小さな命
2022年09月23日 金曜日
夏の終わりころ、ある職員が「子どもたちと一緒に過ごしたカブトムシが、このまま虫かごの中で死んでしまってはかわいそうだから、自然がいっぱいあるところに逃がしに行ってきます」と報告してくれました。
それまでにも、子どもたちは青虫から育ててきた蝶々を、園庭に解き放ち、「バイバイ」と手を振って見送ったり、オタマジャクシが育って蛙になり自然に返しに行ったり、たくさんの生き物たちに親しみをもって触れる姿をたくさん見せてくれました。
子どもたちは、小さな生き物を身近に感じながら世話をすることによって、いたわったり、大切にしたりしようとする気持ちを育んでいます。その過程では生命の誕生や終わりに遭遇することもたくさんあり、感動したり悲しんだり、様々な感情から子どもの心が豊かになっていくのを感じています。
発達段階によっては、まだ命の尊さが理解できず、小さな生き物を雑に扱うこともたくさんあります。しかし、大人がこの小さな命を大切にしていく姿を見せることでそんな子どもたちも生命の不思議さを感じ、だんだん尊さに気づいていくことと思います。
保育主任
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