◆8月8日(月)の子どもたち
2022年08月08日 月曜日
◆それぞれの楽しみ方 (つぼみ)
暑さが戻ってきました。ミッキー体操後少ししてから、園庭に出て遊びました。
園庭に出ると、まず、砂場や滑り台と、その辺りにほとんどの子達が留まって遊んでいました。マットを敷いて、砂場用のバケツにお水を入れ、いくつか子どもたちに渡してみました。少し眠いためか泣いていた〇ちゃん。お水の入ったバケツが出てくると手を入れ、泣き止んでピチャピチャと喜んで遊んでいました。
その隣では、バケツにシャベルを入れ、お水をすくう●ちゃん。シャベルですくうことを楽しんでいました。そのまたお隣でもバケツで遊んでいる△くん。△くんはその後もずっとそこにいて遊んでいるのですが、バケツにカップをたくさん入れたり出したり、カップで水をすくうことを楽しみ、時々口に入れそうになって止められながらも、しばらく動かずにずっとその場で遊び込んでいました。
滑り台では▲くんが、ずっと登ったり降りたりして遊んでいました。しかも座らずに立って移動しようとするので、見ている方がヒヤヒヤします。座るよう促してもすぐに立ってしまいますが、▲くんは立って移動したいようで、夢中になって遊んでいました。
他にもじっとなんんかしていられない▽ちゃん。暑い中、築山の方まで行き、山を登ったり降りたり。ウッドデッキにも登ったり降りたり。▽ちゃんの楽しみを満喫していました。
それぞれに楽しみを見つけ、その子のペースでそれぞれ遊ぶ姿がたくさん見られました。(T.Y)
◆みんなで食べるとおいしい(ふじ)
8月に入り、今日は久しぶりに、夏らしい天気になりました。
キュウリを見ていると◎ちゃんが隣で覗いて見ていました。「ちょうど食べごろだね」と声をかけると「うん」と頷いて本児も興味深々でしたので、今日も早速、青空調理をしました。
調理の準備をしてから戻ると玄関には先ほど収穫した◎ちゃんが玄関ドアの前で待っていました。自分が収穫したキュウリが気になったようです。
調理をする用意ができると、周りには興味を示した児でいっぱいになりました。
包丁を扱うので近寄らないように声を掛けて、安全を確保します。
保育者がリズムに合わせて切っていると、子どもたちは真剣な顔で見入っています。
目を大きく開いて、見入っています。切り終わり、「魔法の塩をかけます」と言ってから、「美味しくなーれ」と言って揉みこんだら、完成です。最後まで子供たちは真剣な表情で見ていてくれました。
何度も調理して食べていると、食べられなかった児までもが美味しそうに抵抗なくモグモグさせて食べていました。お代わりを求め何度も何度も手を伸ばし良く食べていました。
中には口に入れて、口に合わず出してしまう児もいましたが少しずつ回数を重ね経験を増やして、いきたいと思います。S/A
◆真似っこ (きく・たんぽぽ)
今日は園庭で過ごしました。週明けは園庭の地面に小さな穴がポコポコ開いています。セミの幼虫が地面から出てきた跡です。きく組の皆が虫かごや虫網を持って虫探しをしている姿を見て、たんぽぽ組の皆もはりきって探しています。
一緒になって探している保育者たちが虫の豆知識を話していると可愛い声が聞こえてきました。
「これは、虫が地面から~」ととっても得意そうに話しています。そんな風に話しているように見えたようで真似されました。
大人の姿もよく見ていますし、よく聞いています。日頃の声掛けも子どもたちの心に残っていくんだと、改めて認識した子どもたちの姿でした。
シャワーでさっぱりと汗を流しました。自分でやり切れることも増えている子どもたち、「やって~」とお願いする姿もありますが、「どうやってやるの~」と前向きな言葉も増え来ました。やりたいと思ってる気持ちを大切にしながら、「できた」の体験ができるサポートに心がけていきたいと思います。
今日は日陰は、風が吹くと心地よく感じる日でした。まだまだ暑い日が続きそうですが夏も楽しみながら健康に過ごしていきたいです。
UA
◆言葉を伝える(うみグループ)
夏休みに入った児も多く、今日は21名といつもの半分ほどの人数でした。
それでも、やりたいことをあちらこちらで楽しむ子どもたちの賑やかさは変わりません。
最近、朝のミッキー体操で一生懸命からだを動かす子どもたちの「へいっ、ミッキーレッツゴー!」の声が、今日も大きく響き渡りました。
しっかりと踊りきった後、あっという間に散っていく姿もまた、面白いものがあります。
その後の朝の集まりでは、『お休みにどんなことをしましたか』の質問に一人ひとり発表してもらいました。
「△ちゃんと、花火をしました。」
「☆ちゃんとおばあちゃんのうちに行きました。」
楽しかったことを堂々と発表してくれます。
途中、発表する時は、『ぼくはorわたしは、○○に行きました(をしました)』と話すと更に素敵な発表になるかもしれないと伝えてみます。
『すてきになる??』
とその次に発表してくれた◎ちゃんは「私は、化石を削って掘りました」
その次の○くん、もじもじしながら「ぼ・く・・は、」と話し始めます。
『ぼく』というワードはもしかすると初めて使ったのかもしれません。
そのため、なんだか恥ずかしいような、けれど素敵になるからと思いながら話す○くんの姿に成長も感じます。
言葉を伝える時、誰に伝えるのか、どんな場面なのか、どんな気持ちなのかによっていろいろと変わってきます。
園庭に行く際、最後尾にいたもも組の児が気にせずどんどんお友だちを抜かして降りていきます。その児に向かって「○○ちゃん、だめでしょ!」「なんで抜かすの?」「ちゃんとならんで!」年長女児の厳しい言葉が飛び交っていました。
