◆8月18日(木)の子どもたち
2022年08月18日 木曜日
◆ボールハウスの中で「ばー」(つぼみ)
園庭のどんよりとした雨模様が気になったのか、〇くんは窓から外の様子を伺っているように見えました。今日は部屋にボールハウスの登場です。早速、高月齢の◇ちゃんがハウスの中に入って行きます。薄い生地なので中から外が見えます。保育者の様子を見て保育者が入口からボールをハウスの中に入れてあげると入口の生地をばーと上げて顔を出して嬉しそうな笑顔を見せてくれました。楽しそうに遊んでいる◇ちゃんに誘われたように〇くんもハウスの中に入ってボールをの中を泳いでいるかのようにバタバタとしていました。
ボールハウスの周りでもハウスから出てきたボールを拾て投げたり転がしたりして楽しいボール遊びが始まりました。風船も出てきてボンボンと風船を持って畳の上を叩いて楽しんでみたり、ソフトマットの上をハイハイで登ったり降りたり、バランスをとりながら歩いてみたりそれぞれ室内遊びを楽しんでいました。
高月齢の☆ちゃんは興味のあるふじ組へ遊びに行きました。一緒に「ぞうくんのさんぽ」の大型絵本を見たり、おひさま広場の大型ブロックをふじ組のお兄さんが組み立てた乗り物に一緒に乗せてもらったり肋木の滑り台や廊下のはしご渡りソフトマット登りなどふじ組の遊びをたくさんしてきました。
外もだんだん明るくなりいつの間にか雨も上がり給食を食べ終えた子ども達もお昼寝前にもうひと遊びとおもちゃで元気に遊んでいす。(y.n)
◆さんぽする〜(ふじ)
今日はミッキー体操のあとに、大型絵本『ぞうくんのさんぽ』を読みました。
絵本が入っているケースを少しずつ開いていくと、ぞうやカバのイラストが見えてきて、わくわくグループの〇くんはもうどんな話か分かった様子。
馴染みがある絵本だったので、話の先を思い出して「おもい、おもい、、、」とつぶやきます。
近くにいたわくわくグループの★くんは、表紙のイラストを見た瞬間、「さんぽするー」と言い出しました。
★くんもぞうが散歩をする話だと分かったのでしょう。
見たこと、感じたことを言葉にできるようになってきて、面白いなぁと思いました。
絵本を読む前に保育者がタンバリンを叩いていたので、「それ、やりたーい」と手を伸ばしてくる児がいました。
楽器の入っているカゴをおひさま広場に移動させます。
ふわふわグループの♡ちゃんはカスタネットが気になった様子です。
ゴムで繋がれているのを不思議そうに引っ張ったり、凸凹しているところを触ったり、カスタネット研究をしていました。
「これ、鳴らせるよ〜」と声をかけても、そんなことは興味ありませんという感じで、カスタネットと睨めっこしていました。
隣ではわくわくグループの◇ちゃんが自分の周りに楽器を並べてトントン叩いていました。
◇ちゃん本人は、そんなつもりはないと思いますが、タンバリンを2つ並べて、そのまわりに鈴を置いていたので、ドラムを叩いているように見えました。
今日も欠席の児が多く、まったりな一日。
子どもたちがしている面白いことにゆったり関われて、保育者が笑うと子どもたちも笑顔に。お互いにパワーチャージし合っています。
(M.S)
◆きっかけを見つけるとどんどん楽しめるね (きくたんぽぽ)
朝からの悪天候、子どもたちは、いつもと違う登園を、色々言葉にして教えてくれました。
「バスに乗ってきたんだ~」「カッパ着てきたんだ~」などな大人にとっては不自由に感じたことも、子どもたちにとっては体験です。嬉しそうな姿を見ていると、悪天候を忘れてしまいます。
園では、ホールで遊戯車を使って楽しみました。ホールに出かける事、車を用意していること、順番に乗る事、色々伝えてみました。そんな話をしていると、「ひとり、一個ずつだよんね」「歩いて行くんだよね」等、これから伝えることを教えてくれます。そんな発言を聞いて日々よく話を聞いていてくれているんだなと感じます。そして、そんな風に自分で話を膨らませイメージしていく力に成長を感じます。
