若手保育士の質問
2022年08月15日 月曜日
先日、新任保育士を対象とした研修がありました。「遊びの広がり」がテーマとして挙げられていました。若手保育士から講師さんに質問がなされました。「遊びを広げようと子どもたちに関わるのですが、中々いうことが伝わりません。先輩保育さんが言うとみんなやるんですけど・・・、どのように関わったらよいのでしょうか」という質問がありました。
子どもたちの遊びを広げてあげてもっと楽しませたいという思いと先輩なら伝わるのに自分だと伝わらいもどかしさの思いが伝わってきました。保育士として一生懸命に取り組んでいるからこその質問でした。
杉並区の「保育実践の手引き」にも【主体的な活動を促す】や【創造性を育む】保育を掲げています。大人の目からすると“この遊びを広げるには、これをするとよい”とより楽しくなるというのが分かります。しかし子どもが“創造性”を発揮するより先に保育士が関わってしまうと楽しさが半減してしまいます。
子どもの主体性の発揮と保育士の関りは常に一定ではないので、そこに保育の面白さがあると思います。
質問した若手保育士さんのお陰で講師さんからのアドバイスを受け、参加者全員で「子どもが何をしたいのか、何をしてほしいのか」という視点に立って保育することの大切さをかみしめることができました。
園長
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