そんな厳しい言葉は耳に入らない○○ちゃん。
そこで、「○○ちゃん、お姉さんたちの声聞いてみてごらん」優しく伝えてみました。
「なぁに~?」と○○ちゃん。
「みんな並んでるから、順番だよ」と優しく伝える年長女児。
やっと、○○ちゃんの耳に届きました。
「はぁい」と気が付けば最後尾に戻っています。
相手に伝える時は、『ツンツン、チクチクじゃダメなんだね』
年長女児達は、ふわふわ言葉で優しく伝えないと伝わらないと感じてくれた一コマでした。
(M.C)
◆パパ先生の落語とセミの抜け殻に夢中です(にじグループ)
今日は、パパ先生が来てくれました。みんなもパパ先生に興味津々、甘えたいような恥ずかしいような近くに行っては嬉しそうにする子供たちもいました。朝の会で紹介すると、すぐに聞きたいことでいっぱいの子供たちからの質問です。ママ先生の時も1番最初に質問が出た1番聞きたいことは、「どんなお仕事をしていますか」です。「パソコンでお仕事しています」と聞いて、子供たちも満足です。
いっぱい聞いた後で、パパ先生が落語を披露してくれました。浴衣に着替えて、畳に座布団ちょっとマットで高くして舞台を作りました。「みんなは、ぐい吞みを知ってますか」から始まり、「てんしき」というお話です。パパ先生の話し方も上手なのですが、子供たちも今までにない雰囲気に話に入り込んでいきました。
長い話で飽きそうになるころに、「てんいき」は、「おなら」のこととわかり、みんなで大笑い。おならの話にまた夢中になっていきました。最後まで、よく聞いていました。もうパパ先生は楽しい人とわかり、くっ付いて行く子供たちが出てきて、人気者になりました。
園庭には、虫取り網を持って張り切って出ていきました。すぐに、木の下に行って「あった」と見つけては網を動かしていました。セミではなく、セミの抜け殻をみんなで取っていました。網で高いところにある抜け殻を振り落としては、手に入れていました。たちまち両手にいっぱいになって見せに来てくれますが、それはそれは気持ちのいいものではなく、たくさんあればあるほど、「もう取らなくてもいいんじゃない」と言いたくなるほど取っていました。
そんな抜け殻がいつの間にかなくなっているので「どうしたの」と聞くと「小さい子が欲しいと言うからあげた」と言っていました。きく・たんぽぽ組の子供たちも籠をもって園庭に出てきていました。その籠にもセミではなく、抜け殻でいっぱいでした。籠の中をいっぱいにしていたのは、にじグループの子供たちのようでした。
砂場では、大きな山を作っていました。「木がいっぱいになったよ」と言って見せてくれたのが、すごい木がいっぱい生えている山でした。枝を集めている子が多いなあと思っていたら、こんな山を作っていたんだと驚かされました。
園庭で毎日同じような遊びが展開されているようで、同じ遊びになっていかないのが、子供たちの遊びです。どんな遊びが展開されていくのか、毎日楽しみです。 M・K
◆室内遊び(そらグループ)
今日は27人という少人数の出席の為か、こども達は室内でじっくり遊び込みました。
朝の集まりという、切り替えが不必要な程、それぞれのゾーンで遊ぶ姿が展開されました。
絵の具遊びを先週から行っていた為、
「今日はどんな絵の具出来るの?」
と聞いてくるこども達。
先週を引き継いだ準備をしていると、
「新しい絵の具やってみたい」
と言うこども達。
以前、絵の具遊びの絵本を読んだこともあり様々な技法にチャレンジしたいという気持ちが溢れています。
※様々な技法が記載されているもの
今回は「染め遊び」をしようかと思いましたが、「糸でビーってやるやつやってみたい」というリクエストがありました。
※糸引き絵〜ストリングという名称
急遽、見本の糸を切り、こども達に同じものを数本作成する仕事をお願いします。
※友達と紐を押さえて、一人は紐を切り、一人はそれを集めるなど役割分担が見られました
実際の活動では、保育者と共に行い、手取り足取り教えてもらいます。
糸についた絵の具を糸の上部から指で挟み下に動かしながら落とす下準備がありますが、その時から手には緊張が走っており、非常に強い力で握られた紐から絵の具がポタポタと下に落ちていきます。
いざ、下の方になるとその手の力が緩みだします。
勿論絵の具のついた紐を握っている手にも絵の具が広がっていく為、ビチャビチャになる事に抵抗を示すこども達もいました。
紐を紙の上に垂らし置き、紙を挟んだ後、上から片手でしっかり押さえつけます。
この時もこども達は見よう見まねです。
紐を押さえておらず「ここの紐の上に手をおくんだよ」とアドバイスをします。
そして、絵の具のついていない引っ張り部分をギュッと掴み引っ張ってみます。
すると、「あれ?」と引っ張る事が出来ません。
押さえているもう片方の手の力が強いのです。
右手左手の強弱のバランス感覚。
大きなカブのように「うんとこしょどっこいしょ」と引っ張り、開いてみると不思議な形が表れます。
「今度は青」と新しい色に挑戦したり、何度も色を重ねたり様々なアーティストが生まれました。
最近の絵の具活動
・綿棒を使って描画(春)
・筆を使っての線書き(夏の七夕)
・ビー玉に絵の具をつけて転がし、ランダムな模様をつける技法
・紙にスポイトで絵の具を垂らし、野菜の水切り器を回して模様をつける技法
・タンポ(スタンプ)を使用し、ぼかしやマダラを表現する技法
・絵の具のついた糸を紙で挟み引っ張り、紐の後を楽しむ技法
少しずつ様々な体験が出来る環境を提供していきたいと感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり