蝶々もあおむしの蝶々みたいに、色んな色を使ってきれいにしてみようか』と話をすると「するー!」「○ちゃん1番にやる!」と積極的な子どもたちです。
初めてやる絵の具制作なので、興味を持った子から1人ずつやっていきました。『カキカキじゃなくて、ポンポンってスタンプみたいにしたり、ポタポタ〜って雨みたいにするとかわいくなるよ』と実際にやってみて説明しました。
何色を使うか、初めから決めている子もいました。
スパイダーマンの洋服を来てきた△くんが1番に選んだ色は「白」、これは「スパイダーマン(糸)だからさ」「スパイダーマンの勝ち〜」と楽しそうにお喋りしています。普段の制作の時はあまり気が進まない感がありましたが、今日はノリノリで筆を走らせています。その後に選んだ色も「○ちゃん(お姉ちゃんの名前)はピンクのハートがすきだからさ」とピンクの絵の具を選び蝶々作りを続けていて、家族愛が溢れていて素敵でした。
半面に絵の具をのせ、「こっちには描かなくていいの?」と☆くん。
『折ってみて、一緒にスリスリしてみよう』とやって、開くとビックリ。「えぇ!?☆こっちに描いてないのになんでこっちに色が描いてあるの!?」と目を丸くする☆くんがとても印象的でした。
そんな、初めてのデカルコマニーは驚きと笑いの時間になりました。
使っている色は一緒でも誰ひとりとして同じ作品はありません。一人ひとりが違って、個性溢れるものに仕上がりました。
今日作った蝶々が子ども達の背中についた時、可愛さは何十倍にもなりますね。そんなら姿を早く保護者の方に見て頂きたいです。本番を楽しみにしていてください。(I・K)
◆和洋折衷 (うみグループ)
ファミリ―スポーツデーと共に子どもたちが楽しみにしているのがハロウィンです。
毎日バッグや衣装を作り、絵本や紙芝居もハロウィン関連のものを好みます。
「本当におばけが来るかな?」
「ジャックオーランタンが守ってくれるよ」
「おばけに人間だって分からないようにしないと連れていかれちゃうね」
「大丈夫。絶対分からないようにドラキュラ伯爵になるから」
子どもたちは集まりで共有した話や絵本を通してハロウィンをちゃんと理解しているようでした。
「ハロウィンって外国のお祭りなんでしょう?1つ目小僧や、からかさおばけはハロウィンの日ってどうしてるんだろう?」そんな疑問が子どもたちから出てきました。
「同じおばけだから、一緒におばけの世界から来るんだと思うよ」
「来ないよ。日本のおばけはハロウィンを知らないんじゃないの?」
「だってここは日本だけどハロウィンのことみんな知ってるじゃん」
その後、日本のおばけや外国のおばけについて絵本で調べる年中男児の〇くんと☆くん。
「コウモリは日本にいるけど、外国と日本のどっちで生まれたんだろう?」と次々と疑問が浮かんでくるようでした。
調べたことを帰りの集まりで発表してもらいたいと思います。
おばけにお菓子、バッグや衣装作りに仮装と、子どもたちの大好きなものがたくさん詰まったハロウィン。
「お菓子もらえるかな~」「おばけのお祭りってどんなだろうね」「真っ暗な空を飛んでくるんだよ」と話したり、自分が作った衣装をずっと身に付けている児もいます。
それだけハロウィンは子どもたちにとって、ワクワクした気持ちや想像力を刺激する行事のようです。
ファミリ―スポーツデーの取り組みと同時進行ですが、1つひとつの行事をしっかりと味わい楽しめるよう大事にしていきたいです。
O・Y
◆バトン渡しゲームとスポーツデーに向けて頑張っています。(にじグループ)
この間、ひまわり組のリレーで1位になれなかったことから子供たちと話し合いをして、どうしたら勝てるだろうかとみんなで考えました。その話し合いでバトンを渡すときに、渡す相手の名前を言ったら分かりやすくていいのではないかということになりました。そこで今日は、それをやってみることにしました。
