◆10月14日(金)の子どもたち
2022年10月14日 金曜日
◆できるかな(つぼみ)
今日も雨模様だったので室内で過ごしました。
今日の朝のおやつの時間際、テーブルに置いてあるエプロンを自分で持っていく◎ちゃん。机のところまで来て座るのかと思ったらもう一度エプロンが置いてある場所へ。◆ちゃんのエプロンを手に取って◆ちゃんの元へ行き、渡します。自分のものだけでなく友達のものの区別もきちんとついているようです。
◆ちゃんは自分のエプロンを持ってくれたので最初は驚いていましたが、少しすると嬉しそうに笑っていました。二人の姿にほっこりしました。
お部屋でゆったりと遊ぼうと画用紙とクレヨンを用意し、「描き描きする人ー?」と保育士が問いかけるとドアの前に来る◎ちゃん。◎ちゃんがやり始めると△ちゃんも興味を持ってドアの前に近づいてきました。「やってみる?」と聞くと「あい」といい返事が返ってきました。◎ちゃんはクレヨンを持って線を描いたりとんとんと叩いて描くの好きな様子でしたが、△ちゃんは描くよりもクレヨンを両手に持ってニコニコと笑い、クレヨンに興味津々でした。
次々に友だちの様子を見てやってみたい交代しながら順番に描き始め、□ちゃんは△ちゃんと同じようにクレヨン自体に興味を持って沢山触り、★くんは描いた後使ったクレヨン一本ずつ紙の上に並べ、☆くんはクレヨンを両手に持ってダイナミックに描きながら重ね塗りをし、◇くんは端の方からクレヨンで描ていました。一人ひとりの姿にあった、それぞれの個性が出る作品が出来上がりました。
つぼみ組だけでなく廊下で過ごすことにも慣れてきた子どもたち。「コンビカーとトンネルがあるからいこうか」という保育士の声掛けに反応し、ドアが開くとすぐに廊下に向かい、コンビカーに乗ったり、押したり、トンネルの中をくぐり遊び始めました。
足や手を動かすのが更に上手になってコンビカーで進むのも少しばかりスピードが出てきたように思いました。
毎日過ごす中での遊びの繰り返しで、どんどん成長している子どもたちの姿に驚きです。
これからも沢山の経験が出来る環境を提供していきたいと思います。
(I.H)
◆やりたい気持ち(ふじ)
今日は朝から雨が降っていたので、お部屋で過ごしました。
大型絵本が大好きな子どもたち。「だるまさんと」「たまごの赤ちゃん」のふたつのお話を見ました。
最後まで集中して見ることもとても上手になり、お話にでてくるくだものや動物などを通して保育者や友だちとのやりとりもとても楽しんでいます。
おひさま広場の準備が整ったところで、遊びに行く前に「お友だちとぶつかると危ないから 歩いていこうね」と声を掛けました。
『はやくいきたい』という気持ちが強くて駆け出す子ももちろんいますが、保育者の「あるいていこう」の言葉を聞いて隣にいた友だちと手を繋ごうとするわくわくの○くんと◇ちゃん。
それを見てふわふわの△ちゃんと□ちゃんも顔を見合わせて手と手を取り合いギュッと握って、近くにいた保育者に『いってきま〜す』と手を振ってタッチして満足気に向かっていったのでした。
最近は友だちと手を繋ぐことを楽しんでいる可愛らしい姿が園庭でもお部屋でもよく見られるのですが、「あるいていこうね」という言葉から、友だちと一緒に歩いて行こうかなという気持ちに繋がったことが素敵だなと感じました。
おひさま広場では運動あそび、部屋では電車・おままごと・マグネットなどなどコーナー遊びでも盛り上がっていたり、机上スペースでは粘土やパズルなどもじっくりと楽しみました。
机上スペースにお友だちがいると、ぼくもやりたい私もやりたいとアピールしてくれるのですが、人数に限りがあるので待つ時間が生まれるのですが、他のもので遊んで待つ子もいれば、意地でもその場から動かずにじっと席が空くのを待つ子、大泣きでやりたいことを伝えてくれる子など思いの伝え方も様々です。
そんな中、大泣きしながらもパーテーションの隙間からどうにか中に入ろうとするふわふわの☆くん。『順番まっててね』という言葉に何度も泣き崩れますが、ようやく順番が来ました。名前を呼ぶと早歩きでやってきて、満足気な表情で椅子に座りました。
誰も使っていないパズルではなく、お友だちが使っていた乗り物のパズルがやりたかったようです。『今使ってるから終わったら貸してもらおうね』と伝えると
