◆9月30日(金)の子どもたち
2022年09月30日 金曜日
◆気の合う仲間(つぼみ)
確かに聞こえたのです。
「○○ちゃーん」 「○○くーん」 お友だちの顔を覗き込んでお名前を呼んでいます。
ついにきた・・・と心が躍りました。
ここのところ「せんせー」らしき声は聞こえていたのですが、ついにお友だちを呼ぶ声が聞こえてきました。
互いを意識し合う姿から玩具の共有(一緒に使おう)という姿、「どうぞ」と分けてあげる姿、色々出てきたのですが、つぼみ組はだんだん『仲間』という集団になってきています。
心の距離が近すぎて時々「えいっ!」と乱暴になってしまうこともあるのですが、一緒にご飯を食べたり一緒に玩具を使ったり・・・つぼみ組ならではの仲間意識が出てきたようです。
朝保育はいつものメンバー、お馴染みの顔ぶれにホッとする空気が流れます。
それぞれが好きな遊びに向かっていくのですが、向かい合わせに座って顔を見合ったかと思ったら、「ターッチ!」と手のひらを合わせ合っているのです。
(今日もいっぱい遊ぼうね・・イエーイ!) みたいな感じでしょうか・・・
思わずパチリと撮影してしまいました。
おままごとの食器、沢山抱えてきたかと思ったら2人で一緒に並べ始める△ちゃんと□くん。
一緒に遊ぼう・・の始まりです。
今日はみんな機嫌が良くてそれぞれが本当に良く遊びました。
「ごはんだよ~」の呼びかけに今日もみんな順番に入室し、よく食べよく眠っています。
来週からは10月、いよいよ折り返し点にきました。
元気に大きくなろうと思います。(N・S)
◆わくわく探険隊(ふじ)
今日で9月も最後です。
そろそろ涼しくなってきたから散歩に行きたいね〜と保育者間で話していたのですが、ついに今日その願いが叶いました。
久しぶりの散歩なので、今日はわくわくグループの子ども達に声をかけました。
「今日、お散歩行こうと思うの。行く?」
「うん!お散歩いく!」
子ども達も『散歩』というワードに反応してウキウキしているように感じました。
園庭に出てお散歩カーを準備していると、散歩に行くことを伝えていたわくわくグループの子ども達が集まってきてくれました。
「乗りたい、乗りたい!」と我先に保育者にアピールします。
友だちがどんどんお散歩カーに乗っていく様子を見て、きらきら・ふわふわグループの子ども達も集まってきて…
同じようにお散歩カーに乗りながら「みんなも来週、行きたいね〜」と園庭内を散歩しました。
園周辺を散歩していると、たくさんの乗り物に出会えます。
ごみ収集車に、バス、今日は救急車も見ることが出来ました。
救急車の音が聞こえると「あ!救急車くる!!」と盛り上がるのに、いざ近くを通ると急に静かになる子ども達に笑ってしまいました。
みんなで信号待ちもしました。
「青になったら進むよ〜」と子ども達に声をかけると、「青ね〜」と◯くん。でも、△ちゃんは信号の色に意義ありで、「あれは、緑だよ!」と教えてくれました。
1歳児でも、このようなことに気づくのだな、と驚きました。
その後も、木の実を見つけて「あ!」と立ち止まったり、虫の声を聞いて「すずむし!」と言ったり、パン屋さんをのぞいたり…
楽しい散歩の時間になりました。
きらきら・ふわふわグループの散歩ではどのような姿が見られるのか楽しみになりました。M.S
◆9月最後 (きく・たんぽぽ)
幼児グループに向けて、少しずつ朝の集まりの際に今日の日付や曜日、天気をみんなで確認しています。
日付カードをめくりながら「今日で9月はおしまいなんだよ〜」「明日から10月が始まります」と伝えると、日付カードに描かれているジャック・オー・ランタンのイラストに気付いた児が「ハロウィンだ〜!!」と大きな声でみんなに教えてくれました。10月とは知らなくても、ハロウィンを知っている児は多く、「やった〜!」と大喜びでした。
「9月おしまいなの?」「30日?」とまだまだ数字は難しく、頭にハテナがいっぱいの子どもたちですが、季節の移り変わりや次の行事など子どもたちにとって身近な話題から、少しずつ日付や曜日への興味を持ってもらえたらなと思います。
朝の集まりの後は、園庭で遊びました。たんぽぽぐみが園庭に出る頃には、きくぐみの数人がリレーのトラックを使って駆けっこをしていました。そこに、たんぽぽぐみも合流して、大所帯で駆けっこをすることに。
保育士の後に続いて、負けじとついて行く子どもたち。追いかけること、みんなで走ること自体が楽しくてニコニコ嬉しそうに走っている児もいれば、月齢が高くなるにつれて「負けないぞ〜!」「○くん速いんだよ」と友だちや保育士に向けて競争心を持ちながら走っている児もいました。