外は雨だったので、部屋の中で並んでバトン渡しゲームをしました。もも・ゆり組の子どもたちもやってみました。ゆとり組の子供たちは、「Aちゃん」と言ってバトンを渡すと「Bちゃん」と名前を言って確実に渡していきました。もも組の子供たちも名前を言って「はい」と渡し、競争というより仲良く楽しみました。さすがにひまわり組の子供たちは、早いドンドン渡っていきました。自信をつけたひまわり組の子供たちは、次は勝つ気満々です。
その後、ひまわり組の子供たちは、さらにリレーの話し合いをしました。小さな部屋で走る順番を自分たちで決めていきました。今日は、園庭ではできませんでしたが、みんなで決めた順番はみんなで納得して、みんなで勝とうという気持ちがにじみ出ていました。
ホールで、ひまわり組の子供たちが集まってスポーツデーの練習をしました。親子ゲームでは、白と黒のオセロをひっくり返していきます。保育士2人では、勝ち目がありません。早い早い、子供たちはオセロをひっくり返し、ひっくり返すものが無くなり、保育士にくっ付いてひっくり返すのを待って直ぐに返していました。子共たちの圧勝です。
本番、保護者の皆さん頑張ってください。子供たち、ちょろちょろとすばしっこいです。
ソーラン節は、掛け声も元気よくポーズも決まりやすくなってきました。当日が楽しみです。 M・K
◆遊び(そらグループ)
「園庭いつ行くんだろう」
という声に、
「今日、雨だよ」
と返すこども達同士の声が一日に数回聞こえてきました。
そして、こんなやりとりも聞こえてきました。
「雨の中園庭で遊べないでしょ」
という返答に、
「もうやだ。」
と泣き声が聞こえてきます。
「また泣いてるの?」どうしたの?」
という質問に、
「え?雨だから園庭で遊べないって言ったら泣いた」
と年長児が言います。
「違うよ、◯ちゃんの言い方が怖かったの」
という返答に、
「全然怖く言ってないよ」
と抗議する声が聞こえます。
「先生呼んでくる?」
「大丈夫だよ、間違っただけだよね?
「うん…」
年長児同士の会話です。
大人からすれば些細な事が、こどもにとっては大ごとの様です。
そんなシーンが保育の中で数多くあり、年長児が仲介してくれる事もあります。
仲介される事もあればする事もある為、この関係性を活かし、これからのクラスの調和を保って欲しいと感じる時があります。
あるこどもが食器を落とした時、
「大丈夫だよ、見に行かなくて良いから」
と大声で静止するこどもがいます。
きっと、見に行かない方が落とした子もその処理をする保育者も大変だと予測しているのではないかと感じます。
「関係ない人は行かないの」
と言うこどももいます。
しかし、玩具の片付けになると、
「皆んなの玩具だよ、皆んなで片付けるんだよ」
「知らんぷりしないで」
「僕やってないじゃないよ、皆で玩具、大事にするんだよ」
「関係ないじゃないよ、皆んなのものなんだから皆んな関係あるんだよ」
と言うこどもがいます。
この事から当事者意識を持った方が良い場面とそうでない場面をこどもなりに見出している様に感じます。
どちらも皆のものであり、皆の事でもありますが、必要に応じて臨機応変に対応する姿には驚きを感じます。
そして当事者意識を抱いてくれた時に、まずは「ありがとう」と保育者として伝えていきたいと感じた瞬間でした。
室内遊びとなった今日は、ランチルームでは広場を作り、障害物リレーゲームや様々なゲーム遊びを行いました。プレイルームではそれぞれ好きなゾーンで遊んでいます。
集まりは遅めに行い、ファミリースポーツデーで行うダンスなどを踊りました。
自分の年齢で踊る曲ではなくとも全部踊れてしまう、そして楽しめてしまうこども達を見ると、「のびのびとしたその環境がもたらしたのであろうと改めて感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり