思いに近づく
2022年07月25日 月曜日
朝礼後、幼児グループの部屋をのぞいてみました。みんな思い思いのコーナーで好きな遊びに取り組んでいました。Oくんが今日もお母さんと自転車に乗って登園してきました。
Oくんが何か集中して制作をしていました。近づいてみるとラキュウで恐竜の顔が作られていました。設計図を見て上手に制作されていました。Oくんの制作に感心しているとYくんがいきなりOくんの背中をついてきました。そしてOくんの持っていた恐竜の頭を手で払いのけてしまいました。いきなりのことでした。YくんにどうしてOくんの持っていた恐竜の頭を掃ったのか聞くと「恐竜の頭が怖いから嫌なの」との返答でした。Oくんの「恐竜の頭が嫌だから払った」という返答にそうなんだと状況を把握しました。
しばらくしてからベテランの保育士にYくんとOくんとの関わりを話すと、「それはOくんが園長先生と話していたのが羨ましかったのかもしれませんね」と教えてくれました。思いもよらない回答でした。子どももいろんな思いを持ちながらお互いが関わっているのだと思いました。
子どもの思いに寄り添うと常々思っています。そのためには相手の思いに近づいていくことが大切です。自分の思い込みでみていると近づくことはできません。今回、ベテラン保育士さんのお陰でYくんの思いに一歩近づけたのではないかと思いました。
園長
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