ホールでは、みんな自由に楽しんでいます。そんな中、○くんが一台遊戯車を保育者に持ってくれます。一緒に乗ってみると、とっても嬉しそうです。そのうちに後ろから押してくれたりします。一緒に楽しむ事が出来てとても満足そうです。しばらくしてから、ホールの床にビニールテープで線を貼りました。自由に走り回っていた子どもたちででしたが、線を見つけると道路のようにして走っています。保育者が、手で踏切を作るとそれもまた楽しそうに参加してくれます。
それぞれに自由に楽しみながらも、発見するとそれぞれに発想を膨らましていく姿は、とても生き生きして見えます。子どもたちの発想を大切にしながら、より発想を膨らましてあげられるような保育に心がけたいと感じました。UA
◆おばけ作りを通して (うみグループ)
今日は25人が登園と少しずつ増えてきました。
「あ、○くんおはよう。どこか行ってたの?」と久々に会った友だちとの再会を喜ぶ声も聞こえてきます。
年長と年中女児が「蜘蛛作ってるの」と見せてくれました。
保育士間で共有すると、自分たちで何をどう作りたいか考えて作ったとの事です。
「ロフトの下に蜘蛛の巣を作ってみたい」「おばけ屋敷に蜘蛛の巣があったらこわくて良いよね」
子どもたちの中でイメージがどんどん膨らんでいるようでした。
「大きいおばけも作りたいな」「それを上からぶら下げようよ」そんな声も聞こえてきます。雨で外遊びも出来ない今日。お化け作りをしたい子もいればパワーが有り余っている子たちもチラホラいます。そこでおばけのダンスを何曲か踊り、その後は新聞紙ビリビリ遊びをしました。その新聞紙を大きなポリ袋に入れておばけ作りも行っていきます。
新聞紙を渡すとイキイキとした表情で破ったりちぎったりと大興奮の子どもたち。
途中、保育士が床に寝転ぶと一斉に新聞紙攻撃が加わります。その新聞紙をまとめて宙に投げる保育士。子どもたちの歓声が沸き起こり、ますます破く手はヒートアップしました。
手先を使いながらダイナミックに破いたり丸めたり集めたりと子どもたちは夢中になっています。
途中で新聞紙や他の素材を使っておばけ作りを始める子もいました。最後はちぎった新聞紙を集めて2つの大きなおばけの完成です。
たっぷり遊んで発散出来たのかその後は走り回る事もなく、おばけ作りの続きをしました。
新聞紙で作ったおばけに4人の子が顔を描きたいと言ってきました。2人ずつに分かれて描いてもらいましたがそれぞれ描きたいものが違います。
話し合ったり、怒ったり泣いたりしながらもお互いに思っている事を伝え合い、言い合いと納得を繰り返しながら描いていました。
今後もおばけ作りを通して意見のぶつかり合いは増えていくと思います。
みんなで同じ目的を目指し作り上げていくには、自分のしたいようにだけではなく、他の人に意見にも耳を傾けなければらないからです。
その時にどう自分や他者の気持ちと向き合っていくのか。その経験と過程を大切に丁寧に見守っていきたいと思います。
O・Y
◆子どもたちから教えてもらうこと (にじグループ)
今日は外に出られるかな~と思っていましたが、残念ながら雨。子供たちは朝から落ち着いて遊んでいたので、朝の集まりは少し遅めにすることにしました。自由遊びの時間は、それぞれが自分のやりたいことを見つけて、じっくり遊んでおり、一番子どもたちの姿が見える時間でもあります。
2歳のころから絵本が大好きな〇ちゃんは、今でも絵本が大好き。自分でも絵本を開いてじっと見たり、保育士に「これ読んで。」と次から次へと持ってきます。
夏のぬりえを用意すると、ゆりぐみの女の子たちは、一緒になって「ここは何色にしよう。」などと会話も楽しみながら、塗っています。「レシピ」というカードゲームも人気。最近のゆりぐみの女子は、なんでも皆で一緒にやりたい時期で、遊ぶのも一緒、給食を食べるのも一緒。その中で、喧嘩もしながら、自分の思いを伝えること、相手に寄り添うこと・・・、日々学んでいます。
