◆10月7日(金)の子どもたち
2022年10月07日 金曜日
◆感動エピソード(つぼみ)
雨が続いています。
昨日に引き続きおひさま広場で体を動かす遊びを提供しました。
二日目とあって昨日とは違う動きが見られます。記憶の中に「昨日やったやつ」と刻まれていたかのように肋木の滑り台を上りきったところでくるりと体の向きを変えてみたり、ソフトいマットの階段を立ったまま上ってみたり・・・気を付けながらそれぞれのやりたい事に挑戦する姿がありました。
昨日、ボールが入っている引き出しを引っ張りすぎて引き出しごと倒れてしまった〇くん、今日は保育者に任せてくれています。
覚えているようでした。
肋木のはしごを慎重に上っていた子は今日はややすいすい行くようです。
成長を獲得する力強さに驚きました。
朝のことです。
♡君がふじ組のコイン落としを始めたところでした。
最近チェーン落としにも興味が出てきている玩具です。
あ、やりだしたぞー・・・と思っていた時です、△ちゃんが邪魔しにきました。 △ちゃんには邪魔する気持ちはないのかもしれません。
一緒に楽しく遊ぶために試行錯誤中なのですがついつい邪魔をしてしまう結果になってしまうのです。
でも中断させたくないな・・と思っていた時です、一部始終を見ていた子がいました。 ◇ちゃんです。
◇ちゃんはすかさず違うタイプのコイン落としを△ちゃんに持ってきてくれたのです。
(♡君がやっているから△ちゃんはこれを使ってね)そんな感じです。
それで見事に丸く収まって二人は並んで一緒にコイン落としを始めました。
◇ちゃんの神対応に絶句しました。
♡君の成長した姿、△ちゃんの「♡君一緒にあそぼう・・」の気持ち、◇ちゃんの「♡君も△ちゃんも大好きよ。」って気持ちが心にドスンと伝わってきました。
こんな感動があるかしら・・・そんな出来事でした。
寒くて寒くてどうしましょう・・?と思い、やっぱり体を動かすのが一番ということで、今日はたっぷり動きました。
給食の食べっぷりはお見事です。
今週も元気に過ごせてよかったです。(N・S)
◆ちゃれんじ(ふじ)
昨日に引き続き、今日も保育室、廊下、ホールで遊びました。
つぼみ組の子たちが、おひさま広場で遊びはじめているのを見て、「早く〜僕たちも〜」とピンクの扉をがたがた動かします。
ホールの準備ができて、扉が開くと慣れた様子で廊下に出ていきました。
(月齢に合わせて、2グループに分けてホールで遊びました)
ふわふわグループの〇ちゃんは、サークル状になった平均台の上を保育者に支えてもらいながら「よいしょ、よいしょ」と進んでいきます。はじめは平均台の上に足が乗らず、踏み外す場面もありましたが、何度も挑戦するうちにだんだんコツをつかんできて、バランスをとるのが上手になっていました。
ふわふわグループの△くんも、平均台に挑戦していました。バランスをとるのが難しくて「おっとっと」となりますが、それが楽しいようでにこにこしています。
保育者に支えてもらったあとも自分で平均台に挑戦。両手を平均台についてバランスをとりながら足も乗せようと真剣です。あまりの真剣な表情にまわりにいた保育者も「△くん、すごーい!」と大歓声。そんな保育者の反応に嬉しくて、かわいい笑顔を見せてくれました。
きらきらグループの☆ちゃんは、トンネルに挑戦。ハイハイで進んでいるとなぜか舌が出てきてしまってペコちゃんのようになっていました。反対側で保育者が待っていると、出口に近づくにつれ笑顔に。言葉では伝えてきませんが、「もうすぐでゴールだ」という達成感を味わっているように見えました。
わくわくグループの子どもたちは見立て遊びが上手になってきました。
ホールの真ん中に滑り台や平均台を設定してあるのに、目をつけたのはホワイトボードの下のところ。一人が「いらっしゃいませー」とアイスクリーム屋さんを始めたのを見て、次々と子どもたちが仲間に入ります。
ホワイトボードの脚の部分がお店のカウンターのように見えたようです。
脚と脚の間から顔を出して「いらっしゃいませー」が響きます。
