◆7月25日(月)の子どもたち
2022年07月25日 月曜日
◆月曜日ですが・・・(つぼみ)
月曜日は、お散歩・プールは控えています。
でも今日は朝から暑さが厳しくて、シャーと涼しくなりたい気持ちになりました。
水遊びならいいかな・・・・せっかくだから色水にしようかな・・・そんな気持ちで準備を始めました。
タライを四つ、赤・水色・黄緑・黄色の絵の具 長いホースからちょうどいい温度のお湯が出てきます。
シャー シャー シャー 水の音が涼しげです。
タライの水がそれぞれの色になって溜まってきました。
今日は水遊び、プールではないから水着は着ないしタライの中にも入りません。
でもどんどん楽しくなってきます。
ベランダにはシャワーのお湯が流れていて手の平でパチャパチャするとしぶきがかかります。
ジョーロとバケツを出してみました。
色水をすくうことはできなかったけど、すくいたい・・・という感じが伝わります。
ジョーロから出てくる水の流れを見上げて目をしばしばさせています。
気付くとみんな洋服も顔もしずくが垂れるほど濡れている・・・・そして笑顔。
プールチェックはみんな〇、ちょっとやりすぎの水遊びとなりました。
夏休みの子も増えてきて、今日は半分の人数です。
給食は、ハイチアー組3人、机組3人で一度でおわってしまいました。
園庭のキュウリやゴーヤが大きく育っています。
ふじ組は園庭でもぎたてキュウリを食べたようです。
夏野菜が元気に育つ、いよいよ本格的な夏がきました。(N・S)
◆きゅうり食べられたよ。(ふじ)
スッキリしない天気が続いていましたが、今日は朝から園庭にセミの鳴き声が響く中、夏の暑さが感じられ1週間がスタートです。
園庭に栽培されているキュウリが、5,6本大きく実っていました。子どもたちに伝えると興味を示した児が何人か集まってきました。手を伸ばし保育士とキュウリの収穫です。重く大きく実ったキュウリを手にしてヤッターと笑顔を見せていました。
園庭のウッドデッキを使って、皆の前で調理しました。何度見ても興味が持てる瞬間で身体を乗り出して、1枚1枚包丁で切る→塩を振りかける→キュウリを揉むの一部始終を、静かに見ていました。
出来上がると、食べる児は座って待ちます。1枚を手にしてジッと見て口に付けてみて、苦い顔をする児が最初の頃はいましたが、2、3回ほどやっていると、給食で野菜を食べない児までもが、不思議とキュウリを求め食べるようになりました。
お代わりもします。皆が食べているからでしょうか。
もらっても食べない児もいます。触れてみる、経験だけでもとても、大切です。ほとんどの児が何度もお代わりに手を伸ばし、良く食べていました。
最後の方になると「いっぱい食べた」と言葉で教えてくれました。
園庭にはセミが頻繁に泣くようになり、同時にセミの抜け殻が多数目立つようにもなりました。
抜け殻を探して、見つけた抜け殻を自分の服にくっつけて嬉しそうに子どもたち同士で見せ合いっこをしたりして、夏のならではの遊びを満喫していました。
これから更に夏ならではの遊びが出来るので子どもたちとの楽しい時間を共有していきたいです。S/A
◆たまごの氷から発掘(きく・たんぽぽ)
先週、子ども達と風船の中にビーズやフィギュアを詰めて水を入れ、冷凍庫まで運んで準備した【たまごの氷】。今日は天気に恵まれ、ついにたまごの氷の出番がやってきました。
準備したのは先週でしたが、準備した事を子ども達はしっかり覚えており、風船の殻を纏ったたまごの氷を目にしては『ピンクは〇のだよ』『青は△の~!』『みどりは□のなんだからね!』と自分が準備した風船の色をすぐさま声に出して嬉しそうに報告していました。
2階テラスへ移動し、プールやタライの中にごろごろとたまごの氷が音を立てて並べられていくと、
早く触りたい・・・