最終的には、駆けっこから持久走へと変化し、トラックをぐるぐると何周も汗だくになるまで走っていました。今日も元気いっぱいな子どもたちでした。
(M・Y)
◆砂場で楽しく港の川作り(うみグループ)
今日は、ゆりぐみの○ちゃんのお母さんがママ先生に来ました。
朝の集まりで「ママ先生がいる」と、とてもワクワクな一日の始まりです。
園庭で、ひまわりぐみとももぐみの男の子が砂場で通路を作って水を流していたので、
保育士が「何を作っているの?」と聞くと「港の川だよ」とひまわりぐみの△くん。
「なんで港なの?」と聞き返すと、「川の周りが港みたいだから」と答えてくれました。
まさか『港の川』が出てくると思っていなかったので、しっかり理由もあって作っている
子どもたちに驚きました。
「ぼくここ掘るから水持って来て」、「ここ分かれるようにしよう」と友だち同士で話し合っている姿もあります。子どもたちの中で想像して子どもたちで作り上げてとても楽しく作っていました。
子どもの成長とともに、考え方や表現の仕方も大きく成長していくんだなと思います。引き続き、保育で子どもたちを見守りながら触れ合い、子どもたちの面白さや成長の一面を見つけていきます。(Y.H)
◆宝物(にじグループ)
三つ編みが得意なのは女児が多いです。ビー玉転がしを組み立てるのは男児のほうが得意です。男脳・女脳のちがいでしょうか。文化のちがいでしょうか。
朝から数人の男児が「三つ編みつくって」と得意な〇ちゃんにお願いしています。つくってもらうと、ズボンのおしりに挟んで“しっぽ”です。〇ちゃんがつくるのを見ながら、保育士に声をかけてもらいながら、最初はつくってもらうばかりだった児も自分で要領がつかめてきました。またひとつ自信が芽生える瞬間です。
今日はそのしっぽを使って、園庭でしっぽとりゲームをしました。今年度にじグループの児がやるのは初めてです。やりながらルールを確認して進めていきます。
そこに、そらグループの児も「やりたい」と声をかけてきてくれました。改めて、2チームにわかれてゲームの始まりです。
それぞれのグループでルールが少し異なり、互いに不満が生まれます。ゲームといえども、子どもたちは真剣です。それゆえにルールは大切です。今日はにじグループが初めてだからとルールを合わせてもらいました。
初めてのにじグループはこわいもの知らず。どんどん攻めます。
一方、そらグループは何度も数を重ねているためかしっぽをとられないように自分たちの安全な陣地から一歩も出てきません。
両者のいいところ・こうしたほうがいいんじゃないかな、を伝え、もう一度ゲームの仕切り直しです。
取られたときは涙がでるほど悔しくて、誰かのを取ったときはみんなに伝えたいほど嬉しくて。子どもたちの感情があふれたゲームとなりました。
今日は、年長児◇くんのお母さまも保育士体験にきてくださいました。
先月、赤ちゃんを産んだばかりのお母さま。赤ちゃんが生まれたとき、お父さんお母さんはとってもとても嬉しいこと。子どもたち一人ひとりが宝物なことを子どもたちに伝えました。
宝物な自分、宝物な友だちにやさしくしようね、と伝えました。
e.y
◆なきごえ(そらグループ)
今日は誕生会とかき氷会をしました。
十月生まれのこどものお祝いをし、九月の終わりを早々と感じた涼しい風の吹く朝のランチルームに「好きなお友だちは誰ですか?」の質問が響き渡ります。
「だよね・・・」と声が漏れるこどもが多いのも○さんがいつも遊んでいるあの子という認識を持っているからだと感じます。
それでも、両手を胸の前で組み目を瞑って自分の名前が呼ばれるのを待つこどもの姿を見ると健気で心が穏やかになります。
かき氷会は何かと言うと、以前行ったかき氷会が楽しかったこども達が日中、「またやりたいな」「もうやらないの?」という声を上げていた為、シャワー終了の日に併せて夏の終わりと称し行いました。
「こんな景色の中で食べるなんて最高だね」といった年長児がいます。
空は水色と白のコントラストがはっきりしており、心地よいそよ風がこども達の間をすり抜けていくと「きもちいい」と笑顔がこぼれていました。
信号機の色のシロップを一つ選び、白くて甘い牛のマークをかけるかかけないか選びます。
種類は少なくとも自分たちで選べる事が活動に対する意欲を育むと感じる瞬間でした。
園庭では秋の虫が鳴き出しました。
リレーに負けたこども達の泣き声や転んでしまった子の泣き声も聞こえるようになりました。
秋はまだまだこれからです。
k★y
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