まさかホワイトボードの下で遊びが展開されるとは思わず、保育者はビックリです。
改めて、子どもたちが見ている世界の面白さを知り、羨ましいなとも思いました。
途中から風船が出てきて、取り合いになりながらも、友だちが悲しそうな姿を見ると「どうぞ」と渡してあげる姿もありました。また、風船を上に投げて、落ちてくるのをキャッチする児もいました。毎日一緒にいるのに、「こんなことも出来るの?」と驚く瞬間がたくさんあります。
0、1歳児はファミリースポーツデー当日、参加はしませんが、日々の保育で身体を動かしてスポーツの秋を楽しんでいるところです。
M.S
◆かごめかごめの輪(きく・たんぽぽ)
朝保育の際、『せんせーい!今、ちっちゃいかごめやってるの!』と、△くんと両手を繋いで輪を作っていた○くんが声を掛けてくれた。「楽しそうだね〜先生も入れて」と2人が作る輪の中に入ろうと体を丸めると、輪が小さくて保育士の周りを回れない事に気がついた○くんは『先生は△くんと手つないでー!○が入るから』と言って○くんが保育士に代わって輪の中の鬼役になり、保育士が手を繋いだことで先程より大きくなった輪でかごめかごめを始める事ができると『やるよー!』と満足そうにしていました。輪の大きさに気がつき、そしてどうしたらかごめかごめができるのか考えていた事には驚きました。
輪を作る△くんと保育士。輪の中で身を潜める○くん。うしろの正面が決まり、△くんが照れながらも『だーれだ!』と声を掛けると『△くん!』と自信を持って答えて正解。『当たったー!』とかごめかごめを楽しむ声に引き寄せられ『やりたーい!』と一人また一人と人数が増え、気がづけば大きな輪が出来上がり、かごめかごめを歌う声も賑やかさを増していました。
その様子に『おっきいかごめになってるー!』と喜ぶ△くん。小さい輪から始まったかごめかごめ。小さい輪ももちろん楽しいですが、友だちがたくさんの大きな輪はもっと楽しかったようで笑顔が溢れていました。
2人が表現した『ちっちゃいかごめ』と『おっきいかごめ』。大小への意識や認識、ここでも成長を感じました。朝から楽しむ子ども達です。
今日は雨でしたので室内で過ごしました。たんぽぽぐみは新聞紙遊び、きくぐみは最近始まったお店屋さんごっこや昨日のりんごジャム作りの経験からりんご作りをして過ごしました。
お店屋さんの店主として□くんが登場。初めは恥ずかしさがあった呼び込みの声がいつの間にか『いらっしゃいませー!!』と大人顔負けの元気な声になり。100円玉と買い物かごを持ってお買い物にくるお客さん達は『○○くださーい!』と欲しい品物を上手に注文。『どうぞー』と店主も大張り切りです。
『チョコとおにぎりくださーい』とお客さんでやってきた♡ちゃんに品物を渡そうとした時、お金をもらっていない事に気が付いた店主の『あ、お金持ってますか?』の一言に頼もしさを感じ、思わず笑ってしまいました。
かごめかごめやお店屋さんでの子ども同士のやり取りや声の掛け方の幅が広がってきています。楽しさを味わう経験の積み重ねが友だちと遊ぶ楽しさにつながっているきく・たんぽぽぐみ。様々な遊びの経験をして、いろいろな発見・成長につながると嬉しいと思います。
K・E
◆発散したい。(うみグループ)
雨が続き体力を持て余しているかのように、朝から室内は賑やかでした。
本当は、走ったら危ないと分かっています。
本当は、大きな声で叫んでいると周りの児に迷惑だと分かっています。
それなのに、このどうしようもない発散したい思いが溢れ出ている子どもたち。
週末で疲れも出始め、なんだか集中して話を聞くことも難しい児もいます。
そんな子どもたちのあふれ出る元気さを、今日はゲーム遊びで発散することにしました。
その前に、まずはひまわり組の2人の誕生日会。
6歳になる2人は、堂々とみんなの前に立ち質問にもしっかりと答えていました。
☆君、大きくなったら水族館の人になりたいです。と笑顔で答えてくれました。
6歳のお誕生日、おめでとうございます。