早く殻を剥きたい・・・
とにかく早くやらせてよ・・・
そんな気持ちが全身から伝わって来るようでした。
まずは一つ、保育者が殻を剥いて見せることに。殻に切れ込みを入れると凄い速さでヒビが入り、その瞬間『わっ!』と驚きを隠せない子ども達は何が起きたんだと一瞬止まりました。破けた殻を剥いていくと凍ったたまごの中に何やら見え始め、『何かあったー!』とワクワクが止まらない様子。『キリンだー!』と気づいた◎ちゃんの声にキリンだキリンだと喜ぶ子ども達の声で溢れていました。
殻を剥いて見せた事で、まずは殻を剥くという子ども達の次の行動が決まり、たまご氷の中に入っている【何か】を取り出すというその次の段階も理解していました。「よーし、みんな頑張って中に入っているものを出してみてね!」という保育者の声で子ども達のやる気がスイッチオン。殻を剥き、中身の発掘を夢中で行っていました。
たまごの氷は大きいのでなかなか中身は取り出せません。
『出てこない…』と挫けそうになりながらも取り出したい気持ちに変わりはないので頑張っています。そんな中、きくぐみの◇くんは『出てこないな~なんでだろう?』と疑問を抱き始めていました。「なんでだろうね?」とその疑問を共感しながら一緒に頑張ります。
「(氷を)いいこいいこしてみたらどう?」という保育者のヒントを素直に取り入れる子ども達はたまごの氷を優しく撫でる子もいれば勢いよく撫でる子も。でも気持ちは同じく【早く出てきて~!】の一つです。
出てきて欲しい一心で行った子ども達の行動は『出てこーい!』という呼びかけ。出てこいコールが鳴り響き、思わず中身も出てきそうな程の子ども達の強い想い。子ども達の中でどうにか出す手段はないかと一生懸命考えている様子が伺えました。
氷同士をぶつけ合ったり指でほじったり水を掛けたりと様々な方法でついに中身は無事発掘されました。発掘される度に『出てきたよ~』という満足げな表情を見せる子ども達は充分に達成感を味わったようです。
たんぽぽぐみの☆くんは氷が冷たくて何度も落としながらも水を掛け、時間も掛けて恐竜のフィギュアを取り出すと歓喜のあまり雄たけびを上げていました。
不思議なまぁるい大きなたまごの氷。発掘に時間は掛かったものの、やり遂げた達成感は大きかったに違いありません。一つの目標の為に頑張れる気持ちがとても素敵だなと思いながら同じ時間を過ごさせてもらいました。
次の夏のお楽しみは何にしようか・・・
今からワクワクが止まりません。
K・E
◆せんたくかぁちゃんって楽しそう(うみグループ)
ミッキー体操が流れると、自然に踊り出す児が増えてきました。
今朝も、曲が聞こえ始めるとあちらこちらで踊っていました。
おひさまグループの時の可愛さとはまた違う、堂々とした踊り方。
「ここは手を伸ばすんだよ」
「左手だよね?」
一つひとつの動きを意識しながら踊るという姿に変わってきていることに成長を感じます。
今日は「園庭で遊ぶか?」「水遊びをしたいか?」
子どもたちに聞いてみました。
「園庭がいい」と△ちゃん。
理由は、「すべり台やりたい」
○くんは、「鬼ごっこがしたい」と答えます。
「水遊びがいい」と言っていた☆ちゃん。
「だって、暑いからお水やると気持ちがいいから」
それぞれの子どもたち、やりたいことにしっかりと理由がありました。
それを踏まえて・・・
『せんたくかぁちゃん』の大型絵本を読みました。
その後、石鹸、ボウル、泡立て器、準備してあったものを見せ、再び
「今日は、園庭遊びをしたいか?水遊びをしたいか?」聞いてみました。
結果・・・ほぼ全員が水遊び。
そこで今日は、せんたくごっこ。自分が着ていたTシャツを洗う事にしました。
タライに入れた水、石鹸を使い、それぞれがゴシゴシと洗っていきます。