また待つことになり泣いてしまうかな・・と思ったのですが、じーっと見て待つ☆くん。
お友だちがパズルを終えて貸してもらうとうんうん嬉しそうに頷きながらじっくり集中する姿が見られました。
順番を待つ場面では友だちとのぶつかり合いもあれば、自分の気持ちとの葛藤など、いろんな気持ちが芽生えます。
まだまだやりたい気持ちが先行する時期ではありますが、繰り返し経験していく中で育まれている心にしっかり寄り添っていきたいなと思います。
I.S
◆雨の日は。(きくたんぽぽ)
朝おやつ後、仲良し3人組が机上コーナーに集まってパズル遊びをしています。そのうちの1人が、レゴの土台部分を持ってきて、「雨だ〜」と傘のように、2人をいれて雨宿りして、「うふふふ、なんだか近いね・・」と顔を見合わせながら笑みが零れています。
日常の中でも「○○くーん(ちゃーん)、一緒に遊ぼうよ〜」と声を掛けて集まったり、「○○(自分)はコレ使うから○○(お友達)はコレね」とお友達の分のおもちゃを渡してあげたり、お友達同士で楽しむ時間が増えて来ました。
その一方で、もちろんいさこざも生まれてきます。
今日も○くんが使ってた救急車が使いたくて手を伸ばす△くん。○くんは「○○がつかってるの」と伝えますが「△△の!」と主張。
救急車が大好きな△くん、いつも1番に取って使っているのは知っています。が、今日は○くんが1番でした。
その背景は知っていましたが、ここはあえて見守ってみることに。
○くんが、「使ってるよ」「あとでにしてね」「おわってからねと」必死に伝えていますがなかなか解決しないようだったので介入しました。
△くんには、救急車をいつも使ってることは知ってるけど、今は○くんが使っていること。でも、使いたかったよね、と気持ちに寄り添います。
○くんには、ちゃんと自分の気持ちを言葉で言えて偉かったこと、「おわってからね」と貸す約束をしてくれたことにありがとうと伝えました。
(この後、○くんはちゃんと貸してあげられました。)
いざこざやけんかは出来れば避けて通りたい出来事かもしれませんが、子どもたちはその中で、自分の思いが通らない瞬間があること、自分の気持ちを相手に伝えること、自分の思いが通らない瞬間があること、我慢すること、相手を思いやることを学んでいける場でもあるので、そばで見守りながら、あえて介入しない場面もあります。日々起こるいさこざ、今日もそんな一場面ではありましたが、小さな学びになってくれると嬉しいなと思います。
今日もお部屋でゆっくりと過ごしています。ファミスポに向け、今日はあおむしのお面を作りした。
パーツをノリで貼っていきます。絵本のあおむしの顔を見ながら位置を調整する慎重派の子もいたり、大胆に貼り付ける豪快な子もいたりと個性が出て面白かったです。
今年のファミスポのテーマは「はらぺこあおむし」。
子どもたちと一緒に、はらぺこあおむし熱を更に盛り上げていこうと思います。可愛い制作もお楽しみに。
(I・K)
◆全てが学び (うみグループ)
今日は年長組は秘密のミッションがあり、先日行った染めTシャツの仕上げをしたり、ホールに集まりキッズソーランをしました。
『秘密のミッション』という響きが気に入っている年長児たちは「やった~今日も秘密のミッションだ」とガッツポーズするなど、その言葉に意欲が湧くようです。
年中、年少組は室内でゲームをして身体を動かし、その後は机上遊びをして過ごしました。
今日は○くんのお父さんが保育士体験に来てくださり、パパ先生に抱き着いたり手を握ったりと大人気でした。
嬉しさのあまりパパ先生争奪戦が繰り広げられ、○くんはお友だちと一緒に嬉しそうに甘えたかと思えば、次の瞬間には『ぼくのパパなのに』といった複雑な感情を抱いたりする姿も見られました。
ゲーム中も遠慮なくパパ先生に甘えたり取り合いをする年少児たち。自分たちのパパのように感情をぶつけます。
泣いて気持ちを伝える子もいれば、気持ちのぶつかり合いが至る所で見られ、自分の気持ちや相手の気持ちと向き合い、泣きながらも思いを言葉で伝えあう姿に成長が感じられました。
また、その様子を少し冷静な立場で見守る年中児たちの姿も印象的です。ゲームに夢中の年中組は周りの状況に影響されることなくゲームに集中していました。
何度もぶつかり合う年少児たちを心配して最後には仲裁に入ろうとした年中女児もいます。