今日のゲームは、「ボール送り」「なりきり(ネコ・ヘビ)リレー」「ハンカチ落とし」です。
ハンカチ落とし以外は、クラス対抗です。
勝ちたい想いが強い児、楽しくやりたい想いが強い児様々です。
ねこになりきって、「ニャ~ッ、ニャ~ッ」と可愛い声を出しながらも全速力でハイハイをするギャップに思わず笑ってしまいます。
ヘビになりきりすぎて、まったく前に進まない児もいました。
それでも勝つために「真っ直ぐ並んで。バトンしっかり渡して。次は○○君の番だよ。がんばれ~」と声を掛け合う姿を見せるのはひまわり組。
リレーの練習を通し日々経験し、感じている事なのだと思います。
楽しいだけではなく、勝ちたい想いも大事にしながら、またゲーム遊びを取り入れていきたいと思います。(M・C)
◆「園庭いけないね」(にじグループ)
10月の身体測定をしました。
先月は「あつい」と言って着替えていたのに、今日は「さむいね」の声がきこえてきます。
あっという間に秋を通り越して、冬のような気温です。
着替えたあとの洋服のたたみ方が丁寧で早くなりました。測定の部屋でも“しずかに”を心がけていることが子どもたちから感じられます。測定前も看護師にはっきりと自分の名前を言う姿が印象的でした。
おわったあとも「ありがとうございました」と部屋を出ていく児もいます。
しっかりと子どもたちの成長を感じる時間となりました。
部屋では、学年ごとにファミリスポーツデイの練習をしました。
遊戯の中でのかけ声や振り・かけっこの“よーいドン”の姿は、どの児もやる気に満ち溢れていました。お父さんやお母さんが見に来ることを伝えると、恥ずかしそうにしながらも、より一層やる気を見せてくれます。
今ある子どもたちの沢山のやる気を大切にしていきたいと思います。
今日は部屋の掃除や布団敷きも子どもたちがしてくれました。
モップは一つしかないので順番に、布団は子どもたち同士が協力し合って敷いてくれました。
給食でつかう椅子も、子どもが机から下してくれました。
どれも沢山の子どもたちがやりたくてやりたくて、終わっても「まだやりたい」と言うほどでした。
雨で園庭に行けないのは残念でしたが、遊戯やかけっこで身体を動かし、いつもは大人がする掃除や準備を子どもたちが主体的にしてくれる日となりました。
e.y
◆雨の日は盛りだくさん(そらグループ)
今日も朝から雨の一日となりました。
金曜日はお道具箱や飾り棚の片づけをする日となっています。毎週のことなので子ども達も「今日は金曜日のお片付けだよ」の言葉には慣れています。しかし、子ども達も遊ぶことが楽しくなり、片付け<遊びたい という気持ちが強くおざなりになっている子もいます。ももぐみは特に遊び方や友だちとの時間がとても楽しいようです。
そんな今日は年長児と一緒に片付け作戦。朝の集まりで年長児の間にももぐみが座り隣のお兄さんお姉さんと一緒に片付けをしに行きました。どうやって綺麗にするかもお兄さん達がやってるのを見たことでこれからしっかりできたらいいなと思います。
雨の日も体を動かそうと箱運びレースも行いました。学年ごとのレースでも本日も年長児は本機モード。下の学年がハンデをもらおうならば大ブーイング。自分達が勝てれば大満足の年長児の姿はどういう言葉を使えばいいのかと保育士を数年してても悩むことがあります。勝てば満足、負ければ大粒の涙を流し悲しむ年長児。勝ったら嬉しい、負けたら悲しい、一回やれば満足の子もいる年中児。みんなと一緒に楽しみ、でもママがいい、恥ずかしいといろんな気持ちが入り混じっている年少児。それぞれいろんな姿があり、それぞれにあった関わりや声かけをうまくできなかったことや、今日はこんな日だったなと日々反省することもあります。
子ども達と関わる中で「いいことをしよう」と思いすぎてうまくいかないこともありますが、子ども達が集団生活の中でいろんな場面を経験して、いろんな感情や言葉がけを学んでいってほしいなと思います。
(K.E)
Posted in 園のこだわり