Tシャツを泡でいっぱいにした児。水でさっと濡らしただけの児。
タライの中でTシャツをグルグルと回して、まるで洗濯機のようにしている児。
干す時にパンパンと手でしっかりとしわの伸ばしてから干す児。
それぞれせんたくかぁちゃんになりきって、楽しんでいました。
まだまだ暑い日が続きます。
様々な水遊びを提供していきたいと思います。(M.C)
◆上手くできなかったら・・・(にじグループ)
お絵描き好きのももぐみの〇くん、以前は、思いついたことを自分で好きに描いて満足していましたが、最近は、理想通りに描けなかったらどうしようという不安が出てきて、以前のように無邪気になんでも描けなくなるというスランプ(?)に陥っています。そして、保育士に「描いて。」「作って。」と言うことが多くなりました。これも、成長ゆえの今の時期ならではの姿だとは思っていますが、保育士としては、今、どんな風にかかわっていったらいいのか、悩みどころです。「やって。」と言うことをどんどんやってあげればよいのか、自分でやってみようを通すべきなのか・・・。
今日は、お姉ちゃんの好きなプーさんを描きたい〇くん、でも自分では上手く描けないと、はじめはやっぱり保育士に頼んできました。うーん、どうしようかなと悩みながらも、「失敗しても、紙もまたあげるし、消しゴムもあるから、大丈夫だよ。」などと伝えて、すぐに手を貸すことを待ってみました。隣には年長の女の子がいて、同じように「大丈夫だよ。」と励ましてくれ、一緒にプーさんを描き始めました。
「えー。。。」と言いながら、なかなか手が進まない〇くんに、「じゃあ、顔の形は先生が描くから、目とか口とかは〇くんが描いてみる?」と言うと、「うん!」とのこと。見本を見ながら、ちょっとでも思う通りにいかないと、消しゴムで消して・・・を繰り返しながら、なんとか顔を描くことができました。「できたね!」と喜びあっていると、紙を後ろに返して、今度は耳から輪郭を描き出しました。その後も、ゆっくりじっくり、何度もやり直しながら(鼻だけはどうしても難しくて、年長児に描いてもらいましたが)、ついに可愛らしいプーさんの顔を自分で描き上げました。
始めは、お姉ちゃんにあげると言っていましたが、相当頑張って描き上げた渾身のプーさんは、自分で取っておきたかったようで、やっぱりお姉ちゃんにはあげないとのこと。さらに、別の紙にもうひとつプーさんを描き、お姉ちゃん用も用意して、満足気な〇くん。
今回は、この関わりで上手くいきましたが、一人ひとりの性格や、その時の状況などによって、きっと色々な関わりがあって、どれが正解というのはないのかもしれません。子どもとのやりとりの中や、保育士同士話し合いながら、その場、その子に合った関わりを見つけていきたいと思います。
年長児には、(お楽しみ会から一週間が経ってしまいましたが)最後の解散式で、園長先生から託されたリレーの赤いバトンについて、話をしました。リレーとはどんなものか、何を大切にしていったらいいのか。。探検の最後に引いたおみくじには、実はリレーにつながるヒントが隠されていました。おみくじの内容をもう一度振り返りながら、「あきらめないこと」「なかまと助け合うこと」・・・、まだピンと来ていない子がほとんどだと思いますが、これから遊びの中にリレーを取り入れ、楽しみながら、少しずついろんなことを感じてくれたらと思います。
ノリの良い年長児、とりあえず、リレーへの気合いは既に感じてくれたようです。さっそく「園庭でリレーしよう!」と張りきっています。園庭にトラックを描くと、やりたい子が集まってきます。初めてチャレンジしてみたリレー、楽しいと感じて、何度もやった子もいれば、1回だけやっておしまいにした子、初めから「やりたくない」と言った子もいました。それぞれの気持ちに寄り添いながら、年長皆で取り組む次のチャレンジを大切にしていきたいです。