子どもたちは毎日、保育園という社会の中でたくさんの気持ちを経験しています。
自分や相手の気持ちと思うように向き合えず、手が出てしまったり泣いたり叫んだりと感情が空回りしてしまうことも多いです。
でも人との関わりの中でしか得られない学びがあり、その学びの経験を大切にしたいと思っています。
子どもの姿に良い悪いをつけずにありのままの姿を受け止め、成長を信じて見守っていく。
その為にはどんな関りが保育者として最適なのか。その大切さや難しさを改めて考えた1日でした。
O・Y
◆スポーツデイ、ハロウィンに向けて、色々なものを製作中です(にじグループ)
今日は、ひまわり組の子供たちが先日染めたTシャツを広げてどう染まったかを見てみる日でした。渦巻きを作って輪ゴムで止めたTシャツは、丸く小さくなっています。それを開けてみると聞いて「わ~い」と大喜びするひまわり組の子供たち。ビニール袋から取り出して輪ゴムを取ると、Tシャツいっぱいに色が広がっていました。端の方にあった赤がTシャツ全体に広がっていたり、紺色が袖と下の方まで染まっていたりと、開いてみないと分からない色の広がりに目を輝かせながら、広げていました。みんなで記念写真を撮った後、色止めに付けました。
これからハンガーに掛けて、干していきます。
もも・ゆり組の子供たちは、ハロウィン用の衣装作りとスポーツデイに使うクラス旗を作りました。ハロウィンの衣装は、少しずつ作ってきました。帽子を作る子、猫の耳を作る子、しっぽを作る子とそれぞれです。しっぽも紐で編んで細いしっぽの子もいれば、新聞紙を丸めてちょっと太めのしっぽの子もいます。それぞれにハロウィンをイメージして好きな衣装作りは、楽しく真剣に作っていました。まだまだ当日まで続きそうです。
スポーツデイの旗は、にじグループにちなんで虹色、7色の絵の具を使って葉っぱのスタンピングをしました。画用紙でやったことがあるのでやり方は分かっています。「やりたい」と言ってきた子から大きな布に葉っぱのスタンピングをしていきました。「この葉っぱでやりたい」「この辺にやりたい」とそれぞれの希望通りに葉っぱに色を付けて布において上からこすりスタンプをしていきました。
もも組の子供たちが真っ先に来て「やる」と張り切ってやっていました。Tシャツを色止めの液に浸け終わったたひまわり組の子供たちも手伝ってスタンプを押してくれました。小さなハート形の葉っぱが人気で、「ハートを押す」と言って丁寧に押してくれました。
どんなクラス旗ができるかは、ちょっとお楽しみにしていてください。楽しんで押した旗は、綺麗にできています。M・K
◆なんですかぁ〜(そらグループ)
一昨日年長が染めた染めTシャツ。色が落ちにくくするために、色止めという作業をする事になっていましたが、せっかくなら他の学年にも見えるように干そうと考えていましたが昨日も今日も雨が降っていたため、ホールに干すことになりました。
一昨日染めたのごどんな風になっているか楽しみで「昨日やらなかった」と少し寂しそうに登園してきた子もいましたが、本日は大公開日で置いておいた染めTを開封しました。開封したときの子どもたちの反応は驚きと嬉しさと入り交じっていて「ナイスリアクション!」と言いたくなるようでした。
ご家庭でもどんな反応だったか聞いてみてください。
それから色止めをしてホールに3グループのTシャツが勢揃いすると十人十色のは素敵なものができていました。これを着て挑むファミリースポーツデイが楽しみです。
お部屋ではゆりぐみとももぐみがそれぞれ遊びを楽しんでいたのですが、最近聴診器を使った病院ごっこが年長中心に流行っていて、年長は染めTシャツの作業があったため、ここぞとばかりに「貸してください!」と大人気。「どこが悪いですかー?」「今診てみますねー」「お薬出しますのでお待ちください」ととても丁寧なお医者さん。
「胸の音を聞きますね」と聴診器で聞いてみたゆりぐみの○くんでしたが「どう?ドクンドクンって音しない?」と保育士が言うと「あ!先生の音電車の音がするー!」となんだか嬉しそう。○は電車が大好きだったので、そんな風にも聞こえたんだなーと○くんの例えに感銘を受けました。
ドクンドクン=心臓の音 だけではなく色んな音があることや、そうやって色んな音を集めてみるのも面白いかもしれないと思いました。
(K.E)
Posted in 園のこだわり