先週、ビー玉転がしをしたいと年長の男子がやり始めてから、ビー玉遊びが盛り上がっています。今日も朝から、「ビー玉貸してください。」と保育士に伝えてきます。(ビー玉はなくしやすかったり、うっかり口に入れてしまう危険もあるため、保育士が管理していて、使いたい子は保育士に申請、4つのお約束を確認してからの貸し出しになっています。)ビー玉をゲットした数人は、協力し合いながら、ビー玉を転がす積み木を作り上げていきます。「もうちょっとここを離したらいいんじゃない?」「ここをもうちょっと斜めにしたらいいんじゃない?」「あ、いいね。」提案したり、受け入れたりしながら、上手に遊んでいます。とても不安定なので、すぐに崩れてしまいますが、「あー!」と言いながらも、「もう一回作ろう!」と誰を責めることもなく、あきらめることもなく、再びチャレンジする姿がとても素敵です。試行錯誤、微調整を繰り返しながら、時間をかけて何度も何度も挑戦する子どもには教えられることがたくさん。本当に感心してしまいます。
それぞれがあまりにじっくりと遊びこんでいる子供たちを見ていたら、朝の集まりをするタイミングがなかなか作れませんでしたが、11時前にようやく一度お片付けをしました。ビー玉チームは1時間半ほどやっていましたが、まだ続けたい気持ちがあるようで、「あとでやりたいから、このままにしておいていい?」とのこと。また、午後も楽しめそうです。
集まりでは、お部屋にある「ブレインゲーム」というカードゲームをプロジェクターでスクリーンに映し出して、皆で楽しんでみました。一枚のカードに描いてある絵を10秒間見て、覚え、後からその絵に関する問題に答える記憶力のゲームです。こうやって、皆で楽しむことで、また新しい楽しみ方ができたり、まだやったことがなかった子も興味を持ったりする機会になったらいいなと思います。
8月も半分が過ぎ、少しずつ夏の終わりを感じるようになりました。プール、あと何回はいれるかなあ。子どもたちとカレンダーを見ながら、そんな話もしました。季節を感じながら、日々を楽しみたいです。
(T.M)
◆椅子取りゲーム(そらグループ)
今日は雨模様だったのでお部屋で過ごす子ども達。朝の集まりでランチルームのイスと机を移動し劇場のようにして雰囲気をかえてみました。その様子をみた○ちゃんの「いつもと違うよ」の声に反応し、活気づきいつも以上に片付けのスピードが速くなりました。劇場では大型絵本を2冊上映し、1冊が終わるとパチパチと拍手をしてくれる礼儀正しいお客様でした。
そのままやりたいと思った子どもたちのみで椅子取りゲームをしました。
もも組にとっては初めてのゲームだったのでまずやり方の説明をしましたが。ひまわり組は経験済みなので「こうだよ」と教えてあげる姿がありました。どんどん椅子を減らしていくと応援団が出来上がり「頑張れ」と声援を送っていました。
1回目の最後まで残ったチャンピョンはひまわり組の◎君。やり始めた時は「眠い」とあまり乗り気ではなかったのですが、最後の決勝戦には「僕がかつ」と気合が入り少しずつボルテージが上がっていき最終的にはチャンピョンになっていました。勝者インタビューではどうやって勝てましたか?の質問に「勝ちたいと思ったから勝てた」と語った◎君。勝者の貫録がありました。
その話を聞いてから2回戦3回戦と繰り広げ新たなチャンピョンが生まれました。そのたびにチャンピョンにインタビューすると「勝ちたいと思ったから」「強い気持ちで勝てた」と明言が生まれてきました。次回どのような試合になるか楽しみです。
1回目、2回目と客席にいたゆり組の◇ちゃん。白熱していくゲームに心奪われたようで3回戦目についに参加を決めました。様子をしっかり見ていて予習して分析していたのでやり方は完璧。なんと決勝まで残ることができました。決勝で負けてしまいましたが悔しい気持ちがのこり「次頑張る」と決意を胸に秘めていました。もも組もゆり組もひまわり組に果敢に挑戦する姿を見せてくれ回を重ねるごとに強くなってきていました。1番もも組があきらめずに何度も何度もやりたいと声をあげていました。
(K☆H)
Posted in 園のこだわり