(T.M)
◆心の絆創膏(そらグループ)
今日はいつもより少ない人数での保育となり、室内は少しの静寂が時折訪れるなど、こども達の遊びや過ごし方もあってかゆったりとした1日になりました。
朝の集まりでは、体調の変化は無いか?朝ご飯は食べたか?しっかり眠れたか?こども達に尋ねてみました。
※休みのこども達も多く、体調把握の為
「朝ご飯食べたよ、パン食べた。ハムが入ってるパン」
「納豆ご飯食べたよ、パンも食べたよ、全部食べてるから」
「ママの分も食べたんだよ、ママは食べないでお仕事行くんだよ」
こども達の発言は微笑ましくもあり、ママやパパは逞しくもあると感じます。
「本当はご飯食べてなーい」
「本当は熱測ってなーい」
「本当は風邪〜」
「本当」は嘘なのか、「嘘」の様な本当なのか、こども達の発言は冷房よりも身を冷やしてくれる為、半分は真剣にもう半分は笑い飛ばして聞く様にしています。
〜LEGOのテーブルでごっこ遊び〜
朝の時間に泣いているこどもがおりました。
「仲間に入れてくれない」
と泣いていました。
他児に、
「違うよ、もう隣空いてないから一緒に座れないだけなんだよ」
と言われてもっと泣きました。
保育者が、
「目の前に座って一緒に遊べばどう?」
と泣いていたこどもに伝えるともっと泣きました。
他児が、
「そこじゃ(目の前に座っても)手が届かないからごっこは出来ないでしょ?」
と言います。
確かにそうでした。
こども達は状況をよく理解しています。
少し場所を離れ、泣いていたこどもと話をします。
思いが「上手く」言葉で伝えられないからこそ、思いが「強く」言葉で伝わってしまった様です。
こども達の会話はとても興味深く、どこまでが本当でどこからが作り話か、どこまでが作り話でどこからが本当なのか時に分からない事もありますが、しっかり耳を傾けて聴き受容後にアドバイスや提案をしていきたいと感じます。
再度、保育者が仲介に入り、提案します。
「その場所でしか遊べないならそうするしかないんだけど、こっちの広いテーブルでやるのはどう?そしたら皆んなで出来るんじゃない?」
えー、なんでーと言われましたが、説明をすると納得して仲良く遊び始め…たかのように見えたのですが、
「もうつまんない…」
「やっぱりこの遊びやめる」
と移動してくれたこども達が次々にやめていきます。
残ったのはただ一人、最初に泣いていたこどもでした。
やめていったこども達に理由を聞くと、
「だってここはこうしてとか、それはダメとか◯ちゃんの好きにしないと怒るんだもん。本当はそういうのが嫌だから遊びたくなかったの」
と言います。
泣いていたこどもは、1人になってもしばらく遊び、その後、片付けをし違うこどもと遊んでいます。
最初に遊んでいたこども達は楽しそうに別の遊びを行っています。
こども達の人間関係は複雑に絡み合っており、単純に「ごめんね」「いいよ」の世界ではありません。
寧ろ、「ごめんね」「いいよ」の世界があるからこそ、それらを避ける様に様々な対応の仕方を見つけていくのではないかとも思います。
時にそれが相手を傷つける事も傷つけられることもあります。
我々保育者は怪我のない様に、心には傷を負わない様に日々見守りますが、どうしても防ぎきれないものもあり、日々葛藤します。
自分がこの子の親だったら今なんと言うのだろう、自分が相手の子の親だったら今なんと言うのだろう、我が子の様に…もしくは我が子以上にこの瞬間を考えていると言っても過言ではないと感じます。
何が正解か何が間違いかシロクロつけられない日常の中でも、身体に怪我をしたらそっと絆創膏を、心に傷を負ったら心の絆創膏を、その子に合ったサイズとその子にあった効能で対応していけたらと感じます。
k★y
Posted in 